【プロ監修】売れるECサイトの作り方を準備から開設・集客まで解説【2024年最新版】

売れるEC・ネットショップの始め方!準備から開設・集客まで徹底解説

2020年に襲った新型コロナウイルスの影響により消費者の購買行動が大きく変化しました。ネットショップでの購入が急激に伸び、ECサイトなしでは経営が苦しい店舗も増えています。

「リアル店舗に加えて新たにECサイトを作りたい」というお店は多いものの、以下の様な悩みがつきもの。

「ECサイトの作り方がわかない。。。何から始めればいい?」

そこで本記事ではECコンサルタントに取材をした内容をもとに、「ECサイトの作り方」「ECサイト開設に必要な準備」「ECサイト開設後の集客」までを解します。

本記事はECサイト運営 / ECサイト受託を行うコマースメディア株式会社の井澤 孝宏 氏に監修していただいています。

※まだホームページを持ったことがなく、Webの知識が全くない方、ECサイトに強い制作会社をお探しの方は、こちらからご相談ください!

ECサイトの作り方を専門家に相談する

ECサイト制作お役立ち記事リスト ・【概要】ECサイトとは?作り方や運営業務を簡単に解説
・【種類】ECサイトの種類一覧!構築方法の比較やおすすめも紹介!
・【費用】ECサイト構築の費用と料金相場、開設手順をかんたん解説!
・【選び方】プロが教えるEC開発会社の選び方・比較の3ポイント
・【補助金】ECサイト(ネットショップ)制作で申請できる3つの補助金
・【メリット】ECサイトの種類一覧!構築方法の比較やおすすめも紹介!
・【制作会社】ECサイト構築・開発に強い制作会社をプロが厳選!
・【開設方法】ECサイトを立ち上げる方法と費用を解説!手順や成功のコツ
・【集客方法】ECサイトの集客を伸ばすには?効果的な集客方法や成功事例
・【運営業務】【初心者向け】ECサイト運営の業務7つと必要なスキルを解説!
・【ASPカート】ECサイト構築のASPカートを徹底比較

最終更新:2024年2月

目次
  1. 1. ECサイトの種類や特徴・費用一覧
    1. 1-1. 集客力が期待できるECモール
    2. 1-2. リピーターを育てられる自社サイト(ASP)
    3. 1-3. その他の自社ECサイト
  2. 2. ECサイトの作り方
    1. 2-1. ECサイトの作り方-手順1:商品分析をする
    2. 2-2. ECサイトの作り方-手順2:売り場(ECの種類)を決める
    3. 2-3. ECサイトの作り方-手順3:デザインを決める
    4. 2-4. ECサイトの作り方-手順4:必要な機能を決める
    5. 2-5. ECサイトの作り方-手順5:決済方法を決める
    6. 2-6. ECサイトの作り方-手順6:集客チャネルを決める
    7. 2-7. ECサイトの作り方-番外編:分析・改善を続ける
  3. 3. ECサイトを作るのに必要な期間やスキル
    1. 3-1. 10万円〜100万円以下のECサイトの制作期間は1ヶ月〜2ヶ月
    2. 3-2. 100万円〜500万円のECサイトの制作期間は2ヶ月〜5ヶ月
    3. 3-3. 500万円以上のECサイトの制作期間は4ヶ月〜8ヶ月
    4. 3-4. ECサイトを作るのに必要なスキル
  4. 4. ECサイトの選び方とおすすめのサービス
    1. 4-1. 集客力なら「ECモール」
    2. 4-2. 初心者向けは「ASP」
    3. 4-3. 独自性を求めるなら「オープンソース」
    4. 4-4. 資本力があるなら「パッケージ」
    5. 4-5. 不安なら迷わず専門家に相談・外注がおすすめ
  5. 5. ECサイトを作るときの注意点
    1. 5-1. 在庫・倉庫
    2. 5-2. 配送・物流
    3. 5-3. 規約・特定商取引法
    4. 5-4. カスタマーサポートの設計
    5. 5-5. ECサイトの乗り換え
    6. 5-6. ECサイトの補助金
    7. 5-7. 年商別で選ぶのはおすすめしない
  6. 6. ECサイト構築・運営におすすめの本
    1. 6-1. 【構築におすすめ】図解即戦力 EC担当者の実務と知識がこれ1冊でしっかりわかる教科書
    2. 6-2. 【運営におすすめ】EC担当者 プロになるための教科書
  7. 7. ECサイトの作り方まとめ
    1. 7-1. ECサイトを作る際に決めておきたいチェックリスト
    2. 7-2. ECサイト制作をプロに任せたい方へ

ECサイトの種類や特徴・費用一覧

種類

費用の目安

特徴

代表的なショップ

ECモール

無料〜10万円

・ECモール自体に集客力がある

・カスタマイズできない

・売上手数料が引かれる

・Amazon

・楽天市場

・Yahoo!ショッピング

ASP

無料~300万円以上

・構築費用・維持費が低コスト

・カスタマイズにも対応

・他社へ乗り換えがしにくい

・Shopify

・BASE

・カラーミーショップ

オープンソース

10万〜500万円

・乗り換えがしやすい

・カスタマイズにも対応

・サーバーが必要

・EC-CUBE

・Magento

パッケージ

100万〜500万円

・導入スピードが早い

・他社への乗り換えがしにくい

・機能が提供サービスに縛られる

・EC-ORANGE

・ecbeing

・ebisumart

最初に代表的なECサイト4種類について費用や特徴、代表的なサービスを紹介します。ECサイト作成サービスは競争が激しく、見せ方や機能など進化が早いです。次章でどの種類が自社に合うのか、選び方を紹介しますので、この章ではECサイトに関する基礎知識を理解しましょう。

集客力が期待できるECモール

Yahoo!ショッピング

画像出典:Yahoo!ショッピング

ECモールの特徴 ・簡単に始められる
・すでに集客力がある
・カスタマイズがしにくい
・売上手数料が引かれる

ECモールは集客力が高い

ECモールとは名前のとおり、ショッピングモールのような複合型のECサイトです。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなど、すでに母体があるWebサイトに店舗を出店します。

お店や商品の情報を登録するだけで簡単に始められる上に、商品購入のシステムが充実しています。そして、最大のメリットはモール自体に集客力があること

ECモールは検索エンジンの対策にも強く、色んな商品名で検索したとき、ほとんどAmazonや楽天などのECモールが上位に表示されます。新規顧客との接点においてはECモールが圧倒的に有利です。

ECモールは購入率も高い

さらに購入する前提のモチベーションで訪れるユーザーが多いことから、CV率も5%前後と高い数値です。一般的にECサイトのCV率(購入率)は1%〜2%なので、倍以上の数値。競争は激しい分、売り上げが期待できます。

お店の世界観や固定のファンは作りにくい

ただし、ECモールのデメリットはカスタマイズが弱いこと。Amazonや楽天市場など母体のサイトでデザインも決まっているため、他店との差別化や、今後事業を拡大しようと思ったときに自由度がありません。

楽天やAmazonで買い物をしても、お店の特色を覚えている方は少ないでしょう。それはECモールが商品を見せることを中心としているからであり、リピーターなどは作りにくい特徴があります。ECモールは自分のお店を持つというより、お金を生む装置であると考えてください。

ちなみに、お店のファンを作り、リピーターを増やしたい方は下記の記事もご覧ください。

関連記事リピート通販とは?リピーター獲得のための施策・おすすめのECカートを紹介

ECサイトの作り方を専門家に相談する

リピーターを育てられる自社サイト(ASP)

自社サイト(ASP)の特徴 ・カスタマイズにも対応
・リピーターを育てられる
・集客は自助努力が必要

自社サイトとは、自分でWebサイトを開設する形式のお店です。ECモールと違ってお店のカスタマイズがしやすく、お店の世界観を出しやすく、他店と差別化できます。

お店を気に入ってもらえれば、リピーターを育てることができ、売上アップにつながります。

自社サイトの中でも数種類ありますが、初めてECサイトを運営する方でも始めやすいのがASP(Application Service Provider)と呼ばれる型。

ASPとは、自分でソフトをインストールするのではなく、インターネット上で共通のサービスを利用するもの。

お店のデザインの型(テンプレート)が用意されているので、写真やテキストを掲載するだけでECサイトが作れることが特徴です。次章でおすすめのASPを紹介しますが、現在ではASPでのECサイト構築が主流になっています。

その他の自社ECサイト

種類

費用・相場

代表的なショップ

特徴

オープンソース

10万〜500万円

EC-CUBE

Magento

・無償で利用できる

・自由にカスタマイズできる

・専門知識がないと使いこなせない

パッケージ

100万〜500万円

Orange EC

ecbeing

ebisumart

・カスタマイズ性が高い

・大規模なECサイト構築にも対応

・初期費用・維持費用が高い

フルスクラッチ

500万円以上

オリジナルのECサイト

・カスタマイズ性が高く独自性も出る

・構築費用・維持費用が高い

・制作期間が長い

※費用はECサイト制作をプロに依頼する場合の金額です。

ASP以外の自社ECサイトについても簡単に3つ紹介します。

オープンソース

無償で利用でき、かつ自社のオリジナル性を出したい方が構築するECサービスが「オープンソース」です。オープンソースとは、ソースコードが無償で一般公開されているECサービスのこと。

Web幹事のソースコードの一部

ソースコードとは上の画像のようなコンピュータ言語のことです。もともと用意されたデザインのテンプレートを使うのではなくエンジニア(プログラマー)がソースコードを入力して構築するのでオリジナル性の高いECサイトが作れます。また、どんな構造でECサイトができているかコードが公開されているので、他社サービスに乗り換えるときも移行しやいです。

ECパッケージ

ABC-MART

画像出典:ABC-MART.net

ECパッケージとは、ECサイトを構築するために必要な機能が、あらかじめ搭載されているサービスのこと。例えば、ABCマートのネットショップもECパッケージで作られた事例です。ECパッケージは、サイトに応じた機能を開発するため、導入費用が高額であることが特徴です。費用の目安は100万円〜500万円。当然ですが、サイト開設後もランニングコストがかかるため、資本力のある企業向けのサービスです。

関連記事:【EC担当者必読】ECパッケージとは?ASPとの違い・おすすめ6選を比較紹介!

