- 更新日 2022.10.12
- カテゴリー WordPress
WordPressのホームページの作り方・手順|初心者にわかりやすく解説!
・WordPressでホームページを作る方法は?
・WordPressでホームページを作る具体的な手順・設定方法を知りたい
・WordPressのテーマ・プラグインとは?どんなものがおすすめ?
「Microsft Officeを扱えるITスキルがあれば、WordPressで簡単にホームページを作れる」よくいわれることではありますが、そもそもホームページを作成したことのない方なら、WordPressとはなにか?なにからはじめたらいいのか?具体的にイメージできないかもしれません。
そこで本記事では、事前準備から設定・編集方法・おすすめのテーマやプラグインまで、WordPressでホームページを作る方法・手順を解説!初心者の方にわかりやすいように解説していきます。
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WordPressでホームページを作る方法・手順
WordPressでホームページを作ることは、WordPressを制作ツールとして活用するということ。制作ツールが異なっても、ホームページ制作の基本的な手順が変わるわけではありません。
特に重要なのは、実際の制作に入る前の事前準備。なんの構想もなく行き当たりばったりで作ってしまうと、ユーザーにとって使いにくいホームページになってしまうからです。ステップバイステップで解説していきましょう。
1. ホームページの目的・ターゲットを明確にする
コーポレートサイトであれば、顧客・従業員・株主・取引先を含むステークホルダーが「ターゲット」であり、ステークホルダーに大して自社の理念・概要・サービス・活動などを知ってもらうことが「目的」です。
また、ホームページの目的・ターゲットを設定するときは、軸を1つに絞り込むことがポイント。幅広い層にアピールしようとするあまり、誰にも響かないホームページになってしまいがちだからです。「動画幹事」「システム幹事」という姉妹サイトのあるWeb幹事のように、目的・ターゲットによってホームページを分離させるのもひとつの方法です。
「ホームページで集客をして売上をあげたい」「素敵なデザインで学生を集めて採用を強化したい」など、具体的で会社の事業・その目標とマッチした目的を設定しましょう。
ターゲットは性別・年代・社会的地位・地域など細かく設定し、実在するかのような人物像を練り上げてみましょう。ターゲットにより強く深く刺さるようになります。
2. ホームページのコンセプトを決める
「コンセプト(concept)」とは、概念・考え方などの意味を持つニュアンスの曖昧な言葉ではあります。ただ、ホームページ制作という「プロジェクト(企画)全体の軸となる考え方」だと思えば間違いありません。
コンセプトがないと、ホームページ制作担当者達のなかで共通のゴールが定まりません。すると後々作成するコンテンツも方向性がバラバラになります。また、公開後もいつまで経っても閲覧されず、新規問い合わせや購入などCVにつながらないなどの事態に陥る恐れがあります。
コンセプトの決め方は、例えばWeb幹事のターゲットは「ホームページ・ECサイトを作りたい企業・店舗の担当者の方」。ターゲットとなる方に「ホームページ制作のノウハウ・制作会社の情報を提供する」ことが目的です。これをコンセプトとして言語化すれば「ホームページ制作の全てがわかるマッチングサイト」となります。
コンセプトを決める方法はいくつかありますが、3C分析がおすすめ。「3C」とはCompany:自社、Customer:市場・顧客、Competitor:競合の頭文字をとったマーケティング用語。顧客はどんな人でどのような課題・悩みを持っているか、競合はどんなものか、自社はどんな強みがあるかなど分析していきます。
3. ホームページの構造・サイトマップを設計する
ホームページの目的達成のために、ターゲットにどのようなアクションを起こして欲しいのかを念頭に、必要なコンテンツ・効果的なコンテンツページの配置を設計していく作業です。構造を設計すると、ホームページの構造がわかりやすく、ユーザーが回遊しやすくなります。
ホームページの構造を作るにはサイトマップを作ります。サイトマップはサイトの構成を伝える「案内役」です。
自社のコンセプトに近いホームページも参考にしながら、完成形をイメージして全体像を設計していくことがポイントです。構造を作る際は、なるべく階層を深くしないようにしましょう。4,5,6階層…と階層を深い構造にすると、ユーザーが目的のページへの到着までクリックをたくさんしなければならず、ページを見つけづらくさせてしまいます。
サイトマップの詳細は、下記記事をご参照ください。
関連記事:【初心者向け】サイトマップとは|意味・種類や作成方法、事例を分かりやすく紹介!
