ECサイトでSEOに強くなるためのポイントを解説【2024年最新版】

ECサイトでSEOに強くなるためのポイントを解説!

ECサイトの売上を上げるためには、アクセス=集客を増やし、訪れたユーザーのCV購入=を増やすのが基本です。ECサイトの集客力を高める施策はいくつかありますが、外せない施策のひとつがSEO対策。

SEO対策はWebマーケティング全般で重要な施策ですが、ECならではのポイントがあります。本記事では、特にECサイトのSEO対策に焦点をあててポイントを解説します。

ECサイトを立ち上げたばかりでこれからSEO対策をする方、すでにSEO対策をしているけど順位が上がらないネットショップオーナーの方は最後までご覧ください。

※本記事ではSEOに関する専門的な知識を解説します。そもそもSEO対策とは?といった基礎知識から学びたい方は、まず以下の記事を参考にしてください。

関連記事:SEO対策とは?検索上位表示のための基本知識とノウハウを徹底解説

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ECサイト構築に役立つ記事もご覧ください ECサイト構築にお悩みならこちら。おすすめの会社や相場まとめ

目次
  1. 1. Amazonや楽天にSEOで負けないための考え方
    1. 1-1. 「商品購入」と「情報収集」の検索意図は異なる
  2. 2. Web広告やSNSだけでは不十分な理由
    1. 2-1. SNSとSEOの違い
    2. 2-2. 一般的なWebサイトとECサイトのSEOの違い
  3. 3. ECサイトのSEO(コンテンツ対策)
    1. 3-1. コンテンツキーワードの探し方
    2. 3-2. 検索ニーズによるキーワードの分類
    3. 3-3. コンテンツ作成に関係する内部対策
    4. 3-4. 商品ページなどサイト自体のコンテンツの充実
    5. 3-5. ECサイトと同一ドメイン配下でブログを作る
  4. 4. ECサイトのSEO(内部対策編)
    1. 4-1. 内部リンク構造の最適化
    2. 4-2. 重複コンテンツの対処
    3. 4-3. 販売終了ページの対策
    4. 4-4. システム的なその他の対策
  5. 5. ECサイトのSEO(外部対策)
    1. 5-1. 被リンクは狙って獲得しないほうが良い
    2. 5-2. サイテーション獲得にはSNSボタンがおすすめ
  6. 6. 【まとめ】ECサイトにおけるSEO対策とネクストアクション
    1. 6-1. ECサイトのSEO対策をプロに依頼したい方へ

Amazonや楽天にSEOで負けないための考え方

ECサイトのSEO対策をするにあたり、いくら対策をしても、Amazonや楽天市場などのECモールや大手ECサイトに勝てないと思われるかもしれません。

しかし、そんなことはありません。特に独自の商材を扱うECサイトは、適切なSEO対策を行うことで、検索上位を実現することが可能です。そのために重要なのが、SEO対策の基本を押さえた上で、競合しないキーワードでコンテンツを充実させること

そもそもSEO対策は、ユーザーに有益な情報を提供するサイトを目指すこととイコール。検索エンジンの仕組みの根本にあるのは、「ユーザーファースト」だからです。

「商品購入」と「情報収集」の検索意図は異なる

Amazonや楽天市場などのECモールは「商品を買ってもらうこと」に目的が特化しているため、「ジーンズ メンズ」などで検索したときは強いです。ただし、検索ユーザーの中には「情報収集」を目的にしている人もいます。例えば「ジーンズ 長持ち コツ」など。

後ほど詳しく説明しますが、このような検索のニーズに応えるコンテンツはAmazonや楽天にはありません。そこでECサイトのブログなどで解説することにより、上位表示されやすくなります。そこから商品ページへの導線などを入れることで、購入につなげることも可能でしょう。

関連記事SEOで重要な検索意図(インテント)とは?調べ方や記事作成方法も解説

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Web広告やSNSだけでは不十分な理由

SEO対策以外の集客施策としてはWeb広告が主流ですが、Web広告は即効性はあるものの費用が高騰しがちで、持続性がありません。

一方のSEO対策はそれほどコストをかけずに取り組めることがメリット。明確な効果が出るまで数カ月~1年程度必要ですが、一度SEOに強いサイトを作ることができれば、メンテナンスの継続は要るものの効果は長期的に持続します

