コミュニティサイトの作り方と各方法の費用制作手順や参考事例も紹介【2024年最新版】

コミュニティサイトの作り方と各方法の費用!制作手順や参考事例も紹介

自社のコーポレートサイトを運営しており、今後ユーザーとの接点を強化して企業の認知度を高めたり、より強力なファンになってもらいたいと思っているWeb担当者には、下記のような悩みがあるでしょう。

「コミュニティサイトの作り方を知りたい」
「コミュニティサイトを制作したいが、どのような効果があるか知りたい」
「コミュニティサイトを作るには、どのくらいの費用がかかるのかわからない」

ユーザーとの関係性を強化したり、競合他社との差別化をするためにコミュニティサイトを制作するのが効果的です。SNSでも企業とユーザーの関係強化につながりますが、SNSではなくわざわざ会員登録という手間までしてくれたコミュニティサイトのメンバーは、SNSのユーザーよりもより能動的に企業のために情報発信・提案などしてくれるでしょう。また、コミュニティサイトであれば、ユーザーと企業の関係を強化してユーザーの生の声を直接集められ、さらなる商品・サービスの改善が行えます。

コミュニティサイトを作る方法は様々あるので、しっかり作り方の特徴を把握するのが重要です。作り方や費用相場を把握すると、自社の目的に合わせたコミュニティサイトを構築できるでしょう。

本記事では、コミュニティサイトの作り方や参考事例、メリットについて解説します。

※コミュニティサイトの作り方と費用がわかっても、自社で行うことが難しい場合は、システム幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。

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ホームページ制作に役立つ記事もご覧ください コミュニティサイト制作ならこちらもチェック!ホームページ制作・作成費用の料金相場

目次
  1. 1. コミュニティサイトの作り方と費用相場
    1. 1-1. スクラッチ開発|初期費用は300万円以上
    2. 1-2. ASP|初期費用は数万〜数十万円・月額利用料は数万円程度
    3. 1-3. CMS|初期費用が数万〜数百万円・運用費用が月額数千〜数万円
  2. 2. コミュニティサイトを制作する手順
    1. 2-1. 1,要件定義
    2. 2-2. 2,サイト設計
    3. 2-3. 3,デザイン作成
    4. 2-4. 4,開発
    5. 2-5. 5,テスト・チェック
  3. 3. コミュニティサイトの参考事例
    1. 3-1. コメダ珈琲「さんかく屋根の下」
    2. 3-2. カゴメ「&KAGOME」
    3. 3-3. 日本航空「trico」
  4. 4. コミュニティサイトを制作するメリット
    1. 4-1. 1,既存顧客の満足度を高められる
    2. 4-2. 2,ユーザーの声を集めやすい
    3. 4-3. 3,ユーザー同士で悩みを解決できる
    4. 4-4. 4,ブランディング効果がある
    5. 4-5. 5,新規顧客の獲得ができる
  5. 5. コミュニティサイトの制作・運営の注意点
    1. 5-1. 1,ターゲットとコンセプトを明確にする
    2. 5-2. 2.ユーザー・コメントの監視をする必要がある
    3. 5-3. 3,スパムアカウントに注意
  6. 6. コミュニティサイト【まとめ】

コミュニティサイトの作り方と費用相場

コミュニティサイトの作り方と費用相場

コミュニティサイトには、会員登録・ログイン、掲示板、マイページといった機能が必要になる場合があり、システムが複雑になることがあります。それぞれの作り方と費用相場を把握することで、自社の希望に近いサイトを実現できるでしょう。

スクラッチ開発|初期費用は300万円以上

スクラッチ開発とは、完全オリジナルのコミュニティサイトを構築する方法です。コミュニティサイトの表側(サイトの見た目やユーザー導線)だけではなく、会員登録やマイページ機能といったシステムもあわせて開発していきます。スクラッチ開発は、コミュニティサイトの設計やデザインなどを0から構築することになるので、自社の要望に合わせて会員登録やマイページ機能などを自由に実装可能です。ASPやCMSでは実現できない機能を実装したい場合や、見た目や機能に独自のこだわりがある場合に適している作り方です。

