コーポレートサイトのSEO8選|対策を行う流れを把握して集客につなげよう【2024年4月最新版】

コーポレートサイトのSEO8選!対策を行う流れを把握して集客につなげよう

コーポレートサイトはすでにあるものの集客につながらず、アクセス数が伸びないなどの課題を抱えるコーポレートサイト運用担当者のなかには、

「コーポレートサイトのアクセス数が伸びない」
「コーポレートサイトで正しいSEOを行いたい」
「コーポレートサイトのSEOを行う流れを知りたい」

と悩んでいることでしょう。

総務省の「令和2年通信利用動向調査」では、日本企業の90.1%がホームページを開設しているという結果でした。加えて、ユーザーのインターネットの利用率も高く、企業サイトでの集客の重要性が高まっています。しかし、コーポレートサイトは作成しただけでは、検索上位へ表示されづらいです。適切なSEOを行うと、長期的かつ安定的にコーポレートサイトへ集客できるようになります。

しかし、コーポレートサイトのSEOには様々な注意点があるので、今までSEOを行ったことがないと何から始めればよいかわからないものです。まずはコーポレートサイトで行うべきSEOを知ることが重要です。

そこで本記事では、コーポレートサイトでやるべきSEOやSEOを行う流れについて解説!さらに、コーポレートサイトならSEOと併せて行うべき他のマーケティング施策も紹介します!

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目次
  1. 1. コーポレートサイトのSEOで8つのやるべきこと
    1. 1-1. 1,ページの表示速度を向上させる
    2. 1-2. 2,構造化データのマークアップを行う
    3. 1-3. 3,サイトマップを作成する
    4. 1-4. 4,「robots.txt」を使用して検索エンジンのクロールを制限する
    5. 1-5. 5,常時SSL化する
    6. 1-6. 6,スマホ対応をする(レスポンシブデザイン)
    7. 1-7. 7,良質なコンテンツを作成する
    8. 1-8. 8,SNSも活用する
  2. 2. コーポレートサイトでSEOを行う流れ
    1. 2-1. 1,サイトのターゲット・目的を明確にする
    2. 2-2. 2,キーワードを選定する
    3. 2-3. 3,コンテンツを作成する
    4. 2-4. 4,アクセスの解析を行う
    5. 2-5. 5,定期的にコンテンツを改善・更新する
  3. 3. コーポレートサイトにSEOを行うメリット
    1. 3-1. 1,低コストで始められる
    2. 3-2. 2,長期的な集客が見込める
    3. 3-3. 3,潜在顧客へのアプローチもできる
  4. 4. コーポレートサイトでSEOを行う際の注意点
    1. 4-1. 1,効果が出るまでに時間がかかる
    2. 4-2. 2,コピーコンテンツを掲載しない
    3. 4-3. 3,デザインにこだわりすぎない
  5. 5. 番外|SEO以外でコーポレートサイトの集客でおすすめ施策
    1. 5-1. MEO
    2. 5-2. SNSによる情報発信
  6. 6. コーポレートサイトSEOまとめ

コーポレートサイトのSEOで8つのやるべきこと

コーポレートサイトのSEOで8つのやるべきこと

コーポレートサイトで行うべきSEOは大きく分けて8つあります。具体的なSEOを把握することで、適切な対策を取れるようになります。

1,ページの表示速度を向上させる

Googleは2018年7月にサイトの表示速度が検索順位に影響を与えると発表しています。極端にページの表示速度が遅いサイトは、ユーザーの利便性が低いとされ、検索エンジンからのポジティブな評価が受けにくくなりました。Googleが発表したページ速度に関する記事によると、ページの表示速度が1〜3秒だと直帰率が32%増加し、表示速度が1〜5秒だと直帰率が90%に増加するという結果があります。会社の名刺代わりともなるコーポレートサイトのページ表示速度が遅いと、誰にも見てもらえなくなるのは致命的ともいえます。

