ECサイトのランニングコストを項目別・構築方法別に紹介費用を抑えるコツも【2024年最新版】

ECサイトのランニングコストを項目別・構築方法別に紹介!費用を抑えるコツも

実店舗で自社商品を販売しているが、新たにECサイトの立ち上げを企画しているEC担当者には、下記のような悩みがあるでしょう。

「ECサイトを立ち上げた後に必要なランニングコストがわからない」
「ECサイトを立ち上げる前にランニングコストを明確にしておきたい」
「ランニングコストを抑えてECサイトを運営したい」

ECサイトなら場所や時間を問わず商品の販売が可能なうえ、実店舗のように接客や商品陳列などを行う必要もないため、あらたにECサイトの立ち上げを企画している方もいることでしょう。ただし、ECサイトの運営には初期費用の他に、ランニングコストがかかります。ECサイトを立ち上げる際は、あらかじめランニングコストを把握するのが重要です。

本記事では、ECサイトの運営にかかるランニングコストを解説します。

※ECサイトのランニングコストを理解しても、自社で構築するのが難しい場合は、Web幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。

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目次
  1. 1. ECサイトの運営にかかるランニングコスト
    1. 1-1. サーバーの維持費:年間500〜10,000円
    2. 1-2. ドメイン代:年間500〜6,000円
    3. 1-3. SSLサーバー証明書:年間12,000〜90,000円
    4. 1-4. 決済代行サービスの手数料:年間42,000〜96,000円、決済手数料売上の3〜5%
    5. 1-5. ASPカートシステム利用料:年間36,000〜120万円 or CMS更新料:年間10,000〜25,000円
    6. 1-6. 配送料・梱包材費:1回あたり300〜2,000円
    7. 1-7. コンテンツ作成費・更新費:1人あたり30万円
    8. 1-8. EC運営代行(外注の場合):年間72〜420万円
  2. 2. 構築方法別|ECサイトの初期費用とランニングコスト
    1. 2-1. ECモール:初期費用・月額費用ともに高くても10万円程度
    2. 2-2. ASP:初期費用は無料~100万円、ランニングコストは10万円以内
    3. 2-3. ECパッケージ:初期費用は50万円〜、月額費用は30〜100万円
    4. 2-4. オープンソース:初期費用は高くて数百万円、月額費用は無料〜50万円
    5. 2-5. フルスクラッチ:初期費用は500万円~、月額費用は50〜100万円
  3. 3. ECサイトのランニングコストを抑えるコツ
    1. 3-1. 必要な機能を明確にする
    2. 3-2. 補助金を使う
  4. 4. ECサイトのランニングコスト【まとめ】

ECサイトの運営にかかるランニングコスト

ランニングコストの内訳と実際の費用を紹介します。

内訳

ランニングコスト

サーバーの維持費

年間500〜10,000円

ドメイン代

年間500〜6,000円

SSLサーバー証明書

無料

or

年間12,000〜90,000円

決済代行サービスの手数料

(初期費用:36,000〜80,000円)

年額費用:42,000〜96,000円

(月額費用:3,500〜8,000円)

決済手数料:売上の3〜5%

ASPカートシステム利用料

or

CMS更新料

年額36,000〜120万円

(月額3,000〜10万円)

or

年額10,000〜25,000円

配送料・梱包材費

配送料:300〜2,000円/回

梱包材費:50〜500円/個

コンテンツ作成費・更新費

30万円/人

EC運営代行(外注の場合)

年額72〜420万円

(月額60,000〜35万円)

合計

年額111〜581万2,000円

(コンテンツ作成費・更新費は1人で算出)

(配送料・梱包材費は含めず)

サーバーの維持費:年間500〜10,000円

サーバ・ドメインを用意

自社でサーバーを用意せずレンタルサーバーを契約する場合、年間500〜10,000円程度の費用が必要です。レンタルサーバー会社のプランによって費用が異なり、サポートの充実と高度なセキュリティ対策を必要とする場合、高くても年額10,000円程度必要となります。オンプレミス(ITインフラ基盤を自社で保有する)で自社専用のサーバーを構築する場合、保守費用が必要となり構築費用の10〜15%が目安となります。例えば、Xserverのスタンダードプランは、12ヶ月契約1,100円で利用できます。

