- 更新日 2024.03.18
- カテゴリー ランディングページ
ランディングページの売れるキャッチコピーを現役コピーライターが徹底解説【2024年最新版】
「売れるランディングページのキャッチコピーを作りたい!」
この記事は、そう考えている企業のWeb担当者向けの記事です。
あなたは聞いたことがあるでしょうか?
現代で、人が1日に見る広告の数は3,000件とも5,000件ともいわれており、広告で成果をあげることはどんどん難しくなっています。
ランディングページで最も重要なパーツはファーストビュー(最初に目に入る部分)であり、そこに飾られるキャッチコピーが重要であることは疑いようがありません。
売れるLPと売れないLP、違いは「キャッチコピーの威力の差」と言っても過言ではありません。
そんなキャッチコピーについて徹底的にまとめたのがこの記事です。
企業のWeb担当者時代から数えて、実に1,000回以上キャッチコピーを作ってきた筆者が徹底解説します。
この記事ではこのようなことをお伝えしています。
- ランディングページにおけるキャッチコピーの重要性
- 売れるキャッチコピーにするための3つの法則
- ランディングページのキャッチコピーの5つの作り方
- キャッチコピー事例
あなたが企業のWeb担当者として、成果を上げられるように、丁寧に書きあげました。
それでは、楽しみながら記事をご覧ください。
関連記事:ランディングページ(LP)制作に強い制作会社をプロが厳選!
ランディングページにおけるキャッチコピーの目的と重要性
冒頭でもお伝えしましたが、LPにおいてキャッチコピーは大変重要なパーツです。
もはや伝える必要すらないことかもしれません。
では、なぜLPにおいてキャッチコピーが重要か?
一言で言えばキャッチコピーは「一番読まれるパーツだから」です。
とあるマーケティングの権威は「キャッチコピーを読む人は本文を読む人の5倍はいる、要はキャッチコピーしか読まない人がほとんどである」と言っています。
だからこそ「書く作業の80%の時間と労力をキャッチコピーに費やすべき」という人もいます。
では、キャッチコピーの目的とは何か? キャッチコピーの目的は「サイト訪問者・読者の目を留めさせて本文を読ませること」これが目的です。
キャッチコピーで読者の関心を引き、本文へと引き込むことができなければ、LPがいかに綺麗で、良いオファーがあって(例えば「全て無料」であっても)、お客様の満足の声がたくさんあってもすべてが無駄になってしまいます。
改めて、キャッチコピーは最初に目に飛び込んできて、目立つ文章だからこそ最も力を入れるべき文章なのです。
ランディングページそのものの作り方はこちらから
キャッチコピーと合わせてLPそのものの作り方も下記の記事をみて参考にして下さい!
キャッチコピー以外にもLPは重要な要素がたくさんあります。
ランディングページの作り方を現役LPライターが徹底解説
売れるキャッチコピーにするための3つの法則
さて、LPにおけるキャッチコピーの重要性・目的を確認したところで、続いて「どのようにすれば、売れるキャッチコピーにすることができるのか?」について解説します。
売れるキャッチコピーにするためには、これからお伝えする「3つの法則」が必要です。
- ターゲットを明確にする
- 信頼性を高める
- キャッチコピーで売らない(注意を引く)
一つずつ解説します。
ターゲットを明確にする
売れるキャッチコピーの1つ目の法則は「ターゲットを明確にする」です。
「ペルソナ」を決めるともいえるでしょう。
これができていないLPが意外と多いです。
なぜターゲットを明確にする必要があるのか? それはターゲットが不鮮明だと使う言葉が曖昧・一般的になるからです。
使う言葉が曖昧・一般的になると、見込み客の注意を十分に引くことができず、すぐに離脱されます。
読む人すべての心を掴むキャッチコピーを書くことは不可能です。
100万人の人があてはまるけれど、曖昧な表現で、たったの10人しか買ってくれない文章と、100人の人しかあてはまらないけれど20人が買ってくれる文章だったらどちらの方が優秀なLPといえるでしょうか? 答えは明白ですね。
ターゲットを明確にし、強いメッセージをキャッチコピーに盛り込んでください。
信頼性を高める
売れるキャッチコピーの2つ目の法則は「信頼性を高める」です。
これもとても大事です。
先ほどキャッチコピーは売るための文章「セールスライティング」だという話をしました。
例えば、あなたが風邪を引いてしまい薬を買おうとした時に「その道20年のお医者さん」と「ドラッグストアのアルバイト」のどちらから薬を買うでしょうか? 答えはいうまでもないですね。
いうまでもなく、人は「信頼できる人」からモノを買いたいと思います。
特にWebで、初めてあなたのサイトに訪れた人に対しては「自分が何者なのか?」「信頼できる人間/方法なのか?」を伝えることは非常に大事です。
キャッチコピーであなたとあなたの商品の信頼性を伝える努力をしましょう。
キャッチコピーで売らない(注意を引く)
そして売れるキャッチコピーの3つ目の法則は「キャッチコピーで売らない(注意を引く)」です。
