- 更新日 2022.11.08
- カテゴリー ホームページ制作の見積もり・発注
10分で分かるホームページ制作の流れ・期間(元Webディレクターが丁寧に解説)
ホームページ制作ってどれくらいの期間で・どういう風にできていくか、ご存知ですか?
仮にプロのホームページ制作会社に発注したとしても、「発注後の流れ」や「制作過程で発注者がやるべきこと」がわからないと不安ですよね?
本記事では、 ホームページ制作における全体の流れや期間を実際にWeb制作に携わってきたWebディレクターが解説します。
・ホームページができるまでにどれくらいの期間がかかるの?
・その間に、発注者(クライアント)がやらないといけないことってあるの?
・制作会社とは、どういうやり取りが行われるの?
という疑問をお持ちの方はぜひご覧ください。
流れはわかるけど、結局どの制作会社に依頼すればいいの?という方へ
ホームページ制作の流れの中で「どの制作会社に依頼するか?」が非常に重要になります。
制作会社の選定方法がわからない方は、Web幹事にご相談ください。
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ホームページ制作の流れ・期間
- 依頼準備
- 面談・ヒアリング
- 見積もり・提案
- 定例ミーティング
- サイト設計
- デザイン
- 開発
- テスト・チェック
- Webサイト公開
上記がホームページ制作の工程です。本記事では下記のようなホームページ制作を解説します。
■ホームページの種類
・古くなった企業サイトのリニューアルプロジェクト
・ページ数は30ページ程度の小規模なホームページ
■制作方法
・ホームページ制作会社に外注
・複数のホームページ制作会社に見積もり依頼(相見積もりをする)
イメージとしては、
「取り敢えず作っただけのホームページ」からは卒業。
これからしっかりホームページを運用して集客を行っていきたい!
という方向けの規模・用途です。
注意
制作するホームページの種類で期間や工数が変動になります。
あくまで1つの目安として参考にしてください!
まずは全体の流れを見ていただきます。
図を見ても全くイメージが湧かない方はこちらからご相談ください。専門のコンサルタントが貴社の発注をサポートさせていただきます!
ホームページの制作には、大きく分けて2フェーズあります。
- 発注フェーズ
- 制作フェーズ
また、各フェーズに必要な期間は下記の通りです。
- 発注フェーズ :約2〜3週間
- 制作フェーズ :約1.5ヶ月〜2ヶ月
上記のように、 準備を開始してからホームページを公開するまでには2~3ヶ月の期間が必要です。
余裕を持って3ヶ月程度を想定しておくと、しっかりしたホームページが作成可能かと思います。
各フェーズが「2~3週間」等と幅になっているのは、発注者(クライアント)が行うべき作業によって多少の変動が出るためです。
以降では「各フェーズで、発注者(クライアント)は何を対応しなければならないのか」をご説明していきます。
流れその1:見積もり・発注フェーズ
発注フェーズとは 「ホームページを制作することが決まってから、実際に制作会社に発注するまで」を言います。ここでは下記のような対応が必要になります。
制作会社への見積もり依頼準備
所要期間:1週間〜2週間
実働時間:1日〜2日
行うこと:制作会社会社に依頼する内容の取りまとめ・制作会社へ提供する資料の準備
ホームページ制作会社に見積もり依頼をする前に、
- なぜホームページをリニューアルするのか?
- どれくらいの予算でホームページを作りたいのか?
- いつまでにホームページを作りたいのか?
- どんなホームページにしたいのか?
などの「条件面」を準備する必要があります。少なくとも、目的(なぜ作るか)、納期(いつまでに作るか)、予算(いくらで作るか)の3つは明確にしましょう。
この準備によって制作会社の見積もりや提案の質が大きく変わってしまいます!
多少時間をかけてもしっかり行いましょう。
他の業務を行いながらでも 1週間〜2週間あれば行えると思います。
■時間をかけてしっかり準備できる余裕のある方はこちらをご覧ください!
見積もりが安くなる!?絶対に行うべきホームページ制作発注の事前準備9点セット
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面談・ヒアリング
所要期間:1週間〜2週間
実働時間:1回あたり1〜1.5時間(依頼した社数により回数が変わる)
行うこと:問い合わせ・依頼を行った制作会社との面談(ヒアリング)
準備ができたら、実際にホームページ制作会社に連絡して会ってみましょう。
準備がしっかり出来ていれば、あとは制作会社がヒアリングを行ってくれます。
相見積もりを行う場合であれば、その社数分時間がかかってしまいます。
5社も6社も見積もり依頼をしてしまうと会うだけでも大変。
相見積もりは3社程度に絞って行うのが良いでしょう。
一口メモ!
