ホームページ制作に必須のサーバー・ドメインとは?関係性や種類も解説【2024年最新版】

ホームページ制作に必須のサーバー・ドメインとは?関係性や種類も解説

「自社ホームページを開設してビジネスに役立てたいが、ホームページ制作のことはなにもわからない」そんな企業・店舗担当者の方であれば、最初につまづいてしまうのが「サーバー」「ドメイン」の理解ではないでしょうか?

・ホームページ制作で必須のサーバー・ドメインってなに?
・サーバーはどう選べばいい?ドメインの取得方法は?
・サーバーの選定やドメイン取得で注意するポイントは?

そこで本記事では、ホームページ制作と切っても切れない関係性にある、サーバー・ドメインの知っておきたい基礎知識を初心者にもわかりやすく解説していきます。

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目次
  1. 1. ホームページとサーバー・ドメインの関係性
    1. 1-1. ホームページは「家」、サーバーは「土地」
    2. 1-2. ホームページは「家」、ドメインは「住所」
  2. 2. サーバーの種類
    1. 2-1. 自社サーバー
    2. 2-2. レンタルサーバー
  3. 3. 知っておくべきドメインの基礎知識
    1. 3-1. ドメインは「住所」、URLは「家の中の部屋番号」
    2. 3-2. トップレベルドメインとは「.com」「.jp」など
    3. 3-3. サブドメインは目的別に別途ホームページを用意する際の住所
    4. 3-4. 共有ドメインは「賃貸マンションの一室の住所」
    5. 3-5. ビジネス用途なら独自ドメインがおすすめ
    6. 3-6. 独自ドメインの取得費用は高くない
  4. 4. ドメインの取得方法
    1. 4-1. リセラーから購入・取得するのが無難
  5. 5. ドメインの設定の仕方
    1. 5-1. DNS設定をする
    2. 5-2. Whois代理公開をする
  6. 6. ホームページ制作サーバドメインまとめ

ホームページとサーバー・ドメインの関係性

ホームページとサーバー・ドメインの関係性

なぜホームページ制作にサーバー・ドメインが必須なのか。その関係性を把握するには、ホームページが閲覧できる仕組みを理解するのが早道。しかし、それほど難しく考えることはありません。基本的な仕組みは以下の通り。

ドメインとサーバーの関係

HTMLファイルやプログラムで構成される「ホームページ」を公開するには、インターネットに接続されたホームページの保管場所が必要。この保管場所の役割を果たすのが「サーバー」です。

サーバーに保管されたホームページは、Webブラウザの検索ウィンドウに、ホームページアドレスである「URL」を入力することで閲覧できます。このホームページを特定するURLの核となるものが「ドメイン」です。

ホームページは「家」、サーバーは「土地」

ホームページを「家」に例えるのであれば、ホームページというサービスを提供するためのサーバーは「土地」にあたる関係性が成り立ちます。

IT用語としてのサーバーにはソフトウェア、ハードウェア両方の意味が含まれます。ただし、この場合のサーバーは、ホームページのデータを格納する「サーバーコンピューター」「ネットワーク」などのハードウェアを意味します。

ホームページは「家」、ドメインは「住所」

一方、ホームページアドレス(URL)の核となるドメインは、「家」であるホームページの場所を特定する「住所」にあたる関係性が成り立ちます。

例えば、Web幹事のホームページURL「https://web-kanji.com」の場合、ドメインにあたるのは「web-kanji.com」の部分です。ドメインはホームページを特定する住所であるため、世界中どこを探しても同じドメイン名はひとつとして存在しません

ホームページ制作に欠かせないサーバー・ドメインの意味が理解できたところで、それぞれをもう少し詳しく掘り下げて解説していきましょう。

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サーバーの種類

サーバーの種類

サーバーを構成するサーバーコンピューターとは、ネットワーク機器を介してインターネットに接続された汎用PCのこと。24時間365日の稼働が前提となるため、ハードウェアとしての堅牢性が求められますが、一般的なPCと構成が大きく異なるわけではありません。

通常のホームページ制作プロジェクトの場合、サーバーは自社の責任において確保するのが基本。サーバーを確保する方法は大きく「自社サーバー」「レンタルサーバー」の2つです。