フルスクラッチ

creema

画像引用:creema

個別のお店ではなくShopifyなどのECシステムや、AmazonなどのECモールそのものを開発される方も増えてきています。その場合は何かのECサービスを使うというより、コンピュータ言語を用いて1から完全に作っていくフルスクラッチ開発になります。

筆者がiPhone13のケースを買った「creema」というショッピングモールは、さまざまなクリエイターたちが手作りの商品を出品できるマーケット。お客様とクリエイターがやり取りする形で、「最近は寒くなってきましたが、体調いかがでしょうか?」など、心温まるメッセージをもらい筆者もファンになりました。このようなECモールなどを開発する場合はスクラッチで行います。

関連記事ECサイトをフルスクラッチ開発するメリット|活かせる企業・注意点も解説!

自社サイトのデメリット

自社サイトのデメリットは、自分で集客を頑張る必要があること。自分だけのお店を持てることは大きなメリットですが、集客力に自信がなければ赤字が続きます。そもそも、特定の商品を購入する必要性がなければ、自社ECサイトにユーザーは訪れません。

しかも、ECサイトのCV率は1〜2%が目安になるため、収益を上げるには相応の集客力が必要です。有名なECモールと比較するとリスクは格段に増えるため、注意が必要です。

自社ECサイトを持つ場合でも、基本的には有名モールにも出店する「多店舗展開」がいいでしょう。ECモールで得た収益を自社ECサイトに注ぎ込む方法がおすすめです。自社サイトのほうが利益率もよく、お客様やファンも育てられます。

有名なWordPressはネットショップに向かない ちなみに世界で最も有名なCMSである「WordPress」でECサイトを構築したいという相談も聞きますが、基本的にECサイト構築を目的としたCMSではないため、おすすめできる人は限られています。WordPressで構築しようと思っていた方は以下の記事を読んでください。
関連記事WordPressでECサイトを構築するべきか?メリット・デメリットを解説

ECサイトの作り方を専門家に相談する

ECサイトの作り方

ここからはECサイトの作り方を順をおって詳しく紹介していきましょう。

ECサイトは主に以下の流れで作成していきます。

  1. 商品分析をする
  2. 売り場(ECの種類)を決める
  3. デザインを決める
  4. 必要な機能を決める
  5. 決済方法を決める
  6. 集客チャネルを決める
  7. (番外編)分析・改善を続ける

それぞれの手順について、解説していきます。

ECサイトの作り方-手順2

ECサイトの作り方-手順1:商品分析をする

ECサイトの作り方5STEP

ボーダーラインは「月商300万円売れるか?」

ECサイトで目安となるのが「将来的に300万円の売り上げを出せる市場かどうか」です。予算のあるうちに月商300万円をクリアできそうかが、ネットショップを始めるGOサインになります

これは会社の事業としてECサイトでしっかり利益を出したい方の線引き。ネットショップには注力せず、本業(実店舗)にプラスαの利益があればいいと考えている場合は、300万円以下でもOKです。月商300万円とは、ネットショップの担当者1人置いた場合に、収益が出るギリギリのライン。ECサイトを立ち上げたあとは、少なくとも以下のような費用がかかります。

・運営スタッフの人件費
・商品原価
・送料や出荷手数料(倉庫へ委託した場合)
・LPの制作費
・広告費

300万円の売上があれば粗利は100〜150万円になり、上記の出費をカバーできます。このボーダーラインを超えられる市場規模や概算がなければ、継続する体力(資金)がなく潰れていく可能性が高いと考えてください。

売上=訪問者数✖️購入率✖️顧客単価

売上KGI

ECサイトの売上は、訪問者数✖️購入率✖️顧客単価で計算します。ECサイトでは、アクセス人数をUU(ユニークユーザー)と言いますが、一般的にECサイトのCV率(購入率)は1%〜2%。つまり100人のアクセスがあっても購入者は1人か2人なのです。

ECサイトの運営では、この3つを伸ばしていく必要があります。まずは、1日100人の訪問者数を達成、購入率1%を超えるなど、段階的に目標を立ててクリアしていくといいでしょう。

ネットショップは、他店と簡単に比較されるため、価格・サービス競争に勝たなくてはいけません。多くの購入者はサイトを訪れても、Amazonや楽天、メルカリなどで他の商品と比較します。

これらの観点を踏まえて、商品について分析していきます。

3C分析をやっておく

3C分析

ECサイトを開設する前に、「3C分析」が重要です。3C分析とは、市場、競合、自社の3つの調査。多くのECサイトが開設後の運営で失敗に終わっていますが、ネットショップを始めても勝算はあるのか?そもそも立ち上げるべきなのか?が3C分析によって判断できます。

3C分析を緻密にできているかで初速の売上、その後の成功確率が大きく変わります。ECコンサルタントも、3C分析の精度によって、お店が成功するかの判断をします。

実店舗のオープン時に3C分析をされているかもしれませんが、ネットショップは事情が異なります。市場の動向も変化し、競合店舗も別になるはず。Webにおける3C分析を行い、自分のお店が下のどちらを目指すのかを決めておいてください。

・コアなファンをしっかり育てるECサイト
・売上を横に広げてパイを広げるECサイト

「売りたい商品はこれで、市場でもこれだけ売れているから、ネットでこれだけ売る」。このようなビジネス設計ができているかが重要です。では3C分析の例として、男性用のシャンプーを取り扱うネットショップをオープンすると仮定して見ていきましょう。

市場分析はできてるか?

◎市場・顧客の調査

市場

・男性用シャンプーの市場は年間〇〇億円

・シャンプー1本にかける平均価格は500〜700円で、単価は上昇傾向にある

・ドラッグストアなどのリアル店舗での購入が減少し、通販の売上が伸びている

・性別に関係ないユニセックスのシャンプーが人気

・時短ができるリンスインシャンプーが売れ筋

顧客

・30〜40代の独身男性がメインターゲット

・髪の衰えが気になり始め、成分数が多い種類を求める傾向にある

・買い替えの手間の少ない大容量シャンプーがニーズが強い

3C分析の第一歩は「市場・顧客」の調査です。市場は「自分が取り扱う商品・ジャンルの市場の規模、動向、成長性、どんな商品が売れ筋かなど」を見てください。

顧客は、ECサイトを訪れる性別や年齢、どんなニーズを持っているかなど」を洗い出します。

市場調査の方法はジャンルによって異なりますが、「シャンプー 市場」「シャンプー トレンド」などで検索して信憑性のある参照元で見る方法や、総務省統計局などがおすすめ。

顧客情報はリアル店舗での経験のほかに、口コミサイトやAmazon、楽天市場でのレビュー、SNSでのハッシュタグ検索などが参考になるでしょう。

競合分析はできてるか?

◎競合サイトの調査

強み

・A社の年間の売上は約〇〇万円

・「シャンプー 男性」で検索したとき〇位に表示される

・お店のサイトは商品のキャッチコピーが上手く、興味をそそられる

・割引キャンペーンが多く価格面で優位に立っている

・発売前に新商品の告知がされて情報を得やすい

弱み

・写真が多く、成分などの説明が少ない

・購入する際の情報入力が多く、面倒くさい

・女性用のシャンプーも多く、男性は自分に合うシャンプーが探しにくい

・他社に比べて送料が高い

市場・顧客の調査の次は競合サイトの分析です。複数サイトをピックアップし、商品の価格、レビューの書き込み、どんな人が買っているのかなどを分析しましょう。明確な数値をリサーチするのは難しいと思いますので、可能な範囲でOKです。

競合調査をすることで、自社サイトがその業界でシェアを獲得できそうか、差別化を図る戦略などが見えていきます。ECサイトを始めるとき、競合が明確に設定できているかで成功確率は大きく変わります。

そして、サイトを閲覧するだけでなく、競合のECサイトを利用し、実際に商品を購入してみましょう。ポイントは運営者ではなくお客様目線で買い物をすること。購入者の気持ちになって、良い部分と改善点を洗い出しましょう。サイトの利用のしやすさ、商品が届くまでのフローや時間、梱包は良いか、お礼状などの同梱物もチェックするといいでしょう。

自社の商品の収益構造は理解しているか?

