Shopifyにサブスクリプション(定期購入)を導入するアプリ比較、方法を解説【2024年最新版】

Shopifyに定期購入(サブスクリプション)を導入する方法

Shopifyで商品・サービスの定期購入(サブスクリプション)をスタートさせたい!そう考えている方は多いです。

ユーザーをリピーターとして獲得でき、長期的な関係性が築ける定期購入を導入すれば、安定した収益が見込め、売上全体の向上も期待できるからです。しかし、Shopifyを標準のまま使っている方であれば「定期購入を設定できない」ことに気付いたかもしれません。

  • Shopifyでサブスクを設定するおすすめのアプリは?
  • 日本語で利用できる定期購入アプリってあるの?
  • 「Bold Subscriptions」「Recharge」の中でどのアプリがおすすめ?

そんな疑問を解消するため、本記事では、Shopifyに定期購入を導入する方法や、おすすめの定期購入アプリ、特に人気のある「Bold Subscriptions」の設定方法も紹介します。

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目次
  1. 1. Shopifyのサブスクリプション(定期購入)とは?
    1. 1-1. Shopifyのサブスクリプション(定期購入)のメリット
    2. 1-2. Shopifyのサブスクリプション(定期購入)のデメリット
  2. 2. 2020年10月からShopifyはAPIでサブスクリプション利用可能
    1. 2-1. 定期購入を実現するShopifyサブスクリプションAPIとは?
    2. 2-2. ShopifyサブスクリプションAPIを設定するには?
  3. 3. Shopifyのサブスクリプション(定期購入)アプリ比較
    1. 3-1. Shopifyサブリクリプションアプリ比較表
    2. 3-2. Bold Subscriptions
    3. 3-3. Mikawaya Subscription
    4. 3-4. ReCharge
    5. 3-5. 定期購買
  4. 4. Bold Subscriptionsの導入・設定方法
    1. 4-1. Bold Subscriptionsインストール
    2. 4-2. Bold Subscriptions設定
  5. 5. 定期購入(サブスクリプション)アプリの導入事例
    1. 5-1. 完全食 BASE FOOD(ベースフード)
    2. 5-2. ALEN Air Purifier and Filters
  6. 6. 【要点まとめ】Shopifyに定期購入(サブスクリプション)を導入するには
    1. 6-1. Shopifyの導入を検討されている方へ

Shopifyのサブスクリプション(定期購入)とは?

サブスクリプション(定期購入)とは、例えば毎週や毎月のような一定の間隔で商品やサービスを購入し続ける仕組みです。

ユーザー側には、買い忘れを防ぐ利点や、購入手続きの手間を削減するメリットがあります。一方、お店側には、継続的な売上を確保することができる利点があり、収益の見通しを立てやすくなります。

このサブスクリプション機能をShopfiyで実装することが可能です。

Shopifyのサブスクリプション(定期購入)のメリット

サブスクリプションにおける関連機能が豊富

Shopifyでサブスクリプション(定期購入)を実装するメリットの1つとして、関連機能が豊富であることが挙げられます。

Shopifyでは、多くのアプリやツールと統合できるため、決済、在庫管理、マーケティング、顧客対応などの機能を拡張できます。例えば、異なる商品にそれぞれの価格設定や配送頻度の設定が可能であったり、商品の在庫管理を自動的に行う等です。これらにより、効率的に運営を行うことができます。

安全で信頼性の高いプラットフォーム

Shopifyは、安全性と信頼性に優れた環境を提供しています。これは事業者にとって重要な要素であり、顧客のプライバシーや支払い情報の保護、サービスの中断やデータの損失のリスクを最小限に抑えることが可能です。また、サーバーも安定しているため、アクセス増によるサーバーダウンということもほぼありません。

事業者は顧客からの信頼を築き上げるとともに、サブスクリプションビジネスの成功に向けて安心して取り組むことができます。

Shopifyのサブスクリプション(定期購入)のデメリット

手数料の支払い

Shopifyを利用する際のデメリットの一つは、手数料がかかることです。Shopfiyの基本プランにプラスして、サブスクリプションを導入するためのアプリ等にも料金が、月額や年額の料金が発生します。また、基本的なクレジットカード手数料だけでなく、売上に対する手数料も含まれることがあります。

