社内で評判になるサイトリニューアルの企画書の書き方

自社サイトに課題を感じているのでリニューアルしたい。

しかし、敵は社内にあり。
社内の部長や役員にプレゼンして、サイトリニューアルの予算を取るのは一苦労です。
企画書を出して、しっかりとその必要性を理解してもらう必要があります。

  • サイトリニューアルの企画書って何を書けばいいの?
  • 企画書で注意するべきポイントは?
  • きっちり企画を通すにはどうすればいい?

知識のないホームページの企画書を書くにあたって様々な疑問や不安が出てくるかと思います。

そこで本記事では、サイトリニューアルの企画書を徹底解説
もともと、クライアントに向けてサイトリニューアルの提案書を書いていたプロが、しっかり意図が伝わる企画書の書き方をご紹介します!

関連記事:サイトリニューアルの流れ 基本的なサイトリニューアルの流れはこちらを参考にしてください!
結果を出すためのサイトリニューアルの基本手順と進め方

目次
  1. 1. サイトリニューアルの企画書に必要な構成
    1. 1-1. サイトリニューアルの概要
    2. 1-2. サイトリニューアルの目的
    3. 1-3. 自社サイトの課題・分析
    4. 1-4. 予算・スケジュール
    5. 1-5. リニューアル後の目標
    6. 1-6. 他社の事例・成功事例
    7. 1-7. 制作会社の見積書や提案書
  2. 2. サイトリニューアル企画書で注意したいポイント
    1. 2-1. 端的にポイントをまとめる
    2. 2-2. できるだけ数字で語る
    3. 2-3. 専門用語を入れすぎない
    4. 2-4. ホームページの制作費の相場を理解しておく
    5. 2-5. 目次をつける
  3. 3. 企画書・提案書の作成に役立つサイト
    1. 3-1. SlideShare
    2. 3-2. alle(アレ)
    3. 3-3. BB-WAVE
    4. 3-4. Pinterest
  4. 4. サイトリニューアルの企画書まとめ

サイトリニューアルの企画書に必要な構成

実際の企画書の構成をご紹介していきます。
ポイントは下記の3点をしっかり伝えることで「サイトリニューアルを行うと、どんな良いことがあるのか」を具体的にイメージしてもらうのが非常に重要です。

  • サイトリニューアルを行う必要性を理解してもらう
  • 現状の課題を分かりやすく伝える
  • サイトリニューアルの費用や期間を伝える

以下、ホームページのリニューアル企画書に必ず含めるべき項目をご紹介していきます。

サイトリニューアルの概要

まずは、企画書全体のサマリーを1ページにまとめた概要を作りましょう。
社長や上司が忙しい場合、全てに目を通してもらえる可能性は少ないです。

一目みただけで、しっかりと分かるようなサマリーを作っておくのが重要です。
(プレゼンを行う場合にも効果的です!)

サイトリニューアルの目的

次に、最も重要なリニューアルの背景を記載しましょう。
その際、下記のようなポイントをまとめておくとGoodです。

サイトリニューアルの背景

なぜリニューアルを行うことになったのか、背景や理由が重要です。

  • テレアポの営業では新規案件が取れなくなった
  • 競合がサイトリニューアルを行い、急成長している

など、リニューアルを行う必要性をアピールします。
自社の競争環境や事業運営上の問題と連携させられるとGoodです。

サイトリニューアルの目的

リニューアルを行なった結果、どういう姿を実現したいのかを記載します。

下記のように、サイトリニューアルの目的をしっかり記載しましょう。

  • 月々のお問い合わせを増加させたい。
  • サイト上で資料請求をしてもらうようにしたい。
  • サイト経由で自社の採用につなげたい。

「デザインを新しくしたい」は目的ではない しばしば「デザインを新しくしたい」という目的を耳にします。
しかしそれは、「手段」であって、目的はありません。
デザインを新しくした先に何を実現したいのか、しっかり考えましょう!

