ポータルサイトの構築費用とは?規模別の費用相場や内訳について詳しく解説します。

 

費用相場

ページ数

制作期間

機能

小規模サイト

 50〜150万円

3〜10

  1〜2ヶ月

簡単なページや機能追加のみ

・検索機能

・会員登録

・退会機能

・ログイン

・問い合わせフォーム

中規模サイト

150〜500万円

10〜30

3ヶ月〜半年

小規模サイトにプラスして

・顧客管理システム

・メルマガ配信機能

・記事コンテンツ制作

・カート機能

・クーポン機能

大規模サイト

500万円以上

30〜

1年以上

中規模サイトにプラスして

・予約管理機能

・口コミ投稿機能

・レコメンド機能

・大規模な記事コンテンツ


「ポータルサイトの構築を制作会社に依頼しようと思っている」
「でも相場感がわからない。構築費用っていくらぐらいなの?」
「ポータルサイト構築を依頼する際の注意点があれば知っておきたい」

ポータルサイトといっても、サイトの種類や規模によって費用は大きく変動します。「見積もりが思っていたより高かった…」とならないためにも、まずは費用や相場感を押さえておきましょう。本記事では、ポータルサイトの構築費用について、以下のポイントを中心にお伝えします

・ポータルサイトの構築費用【サイトの規模別】
・ポータルサイトの見積もり費用の内訳
・ポータルサイト制作を外注する際のフローと注意点

自社の目的に合った制作会社を選ぶためにも、ぜひ本記事をお役立てください。

※現在、ポータルサイト制作会社を探している方はWeb幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を紹介します。相談料や紹介料は一切かかりません。

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【目的別】ホームページ制作の料金相場まとめはこちら ・目的別ホームページ制作の費用相場
・ホームページ制作の重要ポイント
をプロが丁寧にわかりやすく解説。
相場とポイントをおさえることで失敗は減ります。ぜひ参考にしてみてください。 プロが教えるホームページ制作・作成費用の料金相場 | Web幹事 プロが教えるホームページ制作・作成費用の料金相場 | Web幹事 制作を行ってきたプロがホームページ制作の相場や料金を徹底調査・解説!企業サイトやECサイト等目的別に相場を解説、実際の制作会社の費用や料金表もご紹介します。Web制...

目次
  1. 1. ポータルサイトとは
  2. 2. ポータルサイトの構築費用は?
    1. 2-1. 小規模ポータルサイト
    2. 2-2. 中規模ポータルサイト
    3. 2-3. 大規模ポータルサイト
  3. 3. ポータルサイトの見積もり費用の内訳
    1. 3-1. 企画・ディレクション費
    2. 3-2. デザイン制作費
    3. 3-3. コーディング費
    4. 3-4. バックエンド構築費
    5. 3-5. 保守運用費
    6. 3-6. コンサルティング費
  4. 4. ポータルサイト制作を外注する際のフローと注意点
    1. 4-1. 1. 要件定義
    2. 4-2. 2. 構成作成
    3. 4-3. 3. デザイン制作
    4. 4-4. 4. コーディング
    5. 4-5. 5. システム構築(バックエンド構築)
    6. 4-6. 6. 掲載企業・運営者の管理画面構築
    7. 4-7. 7. コンテンツの制作
    8. 4-8. 【注意点】ポータルサイト公開前後の運用フローも決めておく
  5. 5. ポータルサイト構築費用のまとめ
    1. 5-1. ポータルサイトの構築をプロに任せたい方へ

ポータルサイトとは

ポータルサイトとは

ポータルサイトとは、様々な情報が総合的にまとめられたWebサイトのこと。

Portal(ポータル)に「玄関」や「入口」という意味があるように、「ユーザーの玄関口」となるようなWebサイトを指します。

ポータルサイトといっても、GoogleやYahoo!などの大型ポータルサイトから地域情報に特化したポータルサイト、社内向けポータルサイトまで多種多様です。

ポータルサイトの種類については以下の記事をご参照ください。

関連記事ポータルサイトとは?意味や種類、費用、作り方まで初心者向けに解説

ポータルサイトの構築費用は?