◎自社サイトの調査

強み

・男性シャンプーに特化したお店なので顧客が探しやすい

・男性用シャンプーの品揃えは競合より多い

・自社のオリジナルシャンプー(PBブランド)が安く買える

・ビジュアルで見せるよりも、商品の説明テキストを強化する

弱み

・価格競争では競合に比べて不利

・ECサイトの担当者が一人しか採用できないなので、対応が遅れる場合がある

・ECサイトに当てられる予算は〇〇万円(月々の売上が0円の場合6ヶ月間が限界)

3C分析の最後は自社サイトの調査です。「ヒト」「モノ」「カネ」に着目して、自社ならではの強みや、弱み(現状の課題)を分析しましょう

ショップの主力商品のカテゴリを決め、競合に負けない優位性を考え抜いてください。自社分析までの3ステップを行うことで、ECサイトの勝算、競合との差別化の戦略などが見えてきます。

ECサイトの作り方を専門家に相談する

ECサイトの作り方-手順2:売り場(ECの種類)を決める

種類

費用・相場

代表的なショップ

特徴

ECモール

無料〜10万円

・Amazon

・楽天市場

・Yahoo!ショッピング

・ECモール自体に集客力がある

・カスタマイズしにくい

・売上手数料が引かれる

自社サイト

(ASP)

無料〜100万円

・Shopify

・BASE

・カラーミーショップ

・構築費用・維持費が低コスト

・カスタマイズにも対応

・集客は自助努力が必要

3C分析を行い、主力商品や売り方の戦略が決まったあとは、販売チャネル(お店の種類)を決めます。ECサイトは一度導入すると、売り場を入れ替える労力が大きいため、最初に適切なお店を選ぶことが大切

結論から言うと、自社のECサイト以外にも、ECモールを持つことがおすすめ。理由は次に詳しく説明しますが、自社ECに来るお客様とECモールに来るお客様はかぶりません。

Amazonで買い物する人はAmazonでしか買わず、楽天市場で買う人は、楽天市場以外で商品を探しません。ユーザー調査によると、Amazonと楽天の両方で買い物をする人は全体の数%以下。

なので、複数のお店を持つことで、多くの顧客を獲得できるのです。事実、国内のEC売上の上位400社の75%以上は2店舗以上、運営していると言われています。

【重要】ECサイトの種類は型番商品or非型番商品で考える

型番商品or非型番商品で考える

ECサイトの種類は型番商品or非型番商品、どちらを扱うかの軸で考えるといいです。

型番商品:すでに有名な商品でブランド認知があるもの
非型番商品:これから有名にしていく商品

それぞれ、どのECサイトで取り扱うべきか変わってきますので、詳しくみていきましょう。

型番商品を扱う場合

型番商品は、すでに有名な商品でブランド認知があるものです。例えばドリンクを販売するならコカ・コーラやポカリスエット、家電ならApple製品など。型番商品は市場規模が読みやすく、楽天やアマゾンなどのランキングやレビューの多さなどから売上予想が可能。戦略が計算しやすい商品です。

ECモールに出店する場合、モール全体の売上が推測できるので、そのうちの何%のシェアを狙いに行くのか計算して出店します。

注意を要するのは自社ECサイトで販売する場合。Amazonや楽天などで売っている有名商品を、ECモールではなく、わざわざ別のネットショップで買う理由があるか? そのECサイトならではの強みが必要です。

カメラのキタムラ5年保証

例えば、デジカメやビデオカメラなどを販売する「カメラのキタムラ」では、自然故障時の独自の安全保証を設けています。

販売価格や商品説明の的確さ・素早い対応などその店で買うメリットがなければ、自社ECサイトに集客したとしても、離脱してAmazonや楽天市場、メルカリなどで購入されるでしょう

また、型番商品は利益率が低いため、凝ったページを制作したり、人件費をかけたりすると収益性が悪化します。そのため、型番商品においては有名ECモール、全国展開している有名量販店など、資本力のある大手企業の独占状態が現状です。

非型番商品を扱う場合

非型番商品は、新しいアパレル・ブランドなど、これから有名にしていく商品のこと。まだ認知のない商品なので、価格はもちろん、商品の良さや、他商品との違いなどをユーザーに知ってもらう必要があります。ネットショップは試着や試食などができないため、商品の良さを丁寧に説明するページを作り込むことがポイント。

SNOW PEAK(スノーピーク)

特に高単価の商品になるほどサイトやお店に対する信頼感、商品に対する安心感が求められ、ハードルが高くなります。チャットでの相談やカタログの請求やサンプルを使用してから購入に至るなど、段階を踏む必要がある商材もあるでしょう。

ECモールに出店する場合は、商品の説明量が豊富な楽天市場が非型番商品におすすめです(詳細は後で説明します)。

一方で、自社ECサイトで販売する場合は「すでにお店の名前で指名検索してくれる場合」に限定されます。なぜなら、新規顧客が認知度のない商品を求めて来店する可能性は低く、お店自体に集客力がないと赤字になるからです。ECサイトを立ち上げても、指名検索をして買いに来てくれるか?冠があるサイトか?すでに顧客名簿は充実しているか?をボーダーラインと考えてください。

関連記事アパレルのECサイトで成功する対策、成功事例まとめ

ECサイトの作り方を専門家に相談する

ECサイトの作り方-手順3:デザインを決める

ナイキショップ

画像出典:ナイキ公式ショップ

お店を選んだあとはECサイトのデザイン・機能を決めます。お客様と接客をして商品を売るリアル店舗と違い、ECサイトではデザインや機能が接客の代わりをします。

サイトマップを作成する

ECサイトのサイトマップ

家を建てるときに設計図が必要なように、ECサイトでは構造図のサイトマップが必要です。構造図のサイトマップは、サイト制作に関わる社内スタッフや制作会社のメンバーを対象としています。

構造図のサイトマップでは、サイトに必要なページと階層構造をすべて書き出します。これにより、制作しなければならないページが明確になり、漏れを防げます。

商品点数が多くページ数も多くなりやすいECサイトでは、ページ同士の位置関係を正確に把握するために、構造図のサイトマップがとても重要です。また、構造図のサイトマップがあることで、メンバー間での情報共有が簡単になり、サイト制作が効率化されます。

1.必要なページを書き出す

最初に、ECサイトにどのようなページが必要か書き出しましょう。この時点では、ページの階層を気にする必要はありません。ECサイトには、たとえば、以下のようなページがあります。
・トップページ
・運営企業情報
・特定商取引法に基づく記載
・プライバシーポリシー
・ご利用ガイド
・問い合わせ
・QA
・買い物カゴ
・マイページ
・商品一覧ページ
・商品カテゴリページ※商品カテゴリごとに作成
・商品ページ※商品ごとに作成
・特集ページ
・HTMLサイトマップ

上記は簡略化していますが、商品カテゴリページ・商品ページは商品カテゴリ・商品ごとにすべて書き出しましょう。

2.ページをカテゴリ別に分類

必要なページを書き出したら、ページの内容に応じてカテゴリ別に分類をします。先ほど書き出したページを例にすると、以下のようになります。ページを分類することで、ページの階層や、ヘッダーやカラムに案内を表示するときにどのページをどの位置に表示するかなどを考えやすくなります。
【ECサイトの必須記載事項】
・運営企業情報
・特定商取引法に基づく記載
・プライバシーポリシー

【サイト利用に関するページ】
・ご利用ガイド
・問い合わせ
・QA

【購入に関するページ】
・買い物カゴ
・マイページ

【商品に関するページ】
・商品一覧ページ
・商品カテゴリページ※商品カテゴリごとに作成
・商品ページ※商品ごとに作成
・特集ページ

【その他】
・トップページ
・HTMLサイトマップ

3.ページの階層を決め、サイトツリーを作成する

ECサイトのサイトマップ

ページをカテゴリ別に分類したら、それを基に、どのページの下にどのページが来るのかという階層を決め、上図のようなサイトツリーを作成します。階層にはならなくても、同じ分類のページをまとめておくことで、サイトのヘッダーやカラムを作成するときにどのページが同じくくりなのか分かりやすくなります。カラムとは「列」のこと。1カラムは1列にコンテンツを縦に並べるレイアウトのことです。

カラムレイアウト

ECサイトの場合、階層構造になるのは商品に関するページが中心で、その他のページは、トップページの下に並列する構造が一般的です。
また、商品点数が多い場合、商品ページや特集ページの部分を抽出して別に作成したほうが分かりやすい場合もあります。

関連記事ECサイトに必要なサイトマップの種類と作り方を初心者向けに解説【事例付き】

ECサイトの作り方を専門家に相談する

参考サイトは必ずピックアップする

参考サイトで見るべきポイント

「せっかく自分の店を持つなら、オリジナリティに溢れたもの」と誰しも思いますが、それは後々アレンジできます。

最初から完全なオリジナルで、独自の世界観を出す必要があるのはD2C(オリジナル商品を自社のチャネルで販売すること)のみ。

その他のECサイトは、開発費用だけが高くなる割に売上は大差ありません。ECサイトを始めるときは、参考にするサイトをいくつかピックアップし、真似できる部分をピックアップしていきましょう。

※ECサイトのデザイン事例を紹介した記事もありますので、参考にしてください。

関連記事おしゃれなECサイトのデザイン、オススメの事例を厳選

参考サイトを選ぶときは、実際に買い物をしてから

参考サイトを選ぶときはECサイトで眺めるだけでなく、できれば実際に買い物をしましょう。自分が欲しくなったもの、なぜ欲しくなったのか。商品のキャッチコピーはうまいか?欲しい情報が得やすいように配慮されているか? 

