- 更新日 2024.09.18
- カテゴリー ホームページ制作の見積もり・発注
ホームページ制作会社の選び方|チェック項目・注意点までプロが徹底解説【2024年最新版】
自社のホームページリニューアルをすることが決まり、ホームページ制作会社を探すことに。
ホームページに全く馴染みのない方だけでなく、多少知識がある人にとっても「業者選び」は簡単ではありません。
実際、Web幹事のもとにも
・業者選びで失敗したくないが、知識がなく困っている
・ネットなどで検索しても、制作会社が多すぎてどれを選べば良いか分からない
・ホームページ制作会社の違いがイマイチよく分からない
というお悩みの声を良くいただきます。
本記事では、実際にWeb制作会社として上場企業含む50社以上の制作に携わった筆者が、「失敗しないホームページ制作会社の選び方」を解説していきます。
これから制作会社に依頼を検討されている方は、ぜひご覧ください。
※無料でダウンロードできるホームページ制作会社の選び方5ポイントをご用意しています。こちらもあわせてご活用ください。
初めてホームページ制作依頼をする前にご覧ください! ホームページ制作会社の選び方5ポイント 【ホームページの作成を制作会社に依頼する担当者必見!】 ホームページ制作会社の選び方を5つのポイントにまとめました。 3年間、実際に制作を行ってきた、プロのWebディレクターが徹底的に解説します。 また複数の制作会社に相見積もりする際のポイントや... 無料でダウンロードする
※Web幹事についてと使い方はこちら
ホームページ制作会社選びで失敗しないためには準備が大事!
制作会社選びで失敗している原因の多くに「事前の準備不足」があります。
一見、関係ないように思えますが、そんなことはありません。
適切な業者に見積もりを依頼することができても、事前の準備を疎かにしていると冷たくあしらわれることも。。。
最低限の事前準備を行なった上で、制作会社に見積もりを依頼するのが重要です。
目的・予算・納期は最低限決めておく
ホームページ制作を依頼する上で、最低限決めておく必要があるのが下記の3つです。
- 目的
- 納期
- 予算
この3つが決まっていない案件は、制作会社としても優先度を下げて対応せざるを得ません。
必ず決めておくようにしましょう。
目的
いい目的の設定例
- ホームページで集客をして売上をあげたい
- 素敵なデザインで学生を集め、採用を強化したい
ダメな目的の設定例
- デザインが古いので新しくしたい
- 競合がサイトをリニューアルしたので、うちもリニューアルしたい
一番重要なのがホームページを制作する「目的」です。
売上増加や採用強化など、会社の事業とマッチしているのが理想です。
逆に「競合がリニューアルした」などの抽象的なものや、「デザインを新しくしたい」など手段が目的になっているものは危険です。
ホームページを制作しても効果が出ない可能性が非常に高いです。
しかし、目的が決まっていないホームページの案件は、実は非常に多い失敗例です。
目的をしっかり設定して具体的にプロジェクトが進むようにしましょう。
納期
良い納期の設定例
- 2019年4月1日にサイトをオープンしたい
- 2019年3月中に納品希望
ダメな納期の設定例
- なるべく早く対応して欲しい
- 2019年の3~5月あたりに納品希望
納期は具体的に伝えるのがポイント。
「なるべく早く」や「3~5月あたりに」などアバウトに伝えると、制作会社は余裕を持ったスケジュール設計をします。
急ぎでない場合も、しっかり納期を設定しておきましょう。
ホームページ制作にはどれくらいの期間がかかるの?
スケジュールを立てるためにも、ホームページ制作の流れや期間を知っておきましょう!
10分で分かるホームページ制作の流れ・期間(元Webディレクターが丁寧に解説)
予算
良い予算の設定例
- 200万円までに納めたい
- 予算上限300万円
ダメな予算の設定例
- なるべく安く済ませたい
- 逆にいくらくらいか制作会社に聞いてみよう!