自社サーバー

PC / ネットワークを含むハードウェア、ソフトウェアを調達し、自社内にサーバーを構築する方法。ハードウェア / ソフトウェアの構成を自由に選べる、自社に最適化したサーバーを構築できるのが、自社サーバーのメリットです。

一方、高額な初期費用がかかったり、セキュリティ対策やメンテナンスを含めて自社責任で運用していく必要がある、そのためのランニングコストがかかるデメリットもあります。近年では、ほとんどのホームページでレンタルサーバーが利用されています。

レンタルサーバー

レンタルサーバーとは、ホームページの公開に必要なハードウェア / ソフトウェアで構築されたサーバーを、一般に貸し出すサービスのこと。「ホスティングサービス」とも呼ばれます。

自社でサーバーを構築する必要がなく、保守・メンテナンスも提供社に任せられるうえ、安価な初期費用、1,000円程度からの月額料金で利用できるコストパフォーマンスの高さがメリット。ホームページの規模やトラフィックに応じ、パフォーマンスの高い各種プランが用意されており、ハードウェアを自社で占有する専用サーバーを選ぶことも可能です。

ホームページ制作を外注する場合などは、制作会社がおすすめのレンタルサーバーを提案してくれることもあります。契約手続きや設定を代行してくれるホームページ制作会社もあります。レンタルサーバーの代表例として「Xserver」を紹介しておきましょう。

ホームページ制作の手順の詳細は、下記記事をご参照ください。
関連記事:10分で分かるホームページ制作の流れ・期間(元Webディレクターが丁寧に解説)

Xserver

Xserver

画像引用:Xserver

「Xserver」は、大阪市北区に本社を構える、エックスサーバー株式会社が提供するレンタルサーバーサービスです。国内最速級の性能を誇る最新の商用サーバーを採用し、大量のトラフィックにも余裕で対応。運用サイト数230万件以上が稼働する人気を誇ります。

WAF設定、自動バックアップなど、運用に便利な機能を標準で用意しているのも人気の秘密です。サーバー設定の無料代行などのサービスが充実した、法人向け「Xserver Business」も用意。Xserverならではの高性能サーバーを占有できる専用サーバープランも利用できます。

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知っておくべきドメインの基礎知識

知っておくべきドメインの基礎知識

ホームページの住所となるドメインも、サーバーと同様に自社の責任で取得・管理する必要があります。サーバーは本物の土地と違って「引越しが可能」ですが、世界にひとつしかないドメインの取得・管理はより慎重さが必要。そのためにもドメインの基礎知識を把握しておくことが重要です。

ドメインは「住所」、URLは「家の中の部屋番号」

ドメインはURLの中核となるもの。URL(Uniform Resource Locator)とは、その名の通りインターネット上のリソースを特定する形式的な記号のこと。

例えば、「https://web-kanji.com/posts/homepage-flow」というURLは、Web幹事ホームページの「posts」というディレクトリ(階層フォルダ)に格納されている「homepage-flow」というリソース(ファイル)を特定する形式的な記号です。

ドメインがホームページという「家」を特定する住所だとすれば、URLは「家の中にある部屋」を特定する住所だと考えればわかりやすいかもしれません。このように、URLをキチンと機能させるためにも、その前提となるドメインが重要なのです。

トップレベルドメインとは「.com」「.jp」など

ホームページの住所を特定するドメインは、世界にただひとつしかないユニークなものであることは上述した通り。しかし、ドメインの中に「.com」「.jp」といった共通の記号が含まれていることもお気付きでしょう。これが「トップレベルドメイン」です。

「web-kanji.com」であれば、トップレベルドメインは「.com」、「web-kanji」がセカンドレベルドメインになります。トップレベルドメインには、以下の代表例以外にも多数が存在し、それぞれを専門の機関が管理しています。

ドメイン

管理機関

取得条件

.com / .net

VeriSign inc.

世界中のだれでも取得可能

.info

Afilias inc.

世界中のだれでも取得可能

.org

Public Interest Registry

世界中のだれでも取得可能

.jp

JPRS

日本に住所があればだれでも取得可能

.us

NeuStar inc.

