- 更新日 2024.09.06
- カテゴリー SEO対策
自分でやるSEO対策|初心者でもすぐできるSEOのやり方・学び方ガイド【2024年最新版】
低コストで長期的に安定した集客を実現するには、ユーザーが検索するキーワードで上位を取得する必要があります。
そのためにSEOを実施したいと考えているものの、SEO会社やWebコンサル会社に依頼する予算がなく諦めている方が多いのです。
SEO対策はプロに依頼しないと成果を出せないと思われがちですが、高度なスキルを持たない人でも基本的なポイントを押さえていれば、ある程度までは成果が上げらます。
- SEOと言っても何をしたらよいかわからない
- お金をかけずにSEOをする方法を知りたい
- どんなツールを使ってよいかわからない
このようにお悩みの方のために、本記事では、はじめてSEOを行う人が自分で取り組めるように、たった5つの手順にまとめて解説します。
※無料でダウンロードできるSEO対策チェックシートをご用意しています。こちらもあわせてご活用ください。
SEOで重要なポイントが一覧でわかる! SEO対策チェックシート(Excel形式) SEO対策における基本的なチェック項目を45項目ピックアップしたシートです。 サイトの構造からページタイトルやリンクの使い方まで「内部対策」を中心にSEO対策の基本が網羅されたチェックシートになっています。 Excel(エクセル)形式なので、すぐに編集... 無料でダウンロードする
今からできるSEO対策で成果を上げる5ステップ
コンテンツSEOに遅過ぎることはありません。
ユーザーから支持を得られる良質なコンテンツをSEOのポイントを押さえて作成すれば、競合にも勝てる可能性は十分あるでしょう。
5つのステップを参考にトライしてください。
ステップ1:検索ユーザーの方の気持ちになって発信したい情報に関する言葉を考える
まずは、集客したいお客様(検索ユーザー)がどのようなキーワードで検索をするのか考えてみましょう。
検索ユーザーを具体的にイメージできていますか?
ターゲットとする人の性別、年齢、職業、居住地、趣味、休日の過ごし方など、具体的な人物像を想定しましょう。
チームでSEO対策を進める場合も検索ユーザーのイメージが共有しやすくなります。
「この人なら何をキーワードにして検索するんだろう?」というイメージが具体的にわいてくるはずです。
例えば、ランドセルの製造販売をしている会社を例に考えて見ましょう!
販促用ホームページの集客のためにSEO対策をするとします。
検索ユーザーとして想定するのは、来年、小学校に入学する子どもの親や祖父母です。
まずは「ランドセル」というキーワードをイメージするかもしれませんが、これではランドセルを購入したい人とは限らないので、「ランドセル 購入」や「ランドセル 通販」というキーワードが妥当でしょう。
このようなユーザーの立場で考えるのが、有効なキーワード探しの第一歩なのです。
このようなプロセスのほかに、お客様にどのようなキーワードで検索をするのかをヒアリングしてしまうのもシンプルな良い方法です。
何人かのお客様に話を聞くと、検索傾向が見えてくるでしょう。
次に、イメージした検索キーワードが、実際にはどれくらい使われているのか確かめてみましょう。
Googleのキーワードプランナーを使うと、そのキーワードが月間にどれくらいの回数検索されているかが分かります。
検索キーワードに関連したキーワードも発見できますので便利です。
検索ボリュームは、ユーザーの検索動機の数だと考えます。
たとえば、「ランドセル 通販 格安」「ランドセル 通販 本革」など、キーワードのバリエーションが増えると、さらに多くのユーザーと出会うきっかけを見つけたことになるでしょう。
関連記事:SEOの基本「キーワード選定のコツ」をプロが徹底解説!【初心者向け】
ステップ2:対策するキーワードにおけるユーザーが検索して叶えたい望みや悩みを考える
さて、対策するキーワードから、ユーザーが何を目的として検索をするのか具体的にイメージしてみましょう。
「ランドセル 通販 本革」というキーワードならどのように考えますか?
