東京都豊島区を拠点に展開している「コーディア株式会社」。
学校や教育学術機関に特化したホームページ制作を行なっている会社です。
民間企業と違った特殊な業界だからこそ、業界のことを知り抜いたプロは非常に安心感があります。コーディアもその1社。受験生や保護者だけではなく、学校の広報担当の方にも寄り添ったホームページとは、どのようなものでしょうか?
今回は、代表取締役の榧本 英晃様(以下「榧本(かやもと)氏」)にお話を伺いました。
サイトリニューアルを検討されている中学・高校、大学のご担当者様は、ぜひご一読ください。
こちらの記事でもコーディアをご紹介しています
学校のホームページに特化したコーディア株式会社。
学校業界に強い優良ホームページ制作会社として、ご紹介しています。ぜひご覧ください。
【プロが厳選!】学校に強い優良ホームページ制作会社まとめ
【無料】ホームページ制作会社選びについて相談する
コーディア株式会社の企業概要
ー会社の成り立ちと事業領域を教えてください
榧本氏:起業前はホームページ制作会社で働きながら、夜間の大学院に通っていました。
社会人大学院でしたので、年齢も職業も様々な学生が集まっていました。
ある時「入学してどうだった?」という話になりました。
「思っていた通りの学校だった」と言う方もいれば、「そうではなかった、こういう情報が欲しかった」と言う方たちがいて、お金と時間をかける学校選びの難しさを強く感じました。
そういった想いから、「よりよい学校選びに貢献する事業」を行うために起業しました。
事業領域は、学校や教育学術機関に特化したWeb広報支援です。ホームページを軸に戦略をたてご支援を行なっています。ヒアリングや現状確認、競合調査に基づくリニューアル提案には定評があります。
お客様は、中学校・高等学校・大学・専門学校といった学校や、官公庁・研究所などの教育学術機関が中心です。
ー社名「コーディア」の由来は何でしょうか
榧本氏:利用者がコンタクトするための媒体を創るという思いを込め
コンタクト(contact)+メディア(media)=コーディア(codia)
としました。
中学校・高等学校のお客様を例として挙げれば、まず受験生や保護者がよりよい学校選びができるように、学校の特長やらしさが伝わるホームページをつくります。そして、そのホームページが両者の接点となり続けるように、長期的な視点で育てていくといった仕事をしています。
【無料】ホームページ制作会社選びについて相談する
コーディア株式会社の強みと制作実績
学校や学術・教育機関に特化したホームページ制作を展開
ーホームページ制作において強みとされているポイントはありますでしょうか?
榧本氏:当社の強みは、「継続性」にあります。
学校の広報は、民間企業以上に「永続」を前提にしているという特徴があります。
- 100周年を迎える学校
- 親子三代にわたって同じ学校に通学
といった話もめずらしくありません。
マーケティングの観点からも、受験生が受験勉強を続けていく期間の長さに着目する必要があります。中学受験は小学4年生からともいわれますので、その時点でホームページを中心に情報収集をし、いくつかの学校に候補を絞ったとします。
しかし、それだけでは終わりません。説明会、文化祭、体育祭、課外活動、模試など、さまざまなタイミングでホームページへ再訪する機会が続いていくのです。
一度は良いと思っても、再訪して全く更新がないことにがっかりされるかもしれません。長い期間において評価される広報が必要になります。
つまり、学校ホームページの制作においては、作って終わりの打ち上げ花火では結果を出せたと言えません。一年先、二年先を見据えながら、一緒に計画して動ける会社が望まれています。
長い付き合いを前提としたご提案
榧本氏:当社では、長くお取り引きいただけるパートナーになることを目標の一つとしています。
そのために、お客様自身の業務や、ホームページ制作の目的・背景などを十分擦り合わせるよう努めています。その過程で、ホームページが抱える課題がだんだんと見えてきます。
そして、Webの専門知識を持ったスペシャリストたちが社内でアイデアを出し合い、課題をクリアする提案書をまとめます。 それからやっと、ホームページ制作に着手します。
このような丁寧な仕事が、長期的にご依頼をいただける関係に繋がっていると考えています。
受験生や保護者といった「ユーザー」を知り抜いたデザインノウハウ
ー学校・教育機関のホームページに強みを持たれているとのことですが、制作において、意識されている点・こだわっている点を教えてください
榧本氏:制作において特に意識している点は、見る側と発信する側に立って考えることです。
例えば、中学校・高等学校のホームページの場合。
見る側は、受験生を子にもつ母親が一番に挙がります。
30代、40代の方で、情報収集ツールはスマホが中心です。
首都圏であれば通勤圏内に沢山の学校があるため、競合も多数となります。