4. おおまかなワイヤーフレームを作る
ホームページを構成する各ページのワイヤーフレームを作り、おおまかなレイアウトを具体化していきます。サイト訪問者が迷子になってしまわないよう、メニュー・ボタンなどの導線もしっかり設計しましょう。
ただし、WordPressのページレイアウトは、テンプレートである「テーマ」に依存します。HTML / CSS / PHPでコーディングすればカスタマイズは可能ですが、ワイヤーフレームを作り込んでしまうとWordPressでは実現できない場合も。テーマを選びやすくするためにワイヤーフレームを作る、といった感覚で取り組むのがおすすめです。
ワイヤーフレームは、掲載予定の全ページに対して制作するのがベスト。ただし効率よくホームページを立ち上げるために、下記基準に沿ってワイヤーフレームを作るべきページをピックアップしていくのがおすすめです。
・重要度の高いページを優先して作る
・レイアウトの異なるページごとにワイヤーフレームを作る
同じ階層に位置するページでもレイアウトが異なるのであれば、それぞれにワイヤーフレームを作ることに注意しましょう。
ワイヤーフレームを作るには、下記のようなツールを活用することで効率よく作れます。
画像出典:株式会社ヌーラボ
5. ホームページのコンテンツを用意する
ワイヤーフレームの制作と並行して進めておきたいのが、ホームページに必要な文章・画像・動画などのコンテンツ制作です。
そもそも、ホームページはコンテンツがなければ成り立ちません。WordPressはあくまでもホームページという「入れ物」を作るツールであり、入れ物の中身であるコンテンツがなければ、ホームページを公開することもできないでしょう。公開予定から逆算し、最低限必要なコンテンツは用意しておく必要があります。小規模企業のコーポレートサイトの場合、業種にもよりますが、最低限下記のようなコンテンツを先に用意するのがおすすめです。
・トップページ用のキャッチコピー・文章
・事業内容
・会社概要
・代表者紹介
・商品・サービス紹介ページ
・お客様の声
・よくあるご質問
・プライバシーポリシー
・お問い合わせ
コーポレートサイトの場合上記が立ち上げ時に最低限ないと、ホームページ訪問者は問い合わせなどしてもらえないどころか、会社を認知できません。
6.WordPressのインストール・設定
事前準備が整った段階で、WordPressをインストール・設定し、ホームページ制作の準備を整えましょう。実際のWebページ制作にとりかかるまでの手順は、以下の5ステップ。
1.レンタルサーバの契約・独自ドメインの取得
2.ドメインをサーバに設定
3.SSLの設定(http > https)
4.レンタルサーバにWordPressをインストール
5.WordPressの設定(テーマ・プラグインの選定・インストール含む)
レンタルサーバを選ぶ際は、利用者数が多かったり表示速度が速かったり、自動でバックアップしてくれるものを選ぶのがおすすめです。サーバ・ドメインの契約、WordPressのインストール・設定の手順は以下の記事を参考にしてください。
関連記事:WordPressの始め方。初心者が最初にやることやプラグイン・テーマを解説
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WordPressでWebページを編集する方法
制作ツールであるWordPressの準備が整ったところで、コンテンツを入れ込んでいくWebページを作成・編集し、ホームページを構築していきましょう。
現在でこそCMS(コンテンツマネジメントシステム)を代表するツールとして知られるWordPressですが、リリース当初は「ブログエンジン」と呼ばれることが一般的でした。その名残なのか、WordPressではブログサイトのように「最新の投稿」をトップページに表示する初期設定が採用されています。
しかし、コーポレートサイトやサービスサイトを制作したいのであれば、トップページは独自コンテンツで固定したいもの。下層ページとなるコンテンツページや、ユーザーをそれぞれのカテゴリーに誘導するグローバルナビゲーション(メニュー)も必要です。そのためには「固定ページ」を作成してトップページに割り当てる必要があります。
選んだテーマによって手順・方法は若干異なりますが、以下から固定ページの作成を含む、WordPressの編集方法を簡単に解説していきましょう。
①固定ページを作成する
WordPressには「固定ページ」「投稿」という、2種類のWebページ作成機能があります。あまり内容を更新することのないトップページや会社概要などは「固定ページ」で、頻繁な更新が必要なスタッフブログやニュースなどは「投稿」で作成する場合が一般的です。