コーポレートサイトの検索順位で上位表示を狙うなら、ページの表示速度を向上さなければなりません。ページの表示速度を向上させる具体的な対策は以下のとおりです。

  • CSSやJavaScriptの記述を簡素化
  • 画像の容量を圧縮
  • キャッシュを残す
  • JavaScriptやjQueryなど大きなファイル処理を最後にする など

Googleはサイトの表示速度を測定できる「PageSpeed Insights」というツールを提供しています。

[PageSpeedInsights]表示スピード分析結果画面

自社のコーポレートサイトを確認して、パフォーマンスが90〜100になっていれば問題ありません

サイト表示速度を上げる方法の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:表示が遅いとSEO的に不利!?サイトスピードを改善するための測定ツールの使い方

2,構造化データのマークアップを行う

構造化データ

構造化データマークアップとは、検索エンジンがサイト内容を正確に理解できるようにするためにHTMLで書かれたタグをつけることです。構造化マークアップをすることで、検索エンジンに対して「〇〇サイトは〇〇の情報を発信している」ことを伝えられます。検索エンジンにサイトの詳細な情報が伝わるため、Googleから適切な評価を受けられて、検索順位の上昇を期待できます。

構造化データマークアップを行うことで、リッチスニペットと呼ばれるサイトから抽出した要約情報を検索結果に表示することが可能です。

■スニペットの例

強調スニペット

通常のサイトだと検索結果に、タイトルとメタディスクリプション(ページ内容の要約)しか表示されません。しかし、構造データマークアップしたサイトだと、以下のような情報も表示されることがあります。

  • パンくずリスト:「企業TOP > 会社概要」のようなサイト内階層を示したリスト
  • 商品情報:商品の価格やレビューなど
  • よくある質問:ユーザーからよく問い合わせがある質問と回答
  • 写真

上記などが表示されれば、検索結果で他のサイトとの差別化ができるので、ユーザーがクリックしやすくなることでアクセス数が増える確率も高まります。

3,サイトマップを作成する

サイトマップの例

サイトマップを作成することで、ユーザーの利便性を高められたり、検索エンジンのクローラーが巡回しやすくなったりします。とくにコーポレートサイトは顧客のみならず、求職者、投資家、報道機関など様々な人から見られます。そのため、どんな人が見てもどこにどんな情報があるか一目でわかるようなサイトマップにする必要があります。

サイトマップには「XMLサイトマップ」と「HTMLサイトマップ」の2種類があります。
XMLサイトマップは、検索エンジン向けにWebサイトのページ構成をまとめたファイルのことです。サイトのURLに加えて、更新日時や更新頻度などを付け加えることができます。XMLサイトマップを作成してGoogleSearchConsoleから検索エンジンに送信することで、インデックスを促すことができます。XMLサイトマップの詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:XMLサイトマップ(sitemap.xml)作成&送信方法マニュアル【専門知識不要】

HTMLサイトマップは、サイト訪問者向けにサイト内にあるページの一覧を1つのページにまとめたものです。ユーザーがHTMLサイトマップにアクセスすると、Webサイト内にどのようなページがあるのかを確認できるので、必要なページを見つけやすくなります。

サイトマップを作成する際は、URLが正しいことを確認しましょう。URLが1文字でも間違えていると、リンクがエラーになってしまいます。また、XMLサイトマップの最大サイズは50,000URLまでです。大規模サイトのXMLサイトマップを作成する際は、ファイルを分ける必要があります。

サイトマップの詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:【初心者向け】サイトマップとは|意味・種類や作り方、事例を分かりやすく紹介!

4,「robots.txt」を使用して検索エンジンのクロールを制限する

robots.txtとは、検索エンジンに対して指定したページをクロールしないように制御するファイルのこと。robots.txtを使用してサイト内のあまり重要ではないページ(カテゴリーページや、ページネーションなど)のクロール頻度を制限することで、サイト内でとくに重要なコンテンツを中心にクロールしてもらえます。すると、検索エンジンからポジティブな評価を受けやすく、SEOの効果を期待できるのです。例えばコーポレートサイトでいえば、「未完成のページ」「ログインが必要なページ」「会員にしか公開していないページ」「役員紹介ページ」などへのクロールを制限するとより効果的です。

