EC-CUBEとは?機能やメリット、料金から導入手順まで詳しく解説【2024年最新版】

EC-CUBEとは?機能・拡張性や知っておきたい導入メリット・デメリットを解説!

ECモールよりも自由度の高い自社ECサイトを構築したいが、初期費用は抑えたい。そんな企業・店舗担当者の方なら、オープンソースECパッケージ「EC-CUBE」の導入・利用にあたって、以下のようなことを調べているはず。

・EC-CUBEとは?どんなことができる?
・EC-CUBEでECサイトを構築するメリット・デメリットは?
・EC-CUBEは機能拡張・カスタマイズが簡単にできる?

そこで本記事では、プロダクト・ライセンスの種類から特徴・機能、導入ステップ・メリット・デメリットまで、知っておきたいEC-CUBEの基本を徹底解説!最後までご覧いただければ、EC-CUBEの全体像を把握できます。

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目次
  1. 1. EC-CUBEとは
    1. 1-1. 無料で使えるオープンソース
    2. 1-2. EC-CUBEはECカートランキングで1位を獲得している
    3. 1-3. クラウドEC「ec-cube.co」もチョイス可能
  2. 2. EC-CUBEの特徴・メリット
    1. 2-1. ECサイトに必要な基本機能を網羅
    2. 2-2. 追加機能プラグインが豊富
    3. 2-3. 機能カスタマイズ・システム連携にも対応
    4. 2-4. テンプレートを活用した自由なデザインカスタマイズ
    5. 2-5. 独自性の高いECサイトを構築可能
    6. 2-6. 充実した日本語情報・コミュニティ
    7. 2-7. 決済手段が豊富
    8. 2-8. 作ったECサイトは知的財産として自社で保有できる
    9. 2-9. ECサイトのデータを自由に取得・保有・活用できる
    10. 2-10. ベンダーロックイン(製品依存)を防げる
    11. 2-11. セキュリティサポートが充実している
  3. 3. EC-CUBEを導入するための動作環境
    1. 3-1. Webサーバー
    2. 3-2. PHP
    3. 3-3. データベース
  4. 4. EC-CUBEの導入ステップ
    1. 4-1. 1.EC-CUBEのシステム要件を確認する
    2. 4-2. 2.サーバの選定 / EC-CUBEインストール
    3. 4-3. 3.決済サービスの導入
    4. 4-4. 4.商品登録 / 各種設定
  5. 5. EC-CUBEの料金・費用相場
    1. 5-1. EC-CUBEの料金・費用相場
    2. 5-2. クラウド版Liteプラン
    3. 5-3. クラウド版Standardプラン
    4. 5-4. ダウンロード版
    5. 5-5. GPLライセンスと商用ライセンス
  6. 6. EC-CUBEの導入にデメリットはある?
    1. 6-1. 複雑なカスタマイズにはコーディングの知識が必要
    2. 6-2. 運用・バージョン管理・セキュリティ確保は自社責任
  7. 7. EC-CUBEによるECサイト制作事例
    1. 7-1. 【アパレル】Tシャツ本舗
    2. 7-2. 【雑貨】ZENN PRODUCT
    3. 7-3. 【飲食】ドトールオンラインショップ
    4. 7-4. 【見積サイト】ポスティング料金簡単自動お見積もり
  8. 8. EC-CUBE以外のECプラットフォームとの違い
    1. 8-1. Shopify
    2. 8-2. FutureShop
    3. 8-3. ebisumart
  9. 9. EC-CUBEまとめ

EC-CUBEとは

EC-CUBE

画像引用:EC-CUBE

「EC-CUBE(イーシーキューブ)」は、2006年に初版が公開された、EC向けの純国産オープンソースCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)です。2022年9月より、最新バージョン4.2が公開されています。

※CMSとは、コンテンツ(=商品ページ、ランディングページ、コラムなど)を自由に作成・編集・管理できるシステムのこと

オープンソースはECプラットフォームの一種

種類

概要

特徴

代表的なショップ

ECモール

構築されたECサービスに

出店・出品する

・集客力が高い

・モール側に払う手数料が高め

・リピーターを獲得しにくい

・Amazon

・楽天市場

・Yahoo!ショッピング

ASP

インターネット上で共通の

サービスを利用して使う

・構築費用・維持費が低コスト

・カスタマイズにも対応

・他社へ乗り換えがしにくい

・BASE

・Shopify

・カラーミーショップ

パッケージ

ECサイトの機能が含まれる

ソフトを購入して使う

・導入スピードが早い

・他社への乗り換えがしにくい

・機能が提供サービスに縛られる

・EC-ORANGE

・ecbeing

・ebisumart

オープンソース

ソースコードが

無償で公開されたサービス

・乗り換えがしやすい

・カスタマイズにも対応

・サーバーが必要

・EC-CUBE

・Magento


そもそもECサイトを作るサービスには主に4種類があり、EC-CUBEは「オープンソース」と呼ばれる種類にあたります。オープンソースとは、ソースコード(ECサイトを作るコンピュータ言語)が無償で公開されているサービスです。下の画像が当サイト・Web幹事のソースコードの一部です。

HTML

すでに決まったテンプレートを作るのではなく、コードによってオリジナルのECサイトを構築するのでソースコードを扱うスキルが高いほど、理想のネットショップを構築できます。自社に技術者がいるか、プロに外注する企業に向いているサービスです。その他のECサイトの種類に関しては下記の記事を参考にしてください。

関連記事ECプラットフォームとは?選び方、4つのサービスを徹底比較!