スクラッチ開発でコミュニティサイトを作る費用相場は、初期費用で300万円以上かかります。スクラッチ開発は、サイトの要件定義から始めるので、デザイナーやエンジニアの人数が多く、約半年〜1年間と開発期間が長くなる傾向があります。見た目や機能の自由度が高い分、他の方法と比較して、費用が高額になりやすいです。

スクラッチ開発でコミュニティサイトを構築する場合、大規模で高い運用効率(レスポンス速度、処理能力など)が求められる企業、独自性の高いサイトを構築したい企業におすすめです。

ASP|初期費用は数万〜数十万円・月額利用料は数万円程度

ASPとは「アプリケーションサービスプロバイダ」の略語で、あらかじめサイトのデザインや機能などがパッケージとして用意されたソフトウェアを使用してコミュニティサイトを作成する方法です。用意された機能の中から、自社のコミュニティサイトに必要な機能をカスタマイズして構築することも可能です。

ASPでコミュニティサイト構築する際の初期費用は数万〜数十万円、月額利用料は数万円程度が目安です。パッケージ化された機能を自社の要望に合わせて組み合わせていくため、比較的低コスト・短期間(数週間〜2ヶ月)でコミュニティサイトを構築することが可能です。ASPを利用すると、インターネットを介してあらかじめ用意された機能やデザインなどのサービスが提供されます。自社でサーバーを用意する必要がなく、構築にかかる初期費用や運用費用を抑えられます。

ただし、ASPは提供元の企業が用意した範囲でしか機能を利用できません。ASPによっては自社の要望を満たせる機能が利用できない可能性があるので、事前に機能を確認しましょう。

ASPは利用する機能が明確になっており、費用を抑えてコミュニティサイトを構築したい企業におすすめです。

スマートコア

画像引用:スマートコア

例えば、株式会社イーストゲートが開発・提供するASPがあります。クラウド型の会員管理ソリューションであり、コミュニティサイトに必要な会員管理・メール配信・ログイン認証・会員専用サイトなどを利用できます。初期費用がかからず、月額利用料13,250円から利用を開始できます。

CMS|初期費用が数万〜数百万円・運用費用が月額数千〜数万円

CMSは「コンテンツマネジメントシステム」の略で、Webサイトのコンテンツを構成するテキストや画像、デザインなどを一元的に保存・管理するシステムのこと。代表的なCMSには、WordPressがあります。CMSでは、サイトのデザインテンプレートを使用して、コミュニティサイトの構築を進めていくことが主な方法となります。CMSを利用すると、ブログのような記事の作成・編集が容易になり、コンテンツ管理の手間を軽減できるメリットがあります。

Wordpressのような無料CMSを利用すると、費用を抑えながら構築可能です。例えばWordPressには、メンバーシップサイトに変更・コンテンツの制限などができる「WP-Members Membership Plugin」といったプラグインが利用できます。ただし、無料CMSは提供元企業のサポートを受けられないケースが多く、不明点やトラブルに対して自社で対応する必要があります。

一方でMovable TypeやHeartCoreといった有料CMSもあります。有料CMSの費用相場は、構築の初期費用が数万〜数百万円、運用費用が月額数千〜数万円が目安です。開発期間は1〜3ヶ月程度が目安となります。有料CMSは提供元のシステム導入支援や電話問い合わせといったサポートを受けられることもあります。

ただし、コミュニティサイトを作るためには、会員登録やログイン機能のようなシステムの開発もあわせて必要になります。CMSでWebサイトを制作し、システムは別途開発するか、コミュニティサイトに適したプラグインを利用することで、機能面も充実したコミュニティサイトを作ることができます。まずは小規模なコミュニティサイトの構築から始め、会員数の増加などを見ながらサイトを拡大すると良いでしょう。