逆に不足している情報、不要な機能などもチェックしてください。例えば、ファッションのサイトであれば、服の写真はあるけど、人間が着た写真がないからイメージしにくい。スタイルの良すぎる外国人モデルだから参考にならないなど。

失敗するECサイトで多いのが、お客様視点ではなく経営者目線で作ってしまうこと。オシャレでカッコいいECサイトが売れるわけではありません。はじめから欲しい商品を決めているユーザーが訪れる店なら、早く注文ボタンを押せる設計のほうが買いやすいでしょう。反対にECサイトを見てからじっくり検討するユーザーには、商品の魅力やメリットを訴求しないければいけません。

関連記事ECサイトの売上につながる写真の撮り方、注意点まとめ!写真撮影外注時のポイント

デザインに関する注意点

AVIREX | US ONLINE STORE(US オンラインストア)

画像引用:AVIREX | US ONLINE STORE(US オンラインストア)

ECサイトのデザインを考えるときは、まずスマートフォンでのバージョンを考え、それを軸にPCのデザインに調整するようにしましょう。

経産省発表「令和2年度 産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、ECサイトに訪れる半数以上はスマートフォンです。スマートフォンの画面を軸にデザインを考えることがトレンドになっています。

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ECサイトの作り方-手順4:必要な機能を決める

ECサイトの立ち上げ時に必須の4機能

機能

必要な理由

商品のレビュー

・口コミの効果で購入を後押しする

再入荷のお知らせ

・売り逃しの機会損失を防ぐ

お気に入り登録ボタン

・買いそびれを防ぎ、購入率を上げる

カートリマインド

・カゴ落ちによる販売機会の損失を防ぐ

「ECサイトを持ったら色んな機能を付けたい」と思うのは人情であり、「多機能のほうがお客様に便利」だと考えるのは当然のこと。しかし、ここがECサイトの落とし穴。

先ほど”お客様目線”で競合サイトを使ってくださいと言いましたが、ECサイトの多くは不要な機能がほとんど。あれもこれも詰め込むと、ボタンや情報量が多すぎて逆に使いづらくなってしまいます。ECサイトを立ち上げた当初は、必要最低限の機能からスタートしてください。

運営してみると「これは要らない」「あれは必要」と改善点が溢れてきます。はじめから凝りすぎると、いざ改装をするときに予算が足りなくなるのが現実です。

また、初期はトラフィック(アクセス)が少なく、データ分析ができないため、その機能が良いのか悪いかの判断ができません。はじめは次の4つの機能だけ押さえておきましょう

必要な機能①:商品のレビュー

まずは通販サイトではお馴染みの商品レビューです。高評価の口コミや具体的な商品の感想は、他のお客様の商品購入を後押しします。さらにレビューは消費者のニーズを知ることができるので、ECサイトを育てる材料になります。レビューをつける場合は、次のことを意識してください。

・購入者のみが投稿できるようにする
・レビューの編集・公開はECサイト運営者が管理できる
・投稿してくれた方にインセンティブ(値引きなどの報奨)をつける

レビューは誰でも書けるようにしてしまうと、使ってもいないのに虚偽の書き込みをされる可能性があります。そして、不適切な表現などは載せないなど、レビューの編集・公開は運営者側で管理できるようにしてください。

また、口コミを投稿してくれた方にはインセンティブがあるといいでしょう。「書き込んでください」とお願いするだけで消費者にメリットがなければ口コミは集まりません。次回から使える値引きなど、口コミを書き込むメリットを提供しましょう

必要な機能②:再入荷お知らせ

再入荷お知らせ

画像出典:楽天市場

商品の売れ行きが良くなると、欠品が出てしまうのは仕方ないこと。「品切れ中」の表示だけでは、売り逃しだけでなく、二度とお店を利用してくれないかもしれません。在庫切れになっている商品は再入荷日を明示しましょう

× 只今、欠品中です
○ 来月、入荷予定です

また、再入荷の際にメールやTwitterのダイレクトメッセージなどでお客様に知らせる「再入荷お知らせメール」を設定することで、売り逃しを防ぐことにつながります。

必要な機能③:お気に入り登録ボタン

お気に入り登録ボタン

画像出典:楽天市場

3つ目は「お気に入り登録ボタン」です。ECサイトを訪れるお客様は、「一通り商品を見てから検討したい」「他のサイトと比較して決めたい」などのニーズがあります。「お気に入り登録」のボタンを設定することで、気になる商品の情報に戻りやすくなり、買い逃しを防ぐことにつながります

また、商品の価格が下がったときなど、お気に入り登録をしたお客様に、値下げの通知がいくようにすると良いでしょう。一度ECサイトを離脱したあとでも再訪問や購入につなげられます。

必要な機能④:カートのリマインド

カートのリマインド機能

最後は「カートのリマインド機能」です。ECサイトにおいて、一度カートに入れたものの、購入せずに離脱するユーザーは少なくありません。いわゆる「カゴ落ち」です。

カートのリマインド機能は、カゴ落ちしたユーザーに対して「カート内の商品をお買い忘れていませんか?」など案内のメールを送ること。カートに入れるのは、商品に対する興味・関心が高いので、もうワンプッシュ背中を押すことで購入に至る可能性があります。

カゴ落ち対策をすることで、月間売上が数百万円も上がる例もあり、カートリマインドはECサイトにとっては必須の機能です。

クーポン(割引き)はお店によって異なる ECサイトでよく見られるクーポンの機能は必須ではありません。値引きをしない戦略もあり、管理やクーポン商品の選定などが大変な面からも、導入すべきかはお店によって異なります。ただし、商品やお店の知名度が低いD2Cなどは、購入につなげるために、クーポンがあってもいいかもしれません。

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ECサイトの立ち上げ時には不要な機能

機能

不要な理由

過度なユーザー登録情報

売り逃しの原因となる

ポイント制度

構築費用に対して売上への寄与が少ない

会員ランク

構築費用に対して売上への寄与が少ない

ECサイトの立ち上げ時には不要と言える機能もあります。

不要な機能①:過度なユーザー登録情報

お客様の詳しいデータが欲しいからと、「性別」や「年齢」や「よく利用するサイト」など、過度にユーザー情報を取得しようとするECサイトも散見されます。しかし、入力フォームで途中離脱する一番の原因は「入力項目の多さ」

実にユーザーの6〜7割が、入力フォームまで来て離脱すると言われており、そのときの売り逃しだけでなく、二度と来店してもらえなくなります。

ECサイトを始めたすぐは、必要最低限の情報だけ取得し、できるだけお客様を獲得するようにしましょう。

不要な機能②:ポイント(大規模や店舗主体サービスを除く)

商品を買ってポイントが貯まるシステムは、導入したいと考えるお店が多いです。ただし、統計上、ポイントがあるから売上に貢献するわけではありません。ポイントの管理が大変な割に、売上への寄与が少なくコスパが悪いです。自分の首を絞める可能性もあるので、よほどの理由がない限りはやめたほうがいいでしょう。

不要な機能③:会員ランク

「会員ランク」もポイントと理由は同じ。会員ランクがあるからプラスに働く要素は少なく、むしろ実装のコストや管理のほうが大変。お客様から要望の声が多くない限り、不要な機能です。

同じく、メールマガジンも初期の段階では不要です。ECサイトを始めた当初はメールリストがないため、余計なコストがかかるだけ。メルマガは顧客が集まってきたらあったほうがいい機能と覚えておいてください。
繰り返しますが、まずは必要最低限の機能だけでスタートし、あとから必要な機能を追加していく方法をおすすめします。

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ECサイトの作り方-手順5:決済方法を決める

ECサイトを始めるときに欲しい決済方法3つ

・クレジットカード
・コンビニ払い
・Amazonペイ

ネットショップはリアル店舗に比べ、決済方法が多く、どれを導入すべきか迷いやすいもの。ECサイトを始める時点で欲しい決済方法は上の3つ。

クレジットカード

クレジットカードはECサイトの決済方法で60%以上を占める方法であり必須です。利用者が多いので、クレジットカードがないと購入してくれないのはもちろん、ECサイト運営者側が入金を確認しなくていいのも導入すべき理由のひとつです。

コンビニ払い

コンビニ払いは、クレジットカードを持っていないお客様の利用が多く、代金未回収のリスクが少ないことがメリットです。24時間支払いができることが便利で、クレジットカードを作れない18歳未満のお客様でも利用できるので必須です。

Amazonペイ

Amazon Pay

ネットショップで利用が多いID決済も導入すべき決済方法。PayPay、LINE Payなどが有名ですが、通販においてはAmazon Payの利用者が増えています。名前や住所、クレジットカード情報などの情報入力の手間が省けるため、購入率アップが図れます。さらに、コンビニ・郵便局・銀行・LINE Payなどで後払いができる「NP後払い」があってもいいでしょう。