無料で使えるオープンソース

オープンソースとして公開されているEC-CUBEは、システムを誰でも無料で利用できるため、ネットショップ構築のトータルコストを抑えやすいメリットがあります。

推定35,000店舗以上でEC-CUBEが稼働しているとされ、月商1,000万円以上のネットショップではトップクラスのシェアを誇るオープンソースとして知られています。

無償のEC-CUBEであってもサーバの維持・メンテナンス費用、ドメインの取得・維持費用などのランニングコストは必要ですが、無料テーマ / プラグインのみ活用するならネットショップ構築にかかる初期費用は0円です。莫大な初期費用がかかる有償ECパッケージ・スクラッチ開発と比べ物になりません。

EC-CUBEはECカートランキングで1位を獲得している

EC-CUBE※画像引用が必要

画像引用:PR TIMES

2021年にECマーケティング株式会社が月商100万円以上のネットショップ担当者319人に行ったアンケート調査によると、最も使われているECカートは「EC-CUBE」でした。多くのECサービスがある中、全体の2割のシェアがあります。

独自のショップを構築して売上を出すために、オープンソースによるカスタマイズ性の高い「EC-CUBE」が使われているようです。

クラウドEC「ec-cube.co」もチョイス可能

「ec-cube.co」

画像引用:ec-cube.co

オープンソースEC構築パッケージとして知られるEC-CUBEですが、2019年2月には、EC-CUBEをクラウドで利用できるクラウドECプラットフォーム「ec-cube.co」も登場

  • デザインカスタマイズとプラグインによる機能拡張に対応した「Liteプラン」
  • 柔軟な機能カスタマイズも可能にした「Standardプラン」

が用意され、パッケージを含めた導入の選択肢が広がっています。サーバーを用意するリソースがないがEC-CUBEを使いたい小規模企業におすすめです。

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EC-CUBEの特徴・メリット

EC-CUBEの基本情報を紹介してきましたが、実際、EC-CUBEで何ができてどんなECサイトを作れるのか。以下からEC-CUBEの特徴・メリットを簡単に紹介していきましょう。

ECサイトに必要な基本機能を網羅

EC構築パッケージであるEC-CUBEには、ネットショップの運営に必要な基本機能が網羅されています。主な機能は以下の通り。

ショッピングカート機能

配送時間指定、支払方法選択、

複数お届け先設定、ポイント購入機能

会員機能

マイページ、お気に入り、

問い合わせフォーム、非会員購入機能

商品管理機能

商品検索・一覧、カテゴリ管理、

販売制限、在庫情報登録、

商品画像登録、CSV入出力

受注管理機能

受注・売上表示、受注情報検索・一覧、

対応状況設定、配送用メモ登録

顧客管理機能

顧客情報登録・編集、

お届け先管理、問い合わせ番号入力

メール管理機能

メール送信、出荷メール一括送信

店舗管理機能

店舗設定、新着ニュース管理、

商品別税率設定、ポイント設定、

管理者登録、セキュリティ管理

商品管理機能

商品管理機能では、下記のように商品画像をドラッグアンドドロップするだけで反映できます。

商品管理機能

また、販売価格のみならず通常価格、在庫数、商品の検索ワード 、商品コード 、販売制限数、発送日目安など細かく設定できます。

受注管理機能

受注管理機能では、出荷する商品を丸ごとCSVで一括アップロード登録もできるのです。

受注管理機能

メール管理機能

メール管理機能では注文受付メールや出荷通知メールなどごとにテンプレートが用意されています。

メール管理機能

わざわざいちからメール雛形を作成せずに済み、また内容も自由にアレンジ可能です。

店舗管理機能

店舗管理機能のなかには、「支払方法設定」にて好きな支払い方法ごとに、手数料・利用条件なども設定できます。

店舗管理機能

追加機能プラグインが豊富

EC-CUBE

画像引用:EC-CUBE

先ほど紹介した以外の機能は、プラグイン追加によって必要な機能だけを追加搭載できます。プラグインとはアプリのようなもので、ダウンロードすることでその機能が使えるようになります。プラグインは無料と有料のものがあります。

EC-CUBEの基本機能でもシンプルなネットショップ運営は可能ですが、より高度な運営が必要な場合は、300種類以上が用意された豊富なプラグインから追加して機能を拡張できます。「売上集計」「メルマガ配信」「クーポン機能」「運送会社連携」など、オーナーズストアから有償・無償のプラグインをダウンロードできるほか、必要なプラグインを新規開発することも可能です。

機能カスタマイズ・システム連携にも対応

スペシャルティコーヒーのワタル

画像引用:スペシャルティコーヒーのワタル

世界のコーヒー豆を販売する「スペシャルティコーヒーのワタル」はEC-CUBEで構築され、「絞込み検索機能」「商品重量別の配送業者設定」、運営側の管理のしやすさとして「出荷データCSV登録機能」「帳票出力カスタマイズ」などを実装しています。