ただし、robots.txtは検索エンジンのクロールを制限するために使用するので、ユーザーからは閲覧できてしまいます。検索結果に表示したくないページがある場合は、noindexタグを使いましょう。

5,常時SSL化する

常時SSL

常時SSL化とはインターネット通信を暗号化(http→https)することです。常時SSL化することで改ざんや盗聴を防止することが可能です。

また、GoogleではサイトをSSL化することを推奨しており、httpのままだとアドレスバーに「保護されていない通信」と表示されてしまいます。SSL化されていないサイトに訪問したユーザーは「このサイトは危なそう」と判断して、離脱してしまうかもしれません。とくにコーポレートサイトで「保護されていない通信」と表示されると、「この会社はそもそも個人情報保護が不十分かもしれない」と顧客などに警戒される恐れがあります。ログインページといった一部のページではなく、コーポレートサイトのドメイン全体で常時SSL化を行いましょう。

SSL化する方法の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:WordPressのSSL化。主要サーバー会社のSSL化の手順と簡単SSL化プラグインを紹介

6,スマホ対応をする(レスポンシブデザイン)

レスポンシブデザイン_bookma!

画像引用:IoT IoTNEWS 生活環境創造室

Googleではモバイルフレンドリーを推奨しており、対応の有無でユーザーの利便性に関わることから、検索順位に影響があります。とくに閲覧するデバイスの画面サイズに合わせて最適化する「レスポンシブデザイン」が有効です。レスポンシブデザインのコーポレートサイトにすることで、ユーザーの利便性が高まり、検索順位が上昇する可能性があります。コーポレートサイトは顧客以外にも投資家や求職者など様々な人が見るので、どんなデバイスでも見やすいようにしておくべきです。

レスポンシブデザインを行う際は「小さい画面でも閲覧しやすいように文字を大きくする」「誤操作が起きないようなボタン配置にする」などを意識してみてください。

レスポンシブデザインの詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:レスポンシブデザインとは?仕組み・必要な理由・メリット・デメリット・作り方を解説!

7,良質なコンテンツを作成する

コーポレートサイトのコンテンツを作成する際は、ユーザー目線の良質なものにしましょう。検索キーワードをリサーチしてユーザーの検索意図を理解することで、ユーザーの悩みに寄り添うコンテンツを発信できます。すると検索エンジンから「ユーザーに有益なサイト」というポジティブな評価をもらえて、検索上位への表示につながります。結果、キーワード検索からの訪問者数をアップできる可能性があるのです。

また、有益なコンテンツを多く発信していると、ファンを獲得できて継続的なユーザー流入につながるのです。コンテンツ作成をする際は、ユーザーが求めるものや検索意図を汲み取るようにしましょう。ユーザーの検索意図を汲み取る際は、Yahoo!知恵袋やSNSなどで悩みの声を検索するのが効果的です。ユーザーのリアルな悩みを確認できるので、コンテンツに含めるとユーザーに「この情報が欲しかった」と感じてもらえます。とくに、商品・サービス、会社の紹介などについて会社の代表取締役社長が直々にユーザーからの質問に答えるコンテンツなどを発信すると、よりサイトへの信ぴょう性が増します。

検索意図の汲み取り方の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:SEOで重要な検索意図(インテント)とは?調べ方や記事作成方法も解説

良質なコンテンツ作成にはコンテンツ作成はEATが欠かせません。EATとは「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」のこと。Googleの検索品質評価ガイドラインに「ページ品質評価の最重要項目」と書かれているほど重要なことなので、EATを意識したコンテンツを作成しましょう。

EATについて詳しく知りたい方は、関連記事を確認してみてください。
関連記事:SEO対策に最重要のE-A-Tとは?3つを高める対策も紹介

8,SNSも活用する

SEOの直接的な効果はありませんが、TwitterやFacebookなどのSNSを活用するのも効果的です。SEOは効果が出るまでに時間がかかるので、SNSを活用することでサイトへの流入を増やせます。SNSはリアルタイムで情報を発信することに適しているので、新商品や新サービスの告知・キャンペーン情報を発信すると、興味を持ったユーザーにWebサイトに訪問してもらえるでしょう。また、SNSを利用することで拡散されたり、他のサイトやブログで紹介されたりするなどの間接的な認知アップ効果があります。とくに、社長自らがユーザーとSNS上でコミュニケーションをすると、「親切な社長・会社だから、販売する商品にも信用がおける」などとユーザーが感じてもらいやすくなり、結果的にファンも増えていくでしょう。

