株式会社LINICA代表インタビュー | 東京都千代田区のホームページ制作会社

東京都千代田区を拠点に展開している制作会社「株式会社LINICA」。

LINICAは、国内でもいち早く企業のWebサイト制作を事業としてスタート。

以来25年間、拡大するインターネット産業とともに、Webデザインの技術を研鑽し、今や「Web制作業界の老舗」と呼ばれるまでに成長している制作会社です。


今回は、代表取締役の江川 英明様にお話を伺いしました。

会社の成り立ちや理念から、ホームページ制作の実績まで、発注者の方に分かりやすくお伝えしていきます。

目次

  1. 1. インターネット黎明期からWeb制作を始め、直接取引率は97%
  2. 2. 課題を深く捉える姿勢。中長期的な提案も行う
  3. 3. 調査・分析はライトに行う場合も。パートナーとして深く関わることで成果につなげる

インターネット黎明期からWeb制作を始め、直接取引率は97%

株式会社LINICAインタビュー3

ーーまずは株式会社LINICAの沿革と特徴を、教えてください。


江川氏:弊社は1994年、マックグラフィックアーツ(旧社名)として設立しました。

当時はインターネット黎明期で、今のように企業ホームページや個人のホームページはほとんど無い時代。

その頃からホームページ制作やグラフィックデザインなどの事業を行なってきました。


私はもともとグラフィックデザイナーでしたが、独学でWeb制作を学んでいます。

会社を設立した頃はHTMLなどに関する日本語の文献もまだ少なかったので、英語のドキュメントや洋書、あるいは実際にあるWebページを分析しながらスキルを得ました。


当初はグラフィックデザインの仕事がメインだったのですが、徐々にホームページ制作の仕事を受注するようになっていきます。

昔は、自社のホームページを作るのは資金のある大手企業が多く、直接のお声掛けをいただいて、未だに続いているお仕事もありますね。

2018年10月には社名を「株式会社LINICA」に改め、新たなスタートを切っています。


ーー直接取引をしている企業には、たとえばどんな企業がありますか。

 

江川氏:長期的に直接取引をしている企業さんとして、インテリジェンス(現パーソル)様や日清製粉グループ様、ソニー生命様などがあります。

コーポレートサイトや採用情報サイト、場合によっては会社案内などの印刷物もお手伝いしています。


私たちは直接取引を重視しているのですが、それは顕在化した課題の奥にある問題まで深掘りすることで、裏付けのある解決方法をご提案できると考えているからです。

そのため弊社は、直接取引率が97%となっています。


課題を深く捉える姿勢。中長期的な提案も行う

株式会社LINICAインタビュー1

ーーホームページ制作における強みは、どんなところにありますか。


江川氏ホームページ制作における上流工程をきちんと設計することに重点をおいており、強みだと考えています。

まず、なぜ・何のためにホームページを作るのか、そもそもどんな課題があるのか、と深掘りしていくところから始めます。


以前は要件定義が既にあるものに対して、ご要望に応える形の仕事をしていた時期もありました。

その頃は、いかに他の企業と差別化したページを作れるか「かっこいいページかどうか」という観点が、今よりも重視されていたように思います。


しかし現在ホームページは、多くの企業が当たり前に制作するようになっています。

Webはインフラとして、道具として認識されるすべきなのに、本質的な役割を果たせていないことがあるのではないかなと。ある意味、空気のようになってしまったというか。


私たちはお客様からご相談をいただいた時に「Aという課題があるのですね。ではAを解決するものを作りましょう」とすぐに動くのではありません。

ご相談いただいた課題に対して深掘りをした上で、解決策をご提案していく姿勢が我々の特徴です。


「課題はAだとおっしゃっているけれど、実は背後にこういう問題があるのではないか」など仮説を立て、調査・分析を行い、裏付けのある状態でホームページ設計をしていく


理に適ったデザインを提供していきたいという考えは、株式会社LINICAという会社名にも込められています。


――今までの制作の中で、お客様の課題を特にしっかりと深掘って制作した、具体的な事例はありますか。

 

