【失敗しない】建設業界のホームページデザインの事例を総まとめポイントをプロが解説【2024年3月最新版】

建設業界のホームページデザインの事例を総まとめポイントをプロが解説

「建設会社のホームページを作ってください」
いきなりそんなこと言われたら、最初はわからないことだらけだと思います。

  • どんなデザインにしたらいい?
  • どんなコンテンツが必要?
  • どうしたらお客様から信頼されるホームページができる?

建設会社のホームページを作る目的は「受注につなげること」です。
しかしなんとなくホームページを作ってもお客様は行動してくれません。
受注につながるホームページを作るためには「デザイン」と「コンテンツ」が大切です。どちらが欠けても信頼性の低いホームページになってしまいます。

この記事を読むと以下のことがわかります。

  • 建設業界のホームページで押さえておきたい「デザイン」のポイント
  • ホームページ制作の参考になるデザイン事例
  • 「この会社なら大丈夫!」と思ってもらうために入れておくべきコンテンツ

筆者は Web デザイナーとして、個人や企業のサイトのデザインを手掛けています。
そんな経験を踏まえて、デザイナーの視点から「ここは絶対押さえておいた方がいい!」というポイントをお話しします。

「ホームページを作ったけれど集客につながらなかった」という失敗をしたくないご担当者の方はぜひお読みください。

※製造業に強いホームページ制作会社を知りたい方はこちらをご覧ください。

【プロが厳選】建設業に強い優良ホームページ制作会社まとめ

ホームページ制作に役立つ記事もご覧ください 建設業界のHP作成ならこちらもチェック!おすすめの無料ホームページ作成ツール

目次
  1. 1. 建設業のホームページデザインで重要なポイント
    1. 1-1. スマホ対応は絶対にする
    2. 1-2. 業種+地域でのキーワードで上位を目指す
    3. 1-3. しっかりとした施工実績を掲載する
  2. 2. 参考にしたい建設業のホームページデザイン事例10選
    1. 2-1. 阿部建設株式会社【注文住宅・バリアフリー住宅】
    2. 2-2. ホリデイズ【デザイン注文住宅】
    3. 2-3. アイホーム【外壁・屋根・防水塗装】
    4. 2-4. LIXIL【リフォーム】
    5. 2-5. 安江工務店【リフォーム・リノベーション】
    6. 2-6. うえやま建設【注文住宅】
    7. 2-7. 渡邊工務店【木造住宅】
    8. 2-8. 信栄塗装【外壁塗装・外壁屋根リフォーム】
    9. 2-9. ミセスリフォームスタイル【リフォーム・リノベーション】
    10. 2-10. エルハウス【注文住宅】
  3. 3. 建設業のホームページに載せるべきコンテンツ(文章の内容)
    1. 3-1. 施工における料金・価格の情報
    2. 3-2. 施工実績
    3. 3-3. 従業員・社員の情報
    4. 3-4. お客様・施主様の声
  4. 4. 【コラム】格安のテンプレートデザインは要注意?
  5. 5. 建設業のホームページデザイン・コンテンツまとめ
    1. 5-1. 業者選びはプロに任せたい!という方へ

建設業のホームページデザインで重要なポイント

まずはデザイン、すなわち「見せ方」のポイントです。

  • スマホ対応は絶対にする
  • 「業種+地域」のキーワードで上位を目指す
  • しっかりとした施工実績を掲載する

順番に見ていきましょう。

※建設業の集客でお悩みの方はこちらをご覧ください!
関連記事:建設業の集客方法をプロが解説!仕事をもらう方法教えます【初心者向け・事例付き】

スマホ対応は絶対にする

インターネットは今や「スマホで見るもの」と言っていい状況です。
総務省の「平成30年度版 情報通信白書」によると 10代から40代では各年代とも80%程度かそれ以上がスマートフォンをインターネットの接続端末として利用しています。

スマートフォン利用率

図表:インターネット接続端末(総務省ホームページより)

スマホ対応をしなければターゲットとなるユーザーのほとんどに見てもらえないのです。
スマホ対応はやったほうがいいのではなくホームページ制作の必須項目と考えましょう。

業種+地域でのキーワードで上位を目指す

ユーザーの大部分は検索からあなたのホームページにやってきます。
なかでも「業種+地域」というキーワードは集客に直結しやすい組み合わせです。
なぜ「集客に直結しやすい」と言えるのでしょうか。