ディレクトリ構成、購入フロー、受注ステータスなど、EC-CUBEはプログラム本体の機能カスタマイズにも対応。販売形態に合わせてプログラムを最適化できるのはもちろん、社内基幹システム、外部システム、SNSなどとの連携にも対応できます。EC-CUBEのAPIにて、外部システムからEC-CUBEでの会員に直接メッセージを送信することもできるのです。

これは、EC-CUBEのソースコードが公開されているからであり、PHPの知識・スキルがあれば、ベースとなるPHPフレームワーク「Symfony」の機能を利用した拡張、コマンドの拡張なども可能。APIの知識・スキルがあれば、外部連携機能も実装できます

テンプレートを活用した自由なデザインカスタマイズ

EC-CUBEには「ブロック・レイアウト機能」が用意されており、新たなブロックを作成し、ドラッグ&ドロップでフロントページ / マイページ / 管理画面のデザイン・レイアウトを変更可能。

EC-CUBEカスタマイズ

HTML / CSS / JavaScriptを直接編集し、独自性の高いデザインカスタマイズも可能です。

EC-CUBEカスタマイズ

EC-CUBEのテンプレートをワイヤーフレーム / UIキット化したAdobe XDファイルも無料配布されており、デザイン編集のベースとして活用できます。

独自性の高いECサイトを構築可能

テーマ / プラグインによる機能拡張が可能なのはもちろん、ソースコードが公開されているEC-CUBEは、柔軟なカスタマイズによって独自性の高いECサイトを構築できるメリットが得られます。柔軟性・自由度という点では、ゼロから要件に応じてネットショップを構築するスクラッチ開発が最適なのは事実。

しかし、カスタマイズ余地の大きいEC-CUBEであれば、一般的なネットショップに求められる機能の大半をカバーできます。基本機能でスモールスタートし、ネットショップの成長に応じてプラグインで機能拡張していく、といった利用方法もできるのです。

「MinimalCube」というテンプレートを導入すると、500種類のアイコンフォント設定から好きなものを選べて、プラグインも多数ります。そのため、独自性の高いサイト作りにはおすすめのテンプレートの1つです。

充実した日本語情報・コミュニティ

純国産ECパッケージであるEC-CUBEは、公式サイトのマニュアルを含め、日本語情報を入手しやすいメリットがあります。オープンソースECパッケージは、EC-CUBE以外にも「osCommerce」「Magento」「Zen Cart」などが存在しますが、いずれも海外製品であることが特徴。基本機能は海外製品の方が充実している面があるものの、マニュアルを含む情報が原則英語となるため、スムーズにネットショップを構築するには英語力が求められます。

EC-CUBEであれば、そうした心配は無用。開発者のみならず、ショップ運営者も多数参加している「EC-CUBE開発コミュニティ」のほか、Qiitaの「EC-CUBE開発コミュニティ」などでも日本語情報を入手できます。

決済手段が豊富

EC-CUBEは決済サービスが充実しています。「EC-CUBEペイメント」はEC-CUBE公式の決済サービス。店舗の規模を問わず全EC-CUBE店舗主のカード決済をすぐに搭載できるプラグインです。その他にも下記のような決済サービスが使えます。

  1. EC-CUBE後払い
  2. GMOペイメントゲートウェイ
  3. SBペイメントサービス
  4. みずほファクター
  5. ジャックスのコンビニ後払い決済「アトディーネ」
  6. F-REGI(エフレジ)
  7. 楽天カード
  8. アナザーレーン
  9. PayPal(ペイパル)
  10. ペイジェント
  11. ゼウス
  12. SMBCファイナンスサービス(三井住友銀行グループ会社)
  13. Paidy
  14. ルミーズ
  15. イプシロン
  16. オリコ
  17. DGフィナンシャルテクノロジー
  18. 株式会社SCORE(スコア)
  19. NP後払い(ネットプロテクションズ)
  20. ソニーペイメントサービス
  21. Amazon Payプラグイン
  22. ヤマトグループ

それぞれの決済サービスの情報については「EC-CUBEで使える決済サービス」の公式サイトをご覧ください。

作ったECサイトは知的財産として自社で保有できる

EC-CUBEの事例

画像引用:EC-CUBE

EC-CUBEはオープンソースによって自分で構築していくので、デザインやシステムなどは自社で権利を持ち競合と差別化して構築することができます。それらは知的財産として保有できます。

他のECサイト作成ツールでは、すでに用意してあるテンプレートに沿って作ることが多いので、似たようなショップになることがあります。

ECサイトのデータを自由に取得・保有・活用できる

ECサイトに訪れたお客様のデータを自由・保有・活用できます。ECベンダーによってはデータ活用に制限がある場合もありますが、EC-CUBEはオープンソースで作るオリジナルのECサイトなので、広範囲のデータを自由に活用できます。

