オウンドメディアは収益化できる?CVが取れない理由とその解決策【2024年最新版】

オウンドメディアは収益化できる?CVが取れない理由とその解決策

ここ数年で一気に運営する企業が増えたオウンドメディア。
オウンドメディアは、一度作成すれば長い間自社の売上に貢献するので、重宝されています。
しかし、オウンドメディアを運営する中で、以下のような悩みが生まれていないでしょうか?

  • そもそもPV(アクセス)がほとんどない
  • PVが増えてもCV(成果)が取れない
  • 本当に売上につながるのか懐疑的

オウンドメディアは、戦略的に行わないとなかなか収益化(マネタイズ)することができません。
ここでは、オウンドメディアの収益化のコンサルティングをしている私が、収益化の方法についてご紹介します。

運営代行会社への依頼をお考えの方へ オウンドメディアの成果が思うように出ておらず、専門の業者に依頼をお考えの方はWeb幹事にぜひご相談ください。
Web幹事はあなたに最適な会社を、プロが「人力で」マッチング・ご紹介するサービス。
あなたの予算や目的を丁寧にヒアリングした上で、最適な業者をご提案いたします。

【無料】オウンドメディアの運営会社を探してもらう

※1営業日以内に返信

目次
  1. 1. オウンドメディアの収益化①流入を増やす
    1. 1-1. SEO対策
    2. 1-2. SNSの活用
  2. 2. オウンドメディアの収益化②回遊させる
    1. 2-1. 記事内リンクを貼る
    2. 2-2. コンバージョン導線を作る
  3. 3. オウンドメディアの収益化③LPと連携しCVを取る
    1. 3-1. LPを作る
    2. 3-2. A/Bテストを行う
  4. 4. オウンドメディアの収益化④リピーターを増やす
    1. 4-1. 常に新しい情報を発信する
    2. 4-2. 他にはない専門性を持たせる
    3. 4-3. 現状を分析して改善
  5. 5. オウンドメディアの収益化 まとめ
    1. 5-1. オウンドメディアで成果が出ずにお悩みの方へ

オウンドメディアの収益化①流入を増やす

オウンドメディアを収益化する大前提として、サイトがアクセスを集めていることが必要です。
アクセスがなければ収益を生むわけがありません。
アクセスが少ないのであれば、まずは流入を増やす方法から考えていきます。
ここでは、効率的にアクセス数を増やすことができるSEOとSNSの2つの使い方について見ていきましょう。

SEO対策

SEOとは「検索エンジン最適化」のことで、GoogleなどのWebサイトで検索上位表示を狙う手法の一つです。
検索ユーザーは基本的に検索の上位にあるものからクリックしていくので、上位表示をすることができれば、たくさんのユーザーを集めることができます。

といっても、初心者の方にとってはそのために何をすればいいのかがわからないですよね。
オウンドメディアでの収益化対策では、以下の2つが重要になってきます。

  • 検索されるキーワード選定
  • 売れるキーワード選定

SEO対策のコツ①:検索ボリュームが多いキーワードを選ぶ

検索ボリュームとは、基本的にそのキーワードが一ヶ月間で検索された回数のこと。
キーワードによって月数十万回検索されるキーワードもあれば、全く検索されないキーワードも。
全く検索されないキーワードで対策しても意味がありません。

検索ボリュームに関する失敗事例 私がコンサルで入っていたあるメディアは、たくさんのキーワードで上位表示を獲得しているのにも関わらず、月間数万PVしか取れないという悩みを持っていました。
検索ボリュームを分析してみると、上位表示していたほとんどのキーワードの検索ボリュームが100未満でした。
これですと、100記事で上位表示していても、数千〜数万PV程度にしかなりません。
そのメディアは、もっとPVを伸ばしたいとの意向でしたので、検索ボリュームを調査して新規記事を作成しようとアドバイスしました。

せっかくいい運営をしているのにも関わらず、検索されないキーワードを使用していると流入数はあまり増えないので、検索ボリュームをしっかり調べるようにしましょう。

大手サイトであれば、既にサイトが評価されているので、1,000以上の検索ボリュームのものを狙いましょう。新規サイトであれば、10〜100、少し評価されてきたら100〜1000程度を狙っていきましょう。

SEOのコツ②:CVRの高いキーワードを選ぶ

CVRとはConversion Rate、つまりコンバージョン(設定している目標への達成)に至ったユーザーの割合のことです。

  • 商品購入してもらうことが目的の場合、実際に購入に至った割合
  • 資料請求してもらうことが目的の場合、資料請求を行なった割合

CVR=CVに至った人の数 / サイト全体の訪問数で割り出されます。
CVRの高いキーワードで上位表示ができると売上の増加が期待できるので、収益化に貢献することができます。