たとえばあなたが新宿にいて、今すぐ入るためにコーヒーショップを探しているとしたら「 コーヒーショップ 新宿」と検索するでしょう。
つまり「業種+地域」は特定の地域にある特定の業種に目的のある人が使うキーワードなのです。
したがって「業種+地域」で上位表示されれば、見込み客の方々にホームページを見てもらえる可能性が高くなります。

ホームページは見てもらえなければ話になりませんが、どうせならお客さんになりそうな人に見てもらいたいですよね。上位表示させるためにはSEO対策を施すことになります。

詳しくは「建設業のSEO対策のポイントとは?プロが実践しているノウハウを公開!」をご覧ください。

しっかりとした施工実績を掲載する

施工実績はしっかりと掲載することでユーザーの目に入り「この会社なら大丈夫!」という安心材料になります。

施工実績を掲載する際のポイントは「写真」です。
例として大林組の実績紹介を見てみます。

大林組_実績紹介

出典:大林組
「写真とタイトル」が実績ページへの入り口になっており、クリックすると詳細が見られるようになっています 。
入り口の写真が目を引くとクリックしてもらえる確率が高まります。

ネット通販でも写真がきれいなページをなんとなくクリックしてしまいませんか?
写真の力は侮れません。

クリック率を高めたいならプロに撮ってもらうことをおすすめします。
写真屋さんでもいいですし、ココナラのようなサービスを利用するのもいいでしょう。
ユーザーさんから「さすが!」と思ってもらえるような一枚を使ってください。

【無料】建設業界のホームページデザインについて相談する

参考にしたい建設業のホームページデザイン事例10選

ホームページを作るとき他社のサイトは参考になります。
そっくりそのまま使うのはまずいですが、いいところは積極的に取り入れましょう。
筆者が「よかった!」と思う建設業のホームページのデザイン事例を10件ご紹介します。

当サイト、Web幹事に登録されているデザイン事例はこちらからご覧ください。
費用の目安・制作期間・作成した制作会社まで全て閲覧できます。

建設業のホームページデザイン事例を見る

阿部建設株式会社【注文住宅・バリアフリー住宅】

阿部建設株式会社

出典:阿部建設株式会社

「しっかり撮った写真の威力」がよくわかるサイトです。
写真だけでなく、ブランドムービーとイラストも使われており、映像・画像コンテンツにかなり力を入れていることがわかります。

情報の配置自体はとくに凝ったものではありませんが、余白をたっぷりとって画像を大胆に使用することで「高級感」と「ゆったりとした心地よさ」が感じられます。
サイト自体が「居心地のいい家」を想像させ、見ているうちに「家のこと、ちょっと相談してみようかな」という気持ちになってきます。

ホリデイズ【デザイン注文住宅】

ホリデイズ

出典:ホリデイズ

「毎日を愉しむためのデザイン住宅」というキャッチフレーズのとおり、休日のようなワクワク感が感じられるホームページです。
白をベースに鮮やかな黄色をアクセントカラーが映えて活動的な印象を与えます。
写真も色鮮やかです。

コンテンツが非常に充実しており、「家づくりの流れ」「建設コスト」「アフターメンテナンス」などユーザーが知りたいであろう情報がわかりやすく提供されています。
ホームページ最後の「スタッフ紹介」で親しみやすさがUPします。

アイホーム【外壁・屋根・防水塗装】

アイホーム

出典:アイホーム

素人にはわかりにくい「塗装」をよく知ってもらうために文字コンテンツが多くなっています。
マスコットキャラクターを使い、余白は少なめで高級感を感じさせません。

施工費用を具体的に提示しておりユーザーの「料金の不安」を軽くしています。
特典・キャンペーン・半額といったお値打ち感を感じさせる言葉が多く使われています。

安さを押しすぎると「低品質では?」と思われそうなところを、豊富な「施工事例」と「お客様の声」で補っています。
「お客様の声」が動画になっているのはめずらしく、思わず見てしまいます。

LIXIL【リフォーム】

LIXIL

出典:LIXIL

多岐にわたるリフォームのメニューが「空間別」「カテゴリー別」に整理されており、ユーザーが希望する情報を簡単に探し出せるように工夫されています。

購入を検討中の方と製品をお使いの方に分けて情報が提示されているのも親切です。
「製品をお使いの方」のパートがあることで、「アフターフォローをしっかりやってくれる」という安心感につながっています。

