オウンドメディアのマネタイズ成功事例5選|具体的な方法や手順も解説【2024年3月最新版】

オウンドメディアのマネタイズ成功事例5選!具体的な方法や手順も解説

自社商品・サービスの売上アップのために、オウンドメディアの構築を検討しているWeb担当者には、下記の悩みを抱えている方もいるでしょう。

「オウンドメディアでマネタイズする方法を知りたい」
「どんな手順でマネタイズするものなの?」

オウンドメディアの運用には、コンテンツの作成・改善をはじめとするさまざまな作業が必要。しかし、今までオウンドメディアの運用経験がないと、どのようにマネタイズをすれば良いのかイメージできないでしょう。まずはマネタイズ成功事例から実際の方法を把握しましょう。

本記事では、オウンドメディアのマネタイズ成功事例を中心に、実際の方法や手順を解説します。

※オウンドメディアのマネタイズついて詳しく知りたい方は、Web幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。

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目次
  1. 1. オウンドメディアのマネタイズ成功事例
    1. 1-1. LIGブログ:株式会社LIG
    2. 1-2. Watashi+:株式会社資生堂
    3. 1-3. Web幹事:株式会社ユーティル
    4. 1-4. イエコマ:株式会社ネオロジー
    5. 1-5. mercan:株式会社メルカリ
  2. 2. オウンドメディアでマネタイズする方法11選
    1. 2-1. 事業活動に貢献して収益を得る
    2. 2-2. サイト内に広告を掲載する
    3. 2-3. 有料コンテンツを販売する
  3. 3. オウンドメディアでマネタイズを成功させる手順とコツ
    1. 3-1. サイトのターゲット・目的を決める
    2. 3-2. アクセス数を増やす
    3. 3-3. サイト内の回遊率を増やす
    4. 3-4. ファンを獲得する
    5. 3-5. CTAを設置してコンバージョンにつなげる
    6. 3-6. コツ|定期的に顧客やユーザーにアンケートをとる
  4. 4. オウンドメディアでマネタイズする際の注意点
    1. 4-1. すぐに成果が出ない
    2. 4-2. サイト運用の専門知識が必要になる
    3. 4-3. 問い合わせ・注文時の入力フォームをなるべくシンプルにする
  5. 5. 【まとめ】オウンドメディアのマネタイズを行おう

オウンドメディアのマネタイズ成功事例

LIGブログ:株式会社LIG

LIGブログ

画像引用:LIGブログ

株式会社LIGはWeb制作やコワーキング事業など、幅広い事業を展開している会社です。同社が展開するそれぞれの事業への送客システムとして「LIGブログ」を運営しています。

同社のブログでは「Webデザイナーとは?」といったWeb制作やデザインなどの有益情報、同社が運営するWebクリエイター養成スクールを卒業して未経験からWebデザイナーとして活躍する方のインタビューなどの記事を発信しています。

最大の魅力は自社社員の情報をブログで発信しており、独自の価値を提供していること。例えば「リモートワーク中に3日ほど仕事をサボってキャンプをしてても、上司は気づかないのでは?」の記事では、同社の新卒2年目の社員が3日間リモートワークをサボってみるという他の会社では怒られてしまいそうな企画を実施し配信しています。これにより、記事を読んだ読者に「面白い」と感じてもらえるので、ファン獲得が可能です。

また、同社のブログでは企業や商材のPRを目的とした記事広告やバナー広告でマネタイズをしています。とくに記事広告では「世の中のWeb広告を擬人化したら?」といった面白いコンテンツを作成しているので、サイトの訪問者が思わずページをクリックしてしまう配信をしています。記事広告へのアクセス数を増加できて、企業は商材の認知が拡大する効果が期待できるのです。

同社ブログでは事例紹介記事を筆頭にして、バナー・サービス紹介ページを含めて月間約300件の問い合わせを獲得しています。新規の問い合わせは約8割がブログ経由という成果があります。

Watashi+:株式会社資生堂

Watashi+

画像引用:Watashi+

Watashi+は化粧品の製造・販売をしている株式会社資生堂が運営するオウンドメディア。Watashi+は「化粧品や美容についての質問・お悩みに、さまざまな方法で答える」ことをコンセプトにしているメディアです。毎週月曜日に新規記事を公開しており、スキンケア・メイクのやり方やおすすめアイテムなどの紹介記事を発信しています。

