ホームページ制作のテンプレートデザインの注意点と対策【2024年最新版】

ホームページ制作のテンプレートデザインの注意点と対策

ホームページ制作には、オリジナルでデザインするものから、テンプレートを使ったデザインのものまで多様です。テンプレートを使ったホームページ制作は、やはり「安さ・低価格」が魅力。

しかし、安いからといって安易に依頼すると痛い目にあいます。
テンプレートデザインのメリットやデメリットを理解し、自分のホームページ制作の目的にあっているかを見極めることが非常に重要です。

本記事では

  • テンプレートを使ったホームページ制作のメリット・デメリット
  • テンプレートを使ったホームページ制作の料金・相場
  • テンプレートを使ったホームページ制作を依頼するときの注意点

などを初心者向けに分かりやすくご説明します。

「とりあえず安いところに発注しておこう」で失敗してしまうその前に。是非ご一読ください。

関連記事:ホームページ制作を格安で提供する優良制作会社をプロが厳選!

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ホームページ制作に役立つ記事もご覧ください テンプレートデザインで作るならこちらもチェック!おすすめの無料ホームページ作成ツール

目次
  1. 1. テンプレートデザインとオリジナルデザインの違いを比較
    1. 1-1. テンプレートデザインによるホームページ制作の特徴 
    2. 1-2. オリジナルデザインによるホームページ制作の特徴
  2. 2. テンプレートを使ったホームページ制作のメリット・デメリット
    1. 2-1. テンプレートデザインのメリット
    2. 2-2. テンプレートデザインのデメリット
  3. 3. テンプレートを使ったホームページ制作の料金・相場
  4. 4. テンプレートデザインを使ったホームページ制作を依頼するときの注意点
    1. 4-1. ホームページ制作の目的にあっているか?
    2. 4-2. 格安に見えて実は高い見積もりになっていないか?
    3. 4-3. サイト公開後のサポートを行なってもらえるか?
  5. 5. テンプレートデザインで制作する際に依頼者側に必要な準備
    1. 5-1. 原稿
    2. 5-2. 画像素材
    3. 5-3. サーバー・ドメイン
    4. 5-4. 事前にホームページ制作会社に確認しておこう
  6. 6. ホームページ制作の費用がわかる料金シミュレーター
  7. 7.  ホームページ制作のテンプレートデザイン まとめ
    1. 7-1. 自分にあったホームページ制作会社が分からない方へ

テンプレートデザインとオリジナルデザインの違いを比較

デザインをテンプレートの物を活用するのと、制作会社のオリジナルでデザインしてもらうものとでは、価格面やクオリティに大きな差が出ます。
ここでは、テンプレートデザインとオリジナルデザインのそれぞれの特徴を比較していきます。
それぞれの違いをしっかり理解して制作会社に発注する事が重要です。


オリジナルデザイン

テンプレートデザイン

制作費用

高い

低い

制作期間

長い

短い

クオリティ

高い

低い

カスタマイズ性

高い

低い

制作会社のサポート

充実

ない場合もある

ホームページの集客効果

出やすい

出にくい

テンプレートデザインによるホームページ制作の特徴 

テンプレートデザインによるホームページ制作の最大の特徴は、制作費が安く抑えられることが挙げられます。
どのような内容のホームページであってもある程度ひな形が決まっている為です。
また、それに伴い制作期間が比較的短期間で公開できます。
そのため、急いでホームページを持ちたい・予算をかけたくないという方にはぴったりの手段です。

一方、カスタマイズ性が乏しい・サポートが充実していない・集客効果が出にくいなどのデメリットもあります。
詳細は後述します。

オリジナルデザインによるホームページ制作の特徴

 オリジナルデザインによるホームページ制作の最大の特徴は、そのクオリティの高さにあります。
理想のデザインに向けて、何度も試行錯誤が可能なため、自分の納得いくデザインにできる可能性が高いです。

また、サポートに着目した場合、制作会社によっても異なるもののオリジナルデザインでホームページを作成する制作会社の方が充実していることも少なくありません。
(サポートについては、制作会社によって異なるため、制作後のサポートなども発注前に確認しておきましょう。)