ほとんどの制作会社の場合、提案までに実際に面談を行うのは1回か2回です。
少ない時間で制作会社を選ぶ必要がありますので、面談時に制作会社を見決める必要があります。ポイントは
・制作会社の特徴(制作会社の強み・これまでの実績)
・担当者との相性(親身になってヒアリングしてくれるか・一緒に仕事したいと思えるか)
などをしっかり聞いておくようにしましょう。
見積もり・提案
所要期間:1週間〜2週間
実働時間:1回あたり1時間程度
行うこと:実際に制作会社から提案を受ける・見積もりをもらう
発注する制作会社の決定
制作会社からの見積もり・提案を受けます。
ここでは特段準備するものはありません。
制作会社からの提案を聞いて、実際に発注する制作会社を選びましょう。
制作会社と言っても実際に作業するのは人です。
どんなに実績のある制作会社でも、やる気がなければ思うように成果がでないのも事実です。
単純に価格だけで発注を決めてしまうのではなく、総合的に評価・選定するようにしましょう!
関連記事:プロが教える失敗しない業者選び
ホームページ制作会社を選ぶ際のポイントをプロが徹底解説!
これから業者を選ぶ方は、ぜひ参考にしてください。
プロが教えるホームページ制作会社の選び方5ポイント
見積もり・発注フェーズのまとめ
ここでは実際に制作会社に発注をおこなまでの流れとそのポイントをお伝えしました。
期間にして約2〜3週間程度で進められるとGoodです。
多忙な担当者は、制作会社との面談日程がなかなか合わない等の理由で時間がかかることもあるかと思います。
しかし、 発注フェーズがホームページ制作の外注において一番重要なフェーズです。
時間が掛かってもしっかり準備・制作会社の選定を行うだけの時間の余裕を持っておきましょう。
一口メモ!
仮に、諸々の事情で、実際に発注する制作会社を選定にするのに時間が掛かっている場合。
待たせてしまっている制作会社に連絡を入れてあげるとGoodです。
人気のある制作会社ほど、待たされている間に他の会社の受注が決まったり、案件の優先順位が下がってしまったりします。軽くフォローするだけで心証が全く違います!
流れその2:制作フェーズ
実際に発注する制作会社が決まったら、キックオフミーティングを行いプロジェクト開始です。
制作フェーズは 「制作会社への発注が決まってから、ホームページが公開されるまで」です。
プロジェクト中はデザインや開発など、複数の工程が動き、目まぐるしく感じるかもしれません。
しかし、基本的には制作会社からの依頼に丁寧に応える。ということを心がけていただければ大丈夫です。
特に サイトの全体像(サイトマップ)やデザインはできるだけ早めに確認し、大きな認識の差異が生まれないようにすることが重要です。
定例ミーティング
所要期間:1.5ヶ月〜2ヶ月
実働時間:1回あたり1~1.5時間
行うこと:制作過程で出てくる課題や確認事項のチェックを行う。
冒頭のフロー図では省略したのですが、制作会社によって案件を進めるにあたって定例ミーティングを設置する場合があります。
その場合、週に1回・1時間など制作会社と打ち合わせを行う工数が取られます。
ここでは、下記のような事項を確認します。
- 案件の進捗
- お互いの必要作業(画像素材や原稿の準備など)
- デザイン案
※定例ミーティングを設置している場合は、以下の「デザイン」や「開発」などの工程の確認作業は基本的にミーティング中に行うことがほとんどです。
「サイト設計」と「テスト・チェック」の部分のみお読みいただければ大丈夫です。
サイト設計
所要期間:2週間〜1ヶ月
実働時間:2~3日
行うこと:ホームページの全体像(サイトマップ)の確認 & ホームページの機能要件(要件定義表・ワイヤーフレーム)の確認
制作フェーズで一番重要なのが、この「サイト設計」です。
- ホームページにどんなページが必要なのか?
- どういう風に顧客を集客していきたいのか?
- そのためにはホームページにどんな機能が必要なのか?
など、ホームページ制作を始めるにあたってサイトの全体像や要件を定めていきます。
ここで制作会社と認識がずれていると、後でやり直しが必要になったり「ロス」が生じます。
特にサイトマップと機能要件の確認はしっかり行うのがGoodです!
サイトマップ・ワイヤーフレーム・要件定義表など、馴染みのないものが制作会社から提出されるかもしれませんが、しっかりチェックしておく必要があります!
実際にどんな資料が作られるのが知りたい方はこちら
ホームページにはサイトマップやワイヤーフレームといった「仕様書」が必須になります。
制作を業者に依頼する場合、制作会社が作成しますが、気になる方はこちらをご覧下さい。
ホームページ制作の仕様書の作り方とポイントをプロが解説!
デザイン
所要期間:2週間〜1ヶ月
実働時間:1~2日
行うこと:制作会社から提出されるデザイン案の確認
お待ちかね、デザイン案の登場です。
サイト設計で定めた要件をしっかり反映させたデザインを行う工程です。
このフェーズはイメージが付きやすく、しっかり確認される方も多いので割愛します。
開発
所要期間:2週間〜1ヶ月
実働時間:0.5~1日
行うこと:制作会社から来る質問の返答
デザインが終わると、実際に終わったページから開発が始まります。
この工程は基本的には制作会社が開発するため、 発注者側で必要な作業は基本的にはありません。
しかし、下記のような細かな質問が制作会社から都度上がって来やすいのがこのフェーズです。
- サイトのお問い合わせページに掲載する電話番号を教えてください。
- お願いしていたホームページの用の原稿を提出してください。
- サイトをアップするサーバーとドメインの情報を教えてください。
特に ドメインとサーバーの情報はこの工程で必ず必要になります。
事前に準備しておくと良いでしょう!