メディア内には同社製品を購入できるオンラインショップや、実店舗を検索できるページを掲載。美容の記事で集客を行い、その記事を読む中でユーザーが興味を持った同社商品をオンラインショップですぐに購入できるようなマネタイズを行っています。商品を購入しない場合でも、サイトの会員登録を行うとメールマガジンが配信される仕組みなので、見込み客の獲得が可能です。

同メディアは2012年4月にサービスが開始され、総合美容サイトとしてスキンケア・メイクのやり方といった美容情報の発信や、オンラインショップの提供などを行った結果、2021年には400万人を超える会員数を獲得しています。

Web幹事:株式会社ユーティル

Web幹事

Web幹事は株式会社ユーティルが運営するオウンドメディアです。ホームページ制作をしたい企業と、Web制作会社をマッチングすることを目的にしており「地域」「実績」などから制作会社を検索できます。

また「ホームページの作り方」や「おすすめのWeb制作会社」といったコンテンツが充実しており、検索キーワードからの流入を獲得しています。そして、Web制作で悩んでいるユーザーに無料相談を促し、制作会社への発注をサポートすることでマネタイズしているのです。

Web幹事の特徴は、とにかくユーザーファーストの良質なコンテンツを届けていること。Web制作に悩みを抱える企業のWeb担当者様に寄り添うコンテンツSEOに注力しています。現在公開されている800以上の記事の6割が検索順位1位、記事の8割以上が10位以内表示をしています。全国5,000社以上のWeb制作会社様が登録いただき、毎月400件以上のお問い合わせを獲得しています。

イエコマ:株式会社ネオロジー

イエコマ

画像引用:イエコマ

イエコマは株式会社ネオロジーが運営するオウンドメディア。戸建ての困りごとがある主に主婦に対して、修繕業者を紹介することを目的にしています。

同社のメディアでは「シンク・排水溝のクリーニング方法」「自分でできるハウスクリーニング」などのコンテンツを作成して、検索キーワードからの流入を獲得しています。主婦目線で「主婦の痒い所に手が届く悩みにも寄り添う情報提供」を心がけることで、問い合わせされやすくなる工夫をこらしています。

雨どい保守クリーニングや網戸貼り替えなどの家の困りごとを抱えているユーザーを集客し、専門業者を紹介して作業を行うことでマネタイズをしています。元々月2桁だった月間の問い合わせ数が、SEOを行ったことで月1,000件以上の問い合わせ獲得につながりました。

mercan:株式会社メルカリ

mercan

画像引用:mercan

mercanは国内最大級のフリマアプリを提供する株式会社メルカリが運営するオウンドメディアです。mercanでは同社への採用と、採用後のミスマッチを防ぐことを目的にしています。そのため、実際に働いているスタッフの紹介や「メルカリ・メルペイ活用した家計防衛術勉強会」といった社内勉強会、同社で実施した「オンラインの体験型ワークショップ」といったイベントなどの情報を発信することで、サイトに訪問した求職者が「メルカリの雰囲気に会うのか」「必要な人材にマッチするのか」を判断することが可能です。

同社に興味を持った求職者は、mercanのトップページにある「採用情報はこちら」から、職種ごとの紹介記事や同社の文化などのより詳しい情報を取得できます。

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オウンドメディアでマネタイズする方法11選

事例を見ただけでは、マネタイズ方法を真似るのは難しいと感じる方もいるでしょう。具体的なマネタイズ方法を把握することで、自社オウンドメディアに活用することが可能です。

事業活動に貢献して収益を得る

オウラウンドメディアでマネタイズする方法

まずオウンドメディアのコンテンツで企業や個人の事業に貢献することで、収益化を狙う方法を解説します。

企業の認知を向上させて営業活動に活用する

オウンドメディアにSEOを行うと、サイト内のページが検索結果で上位表示されたり、SNSで拡散されたりします。すると、多くのユーザーからのアクセスを獲得でき、企業の認知度が高まるでしょう。商談相手に自社の認知を得ていることで、信頼してもらいやすくなり、アポイントや商談がスムーズに進む可能性があります。

ユーザーが企業名やオウンドメディア名を把握していない場合でも、検索上位に掲載されているページを見て、その内容がためになっているものであればユーザーが「有益な情報を発信しているな」という印象を受けます。すると「こんな有益で読者に寄り添った情報提供するメディアの会社なら、相談すると解決の糸口が見つかるかも」と思い、問い合わせ獲得につながりやすくなります。メディア運営者の営業担当は、メディアの掲載内容に沿って営業トークをしやすくもなるでしょう。