一方で、クオリティの高さに比例して制作期間が長くなり、制作費用もその分高くなります。

 さらに、ホームページを作成する場合、制作会社とうまくコミュニケーションが取れなければ制作時間が長くなり、それに伴い制作費用も跳ね上がることになります。
その為、オリジナルデザインのホームページ作成会社に依頼する場合、効果と費用が上手く釣り合うとは限らないリスクがあることに注意しましょう。

オリジナルデザインのホームページ制作で失敗したくない方は、こちらをご覧ください
ホームページ制作の見積もり・発注 完全マニュアル

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テンプレートを使ったホームページ制作のメリット・デメリット

テンプレートデザインのメリット

制作費用が安い

テンプレートデザインのホームページの最大のメリットは、制作におけるコストの削減にあります
特に資金がなく、オリジナルデザインのホームページを依頼できない場合、テンプレートデザインのホームページを代替え案として制作するといった選択肢をとることが可能です。

また、オリジナルデザインの場合、制作にかかった時間やコストなどにおいても金額として請求されることがあるため、「ホームページをとりあえず、すぐに持ちたい」といったニーズは迅速に満たすことが出来るでしょう。

制作から構築、公開までの期間が短い

テンプレートデザインを用いた場合、最初からある程度の雛形が構築されているため、制作依頼から内容の精査や確認まで含めても公開までに要する時間を短縮できます
すぐにホームページが必要な状況などであればテンプレートデザインの制作会社に依頼した方が時間の短縮に繋がります。

デザインや構成などに頭を悩ませることがなくなる

オリジナルデザインなどの場合、サイトのデザインのデザインについて制作会社と「やり取り」をして理想のデザインにして行く必要があります。
しかし、テンプレートデザインを用いた場合、制作会社が現在の流行であるホームページデザインなどを研究した上でデザインを構築していることも少なくないため、サイトの構成やデザインに対して依頼者が深く考える場面は少なくなるでしょう。

テンプレートデザインのデメリット

デザインの自由度がなく、変更が難しい

テンプレートデザインの場合、コーディングなども含めて変更そのものが難しい場合があります。
例えば、ホームページの公開後、運営・管理を行う場合、コンテンツは随時追加や削除が繰り返されていくことになるでしょう。
しかし、コンテンツの追加などの作業によってテンプレートデザインが崩れる可能性もあり、会社として運営していくのであればホームページを最初から作り直した方が早いと言うパターンも少なくありません。

さらに、企業の魅力や内容をホームページでアピールしていくといったパターンにおいても、テンプレートデザインは向いていません。
制作の際には、時間が掛らないものの、ホームページの更新や削除といった内容ではエラーやデザインの崩れに対する修正が必要になる為です。

また、テンプレートを提供している制作会社は、納品後のサポートを行なっていないケースもあります。その場合、自分でホームページを修正しなければなりません。

集客や商品PRに向いていない

集客や商品 PR に対して、テンプレートデザインは向いていないと言えます。
ホームページのデザインで差別化する事が難しく、営業ツールとして使用するにあたっても目新しさがないためです。
企業として力を入れているものであれば、あるほどオリジナルとテンプレートの差は際立つことになります。

コンテンツ(文章や原稿)をブラッシュアップして内容を更新したとしても、テンプレートデザインだとせっかくのオリジナルコンテンツの効果も薄れてしまいます。
そのため、継続的に内容を更新していく場合、結果としてオリジナルデザインの制作会社に依頼した方が総額として安価となるケースもあります。

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テンプレートを使ったホームページ制作の料金・相場

テンプレートを使用した場合のホームページの料金・相場は、10万円程度です。
オリジナルデザインの場合は、その数倍の費用が掛かるとみていいでしょう。

また、テンプレートデザインであっても最終的に依頼者の手によってカスタマイズすることを目的とした調整などを行うと、テンプレートデザインのホームページ制作であっても20万以上となることも少なくありません

ホームページはトップページのみなど、単一のページのみで完結するものではないため、コンテンツの内容に合わせて追加でページを作成する場合は、料金は高めに見ていた方が間違いありません。

テンプレートによるホームページ制作の相場が数万円~数十万単位などばらつきが発生する要因はホームページの内容や細かい仕様が異なることです。
依頼時によく確認する必要があります。

企業サイトの相場や費用についてはこちらを参考にしてください。
企業サイトの料金と相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】

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テンプレートデザインを使ったホームページ制作を依頼するときの注意点

テンプレートデザインを使ったホームページ制作を依頼するときの注意点

ホームページ制作の目的にあっているか?

