成果報酬型SEOのメリット・デメリット。格安SEO業者のリスクと注意点【2024年最新版】

成果報酬型SEOのメリット・デメリット

SEO対策を検討するWeb担当者にとって、気になるのは料金体系です。
SEO対策業者の広告やホームページでよく見かける「成果報酬型」。
成果が出なければ料金が発生しないので安心とコストメリットを謳っているのが特徴です。

Web担当者にとって、一見魅力的なことばかり書かれていますが、信頼して良いのかと迷っている人も多いでしょう。

そこで今回は、

  • 実際の料金体系がわからない
  • 本当にお得なのだろうか
  • 実は何かデメリットが生じるのではないだろうか

といった方のために、今回は格安SEO業者のサービスについて、リスクと注意点を解説します。

※なお、SEO対策会社の探し方・選び方がわからない!という方はお気軽にご相談ください。
あなたの目的と予算に合わせて最適な業者をご紹介します。

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目次
  1. 1. 成果報酬型SEOの料金システムとは?
    1. 1-1. 事前に決めた目標が達成されると費用が発生するシステム
  2. 2. 成果報酬型SEOの施策の特徴
    1. 2-1. 圧倒的に低コストな費用形態が多い
    2. 2-2. 施策の内容は被リンク施策が多い
  3. 3. 成果報酬型SEO会社の被リンクの質は注意が必要
  4. 4. 成果報酬型SEOの問題点・リスク
    1. 4-1. 被リンク施策によるペナルティリスク
    2. 4-2. 施策としての内部施策などの軽視
    3. 4-3. 施策としてのコンテンツSEOの軽視
  5. 5. 【まとめ】成果報酬型の格安SEO業者への依頼は危険がいっぱい
    1. 5-1. SEO対策をプロに任せたい方へ

成果報酬型SEOの料金システムとは?

事前に決めた目標が達成されると費用が発生するシステム

成果報酬型SEOは、事前に取り決めをした目標が達成された場合に費用が発生するシステムです。

多くの場合、依頼したキーワードが10位以内にランクインした日数から費用を算出します。
10位以内を獲得した場合の料金は固定ではなく、順位によって金額が異なるのが一般的。

例えば、6位〜10位までの費用より1位〜5位は高いという価格グレードの設定が挙げられます。

1位に特に高い料金を設定しているケースもあるなど、SEO業者によって料金発生時のコスト体系は異なります。

  • 成果報酬の他に初期費用が必要なケースも多い
  • 最低契約期間があり継続的な費用発生がある

といったことも考慮する必要があります。

成果報酬型SEOコスト例

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成果報酬型SEOの施策の特徴

成果報酬型SEOがどのようなものなのか特徴をご説明します。

圧倒的に低コストな費用形態が多い

成果報酬型SEOは、上位を獲得しなければ無駄な投資になってしまうと懸念してしまう定額制SEO対策の不安を払拭します。

1位を獲得しても1つのキーワードに対し1日あたりの成果報酬が1000円以下のSEO業者もあり、低コストな費用形態が魅力的です。
安価な費用形態を持つSEO業者が多いですが、複数のキーワードの成果達成を維持すると、月間の支出はとても大きくなってしまいます。

通販のようにキーワードの順位上昇によって想定する売上金額の予測をしやすいものなら影響は少ないかもしれません。

しかし、不動産の販売など、Web集客を実現した後に営業努力を必要とする特性の商品を売る場合は、綿密な予算計画が必要です。
事前に最低契約期間を考慮して、成果報酬が発生した場合のコスト試算をしておくべきでしょう。

施策の内容は被リンク施策が多い

成果報酬型SEOを依頼したとき、SEO業者が行う施策は、内部対策と外部対策です。
内部対策の目的はGoogleに評価されやすいサイト構造を作り上げることであり、SEO対策には欠かせません。
しかし、内部対策は効果が出るまで時間がかかるので成果報酬型SEOではあまり重視されません。

外部対策は、ホームページに対し、外部のサイトから品質の高い被リンクを集めることです。
成果報酬型SEOでは、被リンク施策を中心した外部対策に力を入れます。
ページを有意義だと思ったユーザーが誰かに紹介したいと付けたリンクなら、Googleから品質が高いと評価されるのです。

しかし、このようなリンクを思い通りに発生させるのは困難です。
そのため、成果報酬型SEOでは作為的な被リンクを作り出します。
自作自演で被リンクを作り出せば、自然に被リンクが発生するまでの時間を気にせず、効率的に外部対策を進められるからです。

様々な業種のクライアントに対応するため、幅広いジャンルの被リンク専用のサイトを量産している業者もあります。実はこのような自作自演の被リンク施策には、大きなリスクが潜んでいます。
外部対策は、被リンクの品質によって逆効果になってしまう恐れがあるのです。

被リンクの詳しい知識や、正しい増やし方については以下の記事をご覧ください。

関連記事:被リンクとは?SEOへの効果、増やす方法まで初心者向けに解説

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成果報酬型SEO会社の被リンクの質は注意が必要

成果報酬型SEO会社は被リンクを使った外部対策を行う場合が多いと前述しました。そもそもお金を払って被リンクを集めることはGoogleの品質に関するガイドラインに違反しています。

Googleでは、被リンクの売買を行い、作為的なリンクを設置する行為を「リンクプログラム」と呼んでおり、検索結果の操作を目的とした違反行為だと認識しているのです。

リンクプログラムのように検索エンジンの裏をかくSEO対策は、ブラックハットSEOと呼ばれる手法のひとつです。サイトごとの施策に手間をかけずに、無理やり順位を上げようとする成果報酬型SEO会社の常套手段とも言えます。