その一方で、受験する学校を探す時間は限られており、1校あたりに費やす時間は短くなることに。ここをどうクリアするかがまさに制作会社の腕の見せ所です。
- 学校の特長、らしさが伝わるデザイン
- ユーザーの属性に合わせた、可視性・操作性に優れたユーザビリティ
- ユーザーが求める情報にたどり着けるサイト構成
上記のような「ユーザー」のことを考え抜いた制作も当社の強みです。
学校の広報担当者によりそったシステムの構築
榧本氏:発信する側はどうでしょう?多くの中学校・高等学校の場合、広報専門の職員の方がいらっしゃることは少なく、事務職員の方や先生方が中心となります。
持ち回りで担当されることも少なくないはず。
そのような環境では、更新作業が簡単に行えるかどうかが重要です。
この課題も、当社ではどのように達成するかを練りに練っているものになります。
・情報発信を簡単に効率的に行えるシステム(CMS導入を含む)
・セキュリティも考慮した。安定して運用できるシステム構築・保守
・公開後の説明会・見学会・合格発表等の学校独特のイベントを想定
業界のことを知り抜いた私たちだからこそ、学校の広報担当者が使いやすいシステムを構築できると考えています。
コーディア株式会社の制作実績
ーこれまでに伺ったこだわりのポイントが活かされている制作事例を教えてください
榧本氏:当社では、主に中学校・高等学校、大学、専門学校といった教育学術機関のホームページを制作しています。
それぞれ1件ずつ簡単に紹介させてください。どのサイトも閲覧ニーズに合わせて、スマホでの見え方に注力しています。PCとスマホで実際に見比べると、画面の特徴(横長と縦長)に合わせて視覚表現を変えているところをご覧いただけます。
中学校・高等学校の例: 十文字中学・高等学校様
女子校に多い「可愛らしいデザイン」ではなく、凛として自立した女性を育てる学校らしさを伝えることに注力しました。
※こちらの事例は以下の記事で、詳細にご紹介しています。
中学校・高等学校のホームページリニューアルで失敗しない6つのポイント【事例付き】
大学の例: 東京大学 未来ビジョン研究センター様
センター創設に合わせて、コンセプトメークやロゴ制作、構成など企画部分にも力を入れました。
出典:東京大学未来ビジョン研究センター様
専門学校の例: 東京調理製菓専門学校様
調理の世界を背負って立つ人材を育てている学校。プロフェッショナルをテーマとしています。
出典:東京調理製菓専門学校様
コーディア株式会社の制作料金の目安
ー制作料金の目安などを教えてください
榧本氏:中学校・高等学校の公式ホームページでしたら、150~200万円といった制作料金が中心になっています。
この料金には、ヒアリングや現状調査に基づいて行う企画提案をはじめ、構成設計、デザイン、コーディングといった学校ホームページのリニューアル公開に必要な工程が一通り含まれています。
制作料金はホームページのボリュームや視覚表現などに使用する技術によっても変わります。基本的には作業量の積算になります。
そのため、予算に合わせて適した構成をご提案したり、機能項目ごとに見積ってお客様に要不要をご検討いただいたり、と柔軟に対応することができます。
現行ホームページの内容が古くなってしまっていても、学校案内など既存の資料を基にリニューアルを図ることで費用を抑えながら、広告効果を高めることも可能です。また、お支払いは複数年度にわたる分割払いにも対応できます。
教育学術機関全般でのホームページ制作料金は、60万円~600万円といった金額になっています。
高額なものは、幼稚園・小学校・中学校・高等学校、学校法人自体といったグループ内の複数のホームページを対象とした案件。
またWeb出願や説明会予約などのシステム開発を含むケースになります。(※当社ではシステムを一から開発する部署があります。)
複数のホームページを制作するケースでも、グループ内である程度デザインのアウトラインを統一することや、異なる組織の打ち合わせを同じ日に行うなどして、工数を抑えるよう努めています。
制作期間は、3~4か月程度かかることが多くなっています。
1か月、2か月で制作することもありますが、公開後もアクセスを伸ばしていくホームページをつくるためには、じっくりと内容を検討して進めることをおすすめしています。
上記に加えて、当社は公開後の運用保守サポートに力をいれている会社ですので、年間の保守料についても触れさせてください。
最もシンプルなプランでは、年間20万円ほどとなっています。(※サーバ代は含みません。)
サーバについては、お客様側で使用しているものを使うこともありますが、当社でご用意し、保守することが多くなっています。
【無料】ホームページ制作会社選びについて相談する
学校・教育機関のホームページ制作をお考えの方へ
ー発注者が制作会社に上手くホームページを依頼するポイントは何でしょうか?
