SEO対策会社に見積もりを依頼する前に覚えておくべき知識 【項目解説&業界のカラクリも】【2024年最新版】

SEO対策会社に見積もりを依頼する前に覚えておくべき知識 【項目解説&業界のカラクリも】

SEO対策に関するノウハウが自社内になく、外部委託する際にはどのようなポイントに気を付ければよいのでしょうか。

・SEO対策で失敗したくない
・SEO対策会社の見積もりの見方がわからない
・SEO対策にはどのようなコストがかかるのか?

のようなお悩みはありませんか?
本記事ではSEO対策会社が作る見積書を参考に、各々の項目、見積書のカラクリをご説明します。

※SEO対策を専門家に依頼したいが、選び方が分からない!という方はWeb幹事にご相談ください。あなたの要件をヒアリングして、最適なSEO対策会社をご紹介します。

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目次
  1. 1. そもそもSEO対策とは?
    1. 1-1. SEO対策の主な3つの方法
    2. 1-2. SEOは「検索体験最適化」を意識する
  2. 2. SEO対策を依頼する際のパターン
    1. 2-1. 月額固定型のSEO対策の見積もりの内訳
  3. 3. その他のSEO対策の見積もりパターン
    1. 3-1. 成果報酬型
    2. 3-2. キーワード課金型
  4. 4. SEO対策の見積もり①:初期分析費用
    1. 4-1. 1-a:サイト全体現状分析
    2. 4-2. 1-b:キーワード調査
    3. 4-3. 1-c:被リンク調査
  5. 5. SEO対策の見積もり②:運用費用
    1. 5-1. 内部SEO
    2. 5-2. 内部リンク改善
    3. 5-3. コンテンツ改善
    4. 5-4. 定期レポート
    5. 5-5. ディレクション
  6. 6. SEO対策の見積もり③:新規コンテンツ制作費用
    1. 6-1. コンテンツSEOのステップ
    2. 6-2. 記事制作にかかる費用
  7. 7. SEO対策の見積もりのカラクリ
    1. 7-1. 基本的には「原価=人件費」
    2. 7-2. コンテンツ制作を依頼すると金額は大きく上がる
  8. 8. SEO対策の見積もりで気をつけるべきポイント
    1. 8-1. 1:分からない項目は必ず質問する
    2. 8-2. 2:金額だけで発注先を選定しない
    3. 8-3. 3:見積書だけでなく提案書も確認する
    4. 8-4. SEO対策会社からの見積もりが予算をオーバーした場合
  9. 9. SEO対策の見積書 まとめ
    1. 9-1. SEO対策会社選びが不安な方へ

そもそもSEO対策とは?

SEO対策の見積もりを説明する上で、聞き慣れない専門用語が多く登場します。まずは、SEO対策の基礎知識を確認しておきましょう。

SEO対策の主な3つの方法

3種類のSEO対策

SEO対策と一口に言っても、大きく分けると3種類の対策があります。このうちどれが欠けても上位表示は難しくなります。

・高品質なコンテンツを作る(コンテンツSEO)
・サイトの内部を整備する(内部対策)
・他のメディアなど外部から評価してもらう(外部対策)

コンテンツ単体の良さだけでなく、SEOはドメインパワー(検索エンジンからのWebサイトへの評価)も大事。コンテンツSEO(ライター・編集者の領域)、内部対策(主にエンジニア領域)、外部対策(広報活動の領域)とそれぞれ役割も異なります

SEOは「検索体験最適化」を意識する

現代のSEOに必要な要素

SEOにおける決定権を持つGoogleが最も優先していることは「ユーザーファースト」です。コンテンツはユーザーの悩みに「的確」に答えているか、「使いやすい」かの検索体験を重視します。

検索エンジンにコンテンツを良く見せる小手先のテクニックが通用したのは昔の話。Googleがユーザー行動を詳細に分析できるようなった今では「検索体験最適化(Search Experience Optimization)」が必要になっています。

SEO対策=「検索エンジン最適化」×「検索体験最適化」であり、ユーザーと検索エンジン両方に対する「接客・おもてなし」。メジャーリーガーの大谷翔平選手のように二刀流で対策を行う必要があるのです。

