プロが教えるEC開発会社の選び方・比較の3ポイント【失敗したくない方へ】

ECへの注目度が高まる昨今、さまざまな業界で自社ECを制作したいという相談が増えています。ただし、リソースが必要な自社での開発ではなく、EC開発会社に外注するケースがほとんど。その際つまずきやすいのが、次のような点です。

・どうやってEC開発会社を探せばいいのか分からない
・価格以外のEC開発会社の選び方が分からない
・自社ECサイトを制作しても成果が上がるか不安

そこで本記事では、自社ECサイト制作の外注を検討されている担当者に向けて、EC開発会社を選ぶ際に準備してほしいこと、ここだけは押さえてほしいチェックポイントをまとめました。

※まだECサイトを持ったことがなく、Webの知識が全くない方、ECサイトに強い制作会社をお探しの方は、こちらからご相談ください!

【プロが厳選】ECサイトの開発に強い制作会社を紹介してもらう

目次
  1. 1. EC開発会社に依頼する前の準備
    1. 1-1. 予算と納期を決めておく
    2. 1-2. どんな機能が欲しいか決めておく
    3. 1-3. 競合や参考にしているサイトを整理しておく
  2. 2. EC開発会社の選び方・比較のチェックポイント
    1. 2-1. EC会社の対応範囲をチェック
    2. 2-2. ECサイトの開発実績・経験をチェック
    3. 2-3. 見積書・提案書をチェック
    4. 2-4. EC支援の内容をチェック
  3. 3. EC開発会社のコンペをする際の注意点
    1. 3-1. 安すぎるEC開発会社
    2. 3-2. 見積書がざっくりすぎるEC開発会社
    3. 3-3. 売上が「すぐに上がる・必ずあがる」と言うEC開発会社
  4. 4. EC開発会社の選び方・比較のポイントまとめ
    1. 4-1. ECサイト制作をプロに任せたい方へ

EC開発会社に依頼する前の準備

EC開発会社に依頼する前の3つの準備

EC開発会社への依頼は、大きくまとめると次のような流れで進みます。

  1. 開発会社に問い合わせ・見積もり依頼
  2. 開発会社からのヒアリング・見積もり提出
  3. 見積りを比較検討、依頼する会社を決めて契約
  4. 要件定義
  5. 設計・デザイン・開発
  6. テスト
  7. 納品

ECサイト制作は、まずEC開発会社への問い合わせ・見積もり依頼から始まります。適切な見積もりを出してもらい、効率的に開発を進めるために準備したほうが良いことを3点紹介します。

これらをEC開発会社の見積り作成前、ヒアリングの際に伝えることで、最初の見積書からの変動が少なく、効率的に開発が進みます。

予算と納期を決めておく

予算と納期は、ECサイト制作を開発会社に依頼する際に絶対必要なことです。予算と納期が決まっていないと、見積もりを出してもらえません。

予算と納期によって、依頼できる開発会社が絞られることもあります。一般的に、開発会社のなかでも大企業になるほど価格交渉が難しい傾向にあり、予算が合わないと依頼が難しくなります。また、納期が短いと対応できる会社が少なくなり料金も高くなります。できれば余裕のある納期を設定したいところです。

なお、契約後の要件定義(要望と、その要望をどのように叶えるのかを文章としてまとめたもの)や実際の開発の経過により、最終的にかかる料金は最初の見積もりから多少変動することがあります。そのことを念頭に置いて、予算を確保しましょう。

※予算を決めるにあたって相場や納期の目安は下記の記事を参考にしてください。
関連記事:ECサイト構築の費用と料金相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】

どんな機能が欲しいか決めておく

欲しい機能を決めることで、どんなECサイトを制作したいかが明確になります。重要なことは、欲しい機能をリストアップした上で、絶対に必要な機能とそうではない機能を区別して、開発会社に伝えることです。

欲しい機能を全て入れると料金は高額になります。一方で、絶対に必要な機能が漏れたまま見積もりや要件定義を進めてしまうと、大きく追加費用が発生したり開発に時間がかかってしまいます。

現時点では絶対に必要ではない機能のなかでも、将来的には絶対に入れたいのかできれば入れたい程度なのか、必要度合の違いを明確にできると良いでしょう。将来的には絶対に入れたい機能に対応しておくことで、中長期的な成長に対応しやすいサイトになります。

※そもそもECにどんな機能があるの?という方はこちらをご覧ください。
関連記事:ECに必要な機能・仕組みを徹底解説!