EC-CUBE管理画面

画像引用:EC-CUBE

EC-CUBE管理画面では、売り上げの集計なども折れ線グラフでわかりやすく表示してくれるなど、初心者にも優しい設計になっています。

顧客の行動や購買の分析を行いメルマガやクーポンなど的確なマーケティング施策を打つことで売上アップを図れますので、取得できるデータに制限がない点はビジネスを成長させるうえで大きなメリットとなります。

ただし、分析を適切に行うために何のデータが必要なのか、どのような分析を行えばいいのかなど分析する方針や取得すべきデータを見極める必要があるので、ECアナリストや分析が得意なメンバーに相談してデータを活用していきましょう。

ベンダーロックイン(製品依存)を防げる

ベンダーロックイン

EC-CUBEがオープンソースであるがゆえのメリットですが、他のサービスや制作会社に乗り換えがしやすいメリットがあります。

例えばAmazonや楽天市場に出店しても、そのデータは構造が公開されていないので、他のサービスに乗り換えたときに使えません。しかし、EC-CUBEはコードが公開されているめ、他のECシステム、例えば「カラーミーショップ」や「Shopify」などに変えたときに移行がしやすいです。

関連記事ベンダーロックインとは|放置すると搾取のリスク!対策方法も紹介

セキュリティサポートが充実している

EC-CUBEはオープンソースでコードが公開されているため、「アプリケーション」「環境」「人」の3軸でセキュリティ対策と支援にも力を入れています。

すべて挙げられませんが、たとえば以下の対策があります。

  • 年2回の専門企業による診断
  • リリース前のOWASP ZAPによる検査
  • 週1回のVAddyによる自動検査
  • セキュリティ情報サイト提供
  • セキュリティセミナー実施
  • セキュアコーディングガイド提供

顧客情報を扱うECサイトはハッキングなどによる情報流出は命取りになりますので、強固なセキュリティ対策ができるようにサポートしてくれる体制は心強いですね。

※ここまで読んでEC-CUBEを活用したECサイト構築に豊富な実績のある、優秀なECサイト開発会社を探している方は、Web幹事にご相談ください。専任のアドバイザーが最適な開発会社をご紹介します。相談料などは一切かかりませんので、お気軽にお問い合わせください。

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EC-CUBEを導入するための動作環境

EC-CUBEでECサイトを構築するエンジニア(プログラマー)向けの内容になりますが、EC-CUBEを導入するために必要な動作環境を紹介します。内容はEC-CUBE公式サイトを参考にしています。

Webサーバー

(2.13系) IIS(windows系OS ) IIS 7.0 以上が動作する
Apache
(UNIX系OS、
Windows系OS)
Apache 2.0.x 以上
Apache 2.2.x 以上
4.2
Apache 2.4.x
(mod_rewrite / mod_ssl 必須)
4.0/4.1
Apache 2.4.x
(mod_rewrite / mod_ssl 必須)

参照:EC-CUBE システム要件
参照:EC-CUBE 4 開発者向けドキュメント

PHP

2.13系 PHP5.2以降
4.2 7.4〜8.1
4.0/4.1 7.3 〜 7.4

PHPライブラリ

2.13系
必須PHPライブラリ pgsql又はmysql
gd
freetype2
mbstring
zlib
ctype
spl (PHP 5.3.0 未満の場合)
session
推奨PHPライブラリ
(決済モジュール・プラグインで使用)

JSON

(PHP5.2以降でオーナーズストアを

使用する場合は必須)
xm(プラグイン機能を使用する場合は必須)
OpenSSL
cURL
hash
mhash (PHP 5.3.0 未満の場合)
mcrypt
zip

4.0/4.1/4.2

必須ライブラリ

pgsql / mysqli

(利用するデータベースに合わせること)
pdo_pgsql / pdo_mysql / pdo_sqlite

(利用するデータベースに合わせること)
pdo
phar
mbstring
zlib
ctype
session
JSON
xml
libxml
OpenSSL
zip
cURL
fileinfo
intl
GD
Sodium(※4)

推奨ライブラリ hash
APCu / WinCache(利用する環境に合わせること)
Zend OPcache

参照:EC-CUBE システム要件
参照:EC-CUBE 4 開発者向けドキュメント

データベース

2.13系 PostgreSQL PostgreSQL 8.1.4以降  9.x以降
MySQL MySQL5.0.x以降
4.2 PostgreSQL 10.x 〜 14.x
(pg_settingsテーブルへの参照権限 必須)
MySQL 5.7 or 8.0
(InnoDBエンジン 必須)
SQLite(開発用途向け) 3.x
4.0/4.1 PostgreSQL 9.6.x 〜 14.x (※2)
(pg_settingsテーブルへの参照権限 必須)
MySQL 5.7.x (※3)
(InnoDBエンジン 必須)
SQLite(開発用途向け) 3.x

参照:EC-CUBE システム要件
参照:EC-CUBE 4 開発者向けドキュメント

※ここまで読んでEC-CUBEを活用したECサイト構築に豊富な実績のある、優秀なECサイト開発会社を探している方は、Web幹事にご相談ください。専任のアドバイザーが最適な開発会社をご紹介します。相談料などは一切かかりませんので、お気軽にお問い合わせください。