安江工務店【リフォーム・リノベーション】

安江工務店

出典:安江工務店

写真をふんだんに使った施工事例がGood。
一戸建てとマンションで事例の入口が分かれ、見たい事例にたどり着きやすいです。
施工プランとプラン・施工上の工夫が細かく書かれており、読み応えがあります。

うえやま建設【注文住宅】

うえやま建設

出典:うえやま建設

「木の家のよさ」が伝わる写真がたくさん使われているホームページです。
圧巻は「お客様の声」。
写真もテキストも盛りだくさんで一つの記事として成り立つほど充実しています。
「ここは力を入れたい!」というテキストコンテンツなら、思い切ってプロに依頼してみてるのも良いでしょう。

渡邊工務店【木造住宅】

渡邊工務店

出典:渡邊工務店

ファーストビューで「木の家に強い!」イメージを強烈にアピールし、その後のコンテンツに引き込んでいます。
「施工事例」や「お客様の声」ではなく、「渡邊工務店の想い」「渡邊工務店の家づくり」といったコンテンツで「木の家の専門業者」であることを強く印象付け、信頼感を高めています。

信栄塗装【外壁塗装・外壁屋根リフォーム】

信栄塗装

出典:信栄塗装

「塗料に想いを混ぜています」のキャッチコピーが強烈で仕事に対する熱さを感じさせます。
地域密着を前面に押し出しており、ファーストビューで施工対応エリアがわかるようになっています。

地域密着の外壁塗装のプロであることをアピールした上で、ユーザーの疑問に答える形でコンテンツを配置することでユーザーの不安の取り除き、無料のお見積もりにつながるように導線が設計されています。

ミセスリフォームスタイル【リフォーム・リノベーション】

ミセスリフォームスタイル

出典:ミセスリフォームスタイル

メインカラムに施工事例とイベント情報を並べ、サイドバーにお問い合わせのバナーを配置しています。

ホームページの構成はいわゆる「ブログ」と同じですが、「信頼感」「安心感」から「お問い合わせ」につなげる目的は達成できそうです。
この形式ならテンプレートが使えます。
低価格でホームページを作るなら参考になるサイトです。

エルハウス【注文住宅】

エルハウス

出典:エルハウス

「大きな家って本当に必要ですか?」「ハウスメーカーのエコ住宅は高すぎる!」といったユーザーの心に刺さる問題提起から関心を引き、コンテンツに引き込んでいます。

「安くていい家」を作るメーカーとしてホームページでは余白を取りつつも、フォントサイズでコントラストをつけたり「無料プレゼント」のバナーを入れたりすることで、バランスのとれた「ほどよい高級感」が保たれています。

【無料】建設業界のホームページデザインについて相談する

建設業のホームページに載せるべきコンテンツ(文章の内容)

ホームページには「お客様が知りたいことを先回りして載せる」のが原則です。
「建設業のホームページで顧客が求めるコンテンツ」については「建設業のSEO対策のポイントとは?プロが実践しているノウハウを公開!」で解説されています。

ここでは以下の4つを取り上げます。

  • 施工における料金・価格の情報
  • 施工実績
  • 従業員・社員の情報
  • お客様・施主様の声

詳しく見ていきましょう。

施工における料金・価格の情報

「この会社なら任せても大丈夫そう」と思ったら、次に気になるのは料金です。
ユーザーにとって「費用感が合うかどうか」はとても重要です。
費用感がわからないとお問い合わせも気軽にできません。

大事なのは費用感をわかるようにしておくことですから、細かい料金表はいりません。
ざっくりとした価格表や「こんな場合にはこのくらいかかります」という参考価格だけでも載せておきましょう。

お客様が抱えている「料金に関する不安」を少しでも軽くしておけば、お問い合わせにつながりやすくなります。

施工実績

お客様に「何ができる会社なのか」を知っていただくために欠かせないコンテンツなので建設会社のホームページで「施工実績」がないところはまずありません。

施工実績は「写真」「タイトル」「実績の詳細」の3つの部分で構成されています。
見せたい事例がたくさんある場合は、まず写真とタイトルを中心に表示します。
詳細はなしにするか一部だけ表示させます。

アルプスピアホーム_施工実績

施工実績の表示例(出典:アルプスピアホーム
こうすることで実績を一覧することができます。
詳細は興味を持ったものだけクリックすれば見られますので、ユーザーは見たい情報だけを選べます。