SNSとSEOの違い

最近はSNSも集客手段として注目されていますが、SNSで集客できるユーザー層と検索エンジンで集客できるユーザー層には違いがあります。SNSも重要な集客手段ですが、SEO対策が不必要になるわけではありません。また、いくらSNSで集客できてもサイトが整っていなければ購入につながりません。そういった点でも、SEO対策は必須です。

一般的なWebサイトとECサイトのSEOの違い

ECサイトのSEO

SEO対策の基本は、ECサイトでもそれ以外のWebサイトでも同じです。ただし、ECサイトの場合、特に次のことを意識する必要があります。

購入(CV)が最大の目的

一般的なWebサイトでは、集客力を高めてPVを稼げれば良いという場合もありますが、ECサイトは集客した後にさらに購入=CVが必要です。

そのため、集客できればどんなユーザーでも良いというわけではなく、購入につながるユーザーを集めるSEO対策が必要です。また、集客と同時にストレスなく購入につながる導線も必要です。

ユーザーデータの活用

ECサイトは、一般的なWebサイトよりも顧客=ユーザーの属性や行動履歴などのデータを豊富に蓄積できます。これはECサイトの強みです。詳細なユーザーデータは、SEO対策におけるキーワード選定やコンテンツ作成を精度の高いものにしてくれます。

ECサイトのSEO対策にあたっては、自社が持つ顧客データを必ず活用しましょう。

利用するプラットフォームが違う

ECサイトの構築手法は、ASPカート、ECパッケージ、フルスクラッチに大別できます。いずれの手法でも、基本となるSEO対策は共通しますが、システム面での具体的な手順が異なります。

ASPカートであれば、カート機能内で行うことになりますし、ECパッケージやフルスクラッチでは、システムの開発会社や制作会社に相談が必要になることがあるでしょう。SEO対策にあたっては、自社のECプラットフォームでできることを確認した上で、不明点はシステム会社や制作会社に相談してみましょう。

関連記事:ECサイトの種類を徹底解説。ECサイト構築・開設に必要な知識ガイド

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ECサイトのSEO(コンテンツ対策)

ここから具体的にECサイトならではのSEO対策を解説していきます。SEO対策はコンテンツ対策・内部対策・外部対策の3つに分けて考えることができます。

・コンテンツ対策:ECモールなどに負けないサイトのオリジナリティを出す対策
・内部対策:サイトがユーザーにも検索エンジンにも理解しやすいよう構造を整える対策
・外部対策:サイトの第三者からの評価を高めるための対策

この章ではコンテンツを充実させることによるSEO対策を紹介します。コンテンツ対策は、ECサイトのオリジナリティの見せどころです。

コンテンツキーワードの探し方

コンテンツを充実させるためには、まず、どういったキーワードを基にコンテンツを作成するのかという、「キーワード選定」が必要です。

キーワードは、ユーザーの検索ニーズから逆算します。ECサイトの場合、サイトを訪れて「商品を購入してくれる」ユーザーがどのようなキーワードで検索するかを考えます。顧客の属性や行動データが蓄積されている場合、ここで役立ちます。

ロングテールのキーワードを狙う

狙うべきキーワードは、ビッグワードといわれる競合の多い単体のキーワードではなく、ロングテールといわれる2~3つからなる複合キーワード。「ジーンズ」がビッグワードで、「ジーンズ 安い メンズ」などがロングテールです。

ビッグキーワードでは、ECモールや大手サイト、多くの競合サイトにSEOで勝ことは難しいです。逆にロングテールのキーワードの組み合わせに、ECモールや大手サイトに勝つカギがあります。

キーワードを考えるのに、次のようなツールや手法が役立ちます。

キーワードプランナー

キーワードプランナー

キーワードプランナーはGoogleが提供している無料ツール。関連キーワードやキーワードの検索ボリュームを調べられます。ただし、広告配信のためのツールなので、広告配信を行わない場合は100~1000といった大まかな検索ボリュームのみ表示されます。広告配信をすると詳細な検索ボリュームが確認できます。