企業の認知度を向上させるにはSEOを行ったり、SNSで継続的に投稿したりしましょう。例えば製造業のオウンドメディアのSEOであれば「専門用語の解説」や「〇〇の使い方・選び方」といったコンテンツを掲載します。
SNSであれば、自社に関係する記事の共有や商品開発現場の写真、担当者のメッセージなどを発信すると、ユーザーは親近感を感じてファンになる可能性も高まります。すると、効果が出るまでに比較的時間がかかりますが、アクセス数の流入を見込めるようになります

見込み客の情報を獲得する

オウンドメディアではユーザーに有益なコンテンツを発信するだけでなく、資料請求フォームや問い合わせなどのCTAを設置できます。ユーザーに企業名・氏名・メールアドレスなどの情報を入力してもらうと、見込み客の情報を取得できるのです。そして、取得した顧客情報を元にメルマガを配信したり、Web広告を配信したりすることで、顧客育成につなげられます。見込み客との接点を持ちながら、継続的に商品・サービスに興味を持ってもらえる情報を提供することで、収益化を行えるでしょう。

収益化につなげる見込み客情報を獲得するため、オウンドメディア内の各ページにCTAを設置してみてください。例えば問い合わせ獲得であれば「期間限定30%割引中!お問い合わせはこちら」といったCTAを設置できます。CTAまでの導線をわかりやすくすることで、ユーザーが問い合わせといった行動を迷わず取れるようになります。

問い合わせ数を増加させる

オウンドメディアの問い合わせ件数が増えると、収益につながる可能性があります。ユーザーからの問い合わせに回答して、商品・サービスの検討に必要な情報を提供し、信頼関係を築けたりするのです。検討を優位に進められる可能性があるので、購入してもらいやすくなるでしょう。とくにBtoBビジネスを行う企業の場合は、BtoCよりも商材の単価が高くなりやすいため、すぐに購入されることは少ないです。一度社内に情報を持ち帰ってから、上長の承認をもらって購入することになるからです。

問い合わせ数を増加させるためには、オウンドメディア内のヘッダーやフッターなど複数の場所に問い合わせフォームを設置しましょう。なかでもユーザーが目にする機会が多いヘッダーに設置するのがおすすめ。また、問い合わせフォームでユーザーに入力してもらう項目はなるべく少なくしましょう。多いと問い合わせする気が失せてしまい、問い合わせチャンスが減る恐れがあります。

オウンドメディアで問い合わせが取れない原因の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:オウンドメディアは収益化できる?CVが取れない理由とその解決策

ユーザーに商品・サービスを購入してもらう

オウンドメディアで最もシンプルにマネタイズする方法が、サイトの訪問ユーザーに自社商品・サービスを購入してもらうことです。メディア内でユーザーの悩みを解決できるコンテンツを作成し、その中で自社の商品・サービスを紹介すると購入される可能性があります。

ただし、無理に商品・サービスを紹介しないようにしましょう。コンテンツ内容と紹介する商品・サービスが全く違うものだと、ユーザーに不要な情報という印象を与えかねません。必ずユーザーの検索意図を汲み取って、必要な情報を発信することを意識してみてください。

引き合いを増やす

オウンドメディアでは新規顧客でなく、知人や既存顧客からの引き合いを増やすことで収益を得ることも可能です。自社のことを知っている人からの引き合いなので、ある程度信頼度が高く、新規顧客よりも受注確度が高い傾向にあります。

ただし、引き合いを増やすには既存顧客との信頼関係が重要です。既存顧客の満足度を高められるように、オウンドメディア内で導入事例のコンテンツを増やしたり、メルマガで定期的に情報を発信したりしましょう。また、自社商品・サービスの活用ノウハウを提供する動画も掲載すると、既存顧客にとって有益になります。

サイト内に広告を掲載する

オウラウンドメディアでマネタイズする方法

オウンドメディア内に広告を掲載することでも収益化を行えます。具体的なマネタイズ方法は、大きく分けて4つです。

SSP

SSPとはSupply-Side Platformの略で、広告枠を提供している媒体の広告枠の販売や広告収益を最大化するツールのこと。SSPを利用すると、最も収益率の高い広告を選択して自動で配信してくれます。自社で広告掲載企業を募る必要がないので、広告運用の工数を削減することができ、効率良く収益を得られるのです。