「固定ページ」「投稿」どちらを作成するかは、ダッシュボードのメニューから選ぶだけ。コンテンツの作成・編集方法も同じです。HTMLタグに慣れている方向けの「テキストエディタ」のほか、Wordを操作する感覚でコンテンツを作成できる「ビジュアルエディタ(Classic)」も利用できます。
ただし、5.0以降のWordPressでは、テキスト・画像などのコンテンツをブロック単位で割り当てていく新しいビジュアルエディタ「Gutenberg(グーテンベルク)」がデフォルト設定されています。現時点では旧エディタとなる「Classic」も利用できますが、より実際の見た目に近く、直感的に編集できるグーテンベルクの操作に慣れておいた方がいいかもしれません。
事前準備で作成した「ホームページの構造・サイトマップ」をもとに、メニューの誘導先となる必要な固定ページを作成し、わかりやすいタイトル名を付けておきましょう。
②グローバルナビゲーション(メニュー)を設定する
作成した固定ページは、グローバルナビゲーションから1クリックでアクセスできるようメニュー設定しておくと便利。グローバルナビゲーションとは、Webサイトの全ページで表示されるメニューのことです。設定すると、ユーザーがホームページ全体像の把握しやすくなります。
先に固定ページを作成しておけば、メニューに追加したい固定ページを選択するだけ。ダッシュボードから「外観」>「メニュー」を選び「新規メニュー作成」をクリックして名前を付けます。
「メニュー項目を追加」から、作成した固定ページをチェックして「メニューに追加」をクリックします。固定ページ以外にも、グローバルナビゲーションには「投稿」「カスタムリンク」「カテゴリー」「タグ」を追加可能。それぞれの概要は以下の通り。
・投稿・・・投稿した記事を個別に選択してメニューに追加可能
・カスタムリンク・・・姉妹サイトなどへのリンクをメニューに追加可能
・カテゴリー・タグ・・・投稿記事で設定したカテゴリー・タグをメニューに追加可能
選択した固定ページ・カテゴリーなどが「メニュー構造」に表示されます。問題なければ「メニュー設定」からグローバルナビゲーションの位置にチェックを入れ「保存」します。「このメニューに新しいトップレベルページを自動的に追加」にチェックを入れておくと、設定後に作成された固定ページが、自動的にグローバルナビゲーションに表示されます。
グローバルナビゲーションを設定する際は、全てのページでデザインを統一し、項目を増やしすぎないようにしましょう。デザインや項目が違うとユーザーの混乱を招き、たくさんのナビゲーションがあるとユーザーは選ぶのが難しく感じてしまいます。
グローバルナビゲーションの詳細は、下記記事をご参照ください。
関連記事:タイプ別!グローバルメニューのデザイン15選。本当に参考になるものだけ厳選
③作成した固定ページをトップページに設定
①で「トップページ」として作成した固定ページを、文字通りトップページとして設定します。ダッシュボードから「設定」>「表示設定」を選択し、固定ページのラジオボタンをクリックしてから該当する固定ページを選びます。
④トップページのビジュアルをカスタマイズ
WordPressダッシュボードの「外観」には、メニュー以外にも「カスタマイズ」「ヘッダー」「背景」「ウィジェット」などの項目があり、フォント・色・背景を変更するなどのビジュアルカスタマイズが可能です。
オリジナル性・独特なデザインのトップページは、ユーザーの興味を惹きやすくなりサイト直帰率を下げられることにつながりやすいので、カスタマイズは必須といえます。
特に活用したいのは「ウィジェット」です。最新記事、SNSシェアボタン、サイト内検索などのパーツをウィジェットで作成し、サイドバーとして貼り付け可能です。事前準備で作成したワイヤーフレームに近いレイアウトイメージを実現できるでしょう。
ウィジェットの活用を含めたWordPressカスタマイズについてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:Wordpressを思い通りにカスタマイズ!実践法と初心者に読んでほしい厳選18記事紹介
カスタマイズする際は、必ず編集前のCSSやPHPなどのコードをコピー・保存しましょう。間違ってカスタマイズするとホームページそのものが表示されなくなってしまう恐れがあるから。修正不可能になってからでは手遅れです。