オンプレミスはサーバーの調達から構築までを行う必要があり、すぐには導入できません。小規模な環境や手軽にサーバーを準備したいなら、レンタルサーバーを利用することが無難。レンタルサーバーであれば、利用できる容量や機能に応じて複数のプランが用意されています。小規模向けプランから始めて、サイトへのアクセス数を見ながらプランを変更すると費用を節約可能です。

ドメイン代:年間500〜6,000円

お名前.com

画像引用:お名前.com

ドメインとはインターネット上の住所の役割があり、ECサイトがインターネット上のどこにあるのかを判別するために利用されます。主に「〇〇.com」「〇〇.net」などと表記されます。自社のホームページとは別にECサイトを構築・運営する際は、新しいドメインの登録が必要です。ドメインの登録・維持費は、年間500〜6,000円が目安です。例えば、お名前.comで「.com」のドメインを登録する場合、1個目は0円からですが、2個目は750円です。維持費は年額1,287円からとなっています。

ドメイン代は、ドメインを登録できる会社によって異なります。複数社の費用を比較して安い会社で登録すると、ドメイン代を抑えられるでしょう。

SSLサーバー証明書:年間12,000〜90,000円

独自SSLを設定する

SSLとは、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みです。独自SSLとは、独自ドメインに対して設定するSSLサーバー証明書のことです。独自SSLサーバー証明書は無料でも利用できます。有料のSSLは、年間12,000〜90,000円が目安となります。認証タイプの違いやセキュリティ診断の有無などによって、年額費用が変動します。無料SSLと有料SSLで暗号化の強度は同様ですが、サポートの有無が相違点です。有料SSLは、SSL導入での困りごとを問い合わせできます。また、マルウェア(悪意のあるプログラムやソフトウェアの総称)のセキュリティ診断などの付加サービスを受けられるのも有料SSLの特徴です。

有料SSLの事例として、レンタルサーバー会社の「エックスサーバー」で申し込みができる「SecureCoreドメイン認証SSL」は、年額15,400円から導入可能です。

ECサイトでは、顧客情報やクレジットカード情報などの取扱があります。サイトをSSL化することで、第三者による盗聴・改ざんなどを防げるのです。ECサイトのセキュリティ対策として、導入は必須といえます。

関連記事:マルウェアとは?種類や感染経路、兆候、被害例を解説

決済代行サービスの手数料:年間42,000〜96,000円、決済手数料売上の3〜5%

GMOイプシロン

画像引用:GMOイプシロン

ECサイトでクレジットカード決済やコンビニ決済などを導入する際に、決済代行サービスを利用することがあります。決済代行サービスを利用すると、年額費用が42,000〜96,000円(月額手数料3,500円〜8,000円)、決済手数料として売上の3〜5%を代行会社に支払うことになるのです。例えば、GMOイプシロン株式会社が提供する決済代行サービスでは、クレジットカード決済、コンビニ決済、ネット銀行決済など多様な決済手法が用意されています。VISA・Master・ダイナースのカード決済を導入すると、月額手数料2,500円、決済手数料が3.6%〜がかかります。

ECサイトにおいて自社で決済機能を構築すると、高度なシステム構築やセキュリティ対策が必要になります。自社で決済機能に関する知識がある人材がいない場合、決済代行サービスの利用がおすすめです。

決済代行サービスの手数料は、会社によって異なります。複数社の費用を比較することで、費用を抑えられる可能性があります。キャリア決済やID決済などの多様な決済方法を利用したい企業はGMOイプシロン株式会社が適しており、クレジットカード決済と銀行決済に絞って低コストで利用したい企業はPayPalがおすすめです。

ASPカートシステム利用料:年間36,000〜120万円 or CMS更新料:年間10,000〜25,000円

e-shopsカートS

画像引用:e-shopsカートS

ASPカートとは、ECサイトのショッピングカート機能を提供するシステムです。ユーザーが購入したい商品をカートに入れ、支払い方法を選択し注文の確定までの一連の処理を行えます。
ASPカートシステムを利用する費用は、年額36,000〜120万円(月額3,000〜10万円)が目安です。ASPカートの利用できる機能やサポートの種類などによって、費用が変動します。BASEのように無料で利用できるものもありますが、利用できる機能が制限されてしまいます。

内製でカートシステムを構築・実装することもできますが、専門知識がないと自社で対応することが難しいです。外注する際は、多額の開発費用が発生してしまいます。ASPカートシステムを利用すると、低コストでスピーディに導入が可能です。例えば、e-shopsカートSのスタンダードプランは、初期費用10,000円、月額費用3,500円で利用できます。ASP会社によって費用が異なるため、複数社の費用を比較してから導入しましょう。