CMSは自社に合うデザインテンプレートを選択し、構築の手間を軽減したい企業におすすめです。

SITEMANAGE

画像引用:SITEMANAGE

SITEMANAGEは、株式会社 シフトが開発・提供しているCMSです。WordPressのように無料で利用できるCMSもありますが、提供元のサポートを受けるなら有料のものが適しています。導入実績は600サイト以上であり、三井不動産株式会社や株式会社伊藤園などに導入されています。初期費用は基本ライセンス50万円に加えて、別途サイト制作費やシステムの開発費などが必要です。

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コミュニティサイトを制作する手順

コミュニティサイトを制作する手順

コミュニティサイトを作る手法と費用相場を紹介しましたが、どのように制作を進めるのか気になるところでしょう。自社で行う場合、外注する場合のどちらの開発方法でも、コミュニティサイトの制作手順を把握することが重要です。手順を把握することで、抜け漏れなくサイト制作を進められます。

1,要件定義

要件定義

要件定義は制作するコミュニティサイトのゴールを明確にするために必要な作業です。サイト制作前に行うことで、後になって「目的のブレ」や「仕様の変更や追加」などのシステム開発失敗の発生を軽減できます。

コミュニティサイトの目的や規模はさまざまです。「どのようなコミュニティサイトを作りたいのか」「必要な機能は何か」など、コミュニティサイトの完成形をイメージしながら、必要な要件や機能を要件定義書に落とし込んで策定していきます。要件定義書を作成することで、関係者間で情報共有しやすくなり、認識の齟齬を防げます。

要件定義

※要件定義書の例

他には、コミュニティサイトを作るスケジュールや人員の体制なども詳細に決めていきます。

コミュニティサイトを外注する際は、制作会社が要件定義書を作成してくれることもあります。しかし、要件定義は発注者側が実現したいことを整理する役割があるので、トラブルを回避するために発注者側も内容を把握しておきましょう。

要件定義は制作フローの全てに影響が出るため、制作会社に丸投げせず、ゴールとなる会員数100名獲得するといった目標数値やファン限定の最新情報を届けるといったサイトの目的・目標などをしっかり伝えるのがポイントです。お互いが納得するまで話し合いを重ねてみてください。

2,サイト設計

要件定義で明確にした内容をもとに、コミュニティサイトの設計を行います。サイト設計はコミュニティサイトの骨組みを作る役割があり、作成することでデザインを作成しやすくなるのです。

サイト設計では「どんなページを用意するのか」「ページ同士のつながりをどうするのか」などのサイト全体の骨組みを決めていきます。

サイト設計

そして、上記のようにワイヤーフレーム(Webページのレイアウトの設計図)を作成し、ページ内のどこに何のコンテンツを配置するのかを明確にしていきます

サイト設計では「要件定義に沿ったイメージ通りの仕上がりになりそうなのか」を確認しましょう。とくに不足しているページがないかを確認しておくと、後の工程になってから「〇〇のページが足りない」といったトラブルの回避が可能です。

ワイヤーフレームの詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事ワイヤーフレームの作り方完全ガイド【サンプル付き】

3,デザイン作成

デザイン作成

デザインでは、ワイヤーフレームをもとに、実際のサイトの完成形をイメージできるようにします。デザイン作成では、ユーザーの使い勝手・見た目を重視した「UI(ユーザーインターフェース)」と、サイトを通じてユーザーが得られる体験・経験「UX(ユーザーエクスペリエンス:ユーザー体験)」を意識するのがポイントです。ユーザーの利便性を高めることで、長く利用してもらえるコミュニティサイトを構築できます。

また、コミュニティサイトのデザインには、企業イメージを取り入れるのもコツです。企業イメージと合致させることで、ユーザーの印象に残りやすくなります。例えば、コミュニティサイト内にコーポレートカラーや企業ロゴを入れるといった対策が挙げられます。

4,開発

サイトの設計図とデザイン案をもとに、Web上でコミュニティサイトを閲覧できるように開発していきます。コミュニティサイトの開発工程では、ユーザーの目に触れる部分(フロントエンド)を制作するコーディングと、ユーザーの目に触れない部分の(バックエンド)システム開発も並行して行います。とくにコミュニティサイトでは、ログイン機能やコンテンツの閲覧制限、会員情報の管理などの機能が必須なので、バックエンドの開発が重要です。開発を行う際は、要件定義書を基に必要な機能やUXを実現できるようにしましょう