もしあなたがキャッチコピーで売り込みをしていたら要注意。
売るための文章は「セールスライティング」と呼ばれたりします。
つまりキャッチコピーというのはお客様とのセールスにおいての最初の接点における一言ということになります。
どうでしょうか? 初対面のセールスマンが開口一番、いきなりセールスをしてきたら。
きっと「この人から買いたい」とは思わないでしょう。
先ほどもお伝えした通りキャッチコピーの目的は「サイト訪問者・読者の目を留めさせて本文を読ませること」です。
キャッチコピーの目的を「スクロールさせること」や「次の文章を読ませること」というマーケターもいます。また、広告で一番大事なことは「キャッチコピーでギョッといわせること」という人もいます。
キャッチコピーで売ろうとしない。
あくまで興味関心を引いて、離脱させないこと。これはとても大事なことです。
ランディングページ制作は継続的な改善が命
LP制作はキャッチコピーも含めて継続的な改善が重要になります!
一度作ったら終わり。ではなく地道に改善を行なって行きましょう!
プロが実践するランディングページの改善(LPO)13選!
ランディングページのキャッチコピーの5つの作り方
これまでお伝えしてきた「売れるキャッチコピーの3つの法則」を踏まえて、具体的に「売れるLPのキャッチコピーの作り方」を5つご紹介します。
数字を使って具体性を持たせる
数字を使って具体性を持たせることで「信頼感」を高め、売れるキャッチコピーに近づけることができます。 「多くの方に愛用されています」よりも「3,000人以上の方に愛用されています」の方が「信頼感」が高いです。
さらに「3,532人の方に愛用されています」の方が「信頼感」は高いです。
面倒な一手間がかかりますが、できる限り「具体的な数字」を出せるように努力してみてください。
「受賞歴」「掲載メディア」「資格」の掲載、数で勝負!
続いて「信頼感」を高める工夫として「受賞歴」「掲載メディア」「資格」の掲載があります。
あなたもLPでよく見たことがあるはず。
掲載する時のポイントは数で勝負です。
もちろんどのぐらい権威性のある「受賞」であるか? どのぐらい希少な「資格」であるか? を示すことは大事です。
しかし、多くの見込客はその希少性や権威性が分かりません。
なのでよくある事例としては、不動産関連のLPで「宅建取得」と掲載すること。
不動産事業者であれば「宅建取得」は当たり前で誰もが持っている資格です。
それでも一般の人からすれば、「しっかりした会社・サービスだな」と映って見えるのです。
「こんな受賞歴・掲載メディア・資格、当たり前すぎる」と思わず、できる限り掲載してみてください。
「痛みを避けたい欲」を感じさせる
LP訪問者に「避けたい欲」を感じさせることで、読者の注意を引き、「本文」へと引き込むことができます。
あなたも聞いたことがあるでしょうか? 人は何かを得るよりも、失うことに対しての方が行動をしやすいということを。
「この商品を使うことでこうなれますよ」よりも「放っておくと、こんな(大変な)状態になってしまいますよ」の方が訴求力が強いということです。
改めてお伝えしますが、キャッチコピーの目的は「サイト訪問者・読者の目を留めさせて本文を読ませること」です。訴求力を上げて読者を本文へ引き込んでください。
ベネフィットを伝える
売れるキャッチコピーをつくるためには「ベネフィットを伝える」必要があります。
とても大事なことですができている人はとても少ないといわれています。
ではベネフィットとは何か? ベネフィットの反対の言葉は特徴です。
ベネフィットと特徴の違いは、英語で考えるとわかりやすいです。
特徴というのは、
This (product) is 〜
This (product) has 〜
です。
つまり、これは商品の説明をしているということです。
一方、ベネフィットは、
This (product) does 〜
This (product) makes you 〜
です。
あなたやあなたが扱う商品が、お客様をどのように変えてくれるか? を伝えていることがお分かりいただけるでしょう。
人は特徴が欲しいのではなくベネフィットが欲しくてその商品を買うのです。
もしあなたがキャッチコピーでただ特徴を伝えているとしたら、キャッチコピーの魅力は残念ながら低いかもしれません。
その特徴が、お客様をどのように変えるのか? を考え、言葉を変換してみてください。
無理に簡潔にしようとしない
キャッチコピーは無理に簡潔にしようとしなくても大丈夫です。
もちろんシンプルな方が良いに越したことはありませんが、長いからといってそれがダメなことではありません。
キャッチコピーというと「そうだ、京都行こう。」や「生きろ」のような、シンプルなキャッチコピーを想像される方も多いですが、売るためのLPにおいては、先ほどお伝えしたような法則に則り、十分注意を引き、続きが気になり、信頼感を高める文章である必要があります。
それらを十分に満たすキャッチコピーを作ってください。
【関連記事】ランディングページ制作に強いホームページ制作会社10選!