ただし、SNSアカウントを1から始めると、フォロワーを増やすのに時間がかかります。ハッシュタグを活用したり継続的に自社商品の活用法・開発秘話などを投稿したりして、できるだけ多くのユーザーの目に止まるようにしましょう。

※コーポレートサイトのSEOについて相談したい方は、Web幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。

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コーポレートサイトでSEOを行う流れ

コーポレートサイトでSEOを行う流れ

コーポレートサイトでやるべきSEOがわかったら、今一度サイト全体でSEOを行うための全体の流れを把握する必要があります。把握することで、やるべきSEOの効果がより高まります。

1,サイトのターゲット・目的を明確にする

ペルソナの設定・ニーズの可視化

コーポレートサイトのターゲット・目的を明確にすることで、ユーザーが必要とするコンテンツを明確にできます。ターゲット設定では「誰に対してコーポレートサイトの価値を提供したいのか」を決めましょう。ターゲットを決める際はペルソナを設定することが重要であり、年齢や性別といった属性情報のほか、どのような業務/生活をしているのか、どのような課題や悩みを持っているのかといった情報も細かく決めていきます。

コーポレートサイトでSEOを行う目的は、検索順位を上げてアクセス数を上昇させることですが、集客した後の成果も併せて考えておきましょう。例えば「企業の認知を拡大したい」「コンバージョンを増やしたい」などの目的があれば、訪問してきたユーザーが行動に移しやすいコンテンツを設計したり提供できたりします。

コンバージョンの増加を目的にするなら、製品・サービスの情報に加えて、ホワイトペーパーや無料トライアルといったCVにつながるコンテンツの作成を進められます。企業に認知を拡大するためには、会社概要や企業の強みといった自社のことを理解してもらえるコンテンツが必要です。

コーポレートサイトの目的を明確にする際は、あまり多くの目的を決めるとコンテンツが曖昧になってしまうので、できる限り絞るようにしましょう。

2,キーワードを選定する

キーワード管理

サイトへの流入に繋げるキーワードを選定していきます。ユーザーは検索エンジンにキーワードを入力して、自分の悩みを解決できる情報を探します。コーポレートサイトに集客するキーワードを選定することで、ユーザーの検索意図を汲み取った有益なコンテンツを作成でき、集客効果を期待できるのです。例えば金融系のコーポレートサイトの場合「資産運用」「投資信託」「つみたてNISA」などのキーワードが候補となります。コーポレートサイトのペルソナが興味関心を持っているであろうキーワードを選定してみましょう。

キーワードを選定する際は、検索ボリュームが大きいほど、検索上位と獲得できれば集客数も大きくなります。しかし、検索ボリュームが大きいキーワードは競合サイトが多い傾向にあるので、SEOを行っても、検索結果で上位表示できる確率は低いです。Googleキーワードプランナーやラッコキーワードなどの専用ツールを使用して、ターゲットユーザーの検索傾向を分析しながら最適なキーワードを選定しましょう。

SEOでのキーワード選定方法やコツについては、下記記事をご参照ください。
関連記事:SEOの基本「キーワード選定のコツ」をプロが徹底解説!【初心者向け】

3,コンテンツを作成する

選定したキーワードに沿ってコンテンツを作成していきます。基本的に1キーワードで1コンテンツにするようにしましょう。1ページに複数のキーワードを設定すると、記事とキーワードの関連性が低くなり、そもそも検索されても記事が検索結果に出づらくなる恐れがあります。すると、SEOの効果も得られません。ユーザーが抱えている悩みを理解したうえで、解決できるコンテンツを作成するのが重要です。