また、ECサイトをCMSで運用する場合、有料のCMSならば更新料がかかります。提供元企業のサポートを受けながらECサイトを構築・運用したい企業には有料CMSがおすすめです。Wordpressのような無料のCMSであれば、サーバー・ドメインなどの料金のみです。有料のCMSを利用する場合、更新料が年額10,000〜25,000円程度かかります。

あまり費用をかけずにECサイトを運営したい場合は、商品が売れるごとに課金される「BASE」が適しており、自社の中で利用したい機能が明確になっており本格的なECサイトを構築したい場合は「e-shopsカートS」が適しています。

配送料・梱包材費:1回あたり300〜2,000円

ECサイトで商品が購入されたら、顧客に対して商品を配送することになります。配送料は商品の大きさや配送先によって異なりますが、1回あたり300円〜2,000円が目安です。また、商品を発送する際にはダンボールや緩衝材などの梱包材費が必要です。梱包材費は、1個あたり50円〜500円が目安となります。

コンテンツ作成費・更新費:1人あたり30万円

ECサイトを運営する際は、商品登録や商品ページ作成・編集などを行う必要があります。自社でECサイトのコンテンツ作成・更新を行う場合、自社で内製する場合はコストはかかりませんが、外注するならば1人あたり30万円が目安です。

また、商品画像を撮影する際にスタジオを借りたり、プロのカメラマンに依頼したりするとコストが高くなります。自社の事務所や従業員で対応すると、コンテンツ作成費を抑えられます。

EC運営代行(外注の場合):年間72〜420万円

アートトレーディング株式会社

画像引用:アートトレーディング株式会社

ECサイトの運営を自社のみで行うことが難しい場合、外注する方法もあります。その際の費用は、年額72〜420万円(月額6〜35万円)が目安です。一般的に商品登録・受発注・返品交換・入金管理などの商品管理から検品・出荷などの物流、顧客サポートなどのサービスを任せられます。運営代行会社によりますが、マーケティングや運営コンサルなども受けられるケースもあります。自社のECサイト運営にかかる負担を軽減でき、商品の企画や仕入れなどの他の業務に集中しやすくなるでしょう。

EC運営代行の費用を抑える際は、依頼する業務範囲を明確にするのが効果的です。業務範囲が明確だと、必要な人員の数を算出しやすくなり、正確な見積もりを作成できます。

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構築方法別|ECサイトの初期費用とランニングコスト

【構築方法別】ECサイトの初期費用とランニングコスト

ECサイトのランニングコストは、構築方法によって異なります。あらかじめランニングコストを把握していると、ECサイトを構築する方法を検討しやすくなるでしょう。

構築方法

特徴

初期費用

月額費用

おすすめ企業

ECモール

集客力がある

低コストで導入できる

無料~10万円

〜10万円

低コストで出店したい


モールの集客力を利用したい

ASP

低コストで導入できる

専門知識が必要ない

無料~100万円

〜10万円

低コストでECサイトを立ち上げたい


社内にECサイトに

詳しいエンジニアがいない

ECパッケージ

機能をカスタマイズできる

他社への乗り換えがしづらい

50万円〜

30〜100万円

他社と差別化できる

独自のECサイトを構築したい


短期間で独自性の高い

ECサイトを構築したい

オープンソース

無料で利用できる

自由なカスタマイズができる

乗り換えがしやすい

無料〜数百万円

無料〜50万円

ECサイト構築の経験がある

エンジニアがいる


費用を抑えて自由度が高い

ECサイトを構築したい

フルスクラッチ

オリジナルのサイトを構築できる

他システムと連携しやすい

500万円〜

50〜100万円

大規模なECサイトを立ち上げたい


独自の機能やデザインを実装したい

ECモール:初期費用・月額費用ともに高くても10万円程度

楽天市場

画像引用:楽天市場

ECモールとは、楽天市場やAmazonなどのショッピングモール内に自社のネットショップを開店する方法です。ECモールに登録して出店登録すると商品を販売できるようになります。

初期費用は無料~10万円(出品した商品ごとに課金される場合は無料)、月額利用料は10万円以内が目安です。例えば、楽天市場を利用する場合、「がんばれ!プラン」を利用すると、初期費用が6万円で、月額費用が1万9,500円に加えて月間売上高の3.5%〜7.0%がかかります。登録可能商品数が5,000商品、画像容量500MBまで利用できます。