当然、このような自作自演サイトからの作為的な被リンクの質は低いものであり、検索順位を上げたいページにとって、リスクの高い施策になるのです。
ユーザーにとって価値のあるページを見つけやすくしようとしているGoogleのスタンスに逆行している作為的な施策であり、高い品質だと見なされることはないと認識しておきましょう。

関連記事SEO外部対策とは?実践ガイドと被リンクチェックのツールまとめ

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成果報酬型SEOの問題点・リスク

成果報酬型SEOは、一般的に作業にあまり時間をかけずに早く検索順位を上げようする手法が行われています。しかし、それに伴うリスクがあることを理解しておかなければいけません。

成果報酬型SEOのリスク

被リンク施策によるペナルティリスク

自作自演サイトを使った被リンク施策は、Googleからペナルティを受け、検索順位が大きく下落してしまったり、検索結果に表示されなくなってしまう恐れがあります。

自作自演サイトがGoogleから低品質だと見なされている場合、そのサイトから自分のサイトに送られた被リンクは、不自然なリンクだと判断されてしまうのです。
2012年に実施されたペンギンアップデートというページ評価プログラムのアップデートの後からは不正なリンクを厳しく取り締まる動きが強くなりました。

被リンクが原因でペナルティを受けてしまった場合、黙っていても解決するわけではなく、原因となる被リンクの解除作業が必要です。
成果報酬型SEO会社との契約がある状態なら被リンクをはずしてもらえばよいでしょう。

しかし、信頼性の低いSEO業者だったため連絡が取れないという悲劇もありえます。
どれが自作自演の被リンクなのかわからなくなったという嘆きの声を聞くこともあるのです。
それだけ被リンクは影響力があるものであり、自作自演リンクに潜んだリスクを把握しておかなければいけません。

関連記事被リンクはどう増やす?効率的に増やす被リンクの基礎

施策としての内部施策などの軽視

成果報酬型SEOは、手間のかかる内部対策にはあまり時間をかけないところに問題があります。
内部対策は、Googleからの評価されやすいサイト構造を作り上げることであり、SEO対策にとって、被リンクを利用した外部対策より遥かに重要です。

自分のサイトに対して施す内部対策こそ、外部の影響を受けずにやりやすい施策のはずですが、HTMLの書き方や、画像の重さ、リンクの設計や記述調整など、対処するべきことが多くSEO業者にとって作業負担が多いのも事実です。

そのため、成果報酬型SEOの業者は、手間をかけずに済む外部施策に中心に実施する傾向があり、内部施策を軽視することが多いでしょう。内部施策の中身や重要性については下記を参考にしてください。

関連記事SEOの内部対策とは?基本15のチェックリスト!外部対策との違いも解説

施策としてのコンテンツSEOの軽視

SEOに作業負担をかけない成果報酬型SEOは、検索順位の決定にコンテンツの質を重視するコンテンツSEOを考慮しないところに問題があります。

コンテンツSEOは、ユーザーの必要とする情報を掲載したコンテンツを提供することで、Googleから高い評価を受け検索順位を上昇させる施策です。
ユーザーが何を求めて検索を行なっているかを把握し、的確なコンテンツを作成するため、準備には時間がかかります。

しかし、その負担以上に、検索意図に沿ったキーワードの利用によるサイト訪問者の増加や、自然発生の被リンクであるナチュラルリンクの獲得など、大きなメリットがあるのです。
コンテンツSEOは、作為的な被リンクを使うブラックハットSEOと対極な存在であるホワイトハットSEOの手法であり、Googleの品質に関するガイドラインを遵守した的確なSEOと言えます。

品質の高いコンテンツを積み重ねることで、継続的な効果を期待できるコンテンツSEOを軽視してはいけません。コンテンツSEOの中身については以下の記事を参考にしてください。

関連記事コンテンツSEOとは?検索上位を狙うコツ・事例・費用を解説!

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【まとめ】成果報酬型の格安SEO業者への依頼は危険がいっぱい

成果が出てから報酬額が発生するハードルの低さは、一見魅力的に感じるかもしれません。
しかし、その分SEO対策業者は早く成果を出さなければコストばかりかかるので、即効性のみを考えた乱暴な施策が多くなってしまうのです。

検索順位を上げたいばかりに、安易に成果報酬型の格安SEO業者に依頼すると、Googleの品質ガイドライン違反に該当する「被リンクの売買」をすることになるのです。

結果として、被リンクだけではなくペナルティまで買ってしまったとなると、悔やんでも悔やみきれないでしょう。
初期費用ばかり高くて、実際の施策は何もしない格安SEO業者が存在するという話も聞きます。
具体的な施策内容が見えにくいと、大切なサイトを任せるのはかなり不安です。

すべての成果報酬型の格安SEO業者がリスクの高いサービスを提供しているわけではありません。
ただ、被リンク施策によるSEO対策を中心に行なっており、検索順位を下げてしまうリスクが潜んでいる会社が多いことを覚えておきましょう。

SEO対策は、会社にとって大切なドメインとホームページに大きな影響を与える作業です。
SEO業者選びは特に慎重になり、ブラックハットSEOには手を出さない実績と信頼を兼ね備えた会社を選択しましょう。

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コンサルタントのご紹介 Web幹事 コンサルタント 岩田真 岩田 Web制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

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Q. 成果報酬型SEOののメリットは?

成果報酬型SEOのメリットとして「低コストな費用形態が多い」「成果が出ない場合は費用がかからない」等が挙げられます。それぞれの詳しい特徴は記事内で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。