コーポレートサイトのSEOで必要となるコンテンツには、例えば以下のようなものがあります。

  • 会社概要:会社名・代表者名・所在地など会社の基本情報
  • 商品・サービスの紹介:自社が提供する商品・サービスの概要
  • 導入事例:顧客が商品・サービスを導入した経緯や効果などの紹介
  • お客様の声:商品・サービスを使用したユーザーからの感想
  • お悩みコンテンツ:「株の選び方が知りたい」などのお役立ち情報を提供するコンテンツ

コーポレートサイトでは、関連するページにアクセスできる内部リンクも設置しましょう。

適切な内部リンクを減らしていないか

内部リンクを設置することで、ユーザーが次に知りたい情報に素早くアクセスできます。すると、有益な情報を網羅的に発信できる状態になり、サイト回遊率を上げる効果があり、検索エンジンからも「使いやすく有益なサイト」とポジティブな評価をされて、SEO効果アップにもつながります。

ただし、コンテンツを作成する際は、ユーザーの検索意図からかけ離れたコンテンツを作成しないようにしましょう。例えば「マーケティング手法」と検索しているユーザーは、どのようなマーケティング手法の種類があるのかを知りたいはずです。それにも関わらず「マーケティング資格」や「マーケティング検定」といった内容を中心に含めることは、ユーザーの検索意図に適していません。ユーザーが離脱する原因になり、必要な情報を届けることができなくなってしまい、検索エンジンからの評価も低くなってしまう恐れがあるので注意しましょう。

4,アクセスの解析を行う

サイトのアクセス解析を行うことで、ユーザーの訪問経路やページの滞在時間などを調査できます。作成したコンテンツが狙い通りの結果になっているのかを確認して、改善するべき要素を探しましょう。例えばPV数(ページの閲覧数)が少ないのであれば、読者のニーズを再調査してコンテンツに追加・新規コンテンツの作成をしたり、SNS・Web広告で宣伝したりする施策が考えられます。サイトのアクセスを解析する際は、Googleが無償で提供している「Googleアナリティクス」や「Google Search Console」などを活用してみてください。

Googleアナリティクスの設定方法の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事【入門版】Googleアナリティクスの設定方法&使い方【スタートアップガイド】

Google Search Consoleの設定方法の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事【入門版】Google Search Consoleの登録・設定方法&使い方【スタートアップガイド】

5,定期的にコンテンツを改善・更新する

作成したコンテンツは時間の経過とともに情報が古くなるので、ユーザーに間違った情報を伝えてしまったりする恐れもあります。ユーザーは検索したタイミングで必要な情報(最新情報)を探しているので、定期的にコーポレートサイトを確認して、情報が古くなったら更新します。とくに提供しているサービスの定期的なアップデート時では、アップデートをしたことを発信しないと利用者から「このサービス、以前まであった機能がなくなっている」「画面が変わっていて、問題が生じているのか」など困惑させる恐れもあります。

また、コンテンツは時間が経つとアクセス数や流入キーワードが変化します。その時にマッチするキーワードやユーザーの検索意図に合わせて更新するのが重要です。例えば「ホームページ作成」というキーワードの場合、以前は「ホームページ制作会社を知りたい」というニーズがありました。しかし、現在では「ホームページを作成できるツールを知りたい」というニーズに変化してきています。自社で獲得できている検索キーワードを拡張したり、競合記事と比較したりして、不足している情報を追加しましょう。

コンテンツの更新(リライト)には、リライトすべき記事の選び方などやり方があります。詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:記事リライトのSEO効果を高めるには?対象記事の選び方や手順・注意点・コツを解説!