ただし、ユーザー層が狭いオウンドメディアでは、広告を出し分けする必要がありません。広告枠の取引が少なくなるので、収益が低くなる可能性があります。

SSPを利用するにはSSPサービスを提供する「Geniee」「YieldOne」といった会社に依頼をします。なかには、コンサルティングを行っているところもあるので、成果が出るサポートを行なってもらえるでしょう。

インフィード広告

インフィード広告はオウンドメディアのコンテンツ間に掲載される広告のことです。とくにFacebookやInstagramなどSNS広告で使われることが多く、一度は閲覧したことがあるかもしれません。インフィード広告はユーザーがコンテンツを読む妨げにならないので、比較的閲覧してもらいやすいのが特徴です。

Yahoo! JAPAN

画像引用:Yahoo! JAPAN

例えば、オウンドメディアではないですが、Yahoo!JAPANのトップページにあるニュースの間にインフィード広告が掲載されています。「広告」と記載がありますが、他のニュースとの間にあるので自然と閲覧することができます。

ただし、ユーザーがコンテンツと勘違いしてクリックする可能性があり「紛らわしい」と感じるかもしれません。ユーザーによっては、サイトに悪い印象を感じて離脱する可能性もあるでしょう。

アフィリエイト

アフィリエイトとは成果報酬型の広告のこと。ASPと呼ばれるプロバイダに登録すると、誰でも利用できます。オウンドメディアの記事内で、自社以外の広告主の商品・サービスの広告を掲載し、ユーザーが広告をクリックしたことがきっかけで購入したりアプリをダウンロードしたりすることで、収益を得られる仕組みです。例えばエフプロというメディアでは、FX初心者に対して始め方や口座開設の流れを紹介するコンテンツを作成し、FX会社のアフィリエイト広告を掲載することで収益化を実現しています。

アフィリエイトはオウンドメディアに訪れるユーザー層と広告のターゲット層がマッチしていると、訪問数が少なくてもクリック数が多くなり得られる収益も高くなるかもしれません

記事広告(タイアップ広告)

記事広告(タイアップ広告)とは、企業や商材のPRを目的にしたコンテンツ(記事)を制作して、広告主から収益を得る方法です。記事広告は基本的にPV数(ページの閲覧数)に応じて報酬を得られることが多いです。

例えば当サイトWeb幹事では、地域別のホームページ制作会社のまとめ記事を作成しており、1番上に表示する場合は(記事にもよりますが)月70,000円、2番目は月50,000円といったように報酬が決まっています。

ただし、オウンドメディア内にある他の記事と記事広告のジャンルが違う場合、サイト全体の信頼が低下する可能性があります。Web幹事はWeb制作で悩んでいる会社と制作会社をマッチングさせるメディアなので、地域別の制作会社をまとめた記事広告が適しています。メディアに訪問したユーザーの悩みと記事広告の内容がマッチして、問い合わせ獲得数をアップできます。

オウンドメディアのジャンルと記事広告のジャンルが異なると、せっかく制作した記事広告を閲覧してもらえないかもしれません。

有料コンテンツを販売する

オウラウンドメディアでマネタイズする方法

自社で有料コンテンツの販売をしている場合、オウンドメディアで情報発信することで収益化に繋げられるでしょう。

有料記事を販売する

ユーザーに有益な情報を提供できる記事(コンテンツ)は、有料で販売することで収益を得られます。例えば自社にしかない独自のマーケティングノウハウがある場合、記事に落とし込んで販売できます。世の中に出回っていない情報なので、購入したいユーザーがいるかもしれません。

有料記事を販売する際は、月額制にすると毎月継続的に収益を得られます。有料会員限定のコンテンツを毎月発信したり、有料メルマガを読めるようにしたりすると良いでしょう。

ただし、オウンドメディアのアクセス数が少ないと、そもそものコンテンツを購入するユーザーが限られるので収益につなげられません。

有料セミナー・イベントを開催する

企業によってはセミナーやイベントを開催しているところもあるでしょう。セミナー・イベントを有料化して、オウンドメディアで開催情報を発信すれば、申し込みにつながるとマネタイズできます。

例えば、「半年で集客率を10倍にしたマーケティングノウハウ」というように、ユーザーにとって有益なものであれば、お金を出してでも知りたいと考えるでしょう。ユーザーがお金を払ってでも知りたい情報を持っている場合、有料セミナー・イベントの開催を検討してみてください。

※オウンドメディアのマネタイズついて詳しく知りたい方は、Web幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。