このキーワードで検索するユーザーは、人工皮革ではなく本革のランドセルを購入できる通販ショップを探しているでしょう。
別のキーワードで考えてみます。
悩みや問題の解決は、ユーザーの検索意図としてよくあるケースです。「醤油 シミ」というキーワードの検索意図は、服についてしまった醤油のシミを落とす方法を探すことだと予測できます。
実際にGoogleで「醤油 シミ」というキーワードを検索したところ、検索結果の1ページ目に表示されたすべてが醤油のシミ抜きの方法でした。
実際に検索して現在上位にあるページと自分が予測する検索意図に乖離があると、作成したページが上位にならない恐れがあります。
上位のページが、この検索キーワードにおいて、Googleに評価されているという事実を理解しなければいけません。
この考え方が集客したいユーザーのニーズに応えるコンテンツを作るコツです。
関連記事:上位表示されるコンテンツ設計とは?検索意図に応える方法を解説
ステップ3:叶えたい望みや悩みをもとにユーザーの興味を引く見出し案の作成を考える
ページを作成する前にやっておくと、出来上がりがぐっと良くなる方法があります。それは「見出し案」の作成です。
見出しを作成しておくと、コンテンツの構成が明確になり、展開にメリハリが出ます。
ページにアクセスしたユーザーが見出しをきっかけに興味を持つこともあるでしょう。
また、ユーザーの検索意図をもとに見出しをつくるとSEOに有効なキーワードを盛り込めるため、ページ評価を上げる一助になることも期待できるのです。
タイトルが「相場を教えて!築40年のマンションリフォーム」だった場合を例にします。
このタイトルは「マンション リフォーム 相場」というキーワードのSEOをする想定です。
コンテンツを読むユーザーが家の中のすべてをリフォームするとは限りません。
そのため、「水回りの工事」「フローリングの工事」「間取り変更の工事」といった場所別の見出しのもと、相場金額を提示するとよいでしょう。
次に、それぞれの相場を示した後の展開として、「相場より安い優良リフォーム業者の選び方」といった見出しを考えます。
この検索を行うユーザーは金額にシビアであり、安くリフォームをするために相場を知りたいと仮説を立てられるからです。
見出しに使うキーワードには、関連キーワードを参考にしましょう。
ページに対策するメインキーワードと関連性が高く、ユーザーの検索ニーズを反映したものでもあります。
このようにユーザーの目的をイメージしながら、見出しを考えると、ユーザーの検索動機を捉えた的確なコンテンツに近づけます。
ただし、検索動機やSEOを気にしすぎて、ユーザーの興味を引くことを忘れてはいけません。
広告の見出しのつもりで、惹きつけるものを作成しましょう。
関連記事:SEO対策における見出しタグ(h1など)の付け方・作り方をプロが解説!
ステップ4:検索ユーザーの使う言葉に気を配り、分かりやすさ・明瞭さを意識してライティングをする
コンテンツの本文のライディングは、集客したいユーザーをイメージしながら行いましょう。
ユーザーが普段使う言葉を意識して本文中に入れると読みやすくなるだけではなく、SEOにおいても有利です。
同じ言葉でも、人によって使い方が異なります。
例えば、「椅子」をカタカナで「イス」と入力する人も多くいるのです。Googleは、こういった言葉の揺れにも対応できるようにつくられていますが、「椅子」と「イス」のどちらで検索しても検索結果がまったく同一とは限りません。
つまり、ユーザーの使う言葉に配慮したライティングが必要です。
SEOを考慮したライディングの話が長くなりましたが、Googleだけではなく、ユーザーの満足度を第一に考えたコンテンツづくりに注力しましょう。
作文のコツに近くなりますが、ユーザーが文章を読みやすいように、一文が長すぎないように注意するのも大切です。
また、文末の度に「~です」で終わるなど、同じ言葉が続く場合は文章のリズムが悪くなるので、「~です」の次は「~ます」にするなど変化をつけましょう。
ステップ5:HTML要素・ページスピードに気をつけてコンテンツを編集・公開する
書き上げたテキストをページにします。
ここで大切なのは、ユーザーだけではなくGoogleにも読みやすいページを構成することです。
ページの情報をできるだけ明確に伝えられるように、ページのタイトルや、紹介文であるmeta description(メタ・ディスクリプション)といったHTML要素を整えます。
タイトルは32文字以内、meta descriptionは120文字程度が妥当です。
ユーザーにページの主旨が伝わるように簡潔に作成しましょう。
また、見出しはSEOにとって特に重要です。
Googleは、見出しに使う「Hタグ」をコンテンツの中でも重要な要素として解釈します。
「Hタグ」はH1~H6まであり、見出しの大きいものをH1、次にH2、H3と見出しが小さくなるごとに数字を大きくするのがポイントです。
コンテンツに画像を含む場合は、ファイルのサイズに注意しましょう。
できるだけファイル容量を軽くし、ページの読み込み速度の負担にならないようにします。
ページの読み込み速度が遅くなるとユーザーが離脱しやすくなるだけではなく、SEOにとってもマイナスの要因になるので気をつけましょう。
また、画像にはalt属性という画像の説明を入れられる部分があります。
alt属性に何も入れていないと「alt=””」というようにブランクになりますが、これではGoogleが何の画像なのか理解できません。
キーワードを含めた短い説明を入れましょう。
また、本文中に、別ページや他のサイトへのリンクがあるときは、リンクを貼る文章にリンク先のページと一致した情報を搭載します。
リンク文が「こちら」だけにならないように、リンク先がわかる説明が必要ということです。
SEOには、有効なテキストの使い方が必要なのです。
コンテンツが出来上がったら、誤字脱字の最終チェックを行い、ページを公開しましょう。
関連記事:【入門版】SEO対策における画像やaltタグの使い方を1から丁寧に解説します!