アメリカに住所があればだれでも取得可能

これ以外にも、「.jp」ドメインの属性型として「.co.jp」「.ne.jp」など、日本に住所のある法人・団体がひとつのみ取得可能という、取得条件の決められたドメインもあります。この場合、「.co」「.ne」などがセカンドレベルドメインになり、「web-kanji.co.jp」というドメインであれば、「web-kanji」はサードレベルドメインとなります。

サブドメインは目的別に別途ホームページを用意する際の住所

サブドメイン

ドメインの「前」に、任意の名前を付けたものをサブドメインといいます。
運用しているホームページのドメインが「web-kanji.com」だったとしましょう。そこへ「lp」という任意の名前を付けたファイルを作成したとします。この場合「lp.web-kanji.com」がサブドメインとなります。

取得したドメインは、サブドメインに分割して目的別に使い分けできる場合があります。たとえば、分割したサブドメインを以下のように使い分けることが可能です。

  • wordpress.web-kanji.com:WordPressに関連した情報をまとめたホームページ
  • ec-cube.web-kanji.com:EC-CUBEに関連した情報をまとめたホームページ

この場合、サブドメインに該当するのは「wordpress」「ec-cube」です。

1つの独自ドメインで複数のホームページを作れたり、 新たに独自ドメインを取得する必要がないために、ホームページ管理が容易になるメリットがあります。ただし、サブドメインを作れるのか、作れるのならいくつまでかは、ドメインを取得するサービスによって異なります。

共有ドメインは「賃貸マンションの一室の住所」

独自ドメイン・共有ドメイン

一方、サブドメインを複数のユーザーで共有する使い方もあります。はてなブログが最もわかりやすい例となります。例えば、ブログサービスやホームページサービスなどに登録すると、「web-kanji.hatenablog.co.jp」といったドメインが付与されますが、これはサービスの運営元から無料で付与される「共有ドメイン」です。自社で利用するために有料で取得する「独自ドメイン」とは異なることに注意が必要です。

自宅の住所を特定するものが「独自ドメイン」だとすれば、「共有ドメイン」は賃貸マンションの一室の住所を特定するものだと考えればわかりやすいでしょう。

ビジネス用途なら独自ドメインがおすすめ

ドメインが無料でもらえるなら、共有ドメインでもいいのでは?と考える方がいるかもしれません。たしかに、共有ドメインはサービスに登録すれば無料で使えるメリットがあります。しかし、ビジネス用途でホームページ制作するのであれば、独自ドメインの取得は必須です。双方を比較してみましょう。

独自ドメイン

共有ドメイン

ユーザーからの信頼度が高い

ユーザーからの信頼度を得にくい

契約を継続している限り使い続けられる

サービスが終了すれば使えない

ドメインを使ったオリジナルメールアドレスを作れる

オリジナルメールアドレスは作れない

ドメイン取得・維持に費用がかかる

無料でドメインを取得できる


重要なことは、独自ドメインで得られる「信頼度」です。世界にひとつしかない自社独自のドメインがあれば、ユーザーからの信頼度が高まるのは当然。SEOの観点から見ても、他社名の含まれない独自ドメインは有利です。

独自ドメインの取得費用は高くない

独自ドメインで唯一ネックになることがあるとすれば「取得・維持費用がかかる」こと。しかし、独自ドメインの取得費用・維持費用は決して高くありません。

トップレベルドメインによって多少異なりますが、独自ドメインの取得費用は約1,000円から3,000円程度、1年毎の更新になる維持費用も年間約1,000円から3,000円程度です。この金額で自社ホームページの信頼度を確保できるのなら、むしろ安価だとさえいえるでしょう。

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ドメインの取得方法

ドメインの基礎知識を把握できたところで、いよいよドメインを取得しようと検討し始めている方は、取得方法の基本と知っておくべき注意点をおさえておきましょう。

リセラーから購入・取得するのが無難

ドメインの取得方法

トップレベルドメインは、それぞれ異なる機関で管理されていることを紹介しましたが、この管理機関のことを「レジストリ」と呼びます。このレジストリと直接契約を結び、ユーザーへドメインを販売する役割を担うのが「レジストラ」です。