一番重要なのはこの「目的」の部分です。
テンプレートデザインを活用することのメリット・デメリットをしっかり理解して制作を依頼することが極めて重要になります。

テンプレートデザインを活用したホームページ制作は、下記のような場合が有用です。

  • 金融機関の融資などで、すぐにホームページが必要になった。
  • デザインにはこだわらない。とりあえず最低限の情報が掲載されていればOK
  • とにかく予算を抑えて制作したい・忙しいので、あまり制作会社とやり取りを行いたくない

「会社や商品の魅力をしっかりと訴求し、Webで集客を行いたい」「事業拡大にともなって採用に力を入れたい」と行った目的にはテンプレートデザインは向きません。

10年前と違い、Webによる集客は一般的になりつつあります。そのため、「ホームページを作っただけで、新たな顧客が流れてくる」といったことは期待できません
しっかりと情報の更新を行い、商品の魅力や事例などを発信し続けることが重要です。
その上で、テンプレートが制約になりホームページを作り直さなければならなくなった。ということもありますので注意が必要です。

格安に見えて実は高い見積もりになっていないか?

テンプレートのホームページ制作費は、格安であり、手軽にホームページを持つことが可能となります。
「初期費用は無料!」とうたっているホームページ制作会社も存在ます。

初期費用が格安でも、月額の運用・管理費用で多額を料金を請求されるケースがあるので要注意です。
例えば、「初期費用無料・月額運用2万円(契約期間2年間)」というケース

支払総額は
0円(初期費用) + 2万円(月額運用費用) × 24ヶ月(契約期間) = 48万円

となってしまいます。
初期費用が非常に安いケースは「運用費用」と「契約期間」に注意してください。

また、リース契約でホームページ制作を行う会社も存在します。 
月に数万円程度がリース料として発生したり、中途解約ができない、リース期間満了時にホームページを返却しなければならない、という場合もあります。
中小企業庁もホームページソフトの悪質なリース契約について注意喚起を行っています。

・事業者間(個人事業主を含む)の取引にはクーリングオフ制度が適用されません。
・リース契約後の中途解約もできません。
・リース契約をなさる場合、リース契約の内容、月額及び総額のリース料、リース期間などを、しっかりチェックしてから契約をしましょう!
・更新を依頼しても、そのような契約はしていないと返答する業者もいます。

引用元
中小企業庁のホームページ

価格ももちろんですが、契約内容も要注意です。

サイト公開後のサポートを行なってもらえるか?

サイト公開後のサポートは、オリジナルデザインのみでなく、テンプレートデザインの制作会社でも行っている会社は存在します。
ただ、サイト公開後もサポートまで含めた場合、テンプレートデザインの最大のメリットである制作費の安さが失われる可能性もあります。

サイト公開後のサポートが気になる場合は、料金や内容などを詳しく、依頼する制作会社に確かめておく必要があると言えるでしょう。

  • 月次の運用・管理費用(サーバーの保守を依頼している場合)はいくらか?
  • 1ヶ月あたり、何回まで修正を行ってくれるか?
  • ページを追加するなど、サイトを改善するときの追加費用はいくらか?

などをチェックしておくと安心です。

ホームページ制作会社の選び方はこちら! 実際にWeb制作を行なっていたプロが賢い制作会社を選び方を解説しています!
プロが教えるホームページ制作会社の選び方5ポイント【失敗したくないかたへ】

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テンプレートデザインで制作する際に依頼者側に必要な準備

テンプレートデザインで制作する際に依頼者側に必要な準備

原稿

テンプレートデザインのホームページにおける原稿は、依頼者が用意するパターンがほとんどです。
場合によっては制作側が準備してくれる場合もありますが、多くは「追加費用」が発生するオプションとして考えられています。

原稿はホームページを見に来た人々に対して、会社や商品の魅力を伝えるための非常に重要な手段です。
そのため、しっかり時間をかけて準備しておくことが重要です。
プロジェクトの納期が遅れたり、品質が下がったりする原因の多くに、この「原稿の準備」が関係します。

