- 更新日 2024.02.27
ページビュー【2024年最新版】
ホームページ内のページが表示された回数のこと。同じ訪問者が同じページを開いた場合も1ページビューとして加算する。ホームページにアクセス解析ツールを設置することでページビューを計測することができる。
ページビュー(PV)とは
ページビューはページが表示された回数のことを指し、ホームページの分析・改善をするための重要指標のひとつです。
ホームページにアクセス解析ツールを設置することで、ホームページ全体のページビューや個別のページのページビューを計測することができます。
ページビューに関して制作会社とのよくあるやり取り
発注者 ホームページの公開がひと段落付いたので、今後どういった形で運用していくのが良いかご相談したいのですが...。
制作会社 そうですね、まずはアクセス解析を始めて、現状のホームページの状態を把握されることが重要かと思います!
発注者 アクセス解析...?
制作会社 ページビューの計測や、訪問者の方が実際にどのようにコンテンツを閲覧されているのかを数値で可視化してくことです。
発注者 それは...どのように始めれば良いのですか?
制作会社 Googleアナリティクスなど、なんらかアクセス解析のツールを導入する形になります。
発注者 Googleアナリティクス...名前は聞いたことがあります。それを導入したとして、私でもすぐに使えるようなものなのでしょうか?
制作会社 はい、基本的な数値の見方などはすぐにご理解いただけると思います。
発注者 そうですか、良かった!
制作会社 ただし、解析ツールで分かる数値を元に具体的に改善施策に落とし込んでいくことが重要です。
発注者 改善施策...ですか。
制作会社 はい、例えばページビューといっても、数が多ければそれだけで良いというわけではないです。
発注者 なる...ほど...。
制作会社 ご依頼いただけるのであれば、分析結果のレポートから改善施策の提案、実行まで弊社では対応可能です。
発注者 そうですね...何をどこまでお願いすれば良いのでしょうか...。
ページビューの確認方法
Google アナリティクスを利用してページビューを確認する
Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールをホームページに導入することで、ページビューを計測、分析できるようになります。
初心者向け!ホームページのページビューを調べる方法
Googleアナリティクスを使って自社サイトのページビューを調べましょう!登録方法から実際に調べる方法まで丁寧に解説しています。
ホームページのアクセス数をサクッと調べる方法【初心者向け】
ページビュー、セッションの違い
アクセス解析ツールの画面で確認できる数値のうち、「ページビュー数」「セッション」をまず理解しましょう。
「ページビュー数」は、訪問者がホームページの各ページを表示した回数を指します。
「セッション」は訪問者のホームページに対する訪問数を指します。ホームページを表示したあとの他のページへの回遊も含め、ひとつの「セッション」としてカウントされます。
訪問者が操作を一定時間行わないとセッションは終了し、再度ホームページを訪問した際は、新しいセッションとしてカウントされます。
ホームページに必要なページビューの目安
1日あたりのページビューの目安としては最低でも200~300程度と言われています。
※もちろん、サイトの目的によって、大きく変動します。一般的な中小企業の小規模な企業サイトの目安として考えていただければ幸いです。
ページビューの増やし方
新規でホームページを公開した場合は、まずはページビューの数を増やすことに注力しましょう。
方法としては、
- ホームページを訪問した人が見るページを増やす
- ホームページを訪問した人が見るページを増やす
の2つです。
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ホームページに新しい訪問者を増やす
各種広告媒体の活用
インターネット広告への出稿やSNSを利用して情報拡散を行いましょう。
Googleアナリティクスなどの解析ツールの機能のひとつとして、流入経路の解析があります。
各媒体経由の訪問者の流入の量と費用対効果を見ながら外部からの流入を増やすための施策を打ちましょう。
SEO対策
SEO対策を行い検索結果で上位表示をさせ、自然検索経由での訪問者を増やしましょう。
SEO対策に関してもどういったキーワードで流入しているか解析ツールで知ることができるので、内容を確認しながら施策を打っていくことができます。
ホームページを訪問した人が見るページを増やす
1訪問あたりのページビューを増やす、という観点も重要になります。
- お問い合わせや購入画面への分かりやすい導線