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソール:Googleが提供している無料ツール。特定のWebサイトに対してどのようなキーワードで流入があるかを調べられます。詳細は以下の記事を参考にしてください。

【入門版】Google Search Consoleの登録・設定方法&使い方【スタートアップガイド】

Amazonのサジェストキーワード

Amazonのサジェストキーワード

Amazonの検索欄に商品名や商品ジャンルを入力した際に表示されるサジェストキーワードは、検索ニーズの高いキーワードです。

「商品名+オススメ」で検索

「商品名+オススメ」で検索

検索エンジンで「商品名(商品ジャンル)+オススメ」で検索したときにサジェストや検索上位に表示されるキーワードは、検索ニーズの高いキーワードです。

関連記事サジェストとは?表示される仕組みやSEOでの活用方法も解説

競合サイトのキーワード

自社の競合にあたるサイトが、ページのタイトルや説明、見出しにどのようなキーワードを使用しているかをチェックしましょう。

以上のようなツールや手法を活用しながら、競合と被らず、検索ボリュームが大きすぎず小さいすぎない適切なキーワードを見つけましょう。

検索ニーズによるキーワードの分類

検索ニーズの4分類

検索ニーズは、一般的に「知りたい」「解決したい」「行きたい」「買いたい」の4種類に大別されます。ECサイトでは、「買いたい」検索ニーズには確実に集客につなげたいところ。
「買いたい」検索ニーズを持つユーザーは、商品名や商品ジャンルと購入時によく検討される要素を組み合わせたキーワードで検索を行うことが多いと考えられます。

「買いたい」ニーズ

たとえば、「商品名(商品ジャンル)+おすすめ」「商品名(商品ジャンル)+口コミ」「商品名(商品ジャンル)+値段」などです。これらは、そのまま購入につながる商品ページに使いたいキーワードです。

「解決したい」ニーズ

「解決したい」ニーズを持つユーザーには、その商品によって解決できる悩みからアプローチできます。たとえば、スキンケア用品を扱っているならば、「スキンケア+ 乾燥肌」「化粧水+肌荒れ」などのキーワードが考えられます。これらのキーワードは、商品ページとは別に、肌のお手入れに関するコンテンツを作成するなど、ECサイトのコンテンツを充実させるために役立ちます。

「知りたい」ニーズ

「知りたい」ニーズを持つユーザーは、商品を今すぐ購入しようと思っているわけではないけれども、関連する情報に興味のある「潜在顧客」といわれる層です。「解決したい」ニーズと重なるところもありますが、購入意欲は少し低めです。

ただ、このニーズを持つユーザーにアプローチすることで、サイトや商品を認知してもらい、将来の購入につなげる効果があります。同じくスキンケア用品の例でいえば、「スキンケア+30代」「化粧水+選び方」などのキーワード。商品ページとは別にコンテンツを作成する際に役立ちます。

1キーワードは1つのコンテンツで完結させる

キーワードが明確になったら、それをもとにコンテンツの改善や新規作成を行います。その際、キーワードのひとつの組み合わせをひとつのページに対してあてはめるようにしましょう。同じキーワードの組み合わせを複数のページにあてはめると、内容が重複しやすくSEO対策として逆効果。

たとえば、「スキンケア+選び方+敏感肌」というキーワードをもとにAとBという2つのページを作ると、どうしてもその内容は似通ってしまいます。すると、検索エンジンにおける評価がAとBとで競合したり、重複コンテンツと判断されてたりして、検索順位が上がらない可能性があります。