5,テスト・チェック

最後に、コミュニティサイトに「誤字・脱字がないか」「正しい情報が掲載されているか」「必要な機能が搭載されているか」などを開発会社と発注者の双方が確認していきます。コミュニティサイトは会員登録・マイページ・ログイン認証など、さまざまな機能が実装されています。動作確認をしておくと、公開後に動作しないといったトラブルを回避可能です。万が一問題があるようなら、開発会社と連携をとり該当箇所の修正を行いましょう。

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コミュニティサイトの参考事例

コミュニティサイトの制作手順を理解したら、実際の事例を参考にしたいところでしょう。事例を参考にすることで、自社の制作するコミュニティサイトをイメージしやすくなります。

コメダ珈琲「さんかく屋根の下」

コメダ珈琲「さんかく屋根の下」

画像引用:コメダ珈琲「さんかく屋根の下」

「さんかく屋根の下」は、コメダ珈琲が運営しているコミュニティサイトです。コメダ好き同士で気軽に語り合う掲示板・商品の美味しさの秘密といったスタッフブログ・商品や店内の写真を投稿するページなど、さまざまなコンテンツが用意されています。ユーザーに「お店に行きたい」といった感情を与えられ、店舗に足を運んでもらう効果があります。

加えて、会員限定のスタッフトークのオンラインイベントも実施されており、ユーザーが気軽に楽しめるコンテンツが豊富です。限定感を演出できるので、ユーザーの興味につながりコミュニティへの参加率を高められるでしょう。

また、新商品へのアンケート投票などができるのも魅力。コメダ珈琲のファンはサービス品質・新商品のアイデア提供として貢献してくれ、さらなる根強いファンの獲得を実現しています。

この事例は、店舗の来客数を増やしたい企業、ファンと交流しながら新規商品・サービスにつなげたい企業におすすめです。

カゴメ「&KAGOME」

カゴメ「&KAGOME」

画像引用:&KAGOME

「&KAGOME」は、飲料や調味料などを製造・販売しているカゴメが運営するコミュニティサイトです。スタッフブログ・同社商品を活用したアレンジレシピの投稿・商品のレビューなどのコンテンツがあります。これにより、同社商品の認知拡大ができ、さらなる商品の活用を促す効果が期待できるのです。

また、「しりとり」や「〇〇を教えてください」といったトークルームや、トマトを栽培する写真を投稿してコメントやいいねをもらえるといったファン同士がつながれるコンテンツもあります。同社への愛着が生まれ、コアなファンの獲得につながるでしょう。

この事例は、自社の商品・サービスの活用を活発にして、さらなる購入率を高めたい企業におすすめです。

日本航空「trico」

日本航空「trico」

画像引用:trico

「trico」は、日本航空が運営する旅のコミュニティサイトです。サイト内では旅の写真と文章を投稿する「発見レポ」や、JALのエピソードを投稿する「JALトーク」、機内食のメニューや旅行先での移動手段の確認といった会員の悩みを投稿して他の会員から回答をもらえる「Q&A」などのコンテンツが豊富にあります。「いいね」や「コメント」を送ることができるので、ファン同士が気軽に交流可能です。他のファンが旅行している投稿を見ることで、旅行したい意欲を高める効果が期待できます。

tricoでは投稿したり、いいね!されたりすると、ポイントを獲得できる仕組みを採用。獲得したポイント数に応じてアカウントのステージが変わります。そして、特定のステージの人だけが参加できるイベントやキャンペーンを企画しているので、ファンは限定感・お得感を感じるでしょう。

この事例は、コミュニティ内限定のキャンペーンを行いたい企業、報酬を受け取れてコミュニティの利用を促進したい企業におすすめです。

※コミュニティサイトを構築したい方は、システム幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。

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コミュニティサイトを制作するメリット

コミュニティサイトを制作するメリット

コミュニティサイトを制作する際は、メリットを理解しておくことで、自社にとって効果的な運営ができるようになります。また、コミュニティサイトの人数が増えると、口コミによる他者の拡散が期待できます。さらなる新規ユーザーの集客が可能です。