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コーポレートサイトにSEOを行うメリット

コーポレートサイトにSEOを行うメリット

コーポレートサイトにSEOを行うメリットも今一度整理しておくことで、SEOを積極的に行うべき理由も理解しやすくなります。SEOを行うために必要な人材・ツールなどにかかる費用の決裁を折りやすくするためにも、メリットを知っておきましょう。

1,低コストで始められる

コーポレートサイトへのアクセス数を増やすため、リスティング広告やSNS広告を利用する場合もありますが、リスティング広告は1回クリックされるごとに費用が発生してしまいます。TwitterやFacebookなどのSNS広告も、クリック数やインプレッション数に応じて広告費がかかるのです。

一方でSEOを行ったサイトは、検索結果の順位が1位でも100位でも掲載料やクリックに応じた課金はされません。いくらクリックされても費用がかからないことから、Web広告・SNS広告よりも低コストで始められます。

ただし、SEOを行う場合は専門的な知識やコンテンツを作成する労力がかかるので、完全に無料というわけではないことに注意しましょう。

2,長期的な集客が見込める

Web広告やSNS広告は配信を開始してからすぐに効果を得られます。しかし、広告の配信を停止すると広告の掲載が止まってしまうので、ユーザーの流入自体も途絶えます。

一方でSEOは成果が出ると、競合サイトが自社よりも良質なコンテンツを作成したり、検索エンジンのアルゴリズムが変更しない限り、大きな順位変動は起こりづらいです。中長期的に検索上位に表示できる可能性があるので、その間安定的な集客が見込めます。

ただし、コンテンツの情報が古くなると徐々に検索順位が下がる可能性があります。定期的にリライトして最新の情報を発信しましょう。

3,潜在顧客へのアプローチもできる

潜在顧客と顕在顧客

SEOでは、コンテンツによっては潜在顧客へのリーチができます。潜在顧客とは、潜在的には悩みを持っていながら、表面的に検索などの行動には表れていないユーザー。自身のニーズや課題を認識していませんが、訴求の仕方を工夫すれば顕在顧客になる可能性があります。たとえば、「iPhone 機種」で検索しているユーザーの場合、iPhoneの機種の違いや種類を知ることが目的で、購入するかどうかは検討段階です。ただし、コンテンツの内容によってiPhoneの魅力を伝え、検索ユーザーのニーズに合った機種を紹介できれば、iPhoneを購入する可能性もあるのです。

このように、検索時点では購入の意思がないが、購入する可能性がある層にアプローチできるのがSEOの魅力です。

他にもSEOのメリットはいくつもあります。詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:SEO対策のメリット・効果とは?取り組むべき企業の特徴を解説

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コーポレートサイトでSEOを行う際の注意点

コーポレートサイトでSEOを行う際の注意点

コーポレートサイトでSEOを行う際はメリットだけでなく注意点もあります。あらかじめ注意点を把握することで、SEOに効果的なコーポレートサイトを作成することが可能です。

1,効果が出るまでに時間がかかる

SEOはWeb広告のように、すぐに効果が出ることはありません。なぜなら、サイトの構造を修正したりコンテンツを作成してから、Googleがコーポレートサイトをクロール(探索)→サイトをインデックス(登録)→他サイトと比較して順位を決定するという流れになるので、効果が出るまでに時間がかかります。

すぐにでも効果を出したい方は、SEOを行いながらWeb広告やSNSなども並行して行ってみてください。複数の媒体を活用することでユーザーとの接点を作れるので、コーポレートサイトが検索上位に表示されていなくても流入を見込めます。

2,コピーコンテンツを掲載しない

Googleではサイト内に他サイト・ページと同じまたはよく似ている内容のコピーコンテンツがあると、検索エンジンの評価を下げる原因になります。場合によってはペナルティを受けて、検索結果に表示されなくされてしまう可能性もあるのです。

Google及び検索エンジンは、オリジナリティのあるコンテンツを高く評価する傾向にあります。コンテンツを作成する際は、他サイトとの差別化を意識して作成してみてください。また、コピーコンテンツの確認は目視だと大変です。コピペチェックツールを利用すると効率的に判断できるので、確認の時間を短縮できます。

3,デザインにこだわりすぎない

SEOを行う上でコーポレートサイトのデザインにこだわっても、それだけでは検索上位獲得は困難です。なぜなら、検索エンジンはテキストを理解できますが、デザイン情報は正確に理解できないのです。どんなにおしゃれで素敵なデザインのサイトを作っても、検索エンジンに読み取ってもらえなければ評価を受けられないので、直接的な検索順位への影響がありません。