予算も、できるだけ具体的に設定しましょう。
基本的にホームページは「オーダーメイド」で制作するものがほとんど。
そのためホームページ制作会社は、クライアントが提示する予算の上限に近い金額で見積書を出してきます。
こちらの予算を提示し、その中で最大限対応できる提案内容にしてもらうのがポイントです。
関連記事:ホームページ制作の相場について
そもそも相場に関する知識がなくて、予算が決められない!という方はこちらをご覧下さい。
プロが教える ホームページ制作の費用・料金相場
管理・運用に関する方針を決めておく
ホームページは作って終わりではなく、公開後も継続的に管理・運用していく必要があります。
- ホームページの運用も業者に依頼するのか
- 依頼するなら月々の予算はどれくらいか
- 運用時に制作会社に求めるものは何か
このような内容を事前に決めておき、制作を始める前に運用について業者とある程度決めておいた方が良いでしょう。
初期費用が安くても、月額の運用費用が高ければ、合計の支払い総額は大きくなります。
関連記事:ホームページの管理費の相場はこちら
ホームページの管理・運用費は、依頼する内容によって大きく変動します。
依頼内容別に相場をまとめましたので、参考にしてください!
ホームページ管理費の内訳と相場を徹底解説!
RFP(提案依頼書)を用意する
しっかりと準備を行いたい!という方は「RFP(提案依頼書)」を作成すると良いでしょう。RFPとは、依頼側が制作会社に「こういう提案をして欲しい」という要望を記載した資料。制作会社に見積もりを依頼するタイミングで提出し、下記の内容を記載します。
■課題編
- プロジェクトの概要
- 会社概要・事業概要
■要望編
- サイトの機能要件・要望
- 提案して欲しい内容
- 補足事項
■補足編
- 法務要件
- 提案の進め方
事前に、どんな人に刺さるホームページにしたいのかのターゲットもしっかり明確にして記載しましょう。要件を事前にしっかりと制作会社に伝えることで以下のような効果があります。
- 「現状の課題」「発注したい内容」「制作会社に求める要望」などを明確にして
- 制作会社からの提案の質をあげる
100~300万円程度のホームページのプロジェクトなら1日 or 2日もあれば十分に作成が可能です。
関連記事:RFPの書き方はこちら
RFPの書き方を徹底解説!無料でサンプルもダウンロードできます。
【事例&サンプル付き】ホームページ制作のRFP(提案依頼書)の書き方完全マニュアル
ホームページ制作会社の選び方のポイント
ホームページ制作会社を選ぶポイントについてご紹介します。どうやって発注先を選んだらいいか分からないという方は以下のポイントを参考に選定をしてみましょう。
ホームページ制作会社を選ぶポイントとして、大きく分けて以下をチェックしましょう。
- こちらの希望について掘り下げや新たな提案をしてくれるか
- 担当者(ディレクター)との相性やコミュニケーションは問題はないか
- ホームページ制作会社の得意分野は自社の目的に沿っているか
- 次自社の目的に沿ったホームページの制作実績は豊富か
- 見積書・提案書に不明点がないか、説明は十分か
- サポートやアフターフォローは手厚いか
- 制作体制が充実しているか?
- プロジェクト管理の方法は適切か
- 運用保守もやってくれるか
- Webの集客もやってくれるか
- 【参考】制作会社のホームページの善し悪しはどうか?
以下でそれぞれの選び方のポイントについて詳しく解説しましょう。
※プロのWebディレクターが解説する「ホームページ制作会社の選び方」ガイドブックはこちら
これからご紹介する内容は、資料にもまとめています!ぜひ無料ダウンロードしてご覧ください。
こちらの希望について掘り下げや新たな提案をしてくれるか
自社の準備状況・相手の提案のチェックポイント
- 目的・納期・予算は決めましたか?
- 運用に関する方針を決めましたか?
- (可能であれば)RFPは作成しましたか?
- ホームページ制作会社は掘り下げや提案をしてくれていますか?
ここまで説明したように、自社の準備は万全でしょうか?