WordPressのカスタマイズの詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:Wordpressを思い通りにカスタマイズ!実践法と初心者に読んでほしい厳選18記事紹介
WordPressホームページ作成におすすめのテーマ・プラグイン
ここまでで、WordPressでホームページを作る方法・手順を駆け足で解説してきました。特別なITスキルがなくても、柔軟にホームページのビジュアルを変更できるのがWordPressの魅力でもありますが、カスタマイズの幅を広げるためにはテーマの選定がポイントです。
また、テーマがWordPressのビジュアルデザインに欠かせないものだとすれば、WordPressの機能を拡張するのに欠かせないのが「プラグイン」です。WordPressが全世界で活用されているのは、圧倒的な数を誇るテーマ・プラグインの存在があってこそ。
以下に、WordPressでホームページ作成する際のおすすめテーマ・プラグインをいくつか紹介しておきます。
テーマ
STORK19
画像引用:STORK19
「STOKE19」は、「だれが使っても美しいデザイン」「スマートフォンでの見やすさ・機能・デザイン」にこだわった、国産モバイルファースト・オールインワンWordPressテーマです。WP5.0以降のブロックエディタ「グーテンベルグ」にも対応しており、初心者の方でもダッシュボードに集中させたカスタマイザーで直感的に設定可能。サイト表示速度が速いのもポイントです。
CTAも設置できるウィジェット機能、ランディングページ作成機能、SNSシェアボタンの標準装備など、ホームページ・ブログサイトを作るのに便利な豊富な機能も搭載。トップページに、アニメーションテキストとリンクボタンを設置可能なアイキャッチ画像も設定すれば、ホームページ訪問者に鮮烈な印象を残せます。
■販売価格:11,000円
Lightning
画像引用:Lightning
「Lightning」は、WordPress公式ディレクトリに掲載され、有効インストール数70,000以上の実績を誇る国産WordPressテーマです。デモサイトと同じ状態から設定開始できるクイックスターデータが付属し、ビジネスサイトを最短5分でセットアップできるシンプルさを無料で使えるのが人気の秘密。最新のブロックエディタに対応するのはもちろん、1ライセンスで商用ホームページをいくつでも作成できます。
さまざまなヘッダーレイアウト・機能を選択できる「ヘッダーカスタマイズ機能」、標準のVK Blocksに加え、多彩なブロックを活用できる「VK Blocks Pro」、さらに拡張デザインキットが付属する有償の「Lightning G3 Pro Pack」も用意。1年間無償アップデートの付属するサブスクリプション版のほか、アップデート期間を3年、5年に延長したサブスクリプション版も利用できます。
■販売価格:9,900円
プラグイン
All In One SEO for WordPress
画像引用:All In One SEO for WordPress
「All In One SEO for WordPress」は、文字通り、WordPressのSEO最適に必要な機能をアールインワンでパッケージングしたプラグインです。WordPressはSEOに強いとよくいわれますが、なにもしなければ競合を出し抜いて流入を得ることはできません。AIOSEOならXMLサイトマップ、メタタイトル、ディスクリプション、キーワードの最適化を10分以内で設定可能。サーチコンソールやSNSとのシームレスな統合で、施策の結果と進行状況を素早く把握できます。
Contact Form 7
画像引用:Contact Form 7
「Contact Form 7」は、世界500万サイトから利用されるコンタクト(問い合わせ)フォーム管理・メールカスタマイズプラグインです。ダッシュボードに表示されるショートコードをWebページにコピー&ペーストするだけで、シンプルな問い合わせフォームを素早く設置可能。もちろん、必要に応じてフォームをカスタマイズしたり、最適化したメールをセットアップするのも簡単です。ブロックエディタに対応した7.5.3以降なら、コンテンツを作成する感覚でフォームを設置できます。
おすすめのWordPressテーマ・プラグインについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご参考ください。
関連記事:WordPressの企業向けテーマ8選と参考事例、選び方のポイントも解説
WordPressで作られたホームページ例