SEOを行う際は、どこに何があるのかをユーザーが瞬時に理解できるよう、あくまでシンプルかつ見やすいデザインにして、有益なコンテンツを作成することに時間をかけましょう

トヨタ自動車の採用サイト

画像引用:トヨタ

トヨタの採用サイトもホンダと同じように、トップ画として動画が使用されています。それに重なるように「世界への責任、未来への覚悟」というコピーが配置されています。色は下記の3色で構成されており、白色部分が多いためシンプルな印象を受けます。

  • 背景色:白
  • 文字色:黒
  • アクセントカラー:赤

他にもSEOで注意すべき点・よくある失敗例もあります。詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:SEO対策がうまくいかない「あるある失敗事例」と「対策」を解説!

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番外|SEO以外でコーポレートサイトの集客でおすすめ施策

コーポレートサイトの集客を行う施策はSEOだけではありません。他の集客施策も把握することで、サイトへの訪問者数を一層向上させられます。

MEO

MEO

MEOとは「Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)」の略で、Googleマップでの検索結果で上位表示させることです。ローカルSEOとも呼ばれており、店舗ビジネスや地域ビジネスなどを展開している企業には重要な施策となります。

「地域名 + キーワード」で検索すると、自然検索の上部にGoogleマップが表示されます。地図上にはキーワードに関連する店舗や企業が表示されるので、企業や店舗などを探しやすいのがメリットです。MEOはSEOと同様に無料で始められるので、低コストで実施できます。

MEOを行う際は必ずしも良い口コミをもらえるわけではありません。悪い口コミを書かれる可能性があることに注意しましょう。悪い口コミに対して謝罪・改善に努めるといった誠実な内容のメッセージを返信すると、マイナスの印象をプラスに変えられます。

関連記事MEOとは?メリットや上位表示の対策方法などを分かりやすく解説

SNSによる情報発信

SEOは効果が出るまでに時間がかかるので、SNSを活用することでサイトへの流入を期待できます。とくにTwitterでの情報発信がおすすめです。なぜなら、リツイート機能によってユーザーに拡散される可能性があるので、フォロワー数が少なくても多くの方にアプローチできる可能性を秘めています。

また、TwitterはInstagramと違ってテキストのみでツイート(投稿)できます。写真を気にせず、1行の文章からツイートできるので、気軽に情報発信を始めることが可能です。ただし、SNSによる情報発信は炎上のリスクがあることに注意しましょう。投稿前に複数人で内容を確認することや、社内でSNSリスクを理解する研修をするといった対策を行うと、炎上するリスクを低減できます。

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コーポレートサイトSEOまとめ

コーポレートサイトは作成しただけでは検索上位への表示につながりにくいので、アクセス数の増加が期待できません。適切なSEOを行うことで検索結果の上位表示ができ、サイトの訪問者数が増える可能性があります。

コーポレートサイトのSEOを行う際は、サイトのターゲット・目的を決めることが重要です。ターゲット・目的を決めることで、ユーザーが必要としているコンテンツを明確にできます。ユーザーに有益な情報を届けられるため、サイトの価値が高まるでしょう。

コーポレートサイトのSEOで何から始めたら良いのかわからない方は、サイトのターゲット・目的の設定から始めてみてください。

それでもコーポレートサイトのSEOを自社で行うことに不安があるかもしれません。そのような方はWeb幹事にご相談ください。

※コーポレートサイトのSEOについて詳しく知りたい方は、Web幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。

コンサルタントのご紹介 Web幹事 コンサルタント 岩田真 岩田 Web制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

様々なお客様のWeb制作を実際に行ってきましたので、
初心者の方でも安心してご相談ください!

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Q. コーポレートサイトでSEO対策を行うメリットは?

「低コストで始められる」「長期的な集客が見込める」「潜在顧客へアプローチできる」等のメリットが挙げられます。

Q. コーポレートサイトでSEO対策を行う際の注意点は?

コーポレートサイトでSEO対策を行う際の注意点として「効果が出るまでに時間がかかる」「コピーコンテンツを掲載しない」等が挙げられます。詳しくは記事をご覧ください。