画像素材

画像素材に関しては、フリー素材を利用する場合は、そこまで入念に準備をする必要はありません。(「フリー 画像」と検索すると参考サイトがたくさん出てきます)
しかし、 商品紹介などにおいても企業としてオリジナルの商品を顧客に紹介したい場合は、フリー画像ではその意図は伝わりません。

多くの場合、オリジナルの画像とフリーの画像を組み合わせてホームページの画像を対応していくことになります。
オリジナルの画像を使用する場合は、事前に関係する箇所や部署に許可を取り、会社に関連する写真を用意しておく必要があります。

また、ブログ記事のようなテンプレートサイトであっても、関係ない写真であれば、多くの人々の関心を無くすことに繋がります。
その為、ホームページの内容に沿った写真を用意する必要があります。

サーバー・ドメイン

制作会社側が準備をしてくれる場合もありますが、その場合は準備のための費用や月次の運用費用がかかってしまいます。
また制作会社が準備してくれないケースも多いため、事前にしっかりと確認しておきましょう。

なお、簡易なホームページを運用するためのサーバーは
エックスサーバー
ロリポップ!

などがおすすめです。どちらのレンタルサーバーも、ドメインをセットで取得できるため簡単に手続きが可能です。

事前にホームページ制作会社に確認しておこう

ホームページ制作会社と依頼者の間で、制作に取りかかる前に料金体系や制作の際に必要な画像や原稿などを「必ず」確認しておきましょう
事前の打ち合わせが綿密であるほど、トラブルが少なくなります。

テンプレートデザインを使用するとしても制作会社にどこまで依頼するかによって料金が大きく異なり、ページ数の増加や原稿の作成まで依頼する場合であればテンプレートデザインであってもそれなりの期間が必要となります。
 また、ホームページ公開後もホームページ制作会社がどの範囲でどこまでの運用を行うのか、更新にあたっては制作会社に任せるのか依頼者が行えるのかなどの確認も行っておくとトラブルが起きても対処しやすくなります。

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ホームページ制作の費用がわかる料金シミュレーター

ホームページ料金シミュレーター

作りたいホームページをプロに依頼した場合、いくら費用がかかるのか? 

そんな悩みに応えるべく、Web幹事で料金シミュレーターを用意しました。

  • サイトの用途(採用サイトなど)
  • ページ数
  • デザイン
  • 機能

ホームページの制作に関する8問に選択するだけで、たった60秒で制作料金が分かります。料金の算出は無料なので、ぜひご利用ください。

【無料】ホームページ料金シミュレーターを使う

 ホームページ制作のテンプレートデザイン まとめ

テンプレートデザインを用いてホームページ制作を行う場合のメリットは、オリジナルデザインと比較して制作までの時間が短く、料金が安価であることが挙げられます。 


オリジナルデザイン

テンプレートデザイン

制作費用

高い

低い

制作期間

長い

短い

クオリティ

高い

低い

カスタマイズ性

高い

低い

制作会社のサポート

充実

ない場合もある

ホームページの効果

出やすい

出にくい

しかし、テンプレートを使用したホームページ制作にはデメリットも少なくありません。
その為、制作会社の利用金体系などから実情を見極める必要性があります。
テンプレートデザインを上手く活用して、ホームページを作って行きましょう。

自分にあったホームページ制作会社が分からない方へ

本記事では、テンプレートデザインを使ったホームページ制作の注意点と対策についてご説明しましたが、実際に制作会社を選定して見極めるのは簡単ではありません。
デザインやシステムなどホームページ制作に関する専門知識が必要になるためです。

Web幹事ではホームページ制作を実際に行なっていた専門のコンサルタントが発注を支援。
丁寧にヒアリングを行なった上で、最適なホームページ制作会社をご提案させていただきます。

料金は無料。ホームページ制作に関して、不安なことがある方はお気軽にご相談ください。

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Q. ホームページテンプレートとは何ですか?

ホームぺージテンプレートとは、ホームページの雛形のことです。 HTML・CSS・JavaScriptファイルといった、デザインや機能に関わるファイルがセットになっています。

Q. テンプレートを使ったホームページ制作のメリットとデメリットは何ですか?

メリットは制作費が安く、制作期間が短い点です。一方デメリットとして、カスタマイズ性が低く集客効果が出にくい点が挙げられます。テンプレートのメリットを享受するには、目的に合わせた制作会社の選定が重要になります。