競合や参考にしているサイトを整理しておく

どんなECサイトを制作したいかを明確にして開発会社に伝えるために、競合サイトや参考にしているサイトを伝えるのも効果的です。具体的な機能以外に、ECサイトのデザインや使い勝手などを伝えるのにも役立ちます。

競合サイトはどういった点で競合なのか、参考にしているサイトはどういった点を参考にしているのかを合わせて整理しておきましょう。

さらに詳しい内容は下記の記事を参考にしてください。

関連記事:売れるEC・ネットショップの始め方!準備から開設・集客まで徹底解説

EC開発会社の選び方・比較のチェックポイント

EC開発会社の選び方・比較の4つのポイント

EC開発会社の探し方としては、次のような方法があります。

  • インターネット検索
  • EC業界関係者の口コミ
  • EC専門メディアなどでの紹介

まずはネット検索で自社に合いそうな開発会社をピックアップしつつ、公式サイトとともに口コミや専門メディアなどで、その会社の詳細や評判、他に良さそうな会社がないかを調べてみると良いでしょう。その際、次の点を押さえておきましょう。

EC会社の対応範囲をチェック

EC開発会社と一口に言っても、会社によって対応できる作業の範囲が異なります。見積もりを依頼する際、その会社がどこまで対応できるのかを確認した上で、依頼したい作業範囲を明確にして見積もりを依頼しましょう。

対応範囲は構築・設定・運用の3段階

ECサイト制作には、次のように構築・設定・運用の3段階があります。

構築:ECサイトのフロントを構築する。一般的なWebサイト構築の範囲
設定:EC運営業務を理解した上で、決済や物流などバックエンドの設計まで可能
運用:ECサイトリリース後の集客支援なども可能

開発会社に依頼する場合、できれば構築だけでなく、設定まで対応している会社に依頼することをおすすめします。見積もり依頼時に対応可能かどうかを確認しておきましょう。運用まで対応できる開発会社は意外と少数派です。

ECサイトの開発実績・経験をチェック

EC開発会社の開発実績・経験は、会社の公式サイトやサービスサイトで確認できます。詳細を公開していない場合でも、資料請求や見積もり依頼の際に情報をもらえる会社がほとんどです。開発実績・経験については、次のような点をチェックしましょう。

ECサイトのデザイン

EC開発会社の得意なデザインは、開発実績・経験を見ることである程度把握できます。自社のECサイトの世界観に近いデザインや、こういったデザインが良いなと思えるECサイト開発実績・経験が多くある会社のほうが、依頼するのに安心です。

また、大規模な開発会社のほうが幅広いデザインに対応可能といわれることもありますが、中小規模の会社でも、複数名のデザイナーが入ることでそれなりにデザインの幅は広がります。企業規模に特別にこだわる必要はないでしょう。

Eコマースの運営経験

ECの運営経験がある開発会社は、ECサイトの構築だけでなく設定や運用までノウハウを持っているので、安心して依頼できます。

実績・経験としてあげられている事例について、構築のみ担当したのか設定や運用まで担当したのかをチェックしてみましょう。EC開発を手がける会社のなかには、自社でECを運営しているケースもあります。

見積書・提案書をチェック

安さを第一の理由にEC開発会社を決めることはおすすめできません。価格よりも先にチェックすべきは、予算と納期、絶対に必要な機能、そして競合・参考サイトなどが見積書・提案書に間違いなく反映されているかという点です。

また、ヒアリングの際、自社の課題や目標とする月商規模などの数字の確認があったかどうか、そこに対してどうアプローチするかを提案書で示してくれるかどうかも、重要な点です。

ECサイトは作って終わりではなく、売上を伸ばしながら運営を続けることが目的です。課題解決や目標達成のためには、当初の予算や納期、必要な機能などを見直す必要があるかもしれません。そういった提案や相談ができる会社は信頼できます。