ターゲット

サイトリニューアルを行い、誰に向けてアピールしていくのかを記載します。

  • 売上10億円〜100億円の中小企業の担当者
  • 20~30代 年収〇〇円
  • 〇〇で困っている

など思いつく限り具体的に設定しましょう。

集客を行う場合は、あなたの会社のクライアントがメインターゲットになるはず。
営業部の方からヒアリングするなどして、具体的にイメージしておくことが大切です。

自社サイトの課題・分析

自社サイトの課題をしっかり記載することで「今のままじゃダメだ」ということを伝えましょう。
その際、下記の3ポイントを抑えることが重要です。

  • 自社サイトの現状
  • 社内メンバーからの課題
  • 自社サイトの課題分析

自社サイトの現状

自社サイトの現状を伝えましょう。
できれば数値に基づいて、現状を伝えられるとGoodです。

Googleアナリティクス

その際、Googleアナリティクスを活用すれば、簡単に数値が取れます。

【初心者向け】Googleアナリティクスを使ってPV数を測る方法 初心者の方でも簡単にアクセス数を測る方法を解説しています!参考にしてください。
ホームページのアクセス数をサクッと調べる方法【初心者向け】

社内メンバーからの課題

社員が困っている、内容を事前にヒアリングして記載しましょう。
例えば下記の通りです。

営業部からの課題
  • 営業で訪問した際に、自社サイトを用いて説明ができない。
  • 営業資料をサイトからダウンロードできるようにしてほしい。などのクライアントのからの要望に答えられていない。
  • 紙の資料を受け取らないお客様が増えてきた。「あとでサイト見ておくよ」と言われる
広報からの課題
  • 定期的にプレスリリースなどを発信する際に、非常に手間がかかる。
  • 毎回、既存の制作会社に連絡してアップしてもらうため、反映まで1週間かかる。
  • コンテンツを積極的にサイト上に公開する体制が整っていない。

普段の実務を行う上で、良いホームページが無いことで被っている不利益をしっかりアピールすることが大切です。

自社サイトの課題

実際に自社サイトを見て「使いにくい」「分かりにくい」と思ったポイントを列挙しましょう。
下記のようなレベルで大丈夫です。

自社サイトの課題分析1

自社サイトの課題分析2

予算・スケジュール

社長や上司に報告する際に、予算とスケジュールは必須です。
サイトリニューアルにどれくらいの期間・費用がかかるのかを押さえておきましょう。
先に制作会社から見積書をもらっている場合は、添付しておくと分かりやすいです。

その際、ホームページの制作費用だけでは不十分。
下記のような、プロジェクト全体にかかる予算を記載しておきましょう。

  • サイト公開後の運用にかかる費用
  • コンテンツを追加していくのにかかる費用
  • (CMSなどのツールを使う場合は)ツールの使用料

ホームページの運用費について ホームページにかかる費用ははサイトリニューアルにかかる制作費だけではありません。
ドメインやサーバーなどの費用、制作会社に支払う管理費など、様々なコストがあります。
ホームページに関する運用費はこちらをご覧ください!
ホームページ管理費の内訳と相場を徹底解説!

リニューアル後の目標

リニューアルの目標数値を記載しましょう。

サイトリニューアル後の目標

上記のようにグラフなどで記載すると分かりやすいです。

また目標は「数値」で書くことが重要です。
ホームページに関する数値はたくさんあります。

  • お問い合わせや資料請求など、サイトのゴール(コンバージョン数)
  • 訪問者数(ユニークユーザー数)
  • アクセス数(セッション数)
  • ページ閲覧数(ページビュー数)
  • 滞在時間(サイトを見ていた時間)
  • 直帰率(サイトにきて1ページ目で離脱してしまう確率)

上記のような指標を目標にしましょう!

他社の事例・成功事例

リニューアルの目標が、しっかり実現可能性があることをアピールするために他社の事例を掲載すると説得力が増します。
下記のようなワードで検索すると、様々な事例が出てきます。

  • サイトリニューアル 事例
  • ホームページ 成功事例

自社の業界や業態に最もあった事例を選んで記載しておきましょう。
Web幹事でも事例に関する記事を発信しています。ぜひ参考にしてください。

関連記事プロが選んだオウンドメディアの成功事例11選!分野別にご紹介します

制作会社の見積書や提案書

既にホームページ制作会社から見積書や提案書を取っている場合は企画書に添付しましょう。
提案書や見積もりの数が多かったり、情報量が多い場合は、比較一覧表にしてあげると親切でわかりやすいと思います!

制作会社の比較表の作り方 ホームページ制作会社から提案を受けて、評価一覧を作りたいからは下記をご覧ください!
「マル・バツ」でできるホームページ制作会社の選び方【評価シート付き】

サイトリニューアル企画書で注意したいポイント

端的にポイントをまとめる

伝えたいことが多いからといって、だらだらと沢山書いてしまうのは逆効果です。
先ほどもお伝えしたように1サイト=1目的が原則です。

集客を目的にしたサイトリニューアルを行いたいなら、下記のように集客に絞った話題に焦点を絞りましょう。

  • サイトで集客すべき理由
  • 集客をするのに、現在課題となっているもの
  • どのくらいサイト経由で集客をしたいのか

よくある失敗に
「集客に力を入れたいが、ブランド感を感じてもらえるようなサイトデザインにしたい」など話題が発散してしまう。というものがあります。要注意です!