事前の準備を疎かにしていると、適切な制作会社を選ぶことができても、見積もりや提案の質が落ちてしまいます。自社の事前準備がしっかりできているか確認しましょう。
そして、自社で準備した情報をホームページ制作会社へ渡したときに、詳しくヒアリングして自社の理念や目的の情報を掘り下げてくれるか見ておきましょう。
ホームページ制作会社へお問い合わせすると、ホームページ制作会社の実績をもとに相場観や実現性など、ヒアリングを通して準備した情報に肉付けしてくれます。さらに、「こんな機能やページがあった方がよいですね」「これは必要ないと思います」など、提案してくれるかも見ておくのもおすすめです。
特に「機能を削減する提案」をくれる制作会社は、見積金額が下がる(=売上が下がる)にもかかわらず私たちの無駄を減らし、ビジネスの成功を優先して提案してくれているととらえることができるでしょう。
担当者との相性やコミュニケーションは問題ないか
まずは担当者との相性をチェックしましょう。担当者は、サイトの公開までの長い付き合いになります。大きなプロジェクトであれば数ヶ月間一緒に仕事をすることも。
担当者自身の経験はもちろんのこと、クライアント(あなた)のレベルに合わせて説明してくれるかチェックしましょう。
専門用語を並べて「それっぽく」話をするのは意外と簡単です。
優秀な担当者は、クライアントもしっかり理解できるレベルで丁寧に説明してくれます。
また、担当者の熱意も重要。
プロジェクトに興味を持ってくれているか、信頼できる人物か、見極めるようにしましょう。
担当者との相性チェックポイント
- 担当者自身にしっかりとした経験・実績がありますか?
- あなたのレベルに合わせて、丁寧に説明してくれましたか?
- 数ヶ月間、プロジェクトを一緒に進めていく上で信頼できますか?
注意!
制作会社によって営業担当とプロジェクト担当が異なる場合があります。
営業マンに惚れ込んで発注したのに、プロジェクトがスタートすると違う人が担当することも。。。
事前に「プロジェクトも担当してもらえるのか」確認するようにしましょう。
ホームページ制作会社の得意分野は自社の目的に沿っているか
ホームページ制作会社の得意分野チェックポイント
- 制作会社にわかりやすい得意分野がありますか?
- 制作会社自身のホームページに強みがアピールされていますか?
- 制作会社の得意分野と、あなたの会社の目的はマッチしていますか?
「ホームページ制作会社」と言っても、その種類は様々。
得意分野の違いによって、全くと言っていいほど制作するホームページの内容は異なります。
例えば「マーケティングや集客の得意な制作会社」にブランディングやデザインを重視したホームページを依頼しても成果はでません。
逆も然りです。
あなたの目的に合わせたホームページ制作会社に依頼するのが重要です。
見極め方は簡単。
- 制作会社自身のホームページに強みがアピールされているか
- シンプルに「貴社の得意分野は何ですか?」と質問してみる
上記の2点をチェックしてみましょう。特に後者は重要です。
「集客が得意です」「〇〇業界の案件には自身があります」などの答えが返ってくるはずです。
ここでわかりにくい答えが返ってくる場合は要注意です。
関連記事:ホームページ制作会社の種類を網羅しました
制作会社選びで失敗しないために知っておきたい「制作会社の種類」をまとめました。
発注前に知っておくべきホームページ制作会社の種類・特徴【7タイプ】
自社の目的に沿ったホームページ制作実績は豊富か
ホームページ制作会社の得意分野を見極めたら、次は具体的な制作実績をチェックしてみましょう。
まずは「同じ業界の制作実績」や「似たような目的(集客など)の制作実績」があるかを質問しましょう。またその実績の「こだわった点」や「成功した要因」など具体的な話も聞いてみるようにしましょう。
逆に失敗した事例などを聞いてみるのも一つの手です。
実績の「ある・なし」ではなく、その中身を聞いてみるのが重要です。
社内に事例がしっかり積み上がっている制作会社は、様々な事例の話を詳しく教えてくれるはずです。
会社だけではなく、制作会社の担当者自身にも実績がある場合、よりGoodです!
ホームページ制作会社の実績チェックポイント
- 制作会社の実績に魅力的なホームページがありますか?
- あなたの会社と同じ業界の実績はありますか?
見積書・提案書の説明は十分かつ魅力的か
最後は、見積書と提案書をチェックします。
見積もりの金額やスケジュールはもちろん、提案内容が非常に重要になります。
あなたの目的や課題をしっかり理解した上で、提案してくれているか確認しましょう。
あなたの会社のことを理解してくれている会社ほど、より具体的でイメージしやすい提案内容になっているはずです。
また、提案を受ける時点でホームページ公開後の「運用」についても話をしておくことも重要。サイトを公開してから運用の話を始めても遅いです。
「月額の運用費用はどれくらいかかるのか?」「どのような運用サポートをしてくれるのか?」しっかり確認しておくようにしましょう。
見積もり・提案チェックポイント
- 希望通りの予算や納期になっていますか?
- あなたの目的に沿った提案内容になっていますか?
- 不明瞭な項目・料金はないですか?