キーワードをエクセルなどで管理すると、見返しやすく、コンテンツ作成も簡単です。

コンテンツ作成に関係する内部対策

コンテンツ作成の内部対策5ポイント

コンテンツの改善や作成にあたっては、キーワードを基に先にコンテンツの骨組みを作ることをおすすめします。ここで紹介する対策は、コンテンツ対策ではなく後述の内部対策に含まれますが、コンテンツ作成と一緒に行ったほうが良いためここで紹介します。

titleタグとdescriptionタグの設定

以下のtitleタグとdescriptionタグには、必ずキーワードを入れます。ただキーワードを使うだけでなく、ページ内容と合致させることも重要です。

titleタグとdescriptionタグの設定

・titleタグ:検索時に表示されるページタイトル
・descriptionタグ:検索時にtitle下に表示される説明。120字以内推奨。

ページ構造&カテゴリの最適化

ページ構造&カテゴリの最適化

画像出典:北欧、暮らしの道具店

コンテンツを作成する際は、見出しタグ(h1~6)を使い、そのページにおける文章構造を明確にします。この際、タグは数字の若い順から使用します。見出しには不自然にならない程度にキーワードを入れ、ページ内容に合致させましょう。

また、トップページからそのコンテンツにスムーズにたどりつけるよう、分かりやすいカテゴリを作成しましょう。カテゴリについては、検索キーワードというより、ユーザーの使いやすいさを重視します。

ただし、商品ページについては、利用しているプラットフォームによるところもあるので、できる範囲でチェックします。

関連記事:SEO対策における見出しタグ(h1など)の付け方・作り方をプロが解説!

URLは英語で短く端的に

ページのURLは、ページ内容に関連する単語を使い、英語で短く端的に設定します。これにより検索エンジンにもユーザーにも、そのページがどんなページなのかが認識しやすくなります。GoogleのSEOに関するガイドでも、シンプルなULR構造を維持することが推奨されています。

また、URLに日本語を含めるとブラウザが扱うことができないため、「URLエンコード」といって半角英数字・記号による長いURLに置き換わってしまいます。

商品画像の枚数を増やす

商品画像は、できるだけオリジナルのものを多種類用意しましょう。

検索エンジンの検索結果には、キーワードの検索結果の他に、画像の検索結果も表示されます。キーワードと画像での検索順位は異なるので、画像を充実させることで画像検索で上位に表示される可能性が高まります

特にスマホユーザーにとっては画像情報は重視されやすく、見た目が重要な商品であればなおさらです。ひとつの商品でも、次のような画像のバリエーションが考えられます。

・正面から撮影した画像
・角度を変えて撮影した画像
・カラー、サイズ違いの画像
・カラー、サイズ比較画像
・使用中の画像
・使用イメージ画像

画像サイズを適正なものにすることと、画像情報をもれなく記述することに注意してください。

画像情報をもれなく記述

Webページに画像を挿入する際、画像を説明するテキストを入れられる「altタグ」を有効活用しましょう。以下のようなタグになります。「画像の内容」に適切なテキストが入っていることで、検索エンジンがその画像を正しく理解してくれます。

<img src=”image.jpg” alt=”画像の内容” />

関連記事:SEO対策の画像の使い方やaltタグを解説!【入門版】

商品ページなどサイト自体のコンテンツの充実

コンテンツ対策では、新規コンテンツの作成だけでなく、既存コンテンツがキーワードを踏まえて前述の構造になっているか認しましょう。

注意したいのは、メーカーからもらった情報をそのまま載せていないか。商品スペックなどの共通する情報を除き、以下のようなオリジナルのコンテンツをできるだけ作成しましょう。

・スタッフが使ってみた体験談、感想
・ユーザーレビュー
・開発者インタビュー、ユーザーインタビュー

ECサイトと同一ドメイン配下でブログを作る

ECサイトと同一ドメイン配下でブログを作る

画像出典:Nova SELECT - ノヴァセレクト

単なる商品の説明ではない、読み物的コンテンツを作ることで、コンテンツはさらに充実します。たとえば、スタッフのブログや、商品に関連する知識系コンテンツなどです。これらは、そのECサイトにしかないオリジナリティです。

その際に気をつけたいのが、ECサイトと同一ドメイン配下で作成することです。別ドメインになると、アクセスが分散してSEO対策として逆効果です。

以上がECサイトにおけるSEO対策のポイントです。

※ここまで読んだ段階で、自分でSEO対策に取り組むのは無理だ...プロにSEO対策を任せたいと思われた方はWeb幹事にご相談ください。ECサイトのSEOに合った会社を無料で選定いたします。