できるだけ数字で語る

Google アナリティクスの数字を活用し、目標や課題はできるだけ数値で表現しましょう。

下記のように具体的な数字を入れることで、実現可能性がぐっと見えてくるため、通りやすい企画書になります。

  • 現状の3万のPVを5万PVにします。
  • 直帰率が90%もあるのが課題です。
  • サイトの滞在時間を2分から4分にすることを目指します。

【初心者向け】Googleアナリティクスを使ってPV数を測る方法 初心者の方でも簡単にアクセス数を測る方法を解説しています!参考にしてください。
ホームページのアクセス数をサクッと調べる方法【初心者向け】

専門用語を入れすぎない

プレゼンをする相手は、ほとんどの場合ホームページに関する知識がない方々。
専門用語を入れると「できる感」が出るのですが、伝わらなければ意味がないため「分かりやすさ」を重視するようにしましょう。

ホームページの制作費の相場を理解しておく

ホームページに関する知識がない方から予算を取る際は、下記のように金額に対する指摘が入ることが予想されます。

  • それは安いの?高いの?
  • もっと安い業者あるんじゃない?
  • 最近のホームページは5万円とかで作れるって聞いたよ

事前に取ろうとしている予算が「相場に対してどれくらいなのか」を確認しておきましょう。

ホームページの予算を知りたい方へ 制作会社を経験したプロがホームページ制作に関する予算を徹底的にまとめました。
ぜひ参考にしてください。
ホームページ制作の相場・料金【相場早見表・料金表つき】

目次をつける

ページ数が多くなってしまう場合は、企画書の最初に目次をつけると親切です。
忙しい方に見せる場合は、重要な箇所しか見られない可能性が高いため、すぐに目的のページに辿り着けるようにしておきましょう!

企画書・提案書の作成に役立つサイト

最後に企画書の作成に役立つ「プレゼン資料が集まっているサイト」をご紹介します。
企画書作成に煮詰まったら、他の方が作った企画書を見てみましょう!

SlideShare

SlideShare

SlideShareは世界最大規模のビジネス向けSNS「LinkedIn」が提供する「資料共有サービス」。
日本語の資料も数多く集まっています。
「サイトリニューアル」や「企画書」で検索すると関連資料がいくつか出て来ます。

https://www.slideshare.net/

alle(アレ)

alle(アレ)

日本語のスライド・企画書があつまるポータルサイト。
ホームページやサイトリニューアルに関する企画書はありませんが、デザイン性の高い企画書が多数アップされています。

企画書のレイアウトやデザインに困った時などに参考になります。

https://the.alleslide.com/

BB-WAVE

BB-WAVE

こちらもホームページに関する企画書はありません。
しかし、有名メーカーのプロモーションや広告の企画など、「プロの企画書」が多数掲載。
ストーリーや構成など、参考になる企画書が多数です。

https://bb-wave.biglobe.ne.jp/pre/kikakusyo/

Pinterest

「画像SNS」として有名なPinterest。
本来はおしゃれな画像を検索するのに適しているサイトですが、企画書をまとめたページも多数存在します。
デザイン性の高いスライドが多いので、デザインの参考にしましょう!

https://www.pinterest.jp/

Pinterestにある企画書のページはこちら

サイトリニューアルの企画書まとめ

いかがでしたでしょうか?

サイトリニューアルの企画書で必要な構成は下記の通りです。

  1. サイトリニューアルの概要
  2. サイトリニューアルの目的
  3. 自社サイトの課題・分析
  4. 予算・スケジュール
  5. リニューアル後の目標
  6. 他社の事例・成功事例
  7. 制作会社の見積書や提案書

これらのポイントを抑えれば、あとは自社のフォーマットにしたがって企画書を書くだけです!

サイトリニューアルで社内でよく出てくる質問は、下記のようなものが多いです。

  • 本当に効果あるの?
  • そんなにお金かかるの?
  • なんか他に事例ないの?

そのため、そのような疑問や指摘にしっかり応えられるようにしておけば、リニューアルの意義を理解してもらえるはずです。

ぜひ、本記事を活用して素敵なリニューアル企画書を作ってみてください!

社内のプレゼンが通ったら 社内のプレゼンが通ったら、次は本格的にリニューアルを進めていくことになります。
下記の記事でサイトリニューアルの手順に関して解説しています。
合わせて参考にしてください!
結果を出すためのサイトリニューアルの基本手順と進め方をプロが解説!【専門知識不要】