関連記事SEO対策とは?上位表示のやり方・方法を初心者にわかりやすく解説

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SEO対策を依頼する際のパターン

SEO対策内容 タイプ 費用・料金 目的 対策概要
SEOコンサルティング
(総合的コンサル)
月額固定費用型

10〜50万円/月
(大規模サイトの場合

100万円を超えることも)

サイト企画から
コンテンツ作成までの

全てを見てもらう

調査・分析・企画
コンテンツの作成指示
ライティング指示・指導
SEOサイト設計
コンサルティング
一括支払い型 10万円〜100万円以上 SEO効果を狙ったサイト
をスムーズに
立ち上げたい
調査・分析・企画
コンテンツSEO

一括支払い型

月額固定費用型

記事本数×記事単価
(@数千円〜10万円)
記事の作成による
アクセスアップ
コンテンツ(記事)
の作成
内部SEO対策 一括支払い 10万円〜20万円 手っ取り早く順位
を上げたい
(リスクなし)
タグや内部リンク
システム面の調査・修正
外部SEO対策

月額費用固定型
成功報酬型

1〜15万円/月
(月額固定費用型)


1〜100万円以上/月
(成功報酬型)

手っ取り早く順位
を上げたい
(リスクあり)
被リンクによる
SEO対策

SEO対策を外部の会社に委託する場合、提供サービスは会社によって様々なパターンがあり、大きく上記の5つのパターンに大別されます(※専門用語については、後ほど説明します)

・SEOコンサルティング(総合的コンサルティング)
・SEOサイト設計コンサルティング
・コンテンツSEO
・内部SEO対策
・外部SEO対策

時間をかけてでもパートナーとして伴走してもらいたいのか、それとも記事コンテンツを制作してもらいたいのか、といったニーズによって依頼する会社は異なります。

SEO対策の見積もりの目安は、コンサルを依頼する場合は月額10〜50万円、サイト設計からお願いする場合は10万円〜100万円以上、記事制作は1本5万円前後です。

ただし、単純に自社のホームページを指名検索で1位にしたいのか(Web幹事で検索した場合、このサイトが最上位に来るか)、記事を作って特定のキーワードで上位表示させたいのか(ホームページ制作など)によっても異なります。

例えば当サイト・Web幹事の場合は月に40本ほど新しい記事をリリースしています。それだけで費用は40本×5万円で200万円です。その他、Webサイトのバグがないか、新しい情報に更新するエンジニアに給料も支払っているため、全部合わせると500万円前後かかっています

そのように、SEO対策の費用はホームページによって大きく異なるため、何をどうSEO対策したいのかを考える必要があります。見積もり依頼をする際には、その会社がどのようなサービスを提供しているのかを確認したうえで問い合わせをしましょう。

月額固定型のSEO対策の見積もりの内訳

SEO対策会社から提示される見積書

上記がSEO対策を依頼した際の、見積もりの内訳です。昨今のSEO対策においては概ね3ヶ月~12ヶ月といった期間での月額運用で施策を行うことが多く、SEO対策会社から提示される見積書は【初期費用】+【月額運用費×月数】で算出されます

これらの金額は初期費用で10~30万円、月額費用で10~50万円程度となっており、さらにコンテンツ制作を代行すると、その分が上乗せされていきます。

SEO対策会社から見積もりが提示された際は、合計金額だけで判断するのではなく、どのようなサービスを提供してもらえるのか詳細を確認する必要があります。そして、SEO対策を外部の専門企業に依頼する場合、一般的には下記の流れになります。

・初期打ち合わせ/現状分析
・施策運用
・効果検証レポート/打ち合わせ

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その他のSEO対策の見積もりパターン

SEO対策会社によっては月額固定型だけではなく、成果報酬型やキーワード課金型といった料金形態のサービスもあります。これらの成果報酬型やキーワード課金型の見積書であっても、初期の分析費用は発生するのが一般的です。

成果報酬型

「●●というキーワードでの検索順位が●位より良くなったら●●円」という費用体系のサービスです。

この成果報酬型の施策は外部リンク施策を行うことが多く、つまり特定のページに外部のサイトから被リンクを集めるやり方がとられます。しかし、このような外部施策は昨今ではペナルティ対象となることが多いため、SEO対策としては推奨されません。