SEOの対策の種類と自分でできるSEOのポイント
ここでは、先ほどご説明した5ステップから、さらに踏み込んでSEO対策をしたい人向けに、SEO対策のポイントをご紹介します。
内部対策|Googleに正しくサイトが評価してもらうために行う施策
内部対策とは、自分のサイトをGoogleが評価しやすいように改善することです。
Googleは独自のロボット(クローラー)を開発し、世界中のサイトを巡回しています。
そのクローラーが巡回しやすいサイトをつくることがSEO対策の第一歩です。
Googleが読みやすいサイトの構造にする
必定な情報を探すために何度もクリックをしてサイトの奥深くに入り込んだ経験はありませんか?
このようなサイトは人間だけではなく、Googleにとってもわかりづらいのです。
重要なページをGoogleに伝えられず、検索結果に表示されないという事態は避けるべきです。
そのため2クリック以内でどのページにもたどり着けるシンプルな構造にしましょう。
また、XMLサイトマップというGoogleが読み取るためのサイトの構成図を登録するのも有効です。
少し専門的な内容になりますので、詳細は下記の記事をご覧ください。
関連記事:XMLサイトマップ(sitemap.xml)作成&送信方法マニュアル【専門知識不要】
Googleがページを読みやすくする
Googleのロボットはサイト内の様々なページを巡回します。
それぞれのページの内容が伝わりやすいように工夫する必要があるのです。
そのために、ページのタイトルやページ紹介文であるmeta description(メタ・ディスクリプション)を用意します。
記事本文の見出しには、Hタグという目印をつけ重要なポイントであることを明示しましょう。これらに、上位を獲りたいキーワードを含ませて、ページのテーマをGoogleに主張します。
ユーザーが検索するキーワードを使う
SEO対策のために使うキーワードは、ユーザーが検索するときに使用するものにします。
誰も検索しないキーワードで1位を獲得しても意味がありません。
顧客がどのような検索キーワードを使うのか聞いてみましょう。
一ヶ月にどれくらい検索されるキーワードか確認できるGoogleのキーワードプランナーというツールもあります。
スマートフォンからの閲覧に最適なデザインにする
いまや業種によっては、ユーザーの90%がスマートフォンを使って閲覧しているでしょう。
Googleも、スマートフォンユーザーから見やすいサイトを推奨しています。
閲覧端末によって、見やすいページレイアウトに切り替わるレスポンシブ仕様のサイトに
しましょう。
ページの読み込み速度はできるだけ短くする
アクセスしてからページが表示されるまで時間がかかると、諦めてしまうことはありませんか?