代引きは後からでOK 通販サイトでやりがちな失敗が「代引き」。購入する側にはニーズがありますが正直、代金を取りっぱぐれるリスクが高い決済方法です。受取拒否や不在の連続など、キャンセル料を設定しても不払いになることが多く、在庫、配送費だけがかかって損失になるリスクがあります。お客様から要望が多いようであれば後から追加するくらいでいいでしょう。

Web幹事にはECサイトに導入すべき決済方法を解説した記事もあります。以下の記事も必読なので参考にしてください。

関連記事ECサイトの決済方法を比較!自社に合う選び方も解説

ECサイトの費用を抑えるには補助金を利用しよう ECサイトの制作費用を安く抑えるには、補助金を利用する手もあります。ネットショップに適用される補助金の種類は主に4つあり、中にはサイト制作費の3/4の補助がされる場合もあります。ECサイトで使える補助金については下記の記事を参考にしてください。
関連記事ECサイト(ネットショップ)に使える補助金の比較・利用時の注意点まとめ

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ECサイトの作り方-手順6:集客チャネルを決める

ECサイトの集客チャネル

お店の種類を選び、デザインや機能も決まったら、次に行うのが集客です。

新規オープンの店舗が、お店の前での呼び込みや駅前でのビラ配りなどをやるように、ECサイトはネットショップならではの集客が大切です。ECサイトの失敗で多い理由が、集客の方法が間違っていること。1ヶ月たってもアクセス(来店)が0なんて事態にならないようにしましょう。

リスティング広告

リスティング広告

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにキーワードを入力したとき、最上段や最下部に表示される広告。検索連動型広告(検索広告)やPPC(Pay Per Click)とも呼ばれます。

立ち上げたばかりで知名度がないお店が流入経路を広告以外で作るのは至難。初期の集客方法は100%、リスティング広告と考えてもいいほどです

事業計画として最初の1年は、売り上げに対する20%はリスティング広告にかかると覚悟してください。実際は20%で収まらないことが多く、落ち着いてくると5%〜10%になります。

最初はGoogleの広告のみでスタートし、軌道に乗り始めるとGoogleショッピング、Yahoo!広告に広げていきます。

ディスプレイ広告は難しい

ディスプレイ広告は難しい

Web上の広告枠に表示される「ディスプレイ広告」はECサイトの集客に厳しいです。よほど企画が面白いか、思いつきで買う日用品や低価格のファストファッション(数百円〜数千円)くらいしかクリックされません。高額な商品をディスプレイで見せても、買うか検討する必要があるのでクリックされないのです。

SEO(検索エンジン最適化)

SEO

リスティング広告と同時に始める集客の施策がSEOです。SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略称。検索エンジンにコンテンツを評価してもらい、リスティング広告の下、検索結果の上位に自然に表示されるための手法を指します。

リスティング広告のみに頼ると永久に広告費がかかってしまうため、SEO対策も同時に始める必要があります。最終的には広告を打たなくても自社のサイト名や商品名などで検索してくれるユーザーを増やすことがECサイトの運営ポイント。逆にいうと、SEOで集客できない知名度の商品を扱う場合は、ネットショップの運営は厳しいでしょう。

さらにSEOの難点は即効性がない長期戦であること。検索結果の上位に表示されるには、おおよそ1年くらいかかります。お店のオープンと同時に仕込んでおく理由はここにあります。SEO対策は何をする必要があるのか?自社でできそうか?などの判断は以下の記事を読んでみてください。

ECサイトならではのSEO対策のポイントや、Amazonや楽天市場などにSEOで勝てるのか?などの疑問に回答しています。

関連記事:ECサイトでSEOに強くなるためのポイントを解説!

SNS

SNS

画像出典:カメラのキタムラ【公式】Twitter

3つ目の集客チャネルがSNS。スマホで商品を買う傾向が強くなりつつある昨今では、ますます重要な集客の手段です。

また、SNSは集客だけでなく、店舗のブランディング、商品の認知拡大に効果を発揮する点でも重要。商材によって向いている媒体は違いますが、基本的にFacebook、Twitter、Instagram、YouTubeなど、どれか一つは行う必要があると考えてください。

ECコンサルに依頼する場合、すでにSNSのフォロワー(ファン)がどれくらい獲得しているかを見られます。

YouTubeは楽器の音や商品を立体的に見せられるため、テキストや写真では伝えきれない商材に向いています。ただし、視聴してもらうには有名なユーチューバーや、インフルエンサーに宣伝してもらう方法が王道なので、予算的に余裕がないと厳しい媒体。

以上のようにSNSでの戦い方はある程度決まっていますが、リソースがどれくらいあるかによります。現実問題として、他の運営で忙しく、SNSまで手が回らないお店がほとんど。時間に余裕ができたタイミングで始めるネットショップが多いです。

ある程度、顧客情報が増えてくると、SNSの他にメールマガジンやDMで集客・購入を狙うのが鉄板になります。

ECサイトの集客方法については下記の記事が詳しいので参考にしてください。

関連記事ECサイトの集客を伸ばすには?効果的な集客方法や成功事例について解説

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ECサイトの作り方-番外編:分析・改善を続ける

購買行動を把握する

ECサイトを運営する際は、「顧客がどのような購買行動を取るか」を把握しておく必要があります。購買までの行動を把握することで、ECサイトへのアクセス状況から、改善ポイントを探ることが可能です。

詳しくは関連記事で解説しますが、ECサイトの運営で分析する必要がある指標は6つです。

  1. 利益率
  2. 売上高
  3. アクセス数
  4. コンバージョンレート(CV率)
  5. 顧客単価
  6. 生涯顧客単価(LTV)

関連記事:ECサイトの分析・アクセス解析から売上を上げるためのガイド【初心者向け】

CVRを改善する

ECサイトを立ち上げ、集客をしても目標の売上に届かなければ意味がありません。ECサイトの改善を行い、売上が増えるように育てる必要があります。

売上=訪問者数✖️購入率✖️顧客単価のうち、訪問者数は集客チャネルの章で解説した方法で伸ばします。そして、顧客単価を上げる方法としては主に次の2種類

アップセル:よりグレードの高い商品をおすすめして販売する方法
クロスセル:関連する商品を合わせ売りする販売方法

しかし、顧客単価を上げるには、戦略を考えるためのデータが必要です。顧客情報や購入者の行動が集まってから行います。

そこで、まず改善を行うのが購入率(CVR)。CVRを改善するための施策をCRO(Conversion Rate Optimization)と言います。CVRの改善方法は各ECサイトによってまったく異なり、本記事ではすべての対策を説明しきれません。そこで、どのサイトにも当てはまるポイントのみ抜粋して解説します。

ハイレベルサイトマップでCVポイントを分析する

ハイレベルサイトマップ

ハイレベルサイトマップは、サイトを訪問したユーザーがCV(コンバージョン)に至るまでに、どのページを経由するのかを明示したものです。

ECサイト制作前の場合、構成図のサイトマップ作成後に、CVに誘導するために必要なページ内コンテンツや施策を考えるために使います。ECサイトをリリースしたら、実際のユーザーの行動を基に、サイトマップと照らし合わせ、コンテンツや施策の改善を行いましょう。

ハイレベルサイトマップがあることで、ECサイト全体のなかでどこを改善したら良いのか、俯瞰で考えやすくなります。

GoogleアナリティクスでCVRを分析する

GoogleアナリティクスでCVRを分析する

自社ECサイトを運営している場合、Googleアナリティクスを使うことで商品ページごとのCV率が計測できます(設定が必要)。トップページの「コンバージョン」→「eコマース」→「概要」をクリックすると、CV率や単価などが表示されます。

CVRの業界平均は自社ECサイトで1%、ECモールは5%。CV率の悪い商品ページをピックアップし、原因の分析と改善を図ってください。即効性のある対策としては「値引き」「特典などの付与」がありますが、利益率が下がってしまうのが難点。

・商品の説明・画像に問題はないか?
・商品の配送はスピーディーか?
・最低限必要な決済方法は揃っているか?