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オウンドメディアでマネタイズを成功させる手順とコツ

オウンドメディアでマネタイズを成功させる手順とコツ

オウンドメディアでマネタイズを成功させる手順とコツは6つあります。具体的な手順・コツを把握することで、収益化につなげられるオウンドメディアを構築できるでしょう。

サイトのターゲット・目的を決める

オウンドメディアのターゲット・目的を決めることで、マネタイズに必要なコンテンツを明確にできます。あらかじめターゲット・目的を明確にできていないと、適切なマネタイズができず成果につながらない可能性があります。「どのような人に対して情報を発信したいのか」「どのような目的でオウンドメディアを運用するのか」などを明確にする必要があります。

例えば自社商品の購入につなげることを目的にするなら、商品紹介に加えて、導入事例・他社との比較などの記事を作成できるでしょう。また、リード情報を獲得できるように資料請求や問い合わせフォームなどのCTAを設置することも効果的です。

サイトのターゲット・目的を決める際は、社内の別部署の人でも簡単に理解でき納得されるまで具体的に行いましょう。具体的に決められれば必要な施策を見つかるので収益化につなげられます。

アクセス数を増やす

オウンドメディアでマネタイズするには、ユーザーのアクセスが欠かせません。SEOやSNS運用、Web広告などを活用して、オウンドメディアへの流入を増やす施策を行う必要があります。長期的に集客をしたいのであればSEO、すぐにでも効果を得たいのであればWeb広告(とくにリスティング広告)が効果的です。

また、オウンドメディアに集客したら終わりではありません。マネタイズするためには、ユーザーが求める情報を提供する必要があります。メディア内ではユーザーの悩みを解決できる内容を簡潔に紹介して、詳しい内容を知りたい方は問い合わせしてもらうようにすると、集客数と問い合わせ件数の増加が期待できます。

オウンドメディアのアクセス数を増やすコツは下記記事をご参照ください。
関連記事:オウンドメディアのPVが増えない原因わかっていますか?その悩みプロが解説します

サイト内の回遊率を増やす

サイトに訪問してきたユーザーがすぐに離脱しないように、回遊率を高める対策を行う必要があります。回遊率を高めるには、ユーザーが関連するページにアクセスできるように、内部リンクを設置するのが効果的です。サイト内で「この部分をもう少し詳しく知りたい」と興味を持ったコンテンツに素早くアクセスできるので、理解度を高められます。

例えばサイトの全体像がわかるサイトマップを設置していると、トップページから探さなくてもユーザーが必要とする情報を見つけられます。

■サイトマップの例

サイトマップの例

コンテンツ内容に興味を持つきっかけにできるので、収益化につながる可能性があるでしょう。

ただし、記事内で内部リンクを設置する場合は、内容に関連するものにしてください。全然関係のないページを内部リンクにすると、ユーザーが興味を無くしてしまうかもしれません。

ファンを獲得する

オウンドメディアを運用する目的は、短期的な顧客を獲得することではありません。オウンドメディアに訪れたユーザーをファンにすることで、継続的なアクセスが見込めてリピート購入などのマネタイズを行えます。定期的に新しいコンテンツを公開したり、古くなった情報を最新にしたりして、ユーザーのニーズに常に答えられる情報を提供しましょう。

ファンを獲得するうえで、メールマガジンを活用するのも効果的です。オウンドメディアでメールマガジンへの導線を確保して、定期的に有益情報を発信してみてください。

CTAを設置してコンバージョンにつなげる

オウンドメディアでマネタイズするには、商品の購入リンクや広告のリンクなどで、コンバージョンを促す必要があります。CTAを設置することで、オウンドメディアの訪問者を具体的な行動に誘導でき、マネタイズにつなげられます。各ページの中にCTAを設置して、いつでもユーザーがアクションできるようにしましょう

オウンドメディアに訪れたユーザーの中には、すぐに商品・サービスを購入しない方もいます。そのような方にアプローチできるように、資料請求フォームや問合せフォームなどを設置するのも効果的です。すると、会社名・氏名・連絡先・といった見込み客の情報を獲得できるので、ユーザーとコンタクトが取れるようになり、メルマガや広告の配信で商品の興味を持ってもらえるきっかけにできます。

ただし、CTAを設置する際は、わかりやすい導線を確保しましょう。例えばWeb幹事では全ての記事の導入文・まとめ文の最後に無料相談のCTAを設置しています。そうすることで、ユーザーがあまり迷わずに行動できるようになります。