手数料の額はプランや売上によって異なり、売上に応じて支払う手数料が増えるため、ビジネスの成長に伴ってコストも増加する可能性があります。

ストア側として手数料の支払いを検討する際に、売上や利益とのバランスを考えましょう。手数料が収益を上回る場合、何か別の効果的な価格戦略や販売戦略を検討することが重要です。手数料について、明確な情報収集と計画立案がサブスクリプションビジネスの成功に向けた一歩となるでしょう。

カスタマイズの制約

Shopifyは使いやすいプラットフォームであり、多くのデザインテンプレートやアプリが提供されています。しかし、これらのテンプレートやアプリを使用する際に、一部のデザインや機能の変更が難しかったり、制限されている場合があります。特に独自性やブランドの個性を強調したい場合に、カスタマイズの制約が制作の幅を狭めてしまうでしょう。

テンプレートやアプリの導入は使いやすさや迅速な導入を可能にする一方で、独自性や特有のニーズを持つビジネスには課題となることもあります。カスタマイズの重要性が高い場合は、Shopifyの制限を考慮して他のプラットフォームやカスタム開発を検討することも検討すべきでしょう。

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2020年10月からShopifyはAPIでサブスクリプション利用可能

Shopify

画像出典:Shopify公式

ECサイトをShopifyで構築する魅力のひとつは、世界中のパートナーが開発する「アプリ」を活用して機能を拡張できること。早い段階から定期購入(サブスクリプション)に取り組んできたShopifyユーザーなら「定期購入アプリ」をフル活用してきたはず。

Shopifyが定期購入に標準対応していなかったため、サブスクリプションを導入するには定期購入アプリを活用する以外の方法がなかったからです。

しかし、定期購入アプリには共通するひとつの弱点があります。Shopifyで設定した決済方法を引き継げず、別途、Shopifyとは異なる決済方法を設定する必要がありました。

そんな中「単発購入と定期購入を統合して管理したい」Shopifyユーザーの強いリクエストに応える形で、2020年10月から提供開始されたのが「ShopifyサブスクリプションAPI」および「商品サブスクリプションApp extension」です。

ただし、結論から言うと、この2つは英語の情報しかなく、実装に時間がかかります。後ほど定期購入のアプリをわかりやすく解説しますので、APIの導入が難しいと感じた方はアプリを参考にしてください。

定期購入を実現するShopifyサブスクリプションAPIとは?

ShopifyサブスクリプションAPI

画像出典:Shopify公式

Shopify APIとは、Shopifyを改変することなく、別のアプリ・プログラムと連携する仕組みです。10月から開始されたShopifyサブスクリプションAPIは、以下の3つのツールから構成されています(すべて英語サイト)。

Selling Plan API:「今すぐ購入」以外の販売方法をサポートするAPI
Subscription Contract API:定期購入契約・作成を管理するAPI
Customer Payment Method API:顧客が手動でチェックアウトすることなく決済できるAPI

これらのAPIで作成・管理される定期購入契約を、Shopifyに表示させる「アプリ」の役割を果たすのが、同時に提供開始された「商品サブスクリプションApp extension」

ShopifyサブスクリプションAPIとセットで導入することで、ユーザーは定期購入プランの作成や契約管理が可能に。Shopifyで設定した決済方法を変更・追加することなく、定期購入が完全に統合された環境を実現できます。

ShopifyサブスクリプションAPIを設定するには?