ユーザーはレジストラからドメインを購入・取得することもできますが、実際には複数のレジストラと契約を結ぶ販売業者「リセラー」から購入・取得するパターンがほとんど。複数のレジストラと契約するリセラーは、販売できるトップレベルドメインのバリエーションを増やせるからです。

リセラーを兼ねているレンタルサーバー会社も多いため、こうした会社とサーバー契約すれば、ホームページ制作に必須のサーバー・ドメインを同時に取得できるメリットもあります。リセラーの代表例をいくつか紹介しておきましょう。

Xserver Domain

Xserver Domain

画像引用:Xserver Domain

「Xserver Domain」は、レンタルサーバーサービス「Xserver」を運営する、エックスサーバー株式会社のドメイン取得サービス / リセラーです。「.com」「.net」「.co.jp」などの人気ドメイン約70種類を取り扱っており、国内最安値級でドメインを取得・更新可能。Xserverとの連携も簡単。ドメインに必須のDNS設定、Whois代理公開機能も用意されています。

Value Domain

Value Domain

画像引用:Value Domain

「Value Domain」は、大阪市北区に本社を構える、GMOデジロック株式会社が提供するドメイン取得サービスです。レジストラ / リセラーでもあるValue Domainは、人気の「.co.jp」「.jp」「.com」「.net」をはじめ、570種類以上ものドメインを取り扱っているのが特徴。登録件数600万件以上、20年以上のサービス運用実績を持つ老舗のサービスです。同社が運営する「バリューサーバー」「コアサーバー」などのレンタルサーバー連携も万全。他社からのサーバー乗り換えなら、他社で取得したドメインも0円で移管できます。

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ドメインの設定の仕方

ドメインの設定の仕方

取得したドメインは、毎年の更新を含めた管理、および、ドメインを利用するための設定が必要です。少し詳しく解説すると、ドメインは、数字の羅列であるホームページのグローバルIPアドレス(ホームページが保管されているサーバの住所)を「web-kanji.com」などに変換したものです。また、ドメインを保持する人は、氏名・住所・電話番号などの情報を「Whois」に登録して一般公開しなければなりません。

DNS設定をする

グローバルIPアドレスは、インターネットに接続されたサーバー機器の住所を示すもの。このため、新規にサーバーを契約あるいはサーバーの引越しをした場合は、取得したドメインとグローバルIPアドレスを関連付ける必要があります。この役割を担うのが「DNS(ドメインネームサーバー)」。ドメインとグローバルIPアドレスを関連付ける作業が「DNS設定」です。

設定自体は難しいものではありませんが、レンタルサーバーによって手順が多少異なることもあるため確認が必要です。

Whois代理公開をする

上述したように、ドメインを取得した個人・法人は、Whoisを通じて登録情報を全世界に公開する義務があります。しかし、ドメインから登録情報を検索されたくない個人・法人も少なくないはず。こうした場合に利用できるのが、レジストラ / リセラーが提供する「Whois代理公開」サービスです。

Whois代理公開とは、ドメインの登録情報をレジストラ / リセラーの情報に置き換えたうえで公開するサービスのこと。年間1,000円前後の手数料がかかりますが、登録情報を公にしたくない個人・法人であれば検討しておきたいサービスです。

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ホームページ制作サーバドメインまとめ

サーバー・ドメインとは?ホームページ制作を検討しているが、まず最初につまづいてしまった方に向け、本記事では、ホームページ制作と切っても切れない関係性にある、サーバー・ドメインの知っておきたい基礎知識を初心者にもわかりやすく解説してきました。

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コンサルタントのご紹介 Web幹事 コンサルタント 岩田真 岩田 Web制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

様々なお客様のWeb制作を実際に行ってきましたので、
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Q. ホームページ制作に必須の「サーバー」「ドメイン」とは何ですか?

ホームページは「家」、サーバーは「土地」、ドメインは「住所」に該当します。ドメインはホームページを特定する住所であるため、世界中どこを探しても同じドメイン名はひとつとして存在しません。

Q. サーバー・ドメインのメリットは?

サーバー・ドメインのメリットは「ユーザーからの信頼度が高い」「契約を継続している限り使い続けられる」などです。詳細は記事内で紹介していますので、ぜひご覧ください。