ECモールを利用するメリットは、モールの集客力を活用できることです。ECモールにはすでに多くの会員登録者がいるため、出店したばかりでもユーザーからの閲覧数を増やしやすいです。また、出店するには必要な項目を入力するのみなので、担当者の負担を軽減しつつ低コストでECサイトを構築できます。

ECモールを利用する際は、低コストで出店したい企業、モールの集客力を利用したい企業におすすめです。ただし、ECモールは運営会社側でデザインや機能の制限がされています。自社の要望に合わせたカスタマイズがしにくいでしょう。ECモールの立ち上げに加えて、同じ時期に自社サイトを展開すると良いでしょう。

ASP:初期費用は無料~100万円、ランニングコストは10万円以内

カラーミーショップ

画像引用:カラーミーショップ

ASP(Application Service Provider)は、ECサイトの構築に必要な機能がオンラインで提供されるサービスです。ASPを利用してECサイトを構築する際の初期費用は無料~100万円、ランニングコストは10万円以内が目安です。初期費用について、売れた商品の個数に応じて課金される場合は無料で、大規模なサイト構築や機能のカスタマイズを行う際は100万円程度はかかります。例えば、カラーミーショップのレギュラープランは、初期費用が無料で、月額費用が4,950円で利用できます。

ASPは、自社が必要とする決済機能や在庫管理機能などを組み合わせてECサイトを構築します。制作期間が短く、EC担当者がサイトを構築する手間の軽減が可能です。また、ECサイトの構築・運営にかかるコストが安いのもメリットです。

ASPの利用におすすめなのは、低コストでECサイトを立ち上げたい企業、社内にECサイトに詳しいエンジニアがいない企業です。ただし、ASPでは提供元企業が用意している機能しか利用できません。要望によっては必要な機能を実装できないため、事前に要望を満たせるのかを確認する必要があります。

ECパッケージ:初期費用は50万円〜、月額費用は30〜100万円

ecbeing

画像引用:ecbeing

ECパッケージは、ECサイトの構築に必要な機能がパッケージ化された商品のことです。初期費用は50万円〜で、月額費用は30〜100万円が目安です。例えば、ECパッケージ「ecbeing」のスタートアッププランを利用すると、初期費用49万円からで、月額費用5万円から利用できます。

ECパッケージは、あらかじめECに必要な機能が一通り揃っている上、外部システムとの連携や柔軟なカスタマイズが可能です。自社の要望に合わせた機能を実装できるでしょう。

ECパッケージの利用におすすめの企業は、他社と差別化できる独自のECサイトを構築したい、短期間で独自性の高いECサイトを構築したいといった企業です。ただし、ECパッケージは基本的にサーバーにソフトウェアをインストールして利用します。自社でソフトウェアのバージョンアップを行わなければなりません。内製できる人材がいない場合は、EC運営代行へ委託するのも1つの方法です。

オープンソース:初期費用は高くて数百万円、月額費用は無料〜50万円

オープンソース

オープンソースは、無償で公開されているプログラムのソースコードを利用する方法です。オープンソースを利用したECサイト構築には無料〜数百万円の初期費用がかかり、月額費用は無料〜50万円です。オープンソースを利用して、サイト構築や機能のカスタマイズなどを外注する際は、初期費用が数百万円程度かかります。例えば、WordPressを利用する場合、自社でサイト構築・運営を行えば無料で利用できます。

オープンソースを利用するメリットは、ソフト側からソースコードが開示されているため、自由にデザインや機能をカスタマイズできることです。また、基本的に無償で利用できるものが多く、自社で構築・運営を行えるとコストの削減につながります。

オープンソースがおすすめなのは、ECサイト構築の経験があるエンジニアがいる企業、費用を抑えて自由度が高いECサイトを構築したい企業です。オープンソースは誰でも利用できる反面、専門知識が必要となります。社内にプログラミング知識がある人材がいないと構築・運用が難しいため、ECサイト構築を制作会社に委託すると良いでしょう。

フルスクラッチ:初期費用は500万円~、月額費用は50〜100万円

フルスクラッチは、完全オリジナルのECサイトを構築する方法です。ECサイト構築の初期費用は500万円からで、月額利用料(保守費用)は50〜100万円が目安となります。フルスクラッチのメリットは、他システムとの連携が自由に行えて、機能追加の制限がないことです。自社の要望を実現しやすくなっています。