ShopifyサブスクリプションAPIを導入するにはサブスクリプション販売の資格基準」を満たしているかを確認したうえで、Googleフォームを使ってAPIへのアクセスをリクエストする必要があります。APIへのアクセスが許可された以降の設定手順を説明すると膨大な量になるため、以下の公式ガイドを参考にしてください。

英語サイトなのでGoogle翻訳などを使いながら設定するといいでしょう。

・https://help.shopify.com/en/manual/products/subscriptions/setup#eligibility-requirements

・https://help.shopify.com/en/manual/products/subscriptions/setup#eligibility-requirements

・販売計画の作成・グループ化:Selling Plan APIを使って作成する

・https://shopify.dev/docs/admin-api/graphql/reference/products-and-collections/sellingplan

  • チェックアウト時の割引コード作成(必要な場合)
  • 配送プロファイルの作成(商品の配送が必要な場合)
  • Shopifyストアフロントにコードを追加

各種設定が完了したら、顧客が商品を定期購入できるよう、Selling Plan APIを使って作成した「販売プランID」を「カートに追加」ボタンに含めれば完了です。

それぞれの設定方法やコードの追加方法に関しては、詳細なドキュメントが用意されていますが、すべて英語で記述されていることが難点だといえるでしょう。

以上のように、開発者ではないShopifyユーザーであれば、サブスクリプション設定は困難かもしれません。単発購入・定期購入が統合された環境を構築したい方は、Shopify開発・カスタマイズを得意とするECサイト構築会社への相談がおすすめです。

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Shopifyのサブスクリプション(定期購入)アプリ比較

Shopifyサブリクリプションアプリ比較表


Bold Subscriptions

Mikawaya Subscription

ReCharge

定期購買

日本語対応

あり

あり

なし

あり

特徴

柔軟性に優れる定期購入

日本製による

充実したサポート

メール送信による督促処理機能、
Shopify Plus公式

Shopify定期購買アプリ国内シェアNo.1の

国内初日本製サブスクリプションアプリ

決済画面カスタマイズ

CSSでカスタマイズ可
大きな変更はできない

CSSでカスタマイズ可

テーマ変更エンジンで自由度の高い
カスタマイズが可能

可能

分析機能

単体での分析、Google Analytics連携

単体での分析

単体での分析、Google Analytics連携

単体での分析

決済プロバイダ

Shopifyペイメント

Shopifyペイメント

Stripe、Authorize.net、Braintree

Shopifyペイメント

トランザクション手数料

(決済処理の手数料)

1%

1%

1% + ¢5(Standard)1% + ¢19(Pro)

1%

前章で説明したように、ShopifyサブスクリプションAPIを活用した統合環境は魅力的ですが、開発・カスタマイズには費用も時間もかかります。

とにかく明日からでも定期購入(サブスクリプション)を導入したいと考える企業・店舗の方であれば、定期購入アプリを活用するのもひとつの方法です。以下からは、Shopifyの定期購入アプリといえばコレ!といわれる「Bold Subscriptions」「Mikawaya Subscription」「ReCharge」を紹介していきます。

Bold Subscriptions

Bold Subscriptions

https://boldcommerce.com/shopify-subscription-app

「Bold Subscriptions」は、カナダに拠点を持つBold Commerce社が開発・提供する定期購入(サブスクリプション)アプリです。

Shopifyアプリのみならず、WordPress向けECプラグイン「WooCommerce」、クラウドECサービス「BigCommerce」向けの拡張アプリなどを幅広く提供。Shopify向けとして現在提供されているのは、最新バージョン「Bold Subscriptions V2」です。

英語アプリですが、日本語表示が可能な翻訳設定が用意され使いやすいのが特徴。指定した商品から顧客が自由に選択できる「Build a Box」機能、ブログやSNSに貼り付けたBuy Buttonで決済画面にジャンプできるなど、定期購入設定の柔軟度が高いのがポイント。単体での分析機能が充実しているほか、Google AnalyticsやFacebookなどとの外部連携も可能です。