ランディングページ制作に強いホームページ制作会社をプロが徹底的にまとめました。
ぜひご覧ください。
ランディングページ制作に強いホームページ制作会社10選!制作のプロが目的別におすすめ
キャッチコピーの事例
それでは、最後に「キャッチコピーの事例」をご紹介します。
売れるキャッチコピーから学ぶことはとても重要です。
売れているということは、売れるための要素が入っており、人の心をうまく掴んでいるからです。
表面的にしか真似できないというのは、あまりよくありませんが、それでも真似をするところから始めることで、早く成功に近づくことはできます。
(実際に売れるコピーライターは、売れるキャッチコピーを上手にパクっています)
キャッチコピーをたくさん集めているサイトを3つほどご紹介します。
関連記事:【完全版】ランディングページの事例まとめサイト7選
ランディングページ集めました。
【参照】ランディングページ集めました。
そのサイトの名前の通り、たくさんのランディングページが集まっています。
カテゴリーで、自社のLPに近い業界のLPを見ることができます。
キャッチコピーと一緒にビジュアル要素も掴めるので良いですね。
LP advance
【参照】LP制作・Web広告に参考になるLPデザインまとめリンク集|LP advance
「カテゴリー」「カラー」「タイプ」「メインビジュアル」を掛け合わせ、詳細な条件でLPを探せます。
また、LPのキャッチコピーを探すこともできる役立つサイトです。
ランディングページのキャッチコピー まとめ
さて、売れるLPのキャッチコピーについての記事はいかがでしたでしょうか? この記事では、下記のようなことをお伝えしてきました。
- ランディングページにおけるキャッチコピーの重要性
- 売れるキャッチコピーにするための3つの法則
- ランディングページのキャッチコピーの5つの作り方
- キャッチコピー事例
どんなに時間やお金をかけて、綺麗なLPを作っても、キャッチコピーがイケてないとモノは売れません。
かと言って、モノがなかなか売れない時代です。
簡単に売れるキャッチコピーを作ることもできませんが、ぜひ本記事を参考にしながら何度もテストをしてみて「売れるLP」にしていっていただけたら幸いです。
あなたが1秒でも早く成功に近づけることを願っています。
ランディングページの制作はプロに任せたいという方へ
今回ご紹介した内容で、 ランディングページのキャッチコピーをご自身で作ることが可能になります。
ただし、「プロに依頼したいが制作会社の選び方がわからない」という方はWeb幹事にぜひご相談ください。
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岩田 真
2015年にWeb制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。
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Q. ランディングページでキャッチフレーズを作るコツは?
ランディングページでキャッチコピーを作るコツとして、主に「伝えたい相手を決める」「相手に抱いてほしいイメージを考える」「伝えるメッセージを絞り込む」「伝えたいメッセージを表現する言葉を挙げ、組み合わせる」等が挙げられます。
Q. 効果的なキャッチコピー作成できるツールはありますか?
効果的なキャッチコピーが作成できるツールとして「LP advance」が挙げられます。また他サイトのランディングページや広告を参考にすることでも、効果的なキャッチコピーの作成が可能です。
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この記事を書いた人
中村 天大
専門分野: Webマーケティング,SEO
新卒で教育系の上場企業へ入社。その後ベンチャー企業へ転職し、マーケティング責任者を経験。現在フリーで広告運用やライティング、コンサルなど、幅広く活動。
企業在籍時に、ホームページ制作・発注で頭を抱えていたため、Web幹事のビジョンに共感し、ジョイン。