主に上のような問題がないかを分析してください。その他にも「商品のキャンセル率」や「リピート率」も分析すべきポイント。詳しくは以下の記事を参考にしてください。

関連記事:ECサイトのCVR(コンバージョンレート)を上げる7つの施策ポイントを解説

カゴ落ちを防ぐEFOで購入率アップ

カゴ落ちを防ぐEFOで購入率アップ

どのECサイトにおいても、CVRを下げている大きな原因がカゴ落ちです。せっかく商品購入ページをクリックしてくれたユーザーですら、実は6割〜7割が注文を完了せずに離脱しています。

途中離脱の最も多い原因は、入力項目の多さ、入力のしにくさ。入力フォームを最適化することを「EFO」と言い、ECサイトにとって最重要項目のひとつです。

・必須項目は背景のカラーを変える
・項目にカーソルを合わせたとき何を入力するのか案内する
・残りの入力数を知らせる
・フリガナ自動入力&半角・全角自動変換にする

上のような機能をつけることで、CVRの向上を図れます。EFOのツールは有料ですが、1ヶ月間の無料トライアルもあるので、一度検討してみてください。下記の記事で詳しく説明しています。

関連記事:EFOツールの比較&検討時に知っておくべき基礎知識とおすすめツールの紹介

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ECサイトを作るのに必要な期間やスキル

目的 相場 制作期間
低コストでECサイトを始めたい 無料〜10万円以下 1週間〜1ヶ月

費用を抑えながら独自のECサイトにしたい

10万円~100万円 1ヶ月〜2ヶ月

オリジナルのデザイン・コンテンツの

しっかりしたECサイトが欲しい

100万円〜500万円 2ヶ月〜5ヶ月

自社の事業に合わせた本格的な

ECサイトにしたい

500万円以上 4ヶ月〜8ヶ月

ECサイトを作るのに必要な期間は、どの規模のECサイトにするか、すなわち構築費用に比例します。商品が数個しかない10万円以下の簡単なECサイトであれば1週間〜1ヶ月で作れます。

10万円〜100万円以下のECサイトの制作期間は1ヶ月〜2ヶ月

商品写真や商品説明のテキストなどを自社で用意し、デザインはECサイト作成サービスにあるテンプレートデザインを活用する場合は10万円〜100万円のECサイトになり、制作期間は1ヶ月〜2ヶ月です。この価格帯のECサイトの場合、会員機能など高度な機能は実装できません。

100万円〜500万円のECサイトの制作期間は2ヶ月〜5ヶ月

ECサイトのデザインをデザイナーが考えたオリジナルにするECサイトは100万円〜500万円ほどの費用になり、制作期間は2ヶ月〜5ヶ月です。商品写真もプロのカメラマンに撮影を依頼したり、商品説明をプロのライターに依頼したりできます。

500万円以上のECサイトの制作期間は4ヶ月〜8ヶ月

業務の効率化を高める顧客や在庫などの管理機能や、ECサイトに訪れたお客様の細かい分析やマーケティングの機能など、複雑な機能を実装する場合は500万円以上のECサイトになり、制作期間は4ヶ月〜8ヶ月です。

ECサイトを作るのに必要なスキル

  種類(呼び方) 反映させるもの
HTML マークアップ言語 コンテンツ(文字、画像、動画、リンク)
CSS スタイルシート言語 デザイン
PHP / JavaScript プログラミング言語 動き、処理

ECサイト作成ツールを使わず、ネットショップを自分(自社)で作る場合はコンピュータ言語を操るスキルが必要です。

HTML

上の画像のHTMLはマークアップ言語と呼ばれ、ショップ名や商品の説明などのテキストを反映させるものです。CSSはスタイルシート言語の部類に入り、ECサイトのデザインを反映します

PHP / JavaScriptはプログラミング言語と呼ばれます。写真を横にスライドするカルーセルと呼ばれる機能のようにECサイトに動きを加えるため言語です。

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ECサイトの選び方とおすすめのサービス

種類

費用の目安

特徴

代表的なショップ

ECモール

無料〜10万円

・ECモール自体に集客力がある

・カスタマイズできない

・売上手数料が引かれる

・Amazon

・楽天市場

・Yahoo!ショッピング

ASP

無料~300万円以上

・構築費用・維持費が低コスト

・カスタマイズにも対応

・他社へ乗り換えがしにくい

・Shopify

・BASE

・カラーミーショップ

オープンソース

10万〜500万円

・乗り換えがしやすい

・カスタマイズにも対応

・サーバーが必要

・EC-CUBE

・Magento

パッケージ

100万〜500万円

・導入スピードが早い

・他社への乗り換えがしにくい

・機能が提供サービスに縛られる

・EC-ORANGE

・ecbeing

・ebisumart

次に自社に合うECサイトの選び方とおすすめのサービスを紹介します。ECサイトの種類によって向いている業種やジャンルなどの違いはありません。今回は作り方を上の4つに分類しましたが、「ASP」「オープンソース」「パッケージ」などで特徴の違いを説明するのは難しく、実際はサービスによってピンキリであることを覚えておいてください。

また、ECサイトは一度導入すると、売り場を入れ替える労力が大きいため、最初に適切なお店を選ぶことが大切です。おすすめのECサイト作成サービスを紹介しますが、不安な方はまずは無料サービスで試してみるといいでしょう。本格的にECサイトを運営していく方は、有料で作り込んだECサイトが作れるサービスを選びましょう。

集客力なら「ECモール」

◎おすすめ有名モールの比較(Amazon・楽天市場)

 

Amazon

楽天市場

初期費用

0円

60,000円

運用費用

月額4900円

39,800円×3ヶ月(119,400円)〜

売上手数料

8〜15%

2〜7%

特徴

・本、家電が得意

・型番商品を売ることに向いている

・食品、ファッションが得意

・非型番商品に向いている

ECサイトを作った方がぶつかる壁が「お店にお客様が来てくれない」こと。Web集客に自信のない方はECモールの検討をお勧めします。ECモールへの出店を考えている方に、2大有名モールの特徴を比較します。どちらに出店するか決めるときは「売れやすい商品の特徴」を押さえておくことがポイントです。

Amazon

Amazon

画像出典:Amazon出品サービス

・本、家電が得意
・型番商品を売ることに向いている

まずは、物流体制が強いAmazon。商品の説明やデザインのフォーマットが固定され、商品中心にページが構成されています。お店の特色は出ず、巨大なカタログに出品するイメージです。

特徴は、人気商品をしっかり売ることに向いていること。ジャンルとしては、本や家電に強い傾向にあります。売上手数料は8〜15%と楽天市場より高いですが、月額費用は4,900円の固定なので、維持費はAmazonに分があります。

Amazon内の検索では、配送スピードが速いショップが検索結果の上位に表示され、「お急ぎ便の提供」「日本全国への通常送料無料」などの特典があるとAmazon Primeのマークがつき、購入されやすくなります

Amazonはお店による違いが出ないため、新規参入のお店でも戦いやすいことがメリットです。

関連記事ECモールを徹底比較!人気のモールや料金も解説

楽天市場

楽天市場

画像出典:楽天市場への出店

・食品、ファッションが得意
・非型番商品を人気にすることに向いている

日本のECの先駆者である楽天市場は、商品ページが縦に長い傾向にあり、Amazonより自由に商品の説明ができることが特徴。そのため、まだ知名度のない非型番商品を売ることに向き、生活雑貨や食品、ファッションなどが得意ジャンルです。

ただし、Amazonに比べると運用費用が高く、最も安いプランでも3ヶ月で179,400円、1年間で294,000円かかります(Amazonは1年で58,800円)。商品が売れなければ赤字額が大きくなるので注意してください。

楽天市場の検索結果の上位に表示されないとアクセスも見込めないため、広告運用や、高評価のレビュー、送料無料などの施策をしっかり行うことがポイントです。

Yahoo!ショッピングは出店のハードルが低いが競争は激しい 三大モールのひとつ、Yahoo!ショッピングは出店料や販売手数料がかからず、初期投資やランニングコストが低いECモールです。そのため出店数がECモールの中で最も多く、競争が激しいことが特徴。広告運用など、集客ルートをしっかり作る時間・ノウハウがある場合は出店がおすすめです。

関連記事楽天ECサイトの作り方を解説!初心者でも簡単に出来るツールも紹介

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初心者向けは「ASP」

お店のデザインが用意されていて、ブログやSNSの感覚でECサイトを作れるサービスが「ASP」です。ECサイトの構築の経験がない初心者の方であれば「ASP」をお勧めします。

Shopify

Shopify

画像出典:Shopify

  • カスタマイズ性が高い
  • 在庫マネジメント、配送面の対応も強い
  • 海外展開にも強い

世界No. 1のシェア数を誇るECサイト作成サービス「Shopify(ショピファイ)」は、初期費用0円、月額費用$29〜$299(約3万円)と、低コストで自分のお店を持つことができます。

有名な『ゴーゴーカレー』もShopifyでネットショップを構築。

ゴーゴーカレー

Shopifyは、制約の多いECモールと違って、あとから商品数や事業を拡大する場合にも対応しています。実はWeb幹事に寄せられる相談で多いのは「無料や初期費用の安いASPでECサイトを始めたものの、商品数が増えてデザインも変えたいけどカスタマイズ性が悪い」というもの。

本気でECサイトを運営する前に、まずは手応えを確かめるなら初期費用のかからないASPから試してみるのはあり。しかし、ECサイトでしっかり収益を上げて、お店の拡大まで考えている方ならWeb幹事ではShopifyをおすすめしています。

Shopifyの詳しい機能やメリットについては以下の記事を参考にしてください。

関連記事:Shopifyとは?導入すべき人、機能、料金、評判、成功事例を紹介!