不便に感じるこの状況をGoogleも低く評価します。スムーズにページが表示されるように、ページを作る言語であるHTMLや画像が軽量になるように制作会社に依頼しましょう。
外部対策|サイトのWeb上での存在感を増すために行う施策
外部対策は、他のサイトから自分のサイトへのリンクを貼るなど、自分のサイト外に目を向けた施策です。
自分だけではできないため、外部との関わりをつくる必要があります。
低品質な被リンクを避ける
他のサイトから自分のサイトへのリンクを被リンクと言います。
以前は被リンクの数が多いとSEOに効果がありましたが、現在は被リンクの数ではなく質が重要。
役に立つ優良なサイトからの被リンクは効果的ですが、故意に検索順位を上げるために作られた低品質なサイトからの被リンクはマイナスでしかありません。
低品質な被リンクを販売する会社もあります。
得体の知れない被リンクを受けたことで検索順位を大きく下げる可能性があるので、「被リンクで一気にサイトの順位が上がります!」といった話には気をつけましょう。
関連記事:スパムリンクの危険性。スパムリンクの確認方法と否認方法を丁寧に解説
リンク切れを防ぐ
「ユーザーにとって便利だろうと貼ったリンク先のサイトが消えていた」ということがあります。
このようなリンク切れは、ユーザーが不便に感じるだけではなく、Googleからの評価も下がる恐れがあります。
ただ、すべてのページのリンク状況を把握するのは困難です。
以下のようなサービスで、リンク切れが発生しているページを見つけましょう。
関連記事:被リンクチェックの方法からツールのまで徹底解説【無料・有料ツール比較表あり】
ナチュラルリンクを増やす
ユーザーにとって有益な情報があふれる高品質なサイトから自然に発生した被リンクは、Googleからの評価が高くSEOに効果的です。
これはナチュラルリンクと呼ばれ、必然的に関連性の高いサイトからの流入が増加します。
関連記事:被リンクはどう増やす?効率的に増やす被リンクの基礎
SNSで認知を拡大する
TwitterなどのSNSや他のサイトに、自分のサイトの名称などが掲載されるとSEOに有利な可能性があります。
これはサイテーション(言及)と呼ばれる施策であり、サイトへのリンクを必要とするわけではありません。
あくまでもサイト名やブランド名、会社名などが載っていればよいのです。
拡散効果の高いSNSでサイテーション施策を実施できれば理想的でしょう。
関連記事:サイテーションのSEO効果と影響!SEO対策に知っておきたい最新情報
ソーシャルボタンを設置する
ブログ記事にFacebookやTwitterなどのSNSにシェアボタンが付いているのを
あなたは見たことはありませんか?
このようなソーシャルボタンの設置は、前述のサイテーションを狙う上でも有効です。
Web上にホームページの情報が露出する機会をできるだけ増やしましょう。
関連記事:SEO外部対策とは?実践ガイドと被リンクチェックのツールまとめ
コンテンツSEO|ユーザーの検索する動機に応える記事で上位表示を狙う施策
内部対策や外部対策はGoogleからの評価を高めるために行いますが、コンテンツSEOはユーザーに対して行います。
ユーザーがなぜ検索を行うのかを考えてコンテンツを作らなければいけません。
ユーザーに必要とされるコンテンツが最強
SEOのために有料リンクを集めただけのサイトが淘汰され、現在のSEOにはコンテンツの質の高さが求められます。
Googleにはユーザーの役に立つサイトを上位に表示するスタンスがあるのです。
ユーザーに必要とされるサイトが検索順位でも勝者になります。
高品質なコンテンツに勝るものはないという考え方をSEO業界では「コンテンツイズキング」と言います。
関連記事:SEO対策に最重要のE-A-Tとは?3つを高める対策も紹介
ユーザーの検索意図を理解する
高品質なコンテンツはユーザーにとって価値が高いためアクセスが多く、Googleからも高く評価されます。
つまり、ユーザーが何を目的としてコンテンツを求めているのか知り、ニーズに応える必要があるのです。
関連記事:上位表示されるコンテンツ設計とは?検索意図に応える方法を解説
特に高い品質を求められる分野がある
Google検索品質評価ガイドラインに定義されているYMYL(Your Money or Your Life)は、幸福、健康、経済的な安定、安全に対して影響を与える可能性のあるページを対象にしており、順位の変動が大きい分野です。
ショッピング、金銭、医療、法律、公的な情報、養子縁組などのページは、特に高い品質が求められます。ページに掲載する情報の信頼性が求められることを留意しましょう。
関連記事:YMYLとは?Googleの意図と背景&SEO対策で知っておくべき基礎知識
面倒な作業はチャンスと捉える
図や表で説明した方がわかりやすい場合があります。
一見、面倒な作業ですが、このような場合はチャンスです。
競合するコンテンツよりわかりやすくなり、ユーザーから支持を得られる可能性が
高まるでしょう。
考え過ぎず良質なコンテンツに専念する
SEOについて考え過ぎると不自然にキーワードを詰め込んでしまうなど、コンテンツの品質を下げてしまう恐れがあります。