これらの点を満たす会社を選んだ上で、価格についても比較してみてください。

EC支援の内容をチェック

前述の通り、EC開発には構築・設定・運用の三段階があります。まずは、どの段階まで対応可能かを確認しましょう。その上で、それぞれの段階の作業についても希望する作業に対応してもらえるのかチェックしましょう。

構築では、特定商取引法ページなどECサイトならではのページ構築に抜けがないか、リリース後の改善にどこまで対応してもらえるのかをチェックしておきたいところです。また、開発会社によって利用できるASPやプラットフォームが決まるので、利用したいASPやプラットフォームがある場合は、それに対応可能な開発会社を選ぶ必要があります。

設定では、決済や物流などどこまで設定依頼が可能なのか見積もり依頼の際に確認しましょう。運用まで依頼できる会社は少数ですが、もし運用を依頼したい場合は、どこまでの支援をしてほしいのか明確にした上で、対応可能な会社に絞って依頼する必要があります。

EC開発会社のコンペをする際の注意点

EC開発会社のコンペをする際の3つの注意点

EC制作を開発会社に依頼する際には、複数の会社を比較検討するのが一般的です。その際、次の3点に注意しましょう。

安すぎるEC開発会社

開発内容によって価格は変動しますが、他の会社に比べてあまりにも安すぎる場合は逆に注意しましょう。クオリティが下がるか、何か問題が起きたときのフォローなどがない可能性があります。

特に、10~20万円程度で開発できるという場合は要注意です。予算がなく、それくらいのコストしか出せない場合は、BASEやSTORESなどの格安ASPを使って自社でECサイトを制作したほうが安心です。

見積書がざっくりすぎるEC開発会社

たとえば、「ECサイト開発一式〇〇円」といったように、見積書の項目があまりにもざっくりとしている場合、要望にどこまで対応してもらえるのか不明確で不安があります。こまかな項目に落とし込まれていないことで、追加料金が頻繁に発生する可能性もあります。

見積書の項目は開発会社によって多少異なりますが、構築であればデザイン・コーディング、設定であれば何の設定なのかといった、作業項目ごとの料金が明示されている会社を選ぶことをおすすめします。

売上が「すぐに上がる・必ずあがる」と言うEC開発会社

ECサイトは作ったからといって、すぐに売上が上がるわけではありません。できたばかりのECサイトは誰にも知られていません。ECサイトを立ち上げると同時に、SEO対策や広告などの集客施策に力を入れ、より多くのユーザーにECサイトを認知してもう必要があります。

集客に不安がある場合は、運用まで行ってくれる開発会社か開発会社とは別に、運用支援を行っている会社に相談してみると良いでしょう。

ただ、そうやって集客施策に注力したとしても、効果的な施策を安定して行うためにはデータの収集とそれに基づく施策の実施、改善というPDCAを回すことが必要です。

手応えが感じられるには早くても数カ月はかかります。季節的な変動もあるので、一年間ECサイトを運用してみて、やっと売上の動きがつかめるようになるともいえます。

こういったことを踏まえて、効率的に施策を実施できるようなECサイトを提案してくれる開発会社は信頼できます。逆に、ECサイトを作ればすぐに売上が上がる、必ず売上が上がるというEC開発会社はあまり信用できません。

EC開発会社の選び方・比較のポイントまとめ

EC開発会社を選ぶ際失敗しないために大切なのは、第一に、自分たちがどういうECサイトを作りたいのかということを明確にしておくことです。

そのためには本記事で最初に紹介したような、絶対にほしい機能や競合・参考サイトを整理しておくことが役立ちます。そして、自社の要望にきちんと対応してくれるかどうかをチェックするために、本記事で紹介しているようなチェックポイントが役立ちます。

そういったチェックポイントを踏まえた上で、同条件の会社を比較検討する場合、さらに検討材料にしたいのが担当者の対応です。担当者の対応が早く正確であることは、EC開発を効率的に進めるだけでなく、サイト立ち上げ後のフォローにも関係します。

ECサイトは立ち上げて終わりではなく、事業の成長に応じた機能追加や改善、場合によってはリプレイスも必要になります。そういった中長期的な関係を考えたときに、安心して任せられる開発会社を選ぶことがとても大切です。

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