ホームページ制作の担当を任されたが、どのようにホームページ制作会社を見つければ良いかわからないという方は多いのではないでしょうか。下記記事では、30分で候補を絞り込む方法を掲載。ぜひ参考にしてください。
参考記事:30分あれば十分!効率的な優良ホームページ制作会社の探し方教えます。
サポートやアフターフォローは手厚いか
サポートやアフターフォローのチェックポイント
- サービスとしてアフターサポートはあるか、充実していますか?
- 困ったときにすぐ相談できる窓口が準備されていますか?
ホームページ制作会社の選び方としてサポートやアフターフォローが充実しているかも重要なポイントです。
ホームページは作って終わりではなく、運用、改善、ビジネス拡大に応じた機能追加など継続的なメンテナンスが必要になります。
ホームページ制作時のサポートはもちろん、
- ホームページが納品されたあともメンテナンスを依頼できる
- 実際に公開してみて集客や目的達成(売上、リード獲得など)への課題について提案をくれる
など、サポートが手厚いかを確認しておきましょう。
特に、他のホームページ制作会社に切り替えると、現在のシステム仕様に対応できず大きな手間が発生することもありうるので、長くお付き合いできる会社に依頼できるのが安心です。
制作体制が充実しているか?
制作会社を選ぶときは、過去の実績や成果物だけでなく「現在」の制作体制の充実度も見ましょう。例えばデザイナーは自社で雇っているのか、外注しているのか、ディレクターは新人なのかベテランなのかによっても成果は変わってきます。制作会社には「どんな体制で、どんな経験の人が担当しますか?」など聞くと良いでしょう。
制作体制が充実しているかのチェックポイント
- 制作は自社のメンバーなのか、一部を外注しますか?
- エンジニアやデザイナーは新人ですか?ベテランですか?
プロジェクト管理の方法は適切か
※プロジェクト管理ツール「backlog」の画面
ホームページ制作は多くの人員が動くので、連携をとってスケジュールを回さなければいけません。制作会社を選ぶときは、どのようにプロジェクトの管理をしているのか、どんなツールを使っているのかなどを聞いて、納期の遅れがなさそうか、トラブルがあった場合でも適切にプロジェクトを進行してくれそうかなどを確かめましょう。
プロジェクト管理の方法のチェックポイント
- 適切なプロジェクト管理の方法を実践してるか
- トラブルが起きたときでも進行に問題はなさそうか
運用・保守もやってくれるか
維持 |
障害(アクシデント)が起こらないように監視する |
テキストや画像、データなどを更新する |
|
運用 |
ホームページの訪問者のアクセスを解析する |
SEO対策やコンテンツ制作をして集客する |
|
保守 |
障害の原因究明・復旧 |
ホームページは公開したら終わりではなく、公開してからが始まりです。公開後には上の表のような運用・保守の作業をします。自社でやる場合もあれば、プロに依頼する企業もあります。
できればホームページを作った会社にそのまま依頼するほうがサイトの構造なども理解しているためスムーズです。ただし、運用・保守の料金などが高く、他の会社に依頼したほうがいい場合などもあるので、制作を依頼する際に運用・保守についても確認しておきましょう。
運用・保守のチェックポイント
- サイト公開後の運用・保守も依頼できるか
- 運用・保守の料金はいくらか?他社に依頼したほうがいいか?
Webの集客もやってくれるか
集客方法 |
種類 |
メリット |
デメリット |
Web広告 |
ペイドメディア |
即効性が高い |
初期費用・ランニングコストが必要 |
コンテンツ マーケティング |
SEO ホワイトペーパー |
長期的に見て 費用対効果が高い |
効果に時間がかかる |
リアル施策 |
展示会 ウェビナー |
即効性が期待できる |
地域が限定される |
よほど知名度のある場合を除き、ホームページは作っただけでは、ほとんど見てもらえません。サイト公開後に様々な集客をして訪問者を集める必要があります。いわゆる「Web集客」です。
Web集客は種類も多く「どれを選択するのが適切なのか」「Web集客の経験やノウハウはあるのか_などハードルが高いです。ホームページの特性や構造などは作成した制作会社が理解しているので、できれば集客も依頼できると助かります。
ただし、制作と集客の技術は異なりますので、過去の実績などからWeb集客も依頼できるのかもチェックポイントです。
Web集客のチェックポイント
- サイト公開後のWeb集客も依頼できるか
- Web集客の知見や実績はあるか?