- 関連して見て欲しいホームページ内の他ページへのリンク
訪問者の利便性という観点から上記を整えて、訪問者がホームページ内を回遊しやすい形にしておきましょう。
この1訪問(=セッション)あたりのページビューの数は、Googleアナリティクスでいうと「ページ / セッション」の項目で確認することができます。
訪問者がアクセスしてすぐにホームページから立ち去ることなく、ホームページ内の複数ページを閲覧してくれることで、ページビューを増やすことができます。
ページビューをホームページの目標達成に繋げる
最低限のページビューの目安である200~300を達成できたら、次はホームページの目標達成という観点から考えてみましょう。
ホームページの目標達成率 = コンバージョン率
ホームページにページビューを増やすことの最終目的は、お問合せや購入などのホームページの目標を達成すること(コンバージョン)です。
ホームページへの訪問(セッション)のうち、お問合せや購入などの目標達成(コンバージョン)に至った割合をコンバージョン率と言います。
ホームページの訪問数を増やして目標達成数を増やす
ホームページに新しい訪問者を増やすことは、目標達成の数を増やすことに繋がります。
ホームページのコンバージョン率を高める
ホームページを訪問した人が見るページを増やすことは、ホームページ上で提供されている情報に訪問者が納得し、コンバージョン率が高まることに繋がります。
また、各ページがどのように訪問者に閲覧されているかの分析・改善もコンバージョン率の向上に繋がります。
- 訪問者が最後までスクロールして読んだか
- 訪問者がページ内のどの箇所を注目して読んだか
アクセス解析の専用の機能、ツールを利用すれば訪問者が該当ページをどのように閲覧したかの行動内容を細かく分析するといったことができます。
ホームページのコンバージョン率を高めることは、目標達成の数を増やすことに繋がります。
ホームページの分析・改善を制作会社に発注する際の注意点
ホームページの分析・改善の指標は多くありますが、発注者側としてはまずはページビューとセッション、コンバージョン率の概要を理解しておけば十分でしょう。
ホームページを依頼する前のチェックポイント
自分に最適なホームページ制作会社の選び方、わかりますか?
これから依頼を考えている方には必見の内容です!
プロが教えるホームページ制作会社の選び方5ポイント【失敗したくないかたへ】
発注する作業範囲の明確化
計測した数値に対して具体的な分析・改善を行うには、専門知識が必要になってきます。社内にノウハウや経験者が居ないのであれば制作会社に依頼するのが良いでしょう。
- 解析ツールの設置と利用サポート
- 分析結果のレポート提出
- 改善施策の提案、実行
制作会社によって対応できる範囲や見積もりの見せ方は変わります。どこまで何を含んだ見積もりなのかを制作会社側にしっかりと確認しましょう。
「解析ツールの設置と利用サポート」に関しては制作業務に無料オプションとして含めて提供している制作会社もあります。
「改善施策の提案、実行」に関しては、専門的な業務であり作業コストも大きいので、制作業務とは明確に分けて提供している制作会社が多いです。
ホームページの分析・改善の依頼先
- 自社のホームページに必要な解析ツールの選定
- 分析結果を踏まえて、具体的な施策として何を行うか
- 施策の実行を行うのにどういった予算と体制が必要になるか
ホームページの分析・改善を新規で始める場合は、Webマーケティングを得意とする制作会社にまずは上記の点を相談してみましょう。
もし自社でWebマーケティングを既に行なっており部分的に外注できる相手を探しているという場合は、特定の施策に強い制作会社に相談すると良いでしょう。
ネット広告への出稿やSNSを活用したい場合はプロモーションに強い制作会社に相談しましょう。
SEOで新規訪問者を増やしたい場合は、SEO対策強い制作会社や、コンテンツマーケティングに強い制作会社に話を聞いてみると良いでしょう。
Q. ページビューとは何ですか?
PV「Pageview(ページビュー)」とは、Webサイト内の特定のページが開かれた回数、つまり表示された回数のことです。 Webサイト全体やWebページがどれくらいのユーザーに閲覧されたのかが把握できます。
Q. ページビューの増やし方は?
ページビューの増やし方として「各種広告媒体を活用する」「SEO対策を行う」等が挙げられます。詳しくは記事をご覧ください。
この記事を書いた人
Web幹事運営事務局
ホームページ制作会社経験者を中心に構成されたWeb幹事の編集メンバーです。ホームページ制作に関する情報を、業界で培ってきたプロならではの経験とノウハウをもとに分かりやすくご紹介します。
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