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EC-CUBEの導入ステップ

Ec-CUBEの導入ステップ

EC-CUBEの機能・特徴・できることを含めた概要を理解できたところで、EC-CUBEを導入してオンラインショップを構築するまでの大まかなステップを紹介しておきましょう。

EC-CUBEを導入する流れは以下のようになります。

  1. EC-CUBEのシステム要件を確認する
  2. サーバの選定 / EC-CUBEインストール
  3. 決済サービスの導入
  4. 商品登録 / 各種設定

それぞれの手順について紹介しましょう。

1.EC-CUBEのシステム要件を確認する

まずは、EC-CUBEが動作するのに必要なシステム要件を確認します。最新バージョンであるEC-CUBE 4.1以降のシステム要件は以下の通り。

システム要件

ソフトウェア

バージョン

Webサーバ

Apache

2.4.x

PHP

PHP

7.3.x / 7.4.x

データベース

PostgreSQL / MySQL

PostgreSQL 10.x / MySQL 5.7.x

WebアプリケーションであるEC-CUBEは、一般公開するため自社管轄サーバへインストールしてネットショップを構築する必要があります。つまり、ここでいうシステム要件とは、EC-CUBEのインストール先である「サーバに求められるシステム要件」です。

サーバOSに関しての要件は明らかにされていませんが、Apache 2.4.xが動作するのであればOSの種類 / バージョンは問題にならないと考えていいでしょう。一般的には、UbuntuなどのLinux系サーバOSを利用する場合が多いようです。

2.サーバの選定 / EC-CUBEインストール

システム要件を満たすサーバを選定・確保し、環境を構築したうえでEC-CUBEをインストールします。

EC-CUBEのシステム要件を満たすサーバであれば、どのサービスを選定しても問題はありません。ただし、構築するネットショップで想定される規模・トラフィックなどを念頭に、充分なパフォーマンスを発揮できるサーバを選ぶことがポイントです。

サーバOS / Webサーバ / PHPライブラリなど、自身でEC-CUBEの実行環境を整えるのが難しい方であれば、動作確認済みでEC-CUBEを簡単にインストールできる「オフィシャルパートナー」のサービスを利用するのがおすすめです。

EC-CUBE対応のレンタルサーバであれば、必要事項を入力しながら指示に従っていくだけでインストールを完了できます。問題なくインストールが完了すれば、ログイン後にEC-CUBEの管理画面が表示されるはずです。

EC-CUBEサーバー

自身でサーバ環境を構築してEC-CUBEをインストールしたい方は、以下のページにアクセスしてEC-CUBEメンバーへ登録(無料)することで、ダウンロードファイルを入手できます。

関連ページ:「EC-CUBE無料ダウンロード」

3.決済サービスの導入

EC-CUBEインストール後、最初にやるべきはネットショップに必要不可欠な「決済サービスの導入」です。特にクレジットカード決済に関しては、審査に1か月以上かかる場合がほとんどのため、早めの行動が必要です。

公式サービスの「EC-CUBEペイメント」「EC-CUBEペイメントライト」以外にも、多種多様なサービスを利用可能。取り扱い商品の価格帯や特徴、ターゲットユーザーの特性を念頭に、適切な決済方法が用意されているサービスを選定するのがポイントです。例えば、定期販売で後払い決済を導入したい場合は、「アトディーネ」がおすすめです。

EC-CUBEの決済サービスの種類は下記ページから閲覧できます。
関連ページ:EC-CUBEで使える決済サービス

4.商品登録 / 各種設定

テーマ・プラグインを活用してネットショップのデザイン・機能をカスタマイズし、商品登録 / 各種設定を済ませたうえで一般公開します。

商品登録とは、取り扱い商品のマスターデータとなる「商品マスター」への登録作業のこと。商品登録メニューを開き、必須項目(商品名 / 販売種別 / 販売価格 / 在庫数)を含めた情報を一つひとつ入力していくほか、CSVファイルインポートによる一括登録も可能です。

EC-CUBE商品登録

完全オリジナルデザインのネットショップを構築する、特殊な販売機能を追加するのでなければ、EC-CUBEを活用して簡単にネットショップを開設できることがおわかりでしょう。

EC-CUBEの料金・費用相場

ECサイトは商品数や機能などによって構築費用は変わりますが、参考までに目安・相場を紹介します。自社で作る際の参考にしてください。

EC-CUBEの料金・費用相場

費用

商品点数

制作期間

デザイン

その他

30万円以下 

1〜3点

1ヶ月以内

テンプレート

購入ページのみ

50万円〜100万円

3〜10点

2〜2.5ヶ月

テンプレート

※一部オリジナル

購入ページに加え

コンセプトページなど

100万円〜300万円

20点前後

3ヶ月前後

オリジナル

ブログの発信や

会員登録機能など追加

300万円以上

20点以上

3ヶ月以上

オリジナル

マーケティング機能や

在庫管理機能などと連携

オープンソースのEC-CUBEでECサイトを作る場合、サービスの利用料はかかりませんので費用を決めるのは「ショップの規模や機能」です。費用の内訳は主にエンジニアやデザイナーに支払う人件費になります。