榧本氏:一緒にやっていけそうな会社を見つけて「分からないことをよく擦り合わせていく」ことだと思います。
一緒にやっていけそうな会社かどうかを見分けるには、「ホームページ制作の役割を理解しているか」「お客様に合わせたコミュニケーションを心掛けているか」が大きいと考えます。
ホームページ制作は「誰かのホームページを別の誰かがつくるもの」です。
そのため、製造業というよりサービス業としての側面が大きいものになります。誰のためにどういうものをつくるかの擦り合わせが相当に必要です。
また、お客様はホームページ自体ではなく、ホームページによって得られる成果を求めています。
例えば、ユーザーの関心を高めて、説明会の参加者増につなげるといった成果です。
この点から、ホームページ制作の役割は、お客様の課題の解決にあると思います。
ー発注者が制作会社を上手く選ぶポイントは何でしょうか?
榧本氏:学校ホームページに限らず、制作会社がお客様の課題をきちんと認識するよう努めているか、そして、その解決のためにどのくらい練り込んだ提案をしてくれるかが、一緒にやっていける制作会社を見分ける基準になりそうです。
お客様とのやり取りで専門用語ばかり使ったり、技術的な話を難しいまま話したり、といったことはないでしょうか?そのような、お客様に合わせていない制作会社は、ホームページ制作がサービス業だという理解が足りないかもしれません。
お客様の合点がいくようにコミュニケーションがとれてこそ、継続的なパートナーになり、お互いのメリットを大きくしていけると考えています。
ー特にこんな相談があれば是非、というものはありますか?
榧本氏:案件自体がフワフワしていて相談していいか分からない場合も、まずはご相談ください。
学校のお客様の場合、民間企業のお客様より、とりあえず会ってみるといったことが少ないように思います。
会うにあたっては、ある程度仕様を固めておいたり、組織内の方と擦り合わせたり、予算を準備したり、といったことが事前に必要とお考えになっているかもしれません。
当社はお客様と一緒に仕様を固めるところからスタート。予算に合わせてできることを提案いたします。時には担当の方の意見を伺いながら、組織内の理解を得られるような資料(スマホ対応の重要性やWeb動向について等)を個別に作成することもあります。
一緒に仕様を固め、お見積りをして発注に至らなかったとしても問題ありません。(そんなときは社内で反省会をして、また次回頑張ります。)
一度声をかけると、後々営業がしつこいと困るということもありません。
また、コンペ前提の場合も、ぜひお声掛けください。積極的に参加させていただいております。
※通常十分に時間をかけて調査や企画を行い、提案書をつくっています。リソースの状況や時期などによって参加できない場合がありますので、ご了承ください。
ー最後に、発注を検討している方にお伝えしたいこと・アピールポイントをお願いします
榧本氏:当社は、教育・学術機関専門のホームページ制作会社です。
社員20名、今年(2019年)で設立11年になります。学校の皆様には、ホームページ構築後も、運用保守サポートを継続して提供できる点を特にご評価いただいております。
運用保守は3営業日以内の対応をお約束していますが、即日や翌日に対応できることもあります。
学校らしさを出すリニューアル企画、公開後の運用保守、実際のアクセスに基づいた改善提案会など、学校広報の成果を計画的に伸ばしていくサポートをさせていただきたいと考えております。
いつでもお気軽にご相談ください。
ーありがとうございました。
※コーディア株式会社榧本 英晃様が執筆された、こちらの記事もぜひご覧ください!
中学校・高等学校のホームページリニューアルで失敗しない6つのポイント【事例付き】
【無料】ホームページ制作会社選びについて相談する