1,既存顧客の満足度を高められる

コミュニティサイトでは、企業から最新情報を発信するだけではなく、ユーザーから企業に向けて意見を発信したり、ユーザー同士で情報交換ができたりします。企業とユーザーによる双方向のコミュニケーションが生まれ、ユーザーが抱える課題や解決策などを発見しやすくなります。コミュニティサイトのコンテンツや企業の商品・サービスを改良することで、顧客の満足度を高められます

例えば、コメダ珈琲店は、JCSI(日本版顧客満足度指数)2021年度第1回調査のカフェ業態部門で1位を獲得しました。同社が2019年11月にコミュニティサイトを立ち上げた際の顧客満足度(2019年度)は4位でした。顧客満足度を高められた結果に少なからずコミュニティサイトが寄与していることでしょう。

また、コミュニティサイトでカスタマーサポートやポイントサービスなどの追加サービスを提供することで、ユーザーの利便性アップや、商品・サービスに対する愛着心が生まれるため、リピーターやファンの獲得につながります

2,ユーザーの声を集めやすい

コミュニティサイトはユーザーからの一次情報を入手しやすいのが特徴です。そもそもコミュニティサイトがない企業は、ユーザーの意見を集めるために、外部企業にリサーチを依頼するケースがあります。リサーチの依頼費用がかかり、意見を収集するための手間がかかってしまうでしょう。

しかし、コミュニティサイト内では気軽に掲示板を設けたり、定期的にアンケートを実施したりすることができます。企業や商品・サービスに対する率直な意見を収集でき、商品やコンテンツの改良がしやすいです。

3,ユーザー同士で悩みを解決できる

コミュニティサイト内に掲示板を設けることで、気軽に交流できます。ユーザーが悩みを抱えている場合、企業に問い合わせしなくても、商品・サービスに詳しい他者から回答をもらえるでしょう。

例えば、tricoのQ&Aではヨーロッパ旅行を控えている方のスリ対策を知りたいという悩みに対して、他のユーザーから「リュックやカバンは前がけにする」「ファスナー部分を常に指で摘んでおく」といった解決策の回答がありました。

企業に問い合わせした場合、回答をもらうまでに2〜3日程度かかることもあります。ユーザー同士であればすぐに返信をもらえることも多いので、スムーズに悩みを解決できる可能性があります。ユーザーの利便性が高まり、企業やサービスへの愛着が生まれやすいです。

4,ブランディング効果がある

コミュニティサイト内で企業との関係を強化したユーザーは、会員ではない他者に対して積極的に企業や商品・サービスを推奨することがあります。本当に良いと感じた商品・サービスは、報酬がなくても友人や家族にも使ってもらいたいと思うためです。口コミが広まると、企業の認知度が高まり「〇〇といえば〇〇会社」というようなブランディングにつながるでしょう。そのためには、アンケートなどを活用してユーザーの悩みを解決する対策、最新情報を発信するといったことが必要となります。

5,新規顧客の獲得ができる

コミュニティサイトは同じような価値観や興味を持つユーザーが集まって交流できます。不特定多数に向けて発信するSNSや、相互のコミュニケーションができないメルマガなどと異なり、ファン同士の口コミ・交流を促すことが可能です。

サイト内のファンの口コミには、公式情報では得られないものが豊富にあります。情報に限定感が生まれ、新たにサイトへ訪問してきたユーザーが商品・サービスに興味を持ちやすくなります。そして、自分と同一の価値観を持つユーザーからの情報を得ることで、企業や商品・サービスへの安心感が生まれ、購入につながるのです。

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コミュニティサイトの制作・運営の注意点

コミュニティサイトの制作・運営の注意点

コミュニティサイトの制作・運営の注意点を把握して対処すると、トラブルを回避できる可能性があります。これからコミュニティサイトの制作・運営を行いたい方は、注意点を把握しましょう。