まずはユーザーの動機に100%応えられるコンテンツの作成だけを考えるべきです。
ユーザーが再検索をする必要がないようにしましょう。
関連記事:コンテンツSEOで検索上位を狙う手法・メリットを詳しく解説【初心者向け】
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【コラム】SEOを知るために、品質評価ガイドラインには目を通しておこう
SEOの根本を理解するためには、品質評価ガイドラインのチェックが欠かせません。
サイトを評価するGoogleが示す方針を把握すると、SEOへの理解がぐっと深まります。
Googleが提供するウェブマスター向けガイドラインの公式ページです。
一般的なガイドラインと品質に関するガイドラインの2つで構成されています。
一般的なガイドラインは、Googleによるインデックスとランク付けがスムーズになるように、サイト側で行うべきことの内容です。
また、サイトの訪問者の利便性を高めるために留意するべきことの記載もあります。
品質に関するガイドラインは、インデックスからの削除やスパムと見なされる不正行為に関する記載です。
Googleの品質評価ガイドラインは、初心者にとって難しい表現が含まれており、まだSEOの経験が浅い人にとって理解しにくい場合があります。
このページは初心者をターゲットにした分かりやすい解説が魅力です。2019年9月に発表された最新バージョンの検索品質評価ガイドライン(General Guidelines)にも対応しています。
対応の速さもありがたく、Googleの公式ページとあわせて目を通すと、理解が深まるでしょう。
早速導入したい。
自分でSEOを始める際のおすすめツール
導入するとSEOを効率的に進められる便利なツールをご紹介します。
(無料)Google Search Console|サイトの管理・健康診断ができるツール
Google Search Consoleは、サイトがどのようなキーワードで検索されたときに検索結果に表示されているか、どのページがGoogleに登録されているかといった情報を簡単に確認できるツールです。
2015年まではウェブマスターツールと呼ばれていました。
キーワード検索によってサイトに流入したユーザーのクリック数、クリック率のほか、サイトに訪問する前のユーザーの動向もあわせて確認できます。
アカウントを取得すれば誰にでも利用できます。
関連記事:【入門版】Google Search Consoleの登録・設定方法&使い方【スタートアップガイド】
(無料)Google Analytics|サイトへの流入・アクセス解析ができるツール
Google Analyticsは、サイト上でのユーザーの行動データの取得や目標の達成数のカウントなどが可能なアクセス解析ツールです。
簡単な操作で流入経路や検索キーワード、ユーザー属性などを把握でき、複数のユーザーとのデータ共有もできます。
アクセス動向を期間ごとに比較することや、リアルタイムのサイト状況表示も可能です。
データの出力に便利なカスタムレポート機能を使うと、デフォルトでは表示できない自分ならではの集計レポートを作成できます。
関連記事:【入門版】Googleアナリティクスの設定方法&使い方【スタートアップガイド】
(無料プランあり)GRC|施策ページの掲載順位を追えるツール
出典:GRC
GRCは、検索キーワードを登録しておけば、Google、Yahoo!、Bingにおける日々の検索順位を取得できるツールです。
順位を計測するタイミングの指定や、検索順位のグラフ表示もできます。また、調査するキーワードにおいてサイト内のどのページが何位なのかを確認する機能があり、ページごとの状況を把握しできるのも便利です。
無料でも利用できますが、項目数に上限があるため、複数のサイトを管理している場合は有料プランがオススメです。
一番手頃プランは年間4,500円という安さが魅力です。
(有料)ahrefs|競合サイトの詳細の分析やコンテンツ案の参考になるツール
出典:ahrefs
ahrefsは、自分のサイトだけではなく、競合のサイトの被リンクや上位コンテンツなどの情報を取得できます。
世界最大級の14兆ものリンクデータと1.8兆のページURLを保有しながらも、24時間ごとに約40億ページをクロールするデータ量とスピードが強みです。
ソーシャルメディアで話題になっている記事をキーワードから調査する機能や、検索ボリュームやSEOの難易度を調査できる機能を搭載しています。
有料プランのみのサービスであり、最低料金は月額99ドルです。
関連記事:【完全保存版】有料/無料のSEO対策向けツールを徹底網羅!目的別にご紹介します
自分でSEOを行うための効率の良いインプットガイド
SEOの成果は取り組む人の知識によって大きく左右されます。
次にピックアップした書籍・サイトは、効率よくSEOの基礎を学べるのです。
しっかりとした基礎を身につけた上で、新しい情報を取り入れたほうが精度の高いSEOを実施できるでしょう。
SEO初心者向け|SEOを学ぶにおすすめな参考本
初心者向けの基礎知識を効率的に学習できる良書をご紹介します。