実績の詳細ページではより詳しい内容がわかるように写真を増やすのもGoodです。

アルプスピアホーム_実績詳細

実績詳細ページの写真使用例(出典:アルプスピアホーム

スライダーなどを利用すれば複数の写真でも見やすく提示できます。

従業員・社員の情報

顔が見えない相手とのやりとりは少し不安ですよね。
ホームページに従業員や社員の情報を掲載すれば、どんな人が働いているのかがわかりユーザーに安心感を与えられます。

ここでも大事なのは「写真」です。「笑顔」で「写りの明るい」写真を使いましょう。
例として「エルハウス」のスタッフ紹介ページを見てみます。

エルハウス_スタッフ紹介

スタッフ紹介の例(出典:エルハウス
みんな笑顔で明るい写真が使われています。
全員の服装が「白シャツ」で統一されているのでさわやかな雰囲気が感じられます。

もしこれが仏頂面で暗い感じの写真だったら信頼性のアップどころか「テキトーな写真を使っているな」という印象さえ与えるかもしれません。
従業員の写真もプロに撮ってもらうことをおすすめします。

会社の印象を決める重要なコンテンツなので力を入れて作り込んでください。

お客様・施主様の声

ネット通販で口コミを読んでから「よし買おう!」と思ったことはありませんか?
お客様の声はいわゆる「口コミ」として信頼性の高い情報になります。
ユーザーのアクションを後押ししてくれますので必ず載せましょう。

口コミはお客様にお願いして「インタビュー」か「アンケート」をして集めます。
力を入れるならプロにお願いして制作するのもアリです。

  • どうして弊社に任せようと思ったのか
  • 任せたとき、どんな要望があったのか
  • 任せてみてどうだったか
  • ご依頼を検討されている方にひと言

などの項目があればよいでしょう。
ホームページへの掲載許可はあらかじめとっておいてくださいね。

リューケンハイム_お客様の声

お客様の声 掲載事例(出典:リューケンハイム
お客様の満足そうな写真と合わせて掲載できればより効果的です。

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【コラム】格安のテンプレートデザインは要注意?

テンプレートデザインを使えば、決まった型にテキストや写真をはめ込むだけで手軽にホームページが作れます。
制作費が安く済むので、費用を抑えたい場合によく利用されます。

テンプレートデザインを使うこと自体は悪くありません。
しかし費用面だけを見て判断すると、思ったようなホームページができないかもしれませんので注意が必要です。

テンプレートデザインには以下のようなデメリットもあるからです。

  • デザインによる差別化がむずかしい
  • できることが限られているため、希望通りのサイトにはならない

ホームページを作る目的が「新規の受注につなげること」だとすると、はたしてテンプレートで作ったホームページでその目的は達成できるでしょうか。
少なくとも今回ご紹介した事例のほとんどはテンプレートでは作れません。

あなたの会社についてお客様が知りたいことは何ですか?
それはどうしたらうまく伝えられますか?

テンプレートでのホームページの安さは、できることの少なさの現れでもあります。
条件が合えばテンプレートは経済的でいい選択肢となるでしょう。
テンプレートを使われる際には費用面だけでなく「目的に合ったサイトができるかどうか」をよく検討してください。

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建設業のホームページデザイン・コンテンツまとめ

建設業のホームページから受注につなげるポイントは「デザイン」と「コンテンツ」です。

「業種+地域」のキーワードで検索上位に表示させ、検索からユーザーを獲得します。
ターゲットとなるユーザーのほとんどはスマホを使ってホームページを見るので「スマホ対応」は必須です。

ホームページにたどり着いたらユーザーが知りたいことを探しやすい配置にしましょう。
ユーザーが検索をするのは「答えを探すため」です。
「家づくりを任せられる業者はどれ?」という問いの答えを探すために、たとえば「業種+地域」というキーワード検索をするのです。

したがってユーザーの知りたい「答え」がわかりやすく載っているのが親切なホームページです。
ホームページが親切だと会社に対する信頼感・安心感も上がります。
親切にしてくれた人に好感をもつのと同じです。

気軽にお問い合わせがいただけるホームページを作りましょう。

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3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

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Q. 建設業界のホームページデザインの事例にはどのようなものがある?

建設業界のホームページデザインの事例として「阿部建設株式会社」「ホリデイズ」等が挙げられます。