【参考】制作会社のホームページの善し悪しはどうか?
あくまで目安なので【参考】としましたが、ネットで制作会社を見るとき、ホームページが充実している制作会社は良い場合が多いです。ホームページは"顔"になるので、きちんとお化粧をしている制作会社は気配りや配慮ができます。
服を買いに行ってスタッフの方のファッションセンスがダサかったら、そのスタッフに服の相談をしようと思わないでしょう。ホームページも同じです。
ただし、ホームページが充実していないのは「案件が多くて更新する時間がない」「腕が良いから自社のホームページを整える必要がない」などの場合もあり、ホームページが悪くても良い制作会社はたくさんあります。あくまで目安とお考えください。
※もしホームページ制作会社選びに困っていたら「Web幹事」にお問い合わせください。5,000件を超える弊社データベースの中からあなたの予算や目的に最適なホームページ制作会社を2~3社程度ご紹介します。相談料・紹介料はいっさいかかりません。
ホームページ制作会社を比較する際のチェック項目
制作会社・担当者を比較するときにチェックすると良い評価シートを紹介します。
役員や上司など「意思決定者」に知識がない場合、価格だけで発注先を選んでしまいがちです。安易に格安の制作会社を選んでしまうと、「全く成果のでないホームページになってしまった」、「成果物をコントロールするのに時間がとられ、スケジュールが押してしまった」などの失敗があります。評価シートを活用し、多角的な視点から選定するようにしましょう。
制作会社の評価シート
カテゴリ |
質問(評価ポイント) |
会社A |
会社B |
企画設計 |
企画から一緒に行ってくれる制作会社か |
◯ |
△ |
要件定義書は丁寧で詳細まで書かれているか |
◯ |
△ | |
デザイン |
デザインのテイスト・得意分野は 自社のイメージに合っているか |
◯ | × |
過去の制作実績の中に イメージに近いデザインはあるか |
◯ | △ | |
マーケ ティング |
集客まで考えてくれるか 制作体制にマーケターはいるか |
× |
◯ |
過去に自社と同じ業界で 集客の実績はあるか |
× |
◯ |
|
開発 | 要望通りの機能は実装してくれるか | △ | × |
過去に同じような機能を実装したか |
◯ |
× | |
運用 | ホームページ公開後の運用も対応しているか |
◯ |
◯ |
電話対応・訪問対応など公開後の フォロー体制も充実しているか |
◯ |
◯ |
過去の実績や提案などを通して、「何が得意な制作会社か」を判断するようにしましょう。自社がホームページ制作を依頼する際に重要視している項目が得意な会社ほど、イメージに近いホームページができます。
担当者の評価シート
カテゴリ |
質問(評価ポイント) |
担当者A |
担当者B |
相性
|
担当者の話は分かりやすいか 専門用語を丁寧に説明してくれるか |
◯ |
△ |
メールや返信など担当者のレスポンスは良いか |
◯ |
△ | |
自社の要望をしっかりヒアリングしてくれるか |
△ |
◯ | |
熱意 |
担当者の提案の数は多いか |
◯ | × |
良いホームページにするために 自分の意見をはっきり言ってくれるか |
◯ | △ |
いくら有名で実績のある会社でも、担当者との相性が悪いと成果の出るプロジェクトになりません。担当者の動きもしっかり見ておくようにしましょう。
ホームページ制作会社の特徴
ホームページを作る会社といっても特徴は多種多様です。当サイトWeb幹事では制作会社を大きく4つに分類しています。
- デザインが得意な制作会社
- スピードが速い制作会社
- 集客・マーケティングに強い会社
- 営業が積極的な会社
デザインが得意な制作会社
ベテランのデザイナーやカメラマンが所属していたり、ホームページ以外にロゴやパンフレットなどのデザイン業務も請け負ったりと、特にデザイン性を重視する制作会社です。
スピードが速い制作会社
納期が迫っている、できるだけ早くホームページが欲しいなどスピードを重視する方向けの制作会社です。その場合は料金も格安の場合が多いです。
集客・マーケティングに強い会社
ホームページを制作したあとの集客に強い会社です。主にWeb広告やSNSなどのノウハウを持っている会社です。ホームページを作っても訪問者を増やす自信がない方に向いています。
営業が積極的な会社