10年つかえるSEOの基本|SEOの概念をイメージで理解できる良本
出典:10年つかえるSEOの基本 (amazon)
SEOの基本を学べます。
この本を読んで習得できるのは、小手先のテクニックではなく、SEOの考え方です。
初心者でも理解しやすい著者の工夫が随所に見られる一冊です。
沈黙のWebライティング|コンテンツの質とは何かを教えてくれる良本
一目見たら忘れられないインパクトのある本です。
SEOに効果的なライディングを、謎のWebマーケッターが活躍するストーリーを通じて学べます。
ありがちな実用書が苦手という方にはもってこいです。
いちばんやさしい新しいSEOの教本| SEOの知識を体系化して学べる良本
出典:いちばんやさしい新しいSEOの教本 (amazon)
SEOの基礎知識から業種ごとに使えるサイトマップやキーワードマップまで掲載した実用書です。
実践を意識した書き方や付録がありがたい一冊です。
関連記事:SEO対策の学習におすすめの本8冊を目的別に紹介【2020年度保存版】
SEO中級者向け|最新のトレンドをウォッチするために
SEOの基礎知識を身につけた中級者は、SEOの最新情報をどんどん吸収できるサイトを常用しましょう。
日頃からディープな情報に触れていると、自然と知識が深くなります。
海外SEO情報ブログ|Google関連の海外SEO情報をキャッチアップできるサイト
出典:海外SEO情報ブログ
タイトルの通り、海外発のSEO情報を分かりやすく解説しています。
英語で話すGoogleの動画でも、このブログの記事を読めば日本語でしっかり理解できるので、大変ありがたい存在です。
SEOHACK|SEOの施策実績などが豊富で施策のアイデアをキャッチアップできるサイト
出典:SEOHACK
SEOの技術的な要素や事例、コンテンツマーケティングなどに関するブログです。
SEOコンサルティングやWebコンサルティングを行なっているナイル株式会社が運営しています。
SEOjapan|少しテック&ギークな海外SEOの施策トレンドをキャッチアップできるサイト
出典:SEOjapan
アイオイクス株式会社が運営するSEOを中心としたWebマーケティングをテーマにしたスタッフブログです。
海外のSEO関連のインタビュー記事からの技術情報など、英語ができなければスムーズに手に入らないネタが溢れています。
【まとめ】自分でSEO対策をする際に気をつけたいポイント
大量の被リンクを買い集めるような作為的なSEOの時代は終わりました。今、目の前にあるWebの世界では、検索ユーザーのニーズに真摯に向き合い、地道にコンテンツを積み重ねた人が検索上位を手に入れるのです。
すぐに検索順位が上がらなくても、丁寧に取り組めば、結果は後からついてくるでしょう。
過去に私がレクチャーした中には、4年でオーガニックサーチのトラフィックを約10倍にした人もいます。
広告を使わずに十分な集客を実現しているのです。
このようなコツコツ型のSEOが有効となる傾向は、これからも続くでしょう。
今回ご説明したSEOの方法は、まさにスタンダードな手法であり、攻略したい検索キーワードの難易度が高くなければ、決して難しいものではありません。
しかし、強い競合がいる検索キーワードを狙う場合は、経験から身につけたさらに詳しいノウハウが必要です。
一人で立ち向かうより、SEOコンサル会社に相談してみてはいかがでしょうか。
コンサルタントの視点から見ても、進行が早いWebマーケティングの世界だからこそ、時間がかかりそうな課題はプロの力を活用したほうが有利に展開しやすいと考えます。
まずは自分のサイトを取り巻く状況を確認しましょう。
関連記事:SEO対策の費用と相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】
Q. SEO対策は何から始めた方が良い?
SEO対策の手順として「?タイトルタグとテキストの設定」「?検索ニーズ・キーワードを探す」「?対応するコンテンツやページを作る」「?内部リンク構造を最適化する」「?コンテンツの品質や信頼性を明示する」「?告知活動で良い評判やリンクを獲得する」の6つの手順が挙げられます。
Q. SEO対策を成功させるポイントは?
良質なコンテンツ作成や適切なキーワード選定、内部・外部のリンク戦略など、SEO対策を成功させるにはさまざまなポイントがあります。その中で重要なのは、ユーザーのニーズに応えるコンテンツを提供することです。詳細は記事内をご覧ください。
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さらに相場を理解するためのポイントや
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この記事を書いた人
Web幹事運営事務局
ホームページ制作会社経験者を中心に構成されたWeb幹事の編集メンバーです。ホームページ制作に関する情報を、業界で培ってきたプロならではの経験とノウハウをもとに分かりやすくご紹介します。
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