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ECサイトのSEO(内部対策編)

ECサイトの内部対策SEO

いくらコンテンツが充実していても、その構造が理解しにくいものだと、検索エンジンに評価してもらえず上位表示されません。また、ユーザーにとって分かりにくいサイトは離脱につながりやすくなります。コンテンツ対策と合わせて内部対策も行いましょう。

なお、内部対策はECサイトもそれ以外のWebサイトもほぼ共通します。そのなかで特にECサイトで注意したい点をここで紹介します。内部対策の基礎知識は以下の記事を参考にしてください。

関連記事:SEOの内部対策ガイドと15のチェックリスト

内部リンク構造の最適化

内部リンク構造の最適化

内部リンクとは、Webサイト内で自社のページ同士をつなげるリンクのことです。内部リンクに対して、Webサイト外とつながっているリンクのことを外部リンクといいます。

内部リンクには、次のようなものがあります。

・関連ページ:そのページと関連のあるページにつながるリンク。リンクが貼ってあるテキストはアンカーテキストと呼ばれ、分かりやすいリンク名であることも重要です。


・サイトナビゲーション:主にサイト下部にある、サイトの各ページにつながるリンク

サイトナビゲーション

・パンくずリスト:ページ上部にある、サイトのなかでのそのページの位置を示すリンク

パンくずリスト

関連性の高いページが最適につながっていると、検索エンジンにもユーザーにもサイトの構造が理解しやすくなります。

関連記事内部リンクとは?SEOへの影響や効果的な設置方法を解説

重複コンテンツの対処

まず、自社のECサイト内で類似したコンテンツのページがないかチェックしましょう。同じ商品のバリエーション違いなどに要注意です。

また、PC用のページとモバイルページがある場合、URLの正規化を行う必要があります。URLの正規化については、Googleの公式ページ「重複したURLを統合する」に詳細が紹介されています。

特に、外部サイトでも取扱のある商品を販売している場合、メーカー提供の資料などをそのまま商品ページに転載すると、外部サイトとの重複コンテンツとみなされるリスクがあります。商品スペックなど変更できない点以外は、できるだけオリジナルのコンテンツを作成しましょう

販売終了ページの対策

販売終了ページの対策

販売終了ページについては、検索エンジンがそのページをクロールしないよう、robots.txtを設置する必要があります。また、ユーザーが訪れたときにそのページから離脱されないように、代替ページへのリンクを設置するなどしましょう。

システム的なその他の対策

その他、ECサイトに限らず、一般的なSEOの内部対策として次のような点をチェックしましょう。ASPカートなど利用しているプラットフォームに依拠するところもあるので、まずはシステムを確認しましょう。

常時SSL化

WebサイトのURLをhttp→httpsに暗号化すること

XMLサイトマップの送信

サイト構造をひとつのファイルにまとめたXMLサイトマップを検索エンジンに送ること。数百ページ以上、画像・動画ファイルの多いサイトは必須です。

関連記事:XMLサイトマップ(sitemap.xml)作成&送信方法マニュアル【専門知識不要】

モバイルフレンドリー化

モバイルでの閲覧に最適化する。PCページと別ページを作るよりもレスポンシブデザインが推奨されています。

ページ表示速度の改善

Google Search Console左にある「ウェブに関する主な指標」から表示速度が最適か調査可能。表示速度が遅い場合は、画像サイズの圧縮などを行います。

上記のことは先ほど紹介した関連記事で詳しく紹介しています。以下を参照ください。

関連記事:SEOの内部対策ガイドと15のチェックリスト

また、内部対策に関しては、プロのエンジニアがいなければ難しい部分。自分で作れるECサイトで始めたものの、SEOのために内部対策が必要だと感じている方はWeb幹事にご相談ください。サイトのリニューアルや、ECサイトの運営におすすめの会社を無料で紹介します。

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ECサイトのSEO(外部対策)