EC-CUBEの構築やカスタマイズを制作会社に外注する目安は下記になります。

EC-CUBEの構築・カスタマイズ内容

料金目安

EC-CUBEのインストールから初期設定まで

5万円〜10万円

デザインテンプレート・プラグインを利用した

EC-CUBEのカスタマイズまで

20万円〜35万円

デザインテンプレートをもとに

オリジナルデザインのEC-CUBEを制作するまで

50万円〜80万円

ソースコードの改変を含むEC-CUBEのカスタマイズ

100万円〜

クラウド版Liteプラン

ec-cube.co

画像引用:ec-cube.co

冒頭で説明したように、EC-CUBEは

  • 自社のサーバーにダウンロードして使う「ダウンロード版」
  • クラウドを活用して共通のECサイト作成サービスを使う「ec-cube.co」

があります。

クラウド版「ec-cube.co」には、「Liteプラン」「スタンダードプラン」の2種類の料金プランが用意されています。「Liteプラン」は独自ドメインの利用、商品登録数・容量無制限でデザインテンプレート / プラグインの利用できるプランです。

ただし、2022年10月時点で「Liteプラン」の新規申し込みは停止されています。

プラン名

ec-cube.co(クラウド版)Liteプラン

初期料金

無料

月額料金

6,800円〜(税抜)

商品登録数

無制限

容量

無制限

独自ドメイン

◯(ドメインの取得が必要)

カスタマイズ

×

Git / ステージング環境 /

エラーログ

×

ec-cube.coの特徴は、月額料金が販売額(消費税を引いた販売額に送料等の手数料をプラスした売上金額)に応じて変動すること。Liteプランには初期料金がかからないメリットがあります。

販売額(月商)

ライトプランの月額料金(税抜)

〜50万円

6,800円

50〜100万円

13,300円

100〜450万円

58,800円

450〜500万円

65,300円

500〜700万円

91,300円

700〜900万円

117,300円

900〜1,000万円

130,300円

1,000〜1,100万円

143,300円

クラウド版Standardプラン

プラン名

ec-cube.co(クラウド版)Standardプラン

初期料金

70,000円(税抜)

月額料金

49,800円〜84,800円(税抜)

商品登録数

無制限

容量

無制限

独自ドメイン

◯(ドメインの取得が必要)

カスタマイズ

Git / ステージング環境 /

エラーログ

「クラウド版Standardプラン」は、カスタマイズ機能 / エラーログの取得が可能になります。月商450万円以上の店舗であればLiteプランよりもStandardプランの方が月額料金はお得。最高額が84,800円に設定されているため、規模の拡大に伴った追加コストも最小限に抑えられます。月額費用は以下です。

販売額(月商)

スタンダードプランの月額料金(税抜)

〜50万円

49,800円

50〜100万円

49,800円

100〜450万円

57,300円

450〜500万円

59,800円

500〜700万円

69,800円

700〜900万円

79,800円

900〜1,000万円

84,800円

1,000〜1,100万円

84,800円

ダウンロード版

ダウンロード版は無償になるので、有償のデザインテンプレートやプラグインを使わなければ、コードを使って制作するエンジニア(プログラマー)の人件費と、ECサイトを公開するためのサーバーや独自ドメインを取得する場合に費用がかかります。

料金内訳

料金目安(年額)

レンタルサーバー

36,000円〜140,000円

独自ドメイン

1,000〜3,000円

EC-CUBEが使えるレンタルサーバーは下記です。

  • WADAX
  • CPIレンタルサーバー
  • エックスサーバー
  • カゴヤ・レンタルサーバー
  • さくらのレンタルサーバ
  • ロリポップ!レンタルサーバー

関連記事:レンタルサーバー比較21選!失敗しない選び方も解説

GPLライセンスと商用ライセンス

オープンソースであるEC-CUBEは、ダウンロードしたプログラムを自由に改変・頒布・複製できる「GPLライセンス」が基本です。ソースコード改変後のプログラムもオープンソースとして公開すれば無料で取得できます。

ソースコードを公開したくない場合には「商用ライセンス」の購入が必要になります。1ライセンスは264,000円〜です。一括購入すると、1ライセンスあたりの金額が割引されます。

ボリュームディスカウントの本数

EC-CUBE商用ライセンスの料金

(1ライセンスあたり)

1ライセンス

264,000円

3ライセンス一括購入

237,600円

4〜9ライセンス一括購入

224,400円

10ライセンス以上の一括購入

211,200円

関連記事EC-CUBEの料金をライセンスごと・ec-cube.coについても紹介!

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EC-CUBEの導入にデメリットはある?