 

費用相場

ページ数

制作期間

機能

小規模サイト

 50〜150万円

3〜10

  1〜2ヶ月

簡単なページや機能追加のみ

・検索機能

・会員登録

・退会機能

・ログイン

・問い合わせフォーム

中規模サイト

150〜500万円

10〜30

3ヶ月〜半年

小規模サイトにプラスして

・顧客管理システム

・メルマガ配信機能

・記事コンテンツ制作

・カート機能

・クーポン機能

大規模サイト

500万円以上

30〜

1年以上

中規模サイトにプラスして

・予約管理機能

・口コミ投稿機能

・レコメンド機能

・大規模な記事コンテンツ

ポータルサイトの構築費用は50万円〜500万円以上です。金額はサイトの規模や実装する機能によって変動します。

小規模ポータルサイト

【こんな方にオススメ】 ・とりあえず格安でポータルサイトを作りたい
・最小限の機能やシステムだけで十分
・短期間でサクッとポータルサイト制作を依頼したい

小規模ポータルサイトの費用相場は50〜150万円程度です。

制作ページ数も3〜10ページと少なめで、ページ内の機能も基本的なものだけになります。
たとえば検索機能、会員登録、退会、ログイン、問い合わせフォームなど。機能数とページ数が少ないため制作期間も1〜2ヶ月と短くなります。「最短でポータルサイトを作りたい」という方にオススメです。

制作会社によって費用は異なりますが、格安で制作する場合は、WordPressなどのオープンソースソフトウェアを使うことも。サーバーに関しても、ゼロからサーバーを構築するのと比べて手間のかからない「レンタルサーバー」で済ませることも多いです。

中規模ポータルサイト

【こんな方にオススメ】 ・企業として信頼度のあるポータルサイトを作りたい
・ただサイトを作るだけでなく記事やECも充実させたい

中規模ポータルサイトの費用相場は150〜500万円程度です。ページ数は10〜30ページ程度。小規模サイトにプラスして顧客管理やメルマガ、記事コンテンツ制作など各種機能が追加されます。人件費や時間など制作工数が増えることから、制作期間も3ヶ月〜半年程度を要します。

機能

内容

顧客管理システム

氏名や住所、年齢、電話番号など顧客に関する情報を一元管理できるシステム。

顧客の属性やニーズの把握によってマーケティング戦略が打ちやすくなる。

メルマガ配信機能

顧客に一斉送信でメールマガジンを配信可能。

年齢性別やアクセス頻度、時間の傾向などセグメントごとに

最適化したメール配信ができる(キャンペーンなど)。

記事コンテンツ制作

SEOを前提とした記事コンテンツの制作。

基本的にはコンテンツの企画〜制作まで対応。

プロのライターによる執筆を行っている会社もある。

カート機能

ポータルサイトにEC要素を追加する場合のショッピングカート機能。

商品を買い物カゴに入れる、購入手続き、決済など一連の機能が備わっている。

クーポン機能

飲食店やサロンなどを取り扱うポータルサイトに多い。

割引や特典をつけたクーポンを配信することで集客促進につながる。

メルマガや記事コンテンツ制作など集客につながる機能が多数追加されるため、限られたページ数でユーザーを囲い込みたいと考えている事業者にオススメです。

大規模ポータルサイト

【こんな方にオススメ】 ・とにかくユーザーを集めてサイトの知名度を上げたい
・質の高いコンテンツを量産してサイトの価値を高めたい

大規模ポータルサイトの費用相場は500万円以上です。サイト内の掲載情報やコンテンツ数が大幅に増えるため、ページ数も30以上となります。中規模サイトにプラスして予約管理や口コミ投稿、レコメンド機能などが追加。