最後は少し特殊ですが、営業が積極的な会社です。「こんなホームページを作りたい」と要望を出したあと、「こういうアイデアはどうですか?」「こんなデザインはどうですか?」など積極的にアイデアを出してくれる制作会社です。「依頼したホームページをそのまま作ってくれればいい」という方もいるので、相性次第ではありますがおすすめです。
※もしホームページ制作会社選びに困っていたら「Web幹事」にお問い合わせください。5,000件を超える弊社データベースの中からあなたの予算や目的に最適なホームページ制作会社を2~3社程度ご紹介します。相談料・紹介料はいっさいかかりません。
ホームページ制作会社を選ぶときの注意点
次にホームページ制作会社を選ぶときの注意点を2つ紹介します。
ホームページ制作の見積書の見方を理解しておく
制作会社を選ぶとき必ず見積書を出されます。その際、金額が正しいのか?作りたいホームページを制作するのに適正なのかを判断しないといけません。見積書は制作会社によってフォーマットや記載項目が異なりますが、主に下記のような内容が書かれます。
- 進行管理費
- KPI・コンセプト
- .サイト設計
- SEO対策・マーケティング
- デザイン
- 撮影
- コーディング
- 環境構築・機能実装
- テスト
「これってなんだろう?」と曖昧なままにしておくと失敗しますので、見積書の見方は理解しておいてください。
ホームページの流れを把握しておく
制作会社を選ぶ際にホームページ制作の流れを把握しておくと、コミュニケーションが撮りやすくなります。ホームページ制作の流れは以下です。
- 依頼準備
- 面談・ヒアリング
- 見積もり・提案
- 定例ミーティング
- サイト設計
- デザイン
- 開発
- テスト・チェック
- Webサイト公開
どこで誰がどんな作業をするのか、各工程で注意すべきことは何かを知っておきましょう。
関連記事:10分で分かるホームページ制作の流れ・期間(元Webディレクターが丁寧に解説)
ホームページ制作会社のコンペをする場合の注意点
社数は3社程度を目安に
コンペを依頼する際は3〜5社程度を目安に行いましょう。
多すぎても、依頼するのが大変です。
中途半端な提案を10社から受けるより、丁寧に準備を行い、質の高い提案を3社から受ける方が圧倒的に効率的です。
そのためには、最初に提案依頼をする制作会社を厳選しておくのが大事です。
優良な制作会社の候補の探し方はこちらをご覧ください。
関連記事:依頼先候補の効率的な探し方
効率的に依頼先候補をリストアップする方法をまとめました。
プロが教える効率的なホームページ依頼先候補の探し方
規模をバラバラにする必要はない
大手・中小・フリーランスなど制作会社の規模をバラバラにして提案依頼を行う会社があります。
しかし、会社の規模は実はそれほど重要ではありません。
中小規模の制作会社でも、大手制作会社以上の品質を出せる制作会社は多く存在します。
逆に大手だからと言って、品質が高い・安定しているというわけではありません。
しっかりと予算と納期を伝えていれば、それに沿った提案になるはずです。
コンペを依頼する先を工夫するより、事前準備をしっかり行った方が提案の質は上がります。
金額だけで評価しない
依頼先を見積金額だけで判断してしまうのは危険です。
安いホームページ制作会社には必ず理由があります。
安易に格安の制作会社を選んでしまうと
- 全く成果のでないホームページが出来てしまった
- 成果物をコントロールするのに時間が取られ、時間が取られてしまった
- 運用時点の要望に答えてもらえず、改善ができなくなってしまった
ということがあります。注意してください。
関連記事:コンペする際の制作会社の評価方法
ホームページ制作でコンペする際の評価方法を解説しています。
エクセルで使える評価シートも無料でプレゼント!ぜひご覧ください
「マル・バツ」でできるホームページ制作会社の選び方【評価シート付き】
ホームページ制作会社の選び方 まとめ
- こちらの希望について掘り下げや新たな提案をしてくれるか
- 担当者(ディレクター)との相性やコミュニケーションは問題はないか
- ホームページ制作会社の得意分野は自社の目的に沿っているか
- 次自社の目的に沿ったホームページの制作実績は豊富か
- 見積書・提案書に不明点がないか、説明は十分か
- サポートやアフターフォローは手厚いか
- 制作体制が充実しているか?