EC-CUBEのデメリット

メリットの多いEC-CUBEですが、導入の際に留意しておきたい、デメリット面にもなり得る注意ポイントもあります。以下から簡単に解説していきましょう。

複雑なカスタマイズにはコーディングの知識が必要

ブロック・レイアウト機能によるデザインカスタマイズ、プラグインによる機能拡張など、専門知識に乏しくてもカスタマイズ可能なEC-CUBEですが、より複雑なカスタマイズが必要であれば、コーディングの知識・スキルが必要になります。

例えば、ブロック・レイアウト機能で実現できないデザインカスタマイズには、HTML / CSS / JavaScriptのコーディングスキルが必要。プラグインで実現できない機能を追加するには、PHPのプログラミングスキル、または独自プラグインの開発スキルが必要です。

幸いなことに、オープンソースECパッケージとして国内トップクラスのシェアを誇るEC-CUBEには、信頼のおける開発パートナーが多数存在します。自社のリソースでカスタマイズが難しいと感じるなら、相談してみるのがおすすめです。

運用・バージョン管理・セキュリティ確保は自社責任

EC-CUBEに限らず、オープンソースを活用する最大のデメリットと成り得るのが「サポート」です。EC-CUBEを活用したネットショップの構築はもちろん、サーバを含めた運用、OS / EC-CUBEのバージョン管理、セキュリティ対策などは、原則としてすべて自社責任です。

EC-CUBE専用WAFの案内や、セキュリティ対策に関するページを公開するなど、開発元であるイーシーキューブも積極的に情報発信してはいますが、最終的にアクションを起こすのはネットショップ運営者の責任です。起こりうるリスクを想定し、対応策を準備しておくことが重要です。

EC-CUBEによるECサイト制作事例

続いては、EC-CUBEを使って作られたECサイトの事例として「アパレル」「雑貨」の2つを紹介します。いずれもEC-CUBEの公式サイトで「秀逸事例」に指定されているので、ぜひサイト制作の参考にしてください。どれも店舗や商品の特色に合わせた機能を実装しています。

【アパレル】Tシャツ本舗

Tシャツ本舗

画像引用:Tシャツ本舗

アパレルの事例は、オーダーメイドのTシャツを販売する「Tシャツ本舗」。こだわったポイントとしては下記があります。

■会員登録
・会員登録時に新規会員登録ポイントを付与

■商品詳細
・必要な項目を選択し、選択肢に応じて金額が算出される
・お客様側でデザインしたものを添付ファイルで送ることができる

■購入機能
・定休日には商品を発送できないように対応
・たおる本舗と同時購入の際に割引対応
・商品購入のときにkintoneと連携

■マイページ
・ポイント履歴機能の対応
・保存した見積り一覧機能から注文できる

Tシャツ本舗の事例を見る

【雑貨】ZENN PRODUCT

ZENN PRODUCT

画像引用:ZENN PRODUCT

インテリア・日用雑貨を販売する「ZENN PRODUCT」のECサイト。開発期間 8カ月の力作です。主に下記にこだわって作られました。

■背景の選択
色々なパターンや色を選んで、デザインの背景を変更できる

■画像/テキストの挿入
PCやスマホに保存した画像を張り付けてデザインの作成ができる。日本語・英語合わせて50種類以上の書体から選択してテキストを挿入することができる

■お絵描き
ペンの種類、色や太さ、透明度を変更してお絵描きすることができる

ZENN PRODUCTの事例を見る

【飲食】ドトールオンラインショップ

ドトールオンラインショップ

画像:ドトールオンラインショップ

全国にカフェを展開している「ドトールコーヒー」のECサイトです。要件定義を含んだ制作期間はおよそ半年。以下のような顧客向けのマーケティング機能が充実しています。

■クーポン発行
メルマガや実店舗の販促物(ポップアップ等)に記載し、ECサイト利用時に固定ポイントが付与される機能。実店舗⇒ECへの流入が期待できる。

■ハウスカード決済機能
顧客の持つハウスカードをECサイトの決済時に利用できる

■出荷数制限・お届け日制御
出荷数が上限に達した際に指定できるお届け日の表示をコントロールし、物流の負荷を平準化してスムーズに配送できる

ドトールオンラインショップの事例を見る

【見積サイト】ポスティング料金簡単自動お見積もり

ポスティング料金簡単自動お見積もりサイト

画像:ポスティング料金簡単自動お見積り

ポスティング関連事業を展開する株式会社 兵庫リビングPDのサイトです。制作期間は6ヶ月でPC端末向けに構築されいます。サイトの特徴としては以下が挙げられます。

■見積料金計算
条件を選択するだけで簡単にポスティングの見積料金を算出できる。配布する建物種別や配布物のサイズなども細かく指定でき、直感的で簡単な操作感を提供。

■クリッカブルマップ
クリッカブルマップとは、サイト上に表示した地図をクリックして地域を指定できる機能。地図上で配布地域を選択できるのでポスティングの戦略も立てやすい工夫がされている

ポスティング料金簡単自動お見積もりの事例はこちら


その他の事例はEC-CUBE公式サイト「ECサイト導入・デザイン制作事例一覧」をご覧ください。


※「こんな機能を持ったサイトを作りたい」とお考えのときはWeb幹事へお問い合わせください。5,000件を超える豊富なサイト制作・見積もりデータベースからあなたの希望に沿った相場や制作会社を無料でご案内させていただきます。

【無料】EC-CUBEに詳しいおすすめ開発会社に相談する

EC-CUBE以外のECプラットフォームとの違い

カート名

特徴

料金

おすすめの企業

Shopify

越境ECにも対応


多言語、多通貨も対応可能

初期費用:無料

月額費用:29ドル〜

決済手数料:3.25%〜

販売手数料:無料

振込手数料:0円

海外展開を考えている

FutureShop

デザインのカスタマイズが高い

初期費用、月額固定費

22,000~52,000円

(登録商品数により変動)