費用が500万円以上になる理由は、主にエンジニアの人件費です。大規模サイトは制作工数が非常に大きいため、エンジニアの人数やコミットメントが必要になります。

機能

内容

予約管理機能

予約の受付や管理を行うシステム。予約がオンライン化されるため24時間受付が可能に。

ダブルブッキングの防止にも役立つ。

口コミ投稿機能

「食べログ」や「価格.com」のようにユーザーが感想や口コミを投稿できる機能。

レビューを集めることで運営者、掲載店舗の評価が上がる。

レコメンド機能

各ユーザーに最適化した商品やページを表示させる機能。

(「あなたにオススメの商品」「関連商品」など)

大規模サイトになると自然にページ数も増えるため、詳しい解説や新しい情報を追加できるなど、より肉厚なコンテンツ制作が可能となります。

また数万件以上のデータを取り扱ったり、同時アクセスが数百を超えることから、専用のサーバーが必要不可欠です。非常に大掛かりな構築作業となるため、1年以上の制作期間を要します。

※ポータルサイトの制作を検討している方は、ぜひWeb幹事にご相談ください。目的や予算に合わせてヒアリングをおこない、自社に合った制作会社をご提案いたします。

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ポータルサイトの見積もり費用の内訳

ポータルサイト制作は費用が変動するので注意が必要です。特に次の項目を押さえておきましょう。

費用名

費用

企画・ディレクション費

10〜30万円

デザイン制作費

トップページ:10万円程度

その他ページ:5万円程度

コーディング費

トップページ:3万円程度

その他ページ:5,000〜2万円程度

バックエンド構築費

30〜50万円

保守運用費

月1〜10万円

コンサルティング費

月20万円程度

企画・ディレクション費

ポータルサイトを立ち上げるにあたって発生した企画・ディレクション費です。主にWebディレクターの人件費がこれに該当します。Webディレクターは、依頼者のニーズを聞き取り、開発者がスムーズに実装できるよう整理をするという、サイト制作において欠かせない存在です。

企画・ディレクション費には、サイト規模や作業工程日数に応じて金額が変わるケース、最初から「見積もりの◯%」と決まっているケースがあります。概ね10〜30万円程度です。

デザイン制作費

ポータルサイト全体のデザインにかかる費用です。トップページからカテゴリ別のページ、コンテンツページなど全体のページデザインを決定します。基本的にはまずトップページのデザインを決めて、それをベースに他のページをデザインしていく流れです。

費用はページ数に応じて算出されます。トップページだけで10万円、その他のページは平均5万円程です。またPCとスマホ両方に画面を最適化する「レスポンシブ対応」にする場合は、プラスで10万円程度かかります。

コーディング費

決定したデザインを表示させるためのコーディング費用です。HTML、CSS、JavaScriptなどのプログラミング言語が用いられます。費用はトップページで3万円程度、その他は1ページあたり5,000円~2万円程です。

バックエンド構築費

バックエンドとは、サーバーやデータベースなど「ユーザーの目に見えない部分」のこと。それらのシステムを構築するための費用です。

バックエンド構築ではPHPやRubyといった言語を用いてシステムの設計、実装、カスタマイズ、サーバー設定などを実施。ポータルサイトは比較的機能が多いため、30〜50万円は見積もっておくべきでしょう。パッケージの利用によってコストを抑えることも可能です。

保守運用費

ポータルサイトの「制作後」に、システムを保守・運用するために必要な費用です。
サイトの不具合やバグの修正、実装機能に問題がないかのチェック、サーバーやネットワーク障害への対応など様々です。

依頼する会社や内容によって相場は大きく変わります。毎月1万円〜10万円程度を見積もっておきましょう。

コンサルティング費

制作会社によっては、ポータルサイト制作だけでなくコンサルティング業務を請け負っているところも。コンサルを依頼した場合、当然コンサルティング費用が発生します。

会社によって内容は異なりますが、ユーザー集客やSEO対策、Webマーケティング施策の提案などが主です。サイトの規模が大きくなるほど難易度が高くなるため、コンサル費も上がります