江川氏:例えばNEXCO東日本のキッズ向けサイトの制作ですね。

もともとは弊社が以前にキッズサイトの制作経験があったため、ご相談をいただいた経緯があります。


NEXCO東日本様は「キッズ向けのサイトを作りたい」というご要望をもっていましたが、何のために作るのかというところが十分に定まっていませんでした。

制作する意味を根本的に考えていくべきだと考えたため、事前調査をしっかり行なった上で提案をしました。プレゼンの段階では小学生の子供達にアンケートをとったり、インタビューをしたりして、本当に作るべきものがどういうものなのか調査結果を元に提案しています。


キッズ向けサイトを制作するにあたり何を大事に考えていくべきか、制作したページに対してどのような評価基準を設けるかなどについても提案させていただきました。


ーーサイエンス関連の映像制作やホームページ制作を行なっていることも特徴的ですよね。


江川氏:そうですね。2018年4月からサイエンス特化チームとして動いている「カシカガク/可視科学分室」というチームがあります。

科学や工学と言われる分野は、一般の人には複雑なイメージがありますよね。

そこで映像やグラフィック、モノ、言葉といったあらゆる方法を用いて、科学の魅力を伝えるお手伝いをしているんです。


科学に携わる人たちの「これが伝えたいけど、なかなか伝えられない」というもどかしい思いと、一般の人たちの理解や「すごい!そういうことなんだ」という感覚を橋渡しすることをしています。


調査・分析はライトに行う場合も。パートナーとして深く関わることで成果につなげる

株式会社LINICAインタビュー2

――実際にLINICAに制作を相談をした場合、どんな流れで進んでいくのでしょうか。

制作フローを教えてください。

 

江川氏:まずは予算感をうかがいます。

弊社のホームページから閲覧できる会社説明資料にコーポレートサイト制作の基本的なフローを掲載しているのですが「御社の予算感だと、このプロセスはできないので、ここからスタートしましょう」など、ご提案することもあります。


お問い合わせをいただいた後は、資料を準備したうえでブリーフィングを行い、予算感・目的・ゴール設定をしていただきます。

先ほど制作事例でお話しした調査・分析は、どの程度しっかり行うかによって、必要な行程や人員が変わります。

しっかり行う場合は、その分費用がかかってきますので、この部分で全体の費用感はかなり変わってきますね。

株式会社LINICAインタビュー4


LINICA会社資料より


調査・分析はしっかりやる場合と、なるべくライトにやる場合があります。

たとえば、中長期にホームページの目的を達成するために、簡単に調査を行い仮説を立て、まずはホームページを立ち上げるといったケースです。

その場合はホームページリリース後、実際に仮説が正しかったかどうかを数値で判断し、次の施策を決定します。

そして、ある程度PDCAを回した上で本格的にリニューアルをする、といった中長期的なプランのご提案も行っています。


中小企業様で全ての制作フローを行うとなると700〜800万円程度から想定されますし、大手企業様であればサイトの規模もステークホルダーの幅も大きくなります。

なので、どこからどこまでやるかで費用はかなり変わってきます。


ホームページ公開後の運用に関しては、弊社で運用まで担当する場合と、運用はインハウスで行っていただく場合など案件によってさまざまです。

弊社が運用まで担当する場合は、実際のリニューアル前後で数値を比較し、どこにどういう成果が出たか、立てていた仮説が正しいかどうかなどの検証をお勧めしています。


――最後に、これからWeb制作の発注を検討している方に向けてコメントをお願いします。

 

江川氏:弊社は、お客様の事業をどこまで深く考えられるかが、制作の肝だと考えています。


どれだけ情報をいただけるかによって、ご提供できる答えの深みが変わってくると思っています。

なるべく外注・ベンダーという感じではなく、パートナーとして一緒に課題解決していく仲間のような形で考えていただける企業様とは相性がいいのではと思っています。


制作を進める中で、ご担当者様とはコミュニケーションが上手くいっていても、経営層の方など最終決裁者の方の同意が得られずなかなか進まないことがあります。

パートナーとしての姿勢をご理解いただき、経営層の方と私たちがお話をする時間をいただけるくらい信頼関係を築いた上で制作をする。

そうすることで、良い結果につながるのではないかと考えています。


――ありがとうございました。