といっても、CVRの高いキーワードはどういうものか分からないですよね。
CVRの高いキーワードは、ユーザーが購入を検討している時に使うキーワードです。
代表的なものとしては、「比較」「おすすめ」「評判」「代行」などがあげられます。

一方で、CVRの低いキーワードは、ただ調べるときに使うキーワード
例えば、「食材+レシピ」というキーワードで調べる人は、今あるその食材で料理をするので、ネット上で購入することはまずないですよね。
CVRの高いキーワードを選び、上位表示を実現できれば、収益化につながるので、CVRの高いキーワードで記事を作成するようにしましょう。

関連記事:オウンドメディアのPV増やし方 ブログ立ち上げ5ヶ月で37万PVを達成した筆者がオウンドメディアのPV数を増やす方法をご紹介します!ぜひご覧ください。
オウンドメディアのPVが増えない原因わかっていますか?その悩みプロが解説します

SNSの活用

検索流入以外で収益化につながるケースとしては、SNSからの流入があります。
株式会社BAKEのオウンドメディアでは、SNSからの流入が6割を超えているそうです。

SNSからの流入が6割を超えている株式会社BAKE

PVを増やすためにSNSを活用する方法としては

  • 会社の社員や友達に頼んで記事をシェアしてもらう
  • ハッシュタグや検索機能を上手く使いこなす
  • Facebook広告で認知度を上げる

などがあります。
(当然、いろんな方にしっかりとシェアしてもらるような良質なコンテンツを作ることが前提条件となります)
現在、SNSの影響力が凄まじいことはおわかりだと思います。
このように使いこなせばかなりのアクセス数が見込めCVも取れるため、積極的に活用することをオススメします。

【無料】オウンドメディア制作について相談する

オウンドメディアの収益化②回遊させる

ユーザーにオウンドメディアに訪問してもらえたら、次はサイト内で回遊させることが大事です。
サイト内で回遊するユーザーは、そのサイトの記事を面白いと思ってくれている確率が高いので、オウンドメディアを運営する会社に対して好感を持ち、収益化に結びつく可能性が高くなります。
サイト内を回遊させるためには以下の2つの手法が必要になります。

  • 記事内リンクを貼る
  • CV導線を作る

この2つについてそれぞれやり方を見ていきましょう。

記事内リンクを貼る

記事の中に、関連記事へのリンクを貼ると回遊性が増します。
記事の下に関連記事を整理する方法もありますが、記事の掲載部分よりさらに下になるので、ほとんどのユーザーは見ないで離脱をします。

一方、記事の「中」にリンクを貼っておくと、クリックしてくれる確率が高くなります。
私が関わったサイトの中には、記事内リンクのクリック率が10%に達したケースもありました。
もちろん、無理やり記事内リンクをクリックさせるのはよくないですが、自然な内部リンクはユーザビリティーをあげます。

記事内リンクの具体的なものとしては、下記のようなものがあります。

  • 関連記事をまとめたリンク
  • 詳しい内容の記事のリンク

例えば、Web幹事内では下記のようにリンクを設けています。

記事内リンクの例

ホームページ制作会社の選び方を説明するときに、上の画像のように「ホームページ制作会社の種類」の記事リンクを貼っています。
より詳しくホームページ制作会社の種類を知りたい人向けに提案する関連記事です。

ユーザーは、似たような記事があれば必然的に興味が湧くので、その記事へと誘導することができます。
記事内リンクは、SEOにも効果があり検索順位を上げる効果もあるので、収益化のために必ずやるべき方法です。

関連記事内部リンクとは?SEOへの影響や効果的な設置方法を解説

コンバージョン導線を作る

オウンドメディアの目的はCV(コンバージョン)を得ることなので、ユーザーを導く「導線」を作りましょう。
※CVについての詳しい説明は下記の「オウンドメディアの収益化③」をご覧ください。

ただオウンドメディアの記事を読ませるだけでは収益化につながりません。
自社のサービスを紹介するページまで自然に訪問してもらうための流れを作る必要があるのです。

例えば、あなたが掃除代行業者でオウンドメディアを運営していて、掃除の方法の記事を書く場合、下記のような導線を設定しておきます。

  1. まずユーザーにとって有益になる掃除の方法を説明した記事を作成
  2. 合わせて、記事の中で「プロの掃除代行を使う方法」という情報も提供
  3. プロの掃除代行を使うメリットを訴求し、自社のサービスが紹介されているページにリンクさせます。