アクセス分析や提案だけであれば月10万円前後、サイト運営まで丸投げする場合は月20万円程度は見積もっておきましょう。

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ポータルサイト制作を外注する際のフローと注意点

ポータルサイトの制作フローと注意点

ポータルサイトといっても、Webサイトであることには変わりありません。ポータルサイトを制作会社に依頼する場合、一般的なWebサイトと制作フローはほとんど同じです。しかしながらポータルサイトならではの注意点もあります。

1. 要件定義

ポータルサイトの種類や規模はさまざま。まずは「要件定義」を定めましょう。要件定義とは、発注者の要望と、その要望を叶えるためのプロセスを文章化したものです。どのようなポータルサイトを作りたいのかを見据えながら、必要な機能や要件を策定します。

2. 構成作成

策定された要件定義を元に、ポータルサイトの構成案を作成します。ここでは制作会社が、構成案を「ワイヤーフレーム」と呼ばれる手法で視覚化します。依頼する側は「要件定義のイメージ通りの仕上がりになりそうか?」をチェックしておきましょう。

3. デザイン制作

構成案やワイヤーフレームを元に実際のページデザインを作成していきます。ユーザーの見やすさを重視したUI(ユーザーインターフェース)、ユーザーがストレスなくサイトを使えるUX(ユーザーエクスペリエンス)を意識したデザインに仕上げるのがポイントです。

4. コーディング

ブラウザに各ページのデザインが表示されるようにコーディングを施します。プログラミング言語を用いてソースコードを入力する必要があるので、「コーダー」や「プログラマー」が担当します。

コーディングが始まってからは「要件」や「デザイン」を変更できないので要注意。万が一変更した場合、最初の「構成作成」まで戻らなければなりません。したがって、要件定義の修正・変更はデザイン制作の段階までに終わらせるようにしましょう。

5. システム構築(バックエンド構築)

システム構築では、ページデザインなどユーザーの目に見える部分に対して、サーバーやデータベースなど目に見えない部分を構築していきます。検索機能や決済機能など、さまざまな機能を持たせたいポータルサイトには必須のステップです。

6. 掲載企業・運営者の管理画面構築

一般的なポータルサイトでは、ユーザーが目にするフロントエンドのほか、運営者や掲載企業が閲覧・編集するための「管理画面」も必要です。フロントエンドやバックエンド構築と並行して、管理画面の構築も行われます。運営者や掲載企業にとって使い勝手のよいUI/UXを意識しましょう。

7. コンテンツの制作

ポータルサイトにとって、情報=コンテンツはなくてはならない存在です。サイトが完成しても、肝心のコンテンツがなければ集客もできないでしょう。
しかしながら、ポータルサイト制作を考えている企業の多くは「どんなコンテンツを作るか」まで気を配れていません。いざ公開となったときに「掲載するコンテンツがない!」といった事態にならないためにも、構想段階から準備を進めておくことが重要です。

コンテンツ制作を外部に依頼したい方は以下の記事をご参考ください。

関連記事ポータルサイトの作り方!制作手順・注意点を完全解説

【注意点】ポータルサイト公開前後の運用フローも決めておく

ポータルサイトでは、ユーザーや掲載企業からさまざまな問い合わせが寄せられるため、公開後のフローを固めておくことが大切です。

・どのように質問や意見を受け付けるのか?
・だれが対応するのか?返信するのか?

など、社内での運用オペレーションを決めておきましょう。

またサイト公開前に問題点を洗い出す「テスト運用」も必須です。ポータルサイトのテスト運用は、限定したユーザー・掲載企業に実際にサイトを使ってもらい、フィードバックをもとに修正します。だれが担当してどのように実行するのか?フィードバックまでのフローを含めて明確化しておくことが大切です。

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ポータルサイト構築費用のまとめ

本記事では、ポータルサイトの構築費用について、次のポイントを中心にお伝えしました。

・ポータルサイトの構築費用は種類や規模によって異なる
・小規模サイトは50〜150万円、中規模は150〜500万円、大規模は500万円以上
・ポータルサイト制作はディレクション費など変動費用があるので要注意
・テスト運用や問い合わせ対応などサイト公開前後のオペレーションも決める

ぜひ本記事の内容を、ポータルサイト構築にお役立てください。

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