カスタマイズ方法やおすすめのテーマ・プラグインまで知ったところで、WordPressで実際に作成された例を見ると、あなたがこれから作ろうとするホームページのイメージ参考になるでしょう。ここでは、2社のコーポレートサイトを紹介します。
クックパッド株式会社
画像引用:クックパッド株式会社
料理レシピの投稿・検索サービス「クックパッド」を提供する、クックパッド株式会社のコーポレートサイトです。国内メイン事業となる「クックパッド」は、月間5,700万人の利用を考慮したオリジナルサイトですが、シンプルにまとめられたコーポレートサイトにはWordPressを活用。理路整然と階層化されたメニュー、ブログ機能を最大限活用したニュースカテゴリなど、WordPressの特徴を生かしきった好例です。
株式会社カカクコム
画像引用:株式会社カカクコム
知りたい情報にロジカルにアクセスできるよう、シンプルな階層構造を持つ、株式会社カカクコムコーポレートサイトもWordPressで制作されています。ヘッダーに提供サービスへのリンクが貼られていて、会社概要には関連会社へのリンクもあります。プレスリリース、IRニュース、グループニュースの最新情報はトップページからアクセス可能など、WordPressのブログ機能・ウィジェット機能もフル活用されています。
WordPressで作られたホームページ例をさらに見たい方は、以下の記事もご参考ください。
関連記事:WordPressの企業向けテーマ8選と参考事例、選び方のポイントも解説
WordPressでホームページを作るメリット
WordPressで作成したホームページ例を見ると「こんなデザインにもできるのか」と色んな発見があったかと思います。ここで改めて、WordPressによって作るメリットを整理しましょう。よりWordPressの可能性・魅力を実感できます。
WordPress自体は無料で利用できる
個人利用・法人の商用利用、いずれの場合もWordPressのプログラム自体は無料で利用できます。ホームページを公開するために必要なサーバの確保、ドメインやSSL取得、有料テーマ・プラグインの費用はかかりますが、WordPressを使って自分自身でホームページを作る分には追加費用がかからないと考えていいでしょう。
厳密にいうと、ドメイン・テーマ・サーバには無料で利用できるものもあります。お試し感覚ながらもオリジナリティあるデザインでホームページを作るには、WordPressは適しています。
コーディングの知識なしにホームページを更新できる
HTML / CSSでコーディングされた「静的なホームページ」は、内容を更新するにもコーディングの知識が必要です。しかし、Word感覚でビジュアルエディタを扱えるWordPressなら、誰でもホームページの更新が可能。
これは、情報の鮮度がなによりも重要になりつつある現代において、WordPressを活用する最大のメリットだといえます。定型化したレイアウトも作成可能なため、複数人でのホームページ運用の場合にも、デザインを統一しつつページを作れます。
多彩なテーマ・プラグインを活用できる
世界でもっとも活用されているCMSであるWordPressは、世界中の開発者が公開する多種多様なテーマ・プラグインを活用できるメリットもあります。動的なホームページであるWordPressは、プラグインを機能拡張することにより、ECサイトやマッチングサイト、掲示板を制作することも可能。さまざまなニーズに対応できる柔軟性も魅力のひとつです。
例えば「Xeory Extension」という無料のWordPressテーマは、企業情報・問い合わせページを管理画面から簡単に作れます。テーマのカラーバリエーションも豊富です。
WordPressでホームページを作るデメリット・注意点
WordPressでホームページを作るデメリットとして挙げられるのは、多くがメリットの裏返しです。たとえばコーディングのスキルがなくてもホームページを作成できますが、他社と差別化したオリジナルのホームページを作りたいならコーディングのスキルが必要。外部のWeb制作会社に依頼すれば、その分の費用もかかります。
注意すべきはセキュリティ・読み込み速度・互換性
ほかにも、WordPressには対策を検討しておくべきデメリット・注意点もあります。
ハッカーの標的になりやすい
WordPressは世界で最も利用されているCMSのため、悪質なハッカーから狙われやすいのです。WordPressアカウントに侵入され、ホームページ内のデータを改ざんする事例も幾度か発生しています。
■対策