そのため、最近ではこのような成果報酬型サービスを提供しているSEO対策会社は減ってきています。見積もり依頼をした際に成果報酬型の料金形態だった場合は、コンサルタントに、実施する施策の内容や被リンク施策に関する考え方の他、どのような条件で費用が発生するのかをしっかりと確認しておきましょう。

参考記事:成果報酬型SEOのメリット・デメリット。格安SEO業者のリスクと注意点

※注:成果報酬型のSEO対策会社が、必ず外部施策だけを実施するというわけではありません。詳細は必ずSEO対策会社に直接確認してください。

キーワード課金型

対策するキーワードによって料金が変わるパターンです。この料金形態は、SEO対策会社が独自に定めたキーワードごとのランクがあり、そのランクによって対策費用が変わるため、対策すべきキーワードに優先順位をつけて依頼することができます

キーワード課金型の場合、大量のキーワードの対策を依頼してしまうと高額になってしまったり、そもそも勝ち目のないキーワードでの対策の場合(例:一般の企業が「Google」という指名検索で1位を獲得したい等)は対応してもらえないなどのリスクがあります。見積書が提示されたら、具体的な施策の内容や費用発生条件などをしっかりと確認しましょう。

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SEO対策の見積もり①:初期分析費用

SEO対策の初期費用

SEO対策は依頼をすればすぐに施策が実行されるわけではありません。まずは現状のSEO状況を分析することで、Webサイトの強みや課題を明らかにしていきます。このとき、GoogleアナリティクスやGoogle Search Console(サーチコンソール)といったアクセス解析ツールを使用することになります。

Googleアナリティクス・サーチコンソールの違い

Googleアナリティクスやサーチコンソールはあらかじめ設定しておかないと初期分析だけではなく運用フェーズでの効果検証もできないので、必ず設定しておきましょう。まだGoogleアナリティクスやサーチコンソールを設定していないのであれば、今すぐに設定してしまいましょう。操作は簡単です。下記の記事で設定方法を解説しています。

参考記事:【入門版】Googleアナリティクスの設定方法&使い方
参考記事:【入門版】Google Search Consoleの登録・設定方法&使い方

1-a:サイト全体現状分析

googleアナリティクス

まずはWebサイト全体の状況を分析します。Googleアナリティクスやサーチコンソールを使って流入状況や流入経路の変化などを時系列で確認したり、ユーザーや検索エンジンが情報に接しやすいサイトマップになっているかなどを調査することで、今後の施策の方向性を決め、目標とのギャップを共通認識とすることができます。

1-b:キーワード調査

検索ニーズは大別すると4分類

主にサーチコンソールを使ってWebサイトに流入している、もしくは獲得できていないキーワードを調査します。この調査を経ることでこれから新たに対策していくべきキーワードや、強化していくキーワードにあたりをつけていきます。

1-c:被リンク調査

被リンクとは

※画像引用:KEY FACTORY

被リンクとは、外部のWebサイトに自社のWebサイトのリンクを張ってもらうことです。上の画像は実際にWeb幹事を紹介していただいた例です。

被リンクは、Webサイトに直接リンクが紐付いているものを指し、以下の2つが例です。

Web幹事はおすすめ!
・Web幹事っていうサイトは便利だよ https://web-kanji.com/

ここでも主にサーチコンソールを使いながら、どのようなサイトからどの程度の被リンクを得ているかを確認します。

関連記事:被リンクとは?SEOへの効果、増やす方法まで初心者向けに解説

また、悪意のある被リンクのことをスパムリンクとよびます。スパムリンクはSEOに悪影響を与えるだけではなく、最悪のケースではGoogleからペナルティを与えられるケースもあります。あまりに悪質なスパムリンクがある場合は、しっかりとリンクを否認するなどの対策が必要となります。

スパムリンクに関しては下記の記事に詳細がありますので、気になる方はご一読ください。

参考記事:スパムリンクの危険性。スパムリンクの確認方法と否認方法を丁寧に解説

ここまでの初期分析費用にかかる調査を経て、SEO会社のコンサルタントによる実際の運用が始まります。

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SEO対策の見積もり②:運用費用

SEO対策の種類

初期の調査で現状のSEO状況がわかったら、ここから施策の運用が始まります。実際の見積書には、毎月の運用費用は固定になっていることが多いですが、その中でコンサルタントが実施した方が良いと判断した施策を行っていくことになります。毎月の運用で行われる施策は以下の通りです。