独自性の高い

ECサイトを構築したい

ebisumart

サポートが充実している

セキュリティ対策と

安定したインフラ

初期費用:300万円~

月額費用:30万円~

※カスタマイズ内容による

ECコンシェルジュによる

サポートを受けたい

最後にEC-CUBE以外のECプラットフォームを3つピックアップして紹介します。

Shopify

Shopify

画像引用:Shopify

Shopifyは2004年にカナダで創業され、創業からわずか10数年でECサイトの世界No.1シェア数に伸びたECプラットフォームです。ASP(Application Service Provider)と呼ばれるサービスにあたり、ソフトを購入したりインストールしたりして使うのではなく、インターネット上で共通のサービスを利用してECサイトを作ります。

最初からお店のテンプレート(見本)がいくつか用意されており、店名や商品情報、写真などを入れ替えるだけでECサイトが構築できる上に、テンプレートを使わず、コンピュータ言語を駆使することでオリジナルのお店も作れるので、初心者から上級者まで幅広いニーズに応えられます。

Shopifは5つのプランが用意されており、様々なニーズに応えられるようになっています。プランごとの違いなど詳しい情報を知りたい方は下記の関連記事をご覧ください。

関連記事:Shopifyとは?導入すべき人、機能、料金、評判、成功事例を紹介!

FutureShop

futureshop

画像出典:FutureShop

「FutureShop」は2003年10月にサービススタートしたクラウド型ECサイト構築プラットフォームです。

デザインカスタマイズの自由度の高いことが特徴で、管理機能、メルマガ・クーポン機能などにも優れています。ECサイトを構成する要素を「パーツ」に分割・管理する「commerce creator」、ドラッグ&ドロップでパーツを並べて自由なレイアウトを作ります。HTML / CSSを適用すれば、ページデザインを自由にカスタマイズすることも可能です。

◎FutureShopの料金

・スタンダードプラン:初期費用22,000円〜、月額22,000円〜
・ゴールドプラン:初期費用52,000円〜、月額81,000円〜
・オムニチャネル対応プラン:初期費用752,000円〜、月額152,000円〜

ebisumart

ebisumart

画像引用:ebisumart

ebisumartは、ECパッケージと呼ばれる分類に入り、ECサイトを構築するために必要な機能があらかじめ揃っています。その代わり構築費用が高く、資本のある企業向けのサービスです。

ebisumartは、Webアプリケーションの脆弱性を突いた攻撃へ対するセキュリティ対策を導入しているほか、企業の総合的な情報セキュリティを確保・維持・管理するシステムを取得しています。情報の改ざんや漏えい、システムダウンを防ぎ、不正な攻撃からサイトを守れます。また、1分間の最大受注件数が1,900件、最大アクセス数は50,000アクセスなど、高負荷に耐えられるインフラが標準装備されています。

導入後も手厚いサポートを提供しているのが特徴。ebisumartのECコンシェルジュが、ECサイト運用時に起きたトラブルの解決法や提携サービスの活用法に関するアドバイスをします。

ebisumartについては下記の記事を参考にしてください。

関連記事ebisumartの料金・おすすめの企業|受注数が2倍になった事例も紹介

EC-CUBEまとめ

EC-CUBEを活用したネットショップ構築を検討している方にむけ、本記事では、プロダクト・ライセンスの種類から特徴・機能、導入ステップ・メリット・デメリットまで、知っておきたいEC-CUBEの基本を解説してきました。

無料で利用できるEC-CUBEは、導入メリットの大きいECパッケージではありますが、ネットショップ構築 / 運用にはそれなりの知識が求められることも事実。システム面で煩わされることなくECビジネスに集中するためにも、構築 / 運用をサポートしてくれるパートナー企業を確保することがおすすめです。

※EC-CUBEを活用したECサイト構築に豊富な実績のある、優秀なECサイト開発会社を探している方は、Web幹事にご相談ください。専任のアドバイザーが最適な開発会社をご紹介します。相談料などは一切かかりませんので、お気軽にお問い合わせください。

コンサルタントのご紹介 Web幹事 コンサルタント 岩田真 岩田 Web制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

様々なお客様のWeb制作を実際に行ってきましたので、
初心者の方でも安心してご相談ください!

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Q. EC-CUBEとは何ですか?

2006年に初版が公開された、EC向けの純国産オープンソースCMS(コンテンツマネジメントシステム)です。2019年1月には、株式会社イルグルム(旧ロックオン)から分社した100%子会社、株式会社イーシーキューブに開発元を移管。2022年9月現在、最新バージョン4.2が公開されています。

Q. 自社のECサイトを構築するには、どのような動作環境が必要ですか?

EC-CUBEを導入するには「Webサーバー」「PHP」「データベース」などの環境構築が必要です。また、必要なPHPライブラリとして「pgsql」「mysql」「gdfreetype2」等が挙げられます。導入環境はサーバーによって異なるため、事前にシステム要件を確認するのがおすすめです。