オウンドメディアのコンバージョン導線の例

自分で掃除する方法を探していたが「やっぱりプロに任せた方がいいかも!」と思ったユーザーは自社紹介ページに移動してくれる可能性が高いです。

【無料】オウンドメディア制作について相談する

オウンドメディアの収益化③LPと連携しCVを取る

オウンドメディアで収益を取るために必ず必要なのがCVを取ることです。
CVとは企業が設定する目的への最終の成果のことで、下記のようなものになります。

  • 商品購入してもらうことが目的の場合、実際に購入を買ってもらう
  • 資料請求してもらうことが目的の場合、資料請求を行なってもらう

CVを効率よく取るには下記のような手法があります。

  1. LPを作る
  2. A/Bテストを行う

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

LPを作る

LP(ランディングページ)とは、一般的には広告を経由して最初に訪れるページのこと。
ただ、オウンドメディアの場合は既にサイトに訪れているので、「顧客に売りたい自社のサービスの紹介ページ」と言い換えるのが適切です。

LPを作るメリットは以下の2点です。

  1. 情報を理想的な順番で伝えられる
    通常のページはユーザーが自分で情報を選んで進んでいきますが、LPではユーザーの潜在的な問題意識を掘り起こして、それを解決する方法を理想的な順番で伝えることができます。
  2. CVRが高い
    通常のページと比べて情報量が多く、他ページへのリンクが極端に少ないため、ユーザーがアクションを起こす確率は高くなります。
    理想的な順番で情報を受け取ったユーザーは、自然にその商品やサービスに対する理解や納得を深めるため、CVに高確率で結びつけることができます。

LPを作るうえでのポイントは以下の2点です。

  1. わかりやすく直感的なデザイン
    LPはわかりやすく情報を伝えることが重要。
    普通の情報ページのようにテキストが多いものではなく、画像やキャッチフレーズが目立つように作成しましょう。
  2. 情報を1ページにまとめる
    LPから他のページへ回遊するとユーザーの離脱率が上がってしまいます。
    LPでは他ページへのリンクは極力少なくすることをオススメします。
    1ページは長くなりますが、そのページに全てをまとめることでユーザーに読ませることが可能です。

このようにLPはCVを取るうえでもとても確率が上がるツールなので、うまく活用して収益化に繋げましょう。

LPを制作する場合は、広告的なノウハウが必要になります。
LPに関する知識が少ない場合は、制作会社に依頼して制作してもらいましょう。

ランディングページに強い制作会社はこちら! 実際にLP制作を行なっていたプロが依頼してみたい会社を厳選しました。
ランディングページ制作(LP)に強い制作会社をプロが厳選!目的別におすすめします

A/Bテストを行う

LPを作ったあとは、A/Bテストを行いましょう。
A/Bテストとは、広告やテキストなどあらゆるものに対してAパターンとBパターン(場合によっては複数の種類)を用意し、どちらがより良い結果が出るのかを検証するテストです。

A/Bテストは良いか悪いかが数字で判断できるので、CVRを向上させる効果があります。
地味ですが、1%の向上を繰り返し改善するだけでも、気づいたらびっくりするくらいの売上増加に繋がります。
AパターンとBパターン、どちらのほうがよりユーザーがCVに繋がる確率が高かったのかを比べ、よりCVRが高かったほうを採用します。
また、クリック率(CTR)もCVにつながる大きな指標になるため必ず確認しましょう。

【無料】オウンドメディア制作について相談する

オウンドメディアの収益化④リピーターを増やす

オウンドメディアは自社の魅力を伝えることができる素晴らしいツールです。
継続的にサイトを訪問し続けてくれるリピーターを獲得することで、会社のファンを増やしたり、継続的な売り上げに繋げることができます。

リピーターを増やすために必要なことは3つあります。

  1. 常に新しい情報を発信する
  2. 他にはない専門性に特化したサイトにする
  3. 現状を分析して改善する

ユーザーのニーズを正しく理解して寄り添うことで信頼を得ることができ、結果的にリピーターを増やすことにつながります。

常に新しい情報を発信する

市場のニーズはどんどん変化していきます。
そのため、1年前、1か月前と同じ情報ではユーザーは見る価値を感じなくなってしまいます。

  • 市場は今何を求めているのか
  • ユーザーは何を知りたのか

を調査し続け、それに沿った情報を発信することで、常にオウンドメディアに「新鮮さ」を入れることができます。
そうすることで中期的な離脱を避け、またサイトに訪れたいと思えるオウンドメディアを作ることが重要です。