SEO対策の運用費用

内部SEO

内部対策とは、家(Webサイト)の骨組みを作ったり、リフォームをしたりする作業のこと。SEO対策における建築の仕事と言えます。具体的には、Webサイト全体のテキストや画像、HTMLタグ、リンクなどサイト内部の要素を改善するSEO対策。内部対策を実行するにはエンジニアの専門知識も必要です。大きく15の項目があります。

◎検索エンジンにコンテンツの内容を正しく伝達する

・ページタイトル(h1)にKWを含める
・meta descriptionを最適化する
・見出しタグ(h1~6)で文章構造をハッキリさせる
・画像のaltタグを適切に使う

◎検索エンジンの巡回をうながす

・XMLサイトマップを作成する
・内部リンクを最適化する
・パンくずリストを設置する
・SSLを適用する
・URLを正規化する
・robots.txtを設置する
・構造化データをマークアップする

◎ユーザビリティを担保する

・文字サイズを適切にする
・404エラーページを設定する
・ページ速度の高速化(画像サイズの軽量化)
・モバイルファーストインデックスに対応する

SEOというと、良質なコンテンツや被リンクに注目されがちではありますが、Webサイト自体の構造を最適化していくことも有効なSEO施策となります。コンサルタントが内部施策に関して具体的にどのような項目を見ているのか、以下の記事が参考になりますので気になる点があれば確認しておきましょう。

参考記事:SEOの内部対策ガイドと15のチェックリスト

内部リンク改善

内部リンク・外部リンク・リッチコンテンツ

ここではサイト内の内部リンクを適切に結び合い、クローラーの回遊性やコンテンツの評価を上げる施策です。検索エンジンからの評価を上げるためには、クローラーが適切にサイト内の情報を理解し、且つユーザーも同様に関連する情報にストレスなくアクセスできることが求められます。関連性の高いページ同士での相互リンクを構築したり、需要なページに内部リンクを集めるといった改善を継続することでサイト全体のSEOパワーの向上が見込まれます。

関連記事内部リンクとは?SEOへの影響や効果的な設置方法を解説
関連記事クローラビリティとは?サイトコンテンツを正しく&素早く認識させる対策

コンテンツ改善

既にWebサイト内にあるページや記事コンテンツなどのあらゆるコンテンツをSEOの観点から最適化していきます。Googleアナリティクスを見ながら、直帰率や滞在時間の指標が良くないページを改善したり、検索ユーザーの検索意図に過不足なく応えられているかを確認し、場合によってはリライトや追記といった方法でコンテンツの質を向上させていきます。

関連記事SEOで重要な検索意図(インテント)とは?調べ方や記事作成方法も解説

定期レポート

実際に行った施策に対して効果が出ているのかの確認や、今後の方針を決めていくために、定期的なレポーティングや対面での打ち合わせを実施します。コンサルタントと定期的にコミュニケーションをとることで、SEOに関する不明点を解消したり、アルゴリズム・アップデートの最新情報などをヒアリングしたりできる貴重な機会となります。受け身になりすぎずに積極的な情報交換を心がけましょう。

ディレクション

月額運用費用全体に対して、一定割合のディレクション費がかかります。これはプロジェクトの進行管理にかかるコンサルタントの人件費です。見積書に金額が記載されている場合と、小計の●●%として合計金額に合算される場合とがあります。

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SEO対策の見積もり③:新規コンテンツ制作費用

SEO対策のコンテンツ制作費用

運用型のSEO対策といえば、コンテンツの追加制作を思い浮かべる方も多いことでしょう。まだ獲得できていないキーワードを狙ったコンテンツや、上述の内部リンクを強化するために関連キーワードに対応したコンテンツを企画していきます。SEOにおいては良質なコンテンツを作り、ユーザーの満足度を上げることが最良の施策といわれているので、この工程が最も重要な施策です。