  • Coreプラン:月額$49.99、トランザクション手数料1%
  • Premiumプラン:月額$49.99、トランザクション手数料1%

V1では17もの決済プロバイダが選べたBoldですが、V2からは「Shopifyペイメント」のみ対応。60日間の無料トライアルも可能です。

Mikawaya Subscription

Mikawaya Subscription

画像引用:https://apps.shopify.com/mikawaya

Mikawaya Subscriptionは、日本製のShopifyサブスクリプションのアプリです。Made in Japan ならではでサポート体制が特徴。初期設定サポートや他サブスクアプリからの移行のサポートも行い、「Shopifyでの定期便運営」に精通したECのプロによるサポートが受けられます。

初回50%OFF、2回目以降10%OFFなどの2段階割引設定機能や、サブスク2回目以降のお届け日指定がお客様自身で可能など、機能面も充実しています。

  • ライトプラン:月額$0、トランザクション手数料3%
  • ベーシックプラン:月額$49、トランザクション手数料1%

継続率分析機能以外はすべての機能が使えるライトプランもあるので、一度試してみたいという方も安心です。

ReCharge

ReCharge

https://rechargepayments.com/subscriptions-for-shopify/

「ReCharge」は、10か国に点在する230のチームからなる「フルリモートカンパニー」Recharge社が開発・提供するShopify向け定期購入(サブスクリプション)アプリです。Shopify Plusの公式アプリとして認定され、1万5,000を超えるShopifyユーザーから利用されるなど、特に欧米で高い人気を誇る定期購入アプリです。

クレジットカードの更新、請求の再試行、カード期限切れが近い顧客へのリマインドなど、メール送信による督促処理に優れているのがReChargeの特徴。英語表記のみですが、在庫予測機能をはじめとした、サブスクリプションに特化した企業ならではの機能が充実しています。

  • Standardプラン:月額$60、トランザクション手数料1% + 5セント
  • Proプラン:月額$300、トランザクション手数料1% + 19セント

対応する決済プロバイダが「Stripe」「Authorize.net」「Braintree」と選択肢が少ないことが不安点。Shopify Plusユーザーならトランザクション手数料が「0.8%」にディカウントされるのもポイントで、こちらも60日間の無料トライアルが可能です。

定期購買

定期購買

https://apps.shopify.com/huckleberry-subscription?locale=ja

株式会社ハックルベリーさんが提供しているShopify定期購買アプリ国内シェアNo.1の国内初日本製サブスクリプションアプリになります。

「会員ランク機能」や「マイページ機能による商品プラン変更、解約、再開」等、サブスクリプションに必要な機能を網羅的に取り揃えてるため、ユーザーの細かい要望にも対応しています。

直近では「スキップ時ギフト機能」というスキップを選択する代わりにeギフトとして贈ることができるユニークな機能などもリリースしました。

一番大きなメリットは、日本国内製ということで、不明点等があった場合に問い合わせしやすいという点です。また、無料プランもあるので、まずは一度試してみて自分たちが希望している機能があるのかということを確認することも可能です。 

  • 無料プラン テスト注文のみ
  • スタンダードプラン 月額$49 + 取引手数料1%
  • エンタープライズプラン 月額$299 + 取引手数料1% 

※ここまで読んで、他のアプリも導入したいと思われた方は下記の記事を参考にしてみてください。

関連記事Shopifyで導入すべきアプリ17選を目的別に紹介!

【無料】Shopifyサブスクリプションについて相談する

Bold Subscriptionsの導入・設定方法

どちらのアプリも高機能かつ簡単に導入できる点では共通していますが、日本国内で定期購入(サブスクリプション)をする場合、翻訳設定が可能なBold Subscriptionsがおすすめ

Shopifyペイメントを使っている企業・店舗の方であれば、新たな決済プロバイダと契約する必要がないこともメリットです。

そこで、明日からでもShopifyで定期購入をスタートさせたいと考える方のために「Bold Subscriptions」の具体的な導入・設定方法を簡単に解説していきます。

Bold Subscriptionsインストール

Bold Subscriptionsインストール

最初に「Shopify app store」で「Bold Subscriptions」を検索して「アプリを追加する」をクリックします。

Bold Subscriptionアプリ追加

画像出典:CommerceMedia

アプリのインストールが完了すると、Shopifyテーマへのインストールオプション画面が表示されます。「START AUTOMATIC INSTALL」をクリックしてインストールを完了させますが、大前提として「公開中のテーマをコピーした、未公開テーマへのインストール」がおすすめ。