1,ターゲットとコンセプトを明確にする

コミュニティサイトには、商品・サービスの購入に繋げる目的のものや、ユーザー同士の交流を目的にしたものなど、さまざまな種類が存在します。サイトのコンセプトを明確にしないと、ターゲットユーザーのニーズから外れたサイトになってしまう可能性があります。そうなると、訪問者数が伸びなかったり、コミュニティサイト内のコミュニケーションが盛り上がらなかったりするなど、理想のコミュニティサイトを実現しづらいです。

また、ターゲットが曖昧だとユーザーを集客できても、なかなかユーザーが定着しません。「どのようなユーザーを集客したいのか」「どのようなユーザーに何の価値を提供したいのか」を明確にしましょう。例えば「&KAGOME」であれば、「商品の活用で悩んでいる人」がターゲットで、「公式情報にはないユーザーが考えた独自の商品活用方法を共有したい」といったコンセプトが考えられます。

2.ユーザー・コメントの監視をする必要がある

コミュニティサイトはユーザー同士の交流が多くあるので、口論が起こる可能性があります。口論がヒートアップするとトラブルの元になるので注意が必要です。コミュニティに参加しているユーザーが不快な思いをして、サイトから離脱する可能性があります。

また、サイト内に間違った情報が投稿されている場合、そのまま放置していると、ユーザーに誤認されるかもしれません。サイトの運営会社の信用失墜につながるため、コミュニティサイトの運営時には、ユーザーやコメントを継続的に監視する必要があります。

あらかじめ「コミュニティサイトへの書き込み・利用時のルール」を制定し、会員登録の際にそれに同意してもらうのが効果的です。また、必要に応じて、投稿監視の代行サービスを活用するもの1つの方法です。投稿代行サービスとは、サイト内の不適切な投稿を監視し、非表示・削除するサービスです。

3,スパムアカウントに注意

コミュニティサイトに登録するのは、全てがサイトを利用したいユーザーとは限りません。中には悪意を持ったスパムアカウントからのアクセスがあるケースもあるでしょう。スパムアカウントを放置していると、嘘の情報を掲載されたり、サイトが改ざんされたりといった事態が起こることもあります。

コミュニティサイトを制作・運営する際は、スパムアカウントへの対策を行いましょう。例えば、下記のような対策があります。

  • 第三者に管理画面のURLを推測されないようにする
  • 登録時にメールによる認証を導入する
  • 第三者にサイトを編集できる管理者権限を付けない
  • reCAPTCHA(入力時に画像に書かれた文字を入力させる方法)でBotを排除する
  • 参加者を招待制にする

サイトを守るために注意しましょう。

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コミュニティサイト【まとめ】

コミュニティサイトの作り方は「スクラッチ開発」「ASP」「CMS」の3種類があります。それぞれサイトの作り方や費用相場が異なるので、コミュニティサイトを導入するなら把握しましょう。
コミュニティサイトを制作する際は、具体的な手順を把握するのが重要です。サイト制作手順を把握していると、自社で構築する場合、外注する場合のどちらにおいても、抜け漏れなく開発をスムーズに行えます。

ただし、コミュニティサイトの制作には専門知識・スキルが必須です。コミュニティサイトの作り方と費用相場を理解しても、自社で対応することが難しい場合は、システム幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。

コンサルタントのご紹介 Web幹事 コンサルタント 岩田真 岩田 Web制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

様々なお客様のWeb制作を実際に行ってきましたので、
初心者の方でも安心してご相談ください!

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Q. コミュニティサイトの費用相場は?

コミュニティサイトの費用相場は、スクラッチ開発であれば初期費用が300万円以上、ASPを活用するのであれば数万円~数十万円+月額数万円程度てす。

Q. コミュニティサイトの費用を安く抑えるコツは?

コミュニティサイトの費用を安く抑えるには「目的」と「必要機能」を事前に明確にしておきましょう。またサイト制作で活用できる補助金・助成金を利用すれば、費用をさらに抑えられます。