このコンテンツを使ったSEOをコンテンツSEOといいます。

コンテンツSEOのステップ

  1. 上位表示させたいキーワードをリストアップ
  2. 検索の背景にある意図を分析
  3. 検索上位に表示する競合記事の研究
  4. オリジナリティを加えて価値を高める
  5. メンテナンスで情報の正確性と鮮度を保つ

コンテンツSEOは上記の流れで進めていきます。コンテンツ制作費用は上述の月額運用費用には含まれていないことが多く、ジャンルや専門性といった難易度、文字数や記事数といった量的な要素で単価や制作費用が実費として加算されます。

記事制作にかかる費用

作業

内容

料金の目安

構成作成

タイトルや見出しなど

記事の企画や構成案を考える

5,000円〜10,000円

執筆(ライティング)

構成案に基づいて

原稿を作成する

5,000円〜ピンキリ

編集

ライターが書いた原稿を

読みやすく修正する

5,000円〜10,000円

イラスト作成

オリジナルの図を作る

500円〜5,000円/枚

入稿

CMSでの入力

1,500円〜3,000円

監修

専門家に記事をチェックしてもらう

10,000円〜

撮影

プロのカメラマンに写真撮影を依頼

30,000円〜50,000円

記事作成を依頼する場合の費用の目安は、1記事50,000円前後が相場です。記事を専門家に監修してもらう場合はプラスで10,000円、写真撮影をプロカメラマンに依頼する場合はプラス50,000円前後かかります。取材が発生する場合は、ライターの交通費などもプラスされます。

記事作成の費用の幅が大きくなるいちばんの要因はライターによる執筆(ライティング)。1文字0.5円など、文字単価で設定する代行会社が多く、記事の文字数やライターのレベルによって単価が異なるため、一概に1記事〇〇円かかるとは言い切れません。1記事50,000円前後は、あくまで目安と考えてください。

「調査・分析・企画」ができていることは前提とし、記事のみが納品されます
記事の内容によっては、専門性が高い場合やSEOに習熟したライターになればなるほど1本あたりの単価が上がります。
(インタビュー記事や医療・健康領域・士業などの専門家監修記事になると1本数万円〜10万円になります)

「コンテンツSEO」にはクラウドソーシングを活用して安価にコンテンツ作成をすることもできますがあまりオススメしません。なぜなら、コンテンツ(記事)の質が低いと成果に繋がらないことが多いからです。

さらに、そもそもコンテンツ作成の指示が適切でない場合や、正しいタグの使い方ができていない場合は、良いコンテンツであったとしても成果が上がりません。
心配な場合はコンサルティングもお願いすると良いでしょう。

参考記事:コンテンツSEOで検索上位を狙う手法・メリットを詳しく解説【初心者向け】

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SEO対策の見積もりのカラクリ

ここまでSEO対策会社から提示される見積書の一例を解説してきましたが、個別の施策に対して細かな単価が設定されていなかったことにお気づきでしょうか。SEO対策の見積書にはあるカラクリがあるのです。

基本的には「原価=人件費」

SEO対策費用の見積もり金額を決める要素(原価)は基本的にはコンサルタントの人件費です。依頼を受けたコンサルタントがサイトの状況を確認したり、対策すべきキーワードを見つけたり、効果的な施策を考えるといった時間・労力が金額に反映されています。

具体的には、コンサルタントの人件費の他にも、各種SEOツール利用料や資料作成費など様々なコストが上乗せされていることを理解しておきましょう。

コンテンツ制作を依頼すると金額は大きく上がる

また、SEO対策としてコンテンツ制作まで委託すると、全体の金額は大きくあがります。コンテンツ制作は担当コンサルタントが自身で執筆・編集するわけではなく、外部のライターや校正に委託することになります。その原価にSEO対策会社のマージンが載るため、自社で内製するよりも当然高くつきます。

また、SEOはコンテンツを●本制作すれば月間で●●のアクセスが増えるといったシミュレーションが難しいため、必要本数を厳密に算出することはできません。そのため、コンサルタントの経験や勘で本数をはじき出すことになります。