テスト・チェック
所要期間:1週間程度
実働時間:1~2日
行うこと:完成したホームページの最終チェック
ホームページの開発が終わったら最終チェックです。
納品物のチェック(検収作業)は必ず行わなければなりません。
- ホームページに誤字・脱字がないか?
- 正しい情報が、正しいページに掲載されているか?
- スマホで閲覧しても表記が崩れていないか?
- お問い合わせの機能は正しく動作しているか?
など、ホームページに欠陥がないかチェックしましょう。
制作フェーズまとめ
ここではホームページの制作フェーズの流れとポイントをご紹介しました。
ポイントは、下記の通り
- 一番重要なのは「サイト設計」の工程!
- 制作会社の依頼に素早く丁寧に応えていればOK!
注意が必要なのは、「デザイン」や「開発」などの各工程が並行して進むことが多い点です。
1つ1つの工程で発注者(クライアント)が行うことは少ないです。
しかし、 各工程が並行して進んでいる場合、意外と対応しなければならないことが多くなったりする可能性があるので注意が必要です。
無理に専門知識を勉強するよりも、制作会社の依頼に丁寧に答えるのが吉です。
都度都度、対応しなければならず 上手く行かない場合は「定例ミーティング」の設置を制作会社にお願いしてみましょう!
ホームページ公開後のことも一連の流れで考えておくとGood
制作フェーズが終わるとホームページが公開。
これでプロジェクトは無事終了!では、ありません。
ホームページには「隠された第3のフェーズ」があります。
それは 運用フェーズです。
運用には、大きく分けて以下の2種類があります。
- 正常にホームページを運営するための保守・メンテナンス
- ホームページを集客の武器に成長させるための改善
「今後ホームページで集客していきたい!」をお考えの方は特に2が重要になります。
そのため見積もり時点で制作会社に、下記のようなポイントを確認しておきましょう。
- ・ホームページ公開の運用は対応してもらえるのか?
- ・集客のための改善まで対応してもらえるのか?
- ・運用にはどれくらいの費用がかかるのか?
ホームページの流れを考える際、 どうしても発注と制作だけに目が行きがちですが、運用も見据えて制作会社を選んだり、要件定義をするということが非常に重要になります。
ご注意ください。
一口メモ!
2. ホームページを集客の武器に成長させるための改善
にはSEO対策・コンテンツマーケティング・EFOなど 様々な専門知識が必要になります。
これらはWebマーケティングと言われ、ホームページ制作とは別の知識・ノウハウになります。
もちろんWebマーケティングのノウハウを持った制作会社も多く存在しますが、事前に「Webマーケティングの実績はありますか?」と確認しておくのが良いでしょう。
ホームページ制作の費用がわかる料金シミュレーター
作りたいホームページをプロに依頼した場合、いくら費用がかかるのか?
そんな悩みに応えるべく、Web幹事で料金シミュレーターを用意しました。
- サイトの用途(採用サイトなど)
- ページ数
- デザイン
- 機能
ホームページの制作に関する8問に選択するだけで、たった60秒で制作料金が分かります。料金の算出は無料なので、ぜひご利用ください。
ホームページ制作の流れ・期間 まとめ
いかがでしたでしょうか?
ホームページ制作は、プロの制作会社に発注してもそれなりの期間と対応工数がかかることがお分りいただけたかと思います。
ポイントは下記の通りです
- 各工程で、必要な作業を確認しておく
- ホームページは公開するまでに2~3ヶ月を想定しておく
- 運用面もホームページ制作の流れの一部として考えておく
制作会社に「丸投げ」では、なかなか成果の出るサイトは作れません。
逆に、制作会社と協力してプロジェクトを進めていけば、成果がでる確率はぐっと高まります。
ホームページ制作の流れを理解して、良いプロジェクトになる参考になれば幸いです。
ホームページ制作の流れは分かったけど、まだ不安・・・そんな方に
- 流れはわかったけど、ちゃんと制作会社を選定できるか不安
- そもそも、どういう制作会社に見積もり依頼していいか分からない
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この記事を書いた人

岩田 真
専門分野: ホームページ制作,ディレクション,Webマーケティング
株式会社ユーティル代表取締役。2015年にWeb制作会社として株式会社ユーティルを設立。Webディレクター・営業担当として、3年で上場企業を含む50社以上のホームページ制作に従事。経験・スキルがゼロの状態からホームページ制作事業を始めたので初心者の方に分かりやすく、業界の知識をお伝えできます!
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