カラーミーショップ

カラーミーショップ

画像出典:カラーミーショップ

・導入時のコストを抑えることを重視
・まずは月商数十万円以上が目標
・デジタルコンテンツ※を販売したい

※映像や音楽、電子書籍など、ダウンロードして販売する電子商材。フォントや壁紙、アイコンなどの各種素材も販売可能です。

コストを抑えられるプラットフォームを利用しつつ、ある程度の機能性・カスタマイズ性がほしいと考えるときに比較検討されやすいのが、カラーミーショップとMakeShopです。カラーミーショップはGMOペパボ株式会社が手がけるECサイト作成サービス。40,000店以上のECサイトがカラーミーショップで作られています。

初心者から大規模なECサイトを目指す方まで対応できるように4つのプランを用意。まずは月商数十万円ほどの売り上げを目指す方は月、機能も基本的なものだけ搭載している月額費用の安いプランを選択できるなど、特に初心者におすすめです。

関連記事カラーミーショップとは?手数料・事例・おすすめ業者を徹底紹介!

MakeShop

makeshop

画像出典:MakeShop

・機能性・カスタマイズ性の高さを重視
・アパレルECサイトに強い
・BtoB-ECサイトの機能を搭載

MakeShopは株式会社GMOが運営するECサイト作成サービスです。651以上の機能を搭載し、機能性・カスタマイズ性の高さを重視。


※MakeShopでのECサイトの作り方を解説した動画

アパレルECサイトの事例が多く、取引先別に価格・送料・ポイントを設定できるなど、BtoB-ECサイト向けのオプション機能が充実しています。

関連記事MakeShopとは?初心者向けに料金・事例・おすすめの人を徹底解説!

大きくまとめると、コストを抑え簡単に導入することを重視するならカラーミーショップ、事業の成長を見据えた機能性・カスタマイズ性を重視するならMakeShopといえます。

両サービスの違いは以下の記事を参考にしてください。

関連記事カラーミーショップとMakeShopの機能・費用・特徴比較、どちらがおすすめ?

BASE

お試しや副業で自分のお店を始めたい方のECサイト作成サービス

・初めて自分のネットショップを立ち上げる
・費用をかけずにとりあえずショップを立ち上げたい
・実店舗を持っておらず商売そのものも初めて

お店のブランド力を持っていなくても、とりあえず試しにECサイトをオープンしたい、実店舗をメインとした副業で自社ECサイトを作りたい場合は、販売手数料以外の費用が要らない『BASE』といった低予算で始めるほうがいいでしょう。運営費も少ないため、リスクを減らせます。

BASE

BASEはPCやスマホひとつでECサイトが作れ、上の画像のようにパーツを選んで編集するだけで操作が簡単。商品に関しても画像をアップロードして説明を記述すだけでOKです。

実際に筆者がBASEでECサイトを作ってみた記事もありますので、ご覧ください。

関連記事BASEとは?おすすめの人、メリットや手数料、成功事例を紹介!

お店は売上や規模を分析してから決めましょう ECサイトの種類を選ぶときは、機能や構築費用だけでなく、将来のお店の売上や規模を考えて決めましょう。当サイトWeb幹事にも、初期費用を抑えてネットショップを作ったものの、「お店の規模が大きくなってリニューアルしたいけど、現在のASPではできない」といった相談が多く寄せられます。将来的にお店の規模を大きくするなら、Shopifyなどカスタマイズ性の高いもので始めることをおすすめします。

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独自性を求めるなら「オープンソース」

ソースコードを操る技術があり、オリジナル性の高いECサイトを構築したい場合は「オープンソース」をお勧めします。

EC-CUBE

EC-CUBE

画像引用:EC-CUBE

代表的なオープンソースがEC-CUBE。2006年にリリースされ、35,000店舗以上がEC-CUBEで構築されています。利用者が多いことからECサイトに関する情報が得やすいことが利点です。月商1,000万円以上のECサイトではトップクラスのシェアを誇るオープンソースです。

関連記事EC-CUBEとは?機能やメリット、料金から導入手順まで詳しく解説

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資本力があるなら「パッケージ」

最初からECサイトに必要な機能などが実装され、サポートも手厚いのが「パッケージ」です。ただし、その分、費用が高くなるので資本力のある企業向けになります。

ecbeing

ecbeingとの比較

画像引用:ecbeing

おすすめのECパッケージのひとつがecbeing。株式会社ecbeing社が提供するEサービスで、月商300万円前後の事業者を想定したプランから月商5,000万円以上の大規模ECサイトを想定したプランまで幅広く対応しています。

関連記事ecbeingの料金・おすすめの企業|CVRが1.3倍になった事例も紹介

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不安なら迷わず専門家に相談・外注がおすすめ

どのECサイトの種類が良いのか選べるよう、4つの種類に分けて説明しましたが、実際は数多くのECサイトが存在し、選びきれない方が多いです。また、特徴の違いを分けましたが、現在のECサービスの進化は速く、どれが優れているとは言えない状況です。

例えばカスタマイズ性を求めるならオープンソースと説明しましたが、ASPサービスのShopifyもかなりカスタマイズ性に力を入れており、正直どれが自社に合うのかは他の要素も考慮に入れて選ぶ必要があります。不安な方は迷わず専門家に相談・外注をおすすめします。

当サイトWeb幹事は無料で相談を行なっていますので、気軽にお問い合わせください。

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ECサイトを作るときの注意点

ECサイトの作り方の注意点

ECサイトを作る際に見落としがちなポイントを4つ+2つ紹介します。特にバックヤードの業務は、複数のネットショップを運営している場合に見落としがちです。

在庫・倉庫

在庫

ECサイトで多いのが、すぐには売れないだろうから、在庫なしでスタートするケース。しかし、季節トレンドや広告が上手くいった場合など、予想外の注文数になるケースもあります。そのため、少なくとも商品の在庫は月商の2ヶ月分は持っておきましょう。予想外に売れて仕入れが追いつかなくなった場合でもコントロールできるのが2ヶ月分だからです。

納期に間に合わなければクレームになり、信頼を失うだけでなく、ネットでのネガティブな書き込みや口コミにもつながるので注意してください。

倉庫

倉庫はECサイトにおいて、あとからリプレース(交換)コストが一番かかる部分。将来的に月商300万円以上の売上を狙っているなら、初期から外部の倉庫に依頼しておいた方がいいでしょう。単に倉庫を移すだけでなく、在庫管理データの引越しが大変だからです。

将来的にも月商100万円以内で考えているなら、自社の倉庫で管理しても大丈夫です。

配送・物流

現在では「物流を制するものがECを制す」と言われるほど、EC業界の配送サービスは激化しています。注文した日に届くAmazonの当日配送や、送料無料サービスなどが一例です。

ネットショップは注文を受けたあと、商品の検品や梱包、ラッピング、出荷などの作業があります。これも基準は月商300万円を目指すかどうか。
売上が月300万円を超えてくると梱包を自社でやるのは厳しくなります。例えば単価5,000円だと月600件。1日20件の梱包はそれだけで時間が潰れます。月商100万円以内なら自社で十分できますが、売上が伸びると、必ず出荷業務に手が回らなくなります。

関連記事ECサイトの送料設定パターンは?安く抑える方法や値上げ対策と共に徹底解説!

規約・特定商取引法

特定商取引法など規約周りも忘れがちな項目。例えば返品の受付基準の明記がひとつ。利用規約を明記しておかないと、お客様から突っ込まれたときにクレームになります。筆者の経験上、多かったのは「クーリングオフを適用して返品する」と言われるケース。返品する・しないで揉めると、ほとんどのケースで言われます。

しかし、クーリングオフは原則、訪問販売の商品に適用されるもので、通販で購入した商品は対象外。通販の規約周りの知識をつけ、同梱物にもしっかり明記しておいてください。

カスタマーサポートの設計

最も軽視しがちな部分が、カスタマーサポート。サイトのフロントばかりに目がいって、裏側の作業を理解していないパターンが非常に多いです。

その場で質問できるリアル店舗と違い、ネットショップは商品の説明や使い方、納期の確認、クレームなどが電話やメールで問い合わせが来ます。

お客様からの問い合わせに対応する窓口の人員や経験が十分でないと、サービス面で他社サイトには勝てません。大手のECモールや有名店と違い、自社ECサイトはコールセンターの役割がとても重要だと覚えておいてください。

Web幹事では、ECサイトを立ち上げた後の運営方法について詳しく解説した記事があります。あわせてご参考ください。

関連記事【初心者向け】ECサイト運営の業務7つと必要なスキルを解説!