コンテンツの本数以外にも、ジャンルや文字数などによっても金額は変動するため、あらかじめコンテンツの制作単価や変動要因、納品形態は確認しておきましょう。

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SEO対策の見積もりで気をつけるべきポイント

SEO対策を外部の専門家に委託する際には、上述のとおりいくつかのパターンがあるということを理解しておくだけではなく、見積書に記載されている項目の内容や意味を把握しておくことが肝要です。その中でも特に重要なポイントは以下の3つです。

1:分からない項目は必ず質問する

SEO対策費用の見積書には、様々な項目が記されています。しかも、会社ごとによって記載項目や内容が統一されているわけではありません。作業内容だけではなく、言葉の意味や、その工程が必要な理由もはっきりと質問して納得のいく回答を得ましょう

2:金額だけで発注先を選定しない

上述のとおり、SEO対策会社の料金形態は様々なパターンがあります。記載された金額だけで委託先を決めずに、どのような手法のサービスなのか、どんなサポートがあるのか、自社のニーズやそもそもの目的に合致しているのかなど様々な角度から委託先を検討しましょう。

3:見積書だけでなく提案書も確認する

SEO対策会社を選定する際のポイントとして、提案内容ももちろん重要です。自社の状況が加味された提案になっているか、自社の課題は認識されているか、課題に対しての最適なソリューションになっているかといった観点でチェックしましょう。

このように、実際にどの対策会社に依頼するかは、金額だけではなく様々なポイントがあります。下記の記事にもSEO対策会社の選び方をまとめてありますので是非ご一読ください。

参考記事:プロに聞いたSEO対策会社の選び方4ポイント【失敗したくない方へ】

SEO対策会社からの見積もりが予算をオーバーした場合

数社に見積もり依頼を出して、サービスの内容に納得できたらあとは実際に発注という流れになりますが、自社のマーケティング予算よりも見積もり金額がオーバーしている場合はどうすればよいのでしょうか?

上述のとおり、SEO対策会社の見積もり根拠はコンサルタントの人件費です。つまり、コンサルタントの稼働を減らすことができればおのずと金額も下がることになります。

コンサルタントの稼働を減らすには、SEO対策にかかる作業の一部を自社で行うことで賄うことができます。

例えば、初期分析に必要な現状のサイトレポートやキーワード調査は、自社でGoogleアナリティクスやサーチコンソールを使うことで一定の分析をすることは可能です。

また、運用に関する部分もコンサルタントから改善すべきポイントやアドバイスをもらいながら、実際の作業は自分たちで行うことも可能です。
見積もり金額が予算オーバーだったからといってあきらめずに、一部の作業を自社で行うことで全体のコスト削減が可能なケースもありますので、コンサルタントに相談してみましょう。

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SEO対策の見積書 まとめ

SEO対策の見積書

これまでの内容を踏まえると、SEO対策会社から提示される見積書は上記のような内容になっていることでしょう。

SEO対策と一言で言っても、その進め方は無限に存在します。業界やサービス内容によって、SEO対策会社の見積書も様々なパターンがあり、当然金額もまちまちです。

はじめてSEO対策を外部委託する場合には、サービス内容が多岐にわたりすぎて混乱することもあるかと思いますが、ご自身が納得するまで担当コンサルタントに質問・確認をすることで疑問を解消していく必要があります。

そして、何よりもその疑問や質問に誠実に回答してくれるコンサルタントと出会うことができれば、大きな失敗になることは少なく、同時に自社にSEOのノウハウをためていくことができます。

是非自社にあった最良のSEO対策会社、コンサルタントに出会ってください。

SEO対策会社選びが不安な方へ

やっぱり自分で発注先を選ぶのは不安…という方はWeb幹事にご相談ください。Web幹事は、あなたにあった最適なSEO対策会社を無料でご紹介するサービスです。

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コンサルタントのご紹介 Web幹事 コンサルタント 岩田真 岩田 Web制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

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Q. SEO対策の初期費用はいくらですか?

ホームページの規模やページ数、キーワード数などによって変動しますが、一般的に5~20万の初期費用が発生します。

Q. SEO対策の見積りで注意すべきポイントは?

SEO対策の見積りで注意すべきポイントとして「分からない項目は必ず質問する」「金額だけで発注先を選定しない」等が挙げられます。詳しくは記事をご覧ください。