ShopifyテーマへBoldをインストールするプロセスで実行されるのが「Liquid(Shopifyテーマを記述するテンプレート言語)」の改変だからです。インストール中のLiquid改変で不具合が生じれば、元の環境に戻すことは困難です。

Bold Subscriptions設定

Bold Subscriptions設定

画像出典:CommerceMedia

インストールが完了したら、ダッシュボード画面から定期購入を設定します。

Payment Setting

定期購入アプリは、Shopifyで設定した決済方法を引き継げないため、個別のアプリごとに決済方法を設定する必要があります。これは、決済プロバイダがShopifyペイメントに限定されているBold Subscriptionsも同様です。すでにShopifyペイメントを使っている方であれば「Paymento Setting」から、以前と同様のプロセスでBoldと連携させましょう。

Subscription Groups

Subscription Groups1

画像出典:CommerceMedia

Shopifyで定期購入してもらいたい商品の登録・設定を行います。「Subscription Groups」をクリックして表示された画面から「Create Subscription Groups」ボタンをクリックします。

Subscription Groups

画像出典:CommerceMedia

ステップ1では、目的に応じた「サブスクリプションタイプ」を選択します。用意されているのは以下の3パターン。

  • Standard:指定した商品を定期購入
  • Convertible:初回のみ、特定の商品を定期購入商品とともに販売
  • Build a Box:複数の指定商品から顧客が好きなものを選べる

Convertibleというサブスクリプションタイプが理解しにくいかもしれませんが「定期購入契約すると、初回のみ関連商品をプレゼント」といったキャンペーンに有効。本記事では、一般的な「Standard」を選択したパターンで解説していきます。

定期購入してもらいたい商品を選択

画像出典:CommerceMedia

ステップ2では、定期購入してもらいたい商品を選択します。「Select Products」ボタンで登録済商品を呼び出し「Add」で追加。「Allow Swapping Products」にチェックを入れておけば、購入者がマイページで「定期購入の商品を変更する」ことも可能。継続購入を促す際に最適です。

Select Products

画像出典:CommerceMedia

ステップ3では、お届け間隔をはじめとした定期購入の各種設定を行います。画面上に表示される設定項目は「お届け間隔を決めるか?顧客が設定できるか?」「定期購入のみか?単発購入と併売するか?」「定期購入の終了期間を設定するか?」「最低継続期間を設定するか?」の4つ。

Subscription Groups Step4

画像出典:CommerceMedia

ステップ4では、定期購入してもらう商品の割引設定を行います。選択できるのは以下の3パターンです。

  • No Discount:割引設定なし
  • Offer the same discount on all oeder:注文を受けたすべての商品に同じ割引率を適用
  • Offer different discount on initial and recurring orders:定期購入の期間に応じた2つの割引率を適用

3つ目のパターンは理解しにくいかもしれませんが、20%OFFの割引を3回目からは10%OFFにする、といった定期購入の使い方を想定すれば分かりやすいのではないでしょうか。

Buy Buttonの作成

Bold Subscriptionsの特徴のひとつとして、決済ベージにジャンプできる「Buy Button」を作成して、ブログやSNSなどに貼れることが挙げられます。Buy Buttonは「Subscriptions」から「Create Buy Button」を選択するだけで簡単に作成できます。

表示された画面から「Select Products」をクリックして商品を選択し、各種設定を済ませて「Generate Button Code」をクリック。生成されたURLをブログなどに貼り付ければ完了です。

※ここまで読んで、他にもカスタマイズしたいと思われた方は下記の記事を参考にしてみてください。

関連記事Shopifyのカスタマイズを解説!初心者でもできる方法と費用感

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定期購入(サブスクリプション)アプリの導入事例

提供開始されたばかりのShopifyサブスクリプションAPIの導入が進むのは、まだまだこれからという段階。一方の定期購入(サブスクリプション)アプリは、国内外を問わず、さまざまなShopifyユーザーから活用されています。