ECサイトの乗り換え

  • お客様のログインを引き継いでおく
  • ECサイトのSEOを引き継ぐ
  • ecサービスごとの手数料もチェックしておく

ECサイトを乗り換えるとき(BASEからShopifyなど)は特に上の3つに注意しましょう。

お客様のログインを引き継いでおく

お客様が買い物をするとき、前のログイン情報やクレジットカード番号、住所などを毎回入力しないでいいよう設定されている場合が多いです。しかし、新しいECサイトに乗り換えて再び一から情報を入力するようになると手間が面倒で離脱の可能性があります。売り逃しを作らないためにも、お客様のログイン情報などは引き継いでおきましょう。

ECサイトのSEOを引き継ぐ

乗り換え前のECサイトのページにおいて、検索エンジンで上位表示できていたものがあるかもしれません。一番多いのは「店名」ですが、その他にも検索エンジンから流入していたページURLを把握しておき、ECサイトを乗り換えたあともリダイレクト設定をしてSEO効果を引き継ぐようにしましょう。

ECサービスごとの手数料もチェックしておく

ECプラットフォームによっては店の売り上げに応じて手数料が変わるサービスがあります。ECサイトを始めるときはパッケージで構築するものの、売上が大きくなってきたタイミングで他のサービスに乗り換える企業もあります。ECサービスによって売上の手数料は異なるので、乗り換えるときは確認しておくといいです。

ECサイトの補助金

ECサイト(ネットショップ)制作で申請できる3つの補助金

※2022年1月時点で使える補助金(変更の場合もあるのでご注意ください)

ECサイトを作るとき、国から補填される補助金や助成金をECサイト制作の予算に入れる方が増えています。しかし、補助金の申請は必ず採択されるわけではありません。むしろ年々、通りにくくなっています。ECサイトのリニューアルでは補助金は使えません。

ECサイトを作るときに補助金ありきで予算を組んでしまうと、採択されなかったときに計画が狂ってしまいます。まずは補助金なしでECサイトを考え、補助金が通ればラッキーと考えておきましょう。ECサイトの補助金に関しては下記の記事も参考ください。

関連記事ECサイト(ネットショップ)制作で申請できる3つの補助金

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年商別で選ぶのはおすすめしない

どのサービスでECサイトを作るか選ぶ際に、年商1,000万円以下なら「ASP」、1億円以上なら「パッケージ」など区分けする場合がありますが、Web幹事の見解としては年商で決める方法はおすすめしません。例えば、ASPと一口に言っても無料サービスと有料サービスでは、合う企業が異なります。

 

ベーシック

スタンダード

プレミアム

月額費用

29米ドル

(約3,000円)

79米ドル

(約8,000円)

299米ドル

(約3万円)

おすすめの人

・ランニングコストを抑えたい

小規模事業者


 月商500万円以下

・将来的に販路を拡大する

・複数の従業員を雇う


  月商5,000万円以下

・売上規模が大きい



 月商5,000万円以上

Web幹事でも、上の表のようにShopifyのプランを区分けしていますが、あくまで目安です。Shopifyの中でも5つ以上のプランが用意されており、それぞれどれが合うかを見極める必要があります。どれが合うかは予算はもちろん、欲しい機能、サポートの必要性、外部サービスとの連携など様々な要素を考慮に入れる必要があるのです。「年商別」など1つの要素で選んでしまうと失敗リスクが高いです。

年商別で選んだ失敗例

ネットや書籍などで「年商1億円以上を見込んでおくなら、ECパッケージを選ぶ」と書かれた情報を目にします。パッケージは初期費用がかかるので資本のある企業におすすめの点は間違っていませんが、実際に年商1億円を超えた時点で他のECサービスに乗り換えたいという相談がWeb幹事に寄せられています。

理由としては、ECパッケージの中には売上に応じて手数料を取るサービスもあるため、売上が大きいほど負担が大きいからです。そのため、売上が高くても手数料の変わらないサービスに乗り換えたいという相談が寄せられます。このように年商だけで選んでしまうと、乗り換えの必要性が生じ、移行の手間が大変という失敗があります。当サイトWeb幹事では、ECサイトの作り方について無料で相談を行なっていますので、気軽にお問い合わせください。

ECサイトの作り方を専門家に相談する

ECサイト構築・運営におすすめの本

ECサイト構築・運営におすすめの本

最後に深くECサイトの構築や運営を学びたいと考えている方におすすめの書籍を2冊紹介します。サイト構築向けと構築後の運営向けに分けています。

【構築におすすめ】図解即戦力 EC担当者の実務と知識がこれ1冊でしっかりわかる教科書

【初心者向け】図解即戦力 EC担当者の実務と知識がこれ1冊でしっかりわかる教科書

おすすめポイント ・プロのECサイト制作会社が著者
・実体験を元にしたコラムが読み応えあり
・初心者向けに図解や写真が多い

『図解即戦力 EC担当者の実務と知識がこれ1冊でしっかりわかる教科書」』は2020年7月22日に発売された本です。著者は多くのECサイト制作を手がける「株式会社これから」。プロの制作会社であり、多くのECサイト運営の実績を持つので、「Web集客は魚釣りと同じ」など実体験を元にしたコラムなど読み応えがあります。

どんなECサイトを作れば良いかの悩みに回答する内容で、初心者向けにイラストの図解や表、写真が多く、専門用語も丁寧に解説してくれるので、ECサイトの入門書としておすすめです。

【運営におすすめ】EC担当者 プロになるための教科書

EC担当者 プロになるための教科書

おすすめポイント ・ECサイトを運営するプロが著者
・図解が多くわかりやすい
・越境EC(海外展開)まで網羅

EC担当者プロになるための教科書』は2021年3月16日に発売された本です。比較的、情報が新しく、著者は多くの企業のECサイトを支援し、自社でもECサイトを運営を手がける「株式会社いつも」。「デジタルシェルフ」「RFM分析」などマーケター用語が多く登場しますが、どれも図解を多用してわかりやすく解説してくれるので、初心者の方でも理解しやすいです。

小規模なECサイトの運営から、ゆくゆくは海外販売など越境ECを考えている方に向けた解説など、幅広くECサイト運営のノウハウを網羅しています。

ECサイトの作り方まとめ

以上、ECサイトの始め方のポイントを解説してきました。ほとんどの方が「こんなに覚えることが多いのか…」と意気消沈されたかもしれません。
成功者が目立ちがちな世界ですが、現実は多くのECサイトが失敗に終わっています。それでも、消費者の購買行動が大きく変わっていく昨今では、ECサイトの成功が唯一の生き残り戦略というお店も多いでしょう。

「すでに実店舗の知名度・ブランド力がある」「自社ECサイトを立ち上げても集客できる」という方以外は、大手ECモールにも出店する「多店舗展開」がおすすめ。ECモールで得た収益を、自社ECサイトの改装、集客にあててください。

本記事で解説したポイントは、ごく一部です。ただし、過去の失敗事例などの経験に基づいています。解説した部分をしっかり押さえた上で、ECサイトの立ち上げに乗り出してください。

ECサイトを作る際に決めておきたいチェックリスト

ここまでの内容を踏まえてECサイトを始めるにあたって、決めておくべきチェックリストを13個紹介します。記事を最後まで読み、本格的に準備を始めるときに見直してください。

ECサイトを始める際のチェックリスト

チェック

市場・競合・自社の3C分析は行ったか?

✔︎

将来的に月商300万円以上を達成できそうか?(※)

✔︎

お店はECモールに出店するか、自社ECサイトを作るか?

✔︎

取り扱う商品は、型番商品か非型番商品か?

✔︎

ECサイトのデザイン・機能は参考サイトをチェックしたか?

✔︎

ECサイトの機能は必要最低限にとどめているか?

✔︎

最低限ほしい3つの決済方法は完備しているか?

✔︎

集客するための3つのチャネルを理解しているか?

✔︎

CVRを改善する知識は頭に入れているか?

✔︎

商品の在庫は月商の2ヶ月分を確保しているか?

✔︎

倉庫・物流・配送は自社で管理するか外部に依頼するか?

✔︎

特商法・利用規約は理解して、商品にも同梱されているか?

✔︎

お客様対応ができるカスタマーサポートは設計できているか?

✔︎

(※)ECサイトだけでしっかり利益を出したい場合の目安。リアル店舗にプラスαの利益があればいい場合は、300万円以下でOKです。

※本記事はECサイト運営 / ECサイト受託を行うコマースメディア株式会社の井澤 孝宏 氏に監修していただいています。

ECサイト制作をプロに任せたい方へ

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コンサルタントのご紹介 Web幹事 コンサルタント 岩田真 岩田 Web制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

様々なお客様のWeb制作を実際に行ってきましたので、
初心者の方でも安心してご相談ください!

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ECサイト制作お役立ち記事リスト ・【概要】ECサイトとは?作り方や運営業務を簡単に解説
・【種類】ECサイトの種類一覧!構築方法の比較やおすすめも紹介!
・【費用】ECサイト構築の費用と料金相場、開設手順をかんたん解説!
・【選び方】プロが教えるEC開発会社の選び方・比較の3ポイント
・【補助金】ECサイト(ネットショップ)制作で申請できる3つの補助金
・【メリット】ECサイトの種類一覧!構築方法の比較やおすすめも紹介!
・【制作会社】ECサイト構築・開発に強い制作会社をプロが厳選!
・【開設方法】ECサイトを立ち上げる方法と費用を解説!手順や成功のコツ
・【集客方法】ECサイトの集客を伸ばすには?効果的な集客方法や成功事例
・【運営業務】【初心者向け】ECサイト運営の業務7つと必要なスキルを解説!
・【ASPカート】ECサイト構築のASPカートを徹底比較

Q. ECサイトの作成の流れは?

ECサイト作成の手順として「?コンセプトを決める」「?プラットフォームを選定する」「?デザインの設計」「?商品の登録」「?テスト」「?リリース」の6つの手順が挙げられます。

Q. ECサイト制作にはどのくらいの費用がかかりますか?

規模や機能によって費用は異なりますが、一般的には数十万円から数百万円程度が目安です。制作会社によって価格やサービス内容が異なるため、複数の会社に見積りを依頼し比較検討するのをおすすめします。また、ECサイトの運営には継続的な費用が発生するのも忘れずに考慮してください。