コツ|定期的に顧客やユーザーにアンケートをとる

オウンドメディアでマネタイズするには、ユーザーが求める情報を発信することが不可欠です。定期的に顧客やユーザーにアンケートを取ることも、マネタイズするうえで重要です。

「サイトの使い勝手」「こんな商品があったらいいのにと思える新商品・サービスのアイデア募集」など、定期的にアンケートを行いましょう。アンケート結果をもとにして、売れる商品が新たにできたり、マネタイズ効果アップに直結するようなサイト改善ができたりします。

アンケートを取る際は答えやすい質問の流れを意識しましょう。質問内容が行ったり来たりすると回答者が混乱することになり、最後まで回答してもらえないかもしれません。「過去→現在→未来」の時系列や「全体→詳細」となるように質問内容を考えてみてください。

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オウンドメディアでマネタイズする際の注意点

オウンドメディアでマネタイズする際の注意点

オウンドメディアでマネタイズする際の注意点は3つあります。あらかじめ注意点を把握することで、なかなか上手くいかなくても成果を出せる可能性があるでしょう。

すぐに成果が出ない

オウンドメディアを立ち上げたばかりの時期は、コンテンツ量が少なくアクセス数を集めにくいです。また、ユーザーが求めるコンテンツ作りにはリサーチや制作に時間がかかるので、すぐにはマネタイズの成果が出ません。オウンドメディアでマネタイズをする際は、長期的に運用する必要があります。

まずはユーザーが求める情報をリサーチして、独自性・専門性のあるコンテンツを増やしましょう。有益な情報を発信していると、次第にアクセス数を集めることができ、マネタイズにつながる可能性があります。

サイト運用の専門知識が必要になる

オウンドメディアでマネタイズをするには、ユーザーのアクセスを集めることが不可欠。オウンドメディアへのアクセスを集めるには、検索結果で上位表示させる必要があり、そのためにはSEOの知識が必須になります。また、サイトでトラブルが発生したら、迅速に対応しなければなりません。

オウンドメディアでマネタイズする際は、社内にサイト運用の知識がある人材がいないと苦労します。とくにSEOは専門性が高く、知識がない方が行うと成果が出ないかもしれません。

社内人材にサイト運用の知識がないのであれば、外注するのも1つの方法です。外注する際はサイトのターゲットや目的を明確にしてから、制作会社に伝えましょう。

問い合わせ・注文時の入力フォームをなるべくシンプルにする

オウンドメディアでマネタイズする際はサイトの内容が素晴らしくても、フォームの入力が多すぎたり導線までが遠かったりすると、せっかく商品を買う気になったユーザーも購入をやめる可能性があります。

問い合わせフォーム

例えば、Web幹事では上記のように、お名前・メールアドレスを入力すると次の画面に移れるシンプルなものにしています。問い合わせフォームや注文時の入力フォームは、なるべくシンプルにしましょう。例えば必須項目と任意項目を明確にすると、全てを入力する必要がなくなり、ユーザーが入力する時間を短縮できます。

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【まとめ】オウンドメディアのマネタイズを行おう

オウンドメディアは企業の事業課題や採用などの悩みを解決する情報を発信することを目的にしていますが、マネタイズすることができます。主なマネタイズ方法には、企業や個人の事業に貢献したり、広告を掲載したりすることがあります。

また、オウンドメディアでマネタイズをする際は、すでに成功している事例を参考にするのが効果的です。「マネタイズをするための導線」「マネタイズをする方法」などを把握でき、自社のメディアで活用することで成果につなげられます。

本記事で紹介した成功事例を参考にして、サイトのターゲット・目的を決めるところから始めましょう。

それでも自社でオウンドメディアのマネタイズを行うことに不安があるならWeb幹事にご相談ください。

※オウンドメディアのマネタイズついて詳しく知りたい方は、Web幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。

コンサルタントのご紹介 Web幹事 コンサルタント 岩田真 岩田 Web制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

様々なお客様のWeb制作を実際に行ってきましたので、
初心者の方でも安心してご相談ください!

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Q. オウンドメディアでマネタイズが成功した事例にはどのようなものがある?

マネタイズが成功した事例として「LIGブログ:株式会社LIG」「Watashi+:株式会社資生堂」等が挙げられます。その他の事例は記事をご参照ください。

Q. オウンドメディアでのマネタイズを成功させるコツは?

オウンドメディアでのマネタイズの成功ポイントとして「サイトのターゲット・目的を決める」「アクセス数を増やす」等が挙げられます。詳しくは記事をご覧ください。