これから定期購入をスタートさせたい企業・店舗の方の参考になるよう、いくつかの導入事例を紹介しておきましょう。

完全食 BASE FOOD(ベースフード)

完全食 BASE FOOD(ベースフード)

画像出典:完全食 BASE FOOD

「完全食 BASE FOOD」は、東京都目黒区に本社を構えるベースフード株式会社が運営するECサイト。「手軽なのに栄養バランスがよい完全栄養の主食」をコンセプトに、プレーン・チョコレート、メープル・シナモン、カレーを取り揃えた「BASE BREAD」や「BASE PASTA」を販売。

Shopifyで構築された同サイトでは、定期購入を導入するにあたってBold Subscriptionsを採用。栄養分の配合など、各商品の特徴をしっかりと伝えた分かりやすいレイアウトを保ち、ページ遷移することなくスムーズに注文できる工夫が施されています。

初回20%OFF、2回目以降10%OFFと、Boldの機能を有効に活用している好例です。

ALEN Air Purifier and Filters

ALEN Air Purifier and Filters

画像出典:ALEN Corporation

テキサス州オースティンに本社を構えるアメリカ企業ですが、「ALEN Corporation」もShipify + Bold Subscriptionsの組み合わせを採用したECサイトのひとつ。「空気清浄機」「フィルター」が主力の同サイトでは、埃や塵、ペットの匂いなどの関心事、部屋のタイプで商品をソート可能スマートなショッピング体験の提供に工夫が凝らされています。

なかでも、フィルターの販売にBoldが大活躍。単発販売、定期購入をラジオボタンで選択できるようになっており「Subscribe & Save」の表記で、お得な割引率がひと目で確認できることもポイント。ユーザー自身でお届け期間も設定できます。

※ここまで読んで、プロの制作会社に依頼したいと思われた方は下記の記事から自社に合いそうな会社を探してみてください。

関連記事Shopify PlusでのECサイト制作におすすめな会社8選!【2023年最新版】

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【要点まとめ】Shopifyに定期購入(サブスクリプション)を導入するには

2021年2月時点での最新情報を含め、Shopifyに定期購入(サブスクリプション)を導入する方法、おすすめの定期購入アプリの紹介、人気のBold Subscriptions設定方法を解説してきました。現時点でShopifyに定期購入を導入する方法は2つ。

  • ShopifyサブスクリプションAPI / 商品サブスクリプションApp extensionを利用
  • 定期購入アプリを活用

Shopifyで素早く定期購入をスタートさせたいなら、定期購入アプリの活用がおすすめですが、APIならではの「完全な統合環境」は実現できません。とはいえ、Shopify APIの提供もスタートしたばかり。導入には高いハードルが待ち構えています。

  • ドキュメントが英語のみに限られている
  • APIの仕組みを理解したうえでの環境設定には知識が必要

ただし、Shopify APIの実装は新たな開発を必要としないのも事実。ShopifyのスペシャリストであるECサイト構築会社であれば、意外と短期間でカスタマイズしてくれるかもしれません。シンプルに統合されたチェックアウト環境で、Shopifyの運営に集中したい企業・店舗の方は、ぜひ相談無料のWeb幹事にお問い合わせください。

Shopifyの導入を検討されている方へ

Shopifyの導入を検討されている方は是非、Web幹事にご相談ください。
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3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

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Q. Shopifyのサブスクリプション(定期購入)アプリでおすすめは?

おすすめのアプリとして「Bold Subscriptions」「Mikawaya Subscription」等が挙げられます。それぞれの詳しい特徴は記事内で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

Q. 定期購入アプリの導入に必要なスキルは?

定期購入アプリの導入にはShopify開発・カスタマイズの知識が必要です。特にShopifyサブスクリプションAPIの導入はハードルが高く、ドキュメントも英語のみなので難易度が高いです。開発者ではない方は、ECサイト構築会社に相談するのをおすすめします。