他にはない専門性を持たせる

他のオウンドメディアと比べたとき、そこにしかない情報を提供することはユーザーにとっても価値があります。
例えば株式会社アイデムが運営するオウンドメディアは、地元に転がっている面白い情報を発信しています。

オタフクソースに聞いた『最高においしい広島風お好み焼きの作り方』

広島の料理についての記事になるので、広島に住んでいる人やルーツがある人はついつい見てしまいますよね。
専門性が高く、他とは差別化した記事は、新規ユーザー獲得にもリピーターを増やすことにも大変役立ちます。

成功事例に学ぶ、オウンドメディアのコンテンツ 成功しているオウンドメディアは、どのようなコンテンツを発信しているのでしょうか?
事例をまとめましたので、ぜひご覧ください!
プロが選んだオウンドメディアの成功事例11選!本当に参考になるものだけご紹介!

現状を分析して改善

リピーターを増やすためには、常に現状を分析して、その分析結果からサイトをより良いものに改善することが必要です。
Googleアナリティクスで滞在時間や直帰率を調べたり、GRCで検索順位を調べたりしましょう。

下記を分析することで、ユーザーはより読みやすく、企業はより収益を上げやすく改善することができます。

  • なぜこの記事は多く読まれたのか?
  • このページからCVRを上げるにはどうすれば良いのか?

SEO対策として、何が検索されているキーワードなのか、今ライバル社の検索順位はどのくらいなのかも調査しましょう。
そうすることでオウンドメディアは洗練されていき、リピーターも増やすことができます。

関連記事:オウンドメディアの分析方法 オウンドメディアの分析方法・必要なツールなどをまとめました!
オウンドメディアの効果はどう分析したらいい?分析方法から分析ツール、分析の指標まで紹介

【無料】オウンドメディア制作について相談する

オウンドメディアの収益化 まとめ

オウンドメディアはCVを取り収益に繋げることに非常に役に立つツールです。

下記のような流れで、効率よくサイトを育てていきましょう。

  1. SEOやSNS対策で流入を増やし、しっかりと回遊してもらえるオウンドメディアを作成する。
  2. LPと連携したり、A/Bテストを行うことでCVを取る。
  3. オウンドメディアで発信する情報は「新鮮さ」と「専門性」を盛り込みリピーターを増やす。

適切な運用を行えば、自社の売り上げに大きく貢献することになるオウンドメディア。
今後もさらに導入する企業は多くなってくるでしょう。
競合他社が始める前に、自社の売り上げを伸ばす手段として始めてみてはいかがでしょうか。

※オウンドメディアのSEO対策について、詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
オウンドメディアのSEOで悩んでませんか?プロが実践する成功の秘訣、お伝えします。

オウンドメディアで成果が出ずにお悩みの方へ

「Web幹事」はあなたに最適な制作会社を、プロが「人力で」マッチング・ご紹介するサービス。

下記のような貴社の目的に応じて、オウンドメディアに精通した業者をご紹介致します。

  • オウンドメディアの運営がうまくいっていない
  • 時間がないのでオウンドメディア運営を外注したい

「まずは、相場を教えてほしい」などのご要望でも大丈夫です!
相談料・紹介料は完全無料!1営業日以内に対応します!

【無料】オウンドメディアに強い会社をプロに紹介してもらう

サービスに関する詳しい情報はこちらをご覧ください。
Web幹事が、ホームページ制作の発注の手間を80%削減・質が200%アップできる理由【2024年最新版】 | Web幹事 Web幹事が、ホームページ制作の発注の手間を80%削減・質が200%アップできる理由【2024年最新版】 | Web幹事 Web幹事はホームページ制作を経験した専門のコンサルタントが、要件をヒアリングし・最適な制作会社をご紹介するサービス。Web幹事に依頼すると、Web制作の発注の手間を1/5...

Q. オウンドメディアのメリットは?

オウンドメディアのメリットとして、主に「見込み顧客が増やせる」「売上向上が見込める」「広告宣伝費が抑えられる」「ブランディングができる」「顧客からの信頼感が強まる」「良い人材の採用につながる」等が挙げられます。

Q. オウンドメディアを収益化させる施策について教えてください。

オウンドメディアを収益化させる施策として、SEO施策やSNS活用、回遊させるユーザーに対する記事内リンクの活用、LPの作成やA/Bテストの実施などが挙げられます。