CPIなどセキュリティの強固なサーバを選んだり、Really Simple SSLなどのSSL化(サーバーとユーザー間のデータを暗号化できるサービス)できるセキュリティプラグインを導入しましょう。
テーマ・プラグインとの互換性問題が発生する
テーマやプラグインなども随時バージョンアップされます。テーマを新バージョンに更新すると初期化され、編集データも消えるのです。古いバージョンのままプラグインを放置していると、新しいバージョンのWordPressと互換性がなく、プラグインが作動しないこともあります。
■対策
テーマ・プラグインを最新にしてからWordPressを最新に更新しましょう。またアップデート前に必ずバックアップを取れば安心です。
デメリット・注意点 |
対策 |
世界中で利用されるWordPressは ハッカーの標的になりやすい |
・セキュリティの強固なサーバを選ぶ ・セキュリティプラグインを導入する |
動的ホームページのWordPressは 読み込み速度が遅い |
・パフォーマンスの高いサーバを選ぶ ・データの重くなる画像をできる限り圧縮 |
テーマ・プラグインとの 互換性問題が発生する |
・テーマ・プラグインを最新にしてから WordPressを最新に更新する ・アップデート前に必ずバックアップを取る |
※WordPressのデメリット・注意点についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:WordPressのデメリット。拡張性と自由度が高いCMSの弱点と対処法
WordPressホームページ制作の外注の費用相場
30万円程度から
依頼先 |
規模 |
費用相場 |
制作会社 |
小規模サイト |
30〜50万円 |
中規模サイト |
50~300万円 |
|
大規模サイト |
300万円以上 |
|
フリーランス |
同じ内容のホームページ制作を依頼をした場合、 制作会社に比べて料金が安くなる傾向にある。 |
WordPressのホームページ制作の費用・料金相場は30万円〜300万円以上。上の表を見ていただくとわかりますが、依頼先やホームページの規模などの要因によって大きく変動します。しかし、WordPressでECサイトなどを構築する場合は100万円程度かかってしまうこともあります。
ニーズに応じて費用は大きく変わるため、いくつかの制作会社から見積もりを取って比較検討するのがおすすめです。
WordPressでホームページを自作する場合、かかる費用はレンタルサーバ、ドメイン、SSLなどの費用がおよそ年間15,000円〜20,000円程度。有償のテーマ・プラグインを活用する場合でもそれぞれ10,000円〜20,000円程度までです。
関連記事:WordPressでホームページ制作する際の費用・料金の相場を解説【一覧表・実例つき】
WordPress ホームページまとめ
WordPressでホームページを作りたいが、どうしたらいいのか?わからない方に向け、本記事では、事前準備から設定・編集方法・おすすめのテーマやプラグインまで、WordPressでホームページを作る方法・手順を解説してきました。
WordPressは、だれにでも簡単にホームページを作れる優秀なツールではありますが、オリジナリティーを打ち出したいとなれば、それなりの知識・スキルが求められることも事実。ホームページのコンセプトを固めた時点で、自分たちだけでは実現が難しいと感じるならば、プロフェッショナルであるWeb制作会社に任せるのも方法です。
コンサルタントのご紹介
岩田
Web制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。
様々なお客様のWeb制作を実際に行ってきましたので、
初心者の方でも安心してご相談ください!
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の相場の情報を徹底解説。
さらに相場を理解するためのポイントや
ホームページを業者に依頼する前の準備方法も
合わせて解説。
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この記事を書いた人

梓澤 昌敏
専門分野: 音楽・映像制作、オウンドメディア、ビジネス
音楽・映像制作の現場を経て、スタジオ構築側の業界へ。マネージャー・コンサルタントとして制作現場の構築に携わる一方、自社オウンドメディアの立ち上げを含むマーケティングも担当してきました。現在アメリカ在住。作曲を含む音楽制作も提供しています。
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