フルスクラッチがおすすめなのは、大規模なECサイトを立ち上げたい企業、独自の機能やデザインを実装したい企業です。ただし、ECサイトのデザインや機能などを0から開発するため、制作期間が長くなります。その分、開発に必要な人員も多くなり、開発費用が高額になりやすいことに注意しましょう。必要な機能を明確にして、不要な機能を実装しないようにすると、費用の削減ができる可能性があります。

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ECサイトのランニングコストを抑えるコツ

ECサイトのランニングコストを抑えるコツ

ECサイトのランニングコストを紹介しましたが、費用を抑えるコツを紹介します。コツを把握していれば、余分な経費を削減したサイト運営ができるようになります

必要な機能を明確にする

ECサイトを運営する際は、機能を追加しすぎると初期費用に加えて、保守費やシステム利用料などの運用費用も増加します。ECサイトの構築時に必要な最低限の機能を明確にすると、不要な機能を実装しなくて済みます。結果的にランニングコストを抑えることにつながるでしょう。例えば、試しにECサイトを導入したい企業であれば、最低限商品検索機能とカート機能、決済機能があると十分運営できます。

補助金を使う

IT導入補助金

画像引用:IT導入補助金

補助金とは一定の条件を満たしている場合、国や自治体から一定の金額が支給される制度です。補助金を申請することで、ECサイト構築の費用負担が軽減されます。主な補助金は以下の通りです。

種類

概要

IT導入補助金

中小企業・小規模事業者を対象に、

労働生産性向上のための

ITツール導入に関わる経費の一部を補助する。

事業再構築補助金

新型コロナウイルス感染拡大の影響で

売上が減少した中小企業・中堅企業を対象に、

売上回復のための事業再構築を支援する。

小規模事業者持続化補助金

一般型は導入金額の2/3、

50万円までの補助を受けられる。


低感染リスク型では、導入金額の3/4、

100万円までの補助を受けられる。

IT導入補助金は、最大で導入金額の2/3、450万円までの補助が受けられます。
事業再構築補助金は、条件を満たした場合、導入金額の2/3、1億円までの補助が受けられます。
小規模事業者持続化補助金は、一般型だと販路拡大・業務効率化のための取り組みが補助対象で、艇感染リスク型だとポストコロナモデルの取り組みや感染防止対策が対象として絞られます。

また、補助金を使う場合、申請が通らない可能性があります。申請をする際はどういった事業が採択されるのか、要件の見落としのないよう公募要領を確認するのが重要です。
関連記事ECサイト(ネットショップ)に使える補助金の比較・利用時の注意点まとめ

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ECサイトのランニングコスト【まとめ】

ECサイトは構築して終わりではなく、運用にもコストがかかります。ECサイトの構築を検討しているなら、ランニングコストを算出しておくのが重要です。

  • ECサイトのランニングコストには、以下の費用がかかります。
  • サーバーの維持費
  • ドメイン代
  • 独自SSLサーバー証明書
  • 決済代行サービスの手数料
  • ASPカートシステム利用料 or CMS更新料
  • 配送料・梱包材費
  • コンテンツ作成費・更新費
  • EC運営代行(外注の場合)

さまざまなランニングコストがかかるので、本記事で解説した内容をしっかり把握しておきましょう。ECサイトのランニングコストを把握して、導入を進めてみてください。

※ECサイトのランニングコストを理解しても、自社で構築するのが難しい場合は、Web幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。

コンサルタントのご紹介 Web幹事 コンサルタント 岩田真 代表取締役
岩田 真
2015年にWeb制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

ホームページ制作のオンライン相談窓口「Web幹事」は、35,000件を超える豊富な相談実績と幅広い知識で、お客様のあらゆるニーズにお応えします。

Web制作業界のプロが丁寧にヒアリングしますので、
初心者の方でも安心してご相談ください!

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Q. ECサイトのランニングコストは?

ECサイトのランニングコストは10万円から100万円ほどです。構築方法やショップの規模、機能などによって異なります。

Q. ECサイトの費用を安く抑えるコツは?

ECサイトの費用を安く抑えるには「目的」と「必要機能」を事前に明確にしておきましょう。またサイト制作で活用できる補助金・助成金を利用すれば、費用をさらに抑えられます。