- プロジェクト管理の方法は適切か
- 運用保守もやってくれるか
- Webの集客もやってくれるか
- 【参考】制作会社のホームページの善し悪しはどうか?
ホームページ制作会社の選び方をご紹介してきました。
各項目におけるチェックポイントは下記の通りです。
自社の準備状況チェックポイント
- 目的・納期・予算は決めましたか?
- 運用に関する方針を決めましたか?
- (可能であれば)RFPは作成しましたか?
担当者との相性チェックポイント
- 担当者自身にしっかりとした経験・実績がありますか?
- あなたのレベルに合わせて、丁寧に説明してくれましたか?
- 数ヶ月間、プロジェクトを一緒に進めていく上で信頼できますか?
ホームページ制作会社の得意分野チェックポイント
- 制作会社にわかりやすい得意分野がありますか?
- 制作会社自身のホームページに強みがアピールされていますか?
- 制作会社の得意分野と、あなたの会社の目的はマッチしていますか?
ホームページ制作会社の実績チェックポイント
- 制作会社の実績に魅力的なホームページがありますか?
- あなたの会社と同じ業界の実績はありますか?
見積もり・提案チェックポイント
- 希望通りの予算や納期になっていますか?
- あなたの目的に沿った提案内容になっていますか?
- 不明瞭な項目・料金はないですか?
サポートやアフターフォローのチェックポイント
- サービスとしてアフターサポートはあるか、充実していますか?
- 困ったときにすぐ相談できる窓口が準備されていますか?
ホームページ制作は業者選びによって、その後の成果が大きく左右されます。
優良な業者をしっかり選んで、成功するプロジェクトになることを祈っております!
関連記事:ホームページとは?種類ごとの目的や無料ツール・初心者でもできる作り方も紹介
優良な業者からの提案が欲しい方へ
Web幹事はあなたに最適な制作会社を、プロが「人力で」マッチング・ご紹介するサービス。
あなたの予算や目的を丁寧にヒアリングした上で、最適な業者をご提案いたします。
【無料】自社にぴったりなWeb制作会社を2〜3社選んでもらう。
ホームページ制作の相場情報など、発注前の事前相談も承っております。
相談料や紹介料は完全無料です!お気軽にご相談ください。
Web幹事が、ホームページ制作の発注の手間を80%削減・質が200%アップできる理由【2024年最新版】 | Web幹事
Web幹事はホームページ制作を経験した専門のコンサルタントが、要件をヒアリングし・最適な制作会社をご紹介するサービス。Web幹事に依頼すると、Web制作の発注の手間を1/5...
【参考】ホームページ制作の費用がわかる料金シミュレーター
作りたいホームページはいくら費用がかかるのか?
そんな悩みに応えるべく、Web幹事で料金シミュレーターを用意しました。
- サイトの用途(採用サイトなど)
- ページ数
- デザイン
- 機能
ホームページの制作に関する8問に選択するだけで、たった60秒で制作料金が分かります。料金の算出は無料なので、ぜひご利用ください。
ホームページ制作に役立つ記事もご覧ください ホームページとは?種類ごとの目的や無料ツール・初心者でもできる作り方も紹介
Q. ホームページ制作会社の選び方は?
ホームページ制作会社の選び方として、主に「専門・得意分野から選ぶ」「料金や納期をもとに比較検討する」「継続的に発注できる会社から選ぶ」等が挙げられます。
Q. ホームページ制作会社の得意分野は何ですか?
デザイン・マーケティング・集客・営業など、さまざまな得意分野があります。ホームページ制作を成功させるには制作会社の得意分野を見極め、自社のニーズに合った会社を選びましょう。
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・ECサイト
・オウンドメディア
・採用サイト
の相場の情報を徹底解説。
さらに相場を理解するためのポイントや
ホームページを業者に依頼する前の準備方法も
合わせて解説。
ホームページを依頼したいが、相場が分からず心配
という方はぜひダウンロードしてください。
この記事を書いた人
岩田 真
専門分野: ホームページ制作,ディレクション,Webマーケティング
株式会社ユーティル代表取締役。2015年にWeb制作会社として株式会社ユーティルを設立。Webディレクター・営業担当として、3年で上場企業を含む50社以上のホームページ制作に従事。経験・スキルがゼロの状態からホームページ制作事業を始めたので初心者の方に分かりやすく、業界の知識をお伝えできます!
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