外部対策とは、そのサイトの第三者からの評価を高めるための対策です。
大きく次の2つに分けられます。

・被リンクの獲得
・サイテーションの獲得

被リンクは狙って獲得しないほうが良い

被リンクとは、外部のWebサイトからのリンクです。具体的には、この「○○というサイトが良いよ」とリンクを貼ってもらうのが被リンクです。

かつては、質を問わず被リンク数を増やすという手法が使われることもありましたが、現在は逆効果。あくまでも自然に獲得したもので、リンク数よりもドメイン数で評価されます。また、公共性、専門性、知名度などが高いドメインからのリンクほど評価が上がります

以上を踏まえると、被リンクは狙って獲得するのは難しいものです。しかし、コンテンツ対策と内部対策を適切に行うことで、おのずと良質のサイトになるので、被リンクを獲得できる可能性が上がります。

被リンクの詳しい意味や具体的な増やし方については、以下の記事をご覧ください。
関連記事:被リンクとは?SEOへの効果、増やす方法まで初心者向けに解説

サイテーション獲得にはSNSボタンがおすすめ

サイテーションとは「ネット上で企業名、サイト名などを言及されること」です。つまり、ネット上で「○○という企業が良いよ」「○○というサイトがおすすめ」といわれること。口コミのようなものです。

これも検索順位に影響する可能性があり、被リンクよりも獲得が簡単なので、対策を行いましょう。また、検索順位にかかわらず、口コミが増えれば集客は増えます。

サイテーションを獲得する方法としておすすめなのが、ソーシャルメディアボタンの設置です。トップページや商品ページの、ユーザーに分かりやすい位置に設置しておきましょう。主要なSNSとしては、Twitter、Facebookがあります。Instagramは、シェアボタンの設置がやや難しい仕様となっています。

ソーシャルメディアボタンの設置の他に、ECサイトでSNSアカウントを運用して、投稿をシェアしてもらうという方法もあります

関連記事:サイテーションのSEO効果と影響!SEO対策に知っておきたい最新情報

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【まとめ】ECサイトにおけるSEO対策とネクストアクション

以上、ECサイトにおいて集客をアップするSEO対策を説明しました。同時にECサイトでは、サイトを訪れたユーザーを最終的に購入=CVにつなげることが重要です。そのために、次のような対策があります。SEO対策と合わせて取り組みましょう

・カテゴリーの最適化ユーザーがトップページからほしい商品にたどり着けるよう、分かりやすいカテゴリー分けを行いましょう。

・サイト内検索:サイト内検索をトップページだけでなく各ページの分かりやすい場所に配置します。検索サジェストが出ると効果的です。

・EFO:商品をカートに入れてから購入するまでの導線を最適化すること。専用ツールを使うと簡単に対応できます。

詳細は以下の記事も参考にしてください。
ECサイトのCVR(コンバージョンレート)を上げる7つの施策ポイントを徹底解説

ECサイトのSEO対策をプロに依頼したい方へ

本記事を読み、自分でSEO対策をするのは難しそう....失敗しないためにもプロに任せたいと思われた方も多いでしょう。

しかし、どの会社が自分のECサイトに合うか分からないという方はWeb幹事にご相談下さい。

Web幹事は、あなたに最適な会社とあなたを「人力で」マッチングするサービスです。実際にWeb制作を経験したプロのコンサルタントが対応するため、業者選びの手間なく、質の高いマッチングを受けることが可能です!

コンサルタントのご紹介 Web幹事 コンサルタント 岩田真 岩田 Web制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

様々なお客様のWeb制作を実際に行ってきましたので、
初心者の方でも安心してご相談ください!

ご相談はもちろん無料。また紹介された制作会社に必ず発注する必要はありません。

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Q. ECサイトにSEO対策が重要な理由は?

広告は即効性はあるものの、費用が高騰しやすく持続性がありません。一方、SEO対策は低コストで取り組めるのが大きなメリットです。明確な効果が出るまで数カ月~1年程度必要ですが、一度SEOに強いサイトを構築できれば、メンテナンスの継続は要るものの効果が長期的に持続します。

Q. ECサイトのSEO対策で注意すべきポイントは?

ECサイトのSEO対策で注意すべきポイントとして「サイト自体のコンテンツを充実させる」「被リンクは狙って獲得しない」等が挙げられます。詳しくは記事をご覧ください。