【調査レポート】150社分調査して分かったWeb制作会社のホームページの実態追加すべきはこのコンテンツ【2024年最新版】

Web制作会社Webサイト調査レポート

当サイト「Web幹事」では日々、ホームページ制作を依頼したいという「発注者」の方からのご相談に対応しております。

Webを本業としていない発注者にとって、Web制作会社の選定は至難の技

  • どうやってWeb制作会社を探して良いかわからない
  • ネットで検索しても、たくさん出てきて選べない
  • 制作会社のホームページを見ても、イマイチ違いがわからない

上記のような声を、よくいただきます。Web制作会社のWebサイトは分かりにくいのでしょうか?

そこで、Web制作会社150社を対象にWeb幹事で「独自調査」を実施!
発注者が求めている情報やコンテンツを、Web制作会社はどれだけ提供できているのかという観点で徹底調査を行いました。

Web制作会社やWeb制作を行う事業者のみなさまは、是非ご覧ください!

※レポートをPDFで欲しい方はこちらからダウンロード可能です。

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目次
  1. 1. 調査の方法
  2. 2. 調査結果について
  3. 3. Web制作会社の強み・特徴の情報について
    1. 3-1. TOPページのファーストビューを有効活用できていないWeb制作会社が約半数
    2. 3-2. 約70%のWeb制作会社がサイト全体を通して、自社の強みや特徴を訴求できていない
  4. 4. 実績情報の掲載について
    1. 4-1. 大半のWeb制作会社は実績情報を掲載している
    2. 4-2. 制作実績の解説を行っているWeb制作会社は半数に減少
    3. 4-3. 実績掲載数は平均値は30件・中央値は9件
  5. 5. 価格・料金情報の掲載について
    1. 5-1. 価格情報を掲載しているWeb制作会社は約33%にとどまる
    2. 5-2. 10社に1社しか明瞭な価格体系・プランがない
  6. 6. その他、発注者向け情報のコンテンツについて
    1. 6-1. 会社資料をダウンロードできるWeb制作会社はほとんどない
    2. 6-2. ブログを継続的に運営できているWeb制作会社は約11%
    3. 6-3. 代表プロフィールは20%以上がしっかりと明記。約半数は名前のみの掲載
    4. 6-4. 社員の情報まで掲載できているWeb制作会社は、全体の20%以下
    5. 6-5. 電話番号は80%以上のWeb制作会社が公開している
  7. 7. Webサイトとしての機能について
    1. 7-1. h1タグを最適化できている会社は意外と少数(全体の30%)
    2. 7-2. 分かりやすいCTAを設置できているWeb制作会社は約半数にとどまる
    3. 7-3. ナビゲーションは日本語で分かりやすくしているWeb制作会社が80%超え
    4. 7-4. スマホ対応・SSL対応はしっかり行っている
    5. 7-5. お問い合わせフォームは、ほぼ全てのWeb制作会社が準備
  8. 8. まとめ:Web制作会社のWebサイトへの改善提案
    1. 8-1. 発注者が求めているのは「分かりやすさ」「実績」「価格」
    2. 8-2. ブログ運営が難しい場合は、会社資料・社員情報など発注者が安心できるコンテンツを

調査の方法

当サイト「Web幹事」に掲載している約5,000社の中から、無作為に150社をピックアップ。
下記の項目について、1件1件目視で調査を行いました。(2019年9月現在の情報を調査)

  • 制作会社の明確な強みや特徴を訴求しているか?
  • 制作実績を掲載しているか?
  • 制作料金・価格情報を掲載しているか?
  • 発注者に参考になる情報を提供しているか?
  • Webサイトとして基本的な要件を抑えているか?

150社分のデータを取得し、各項目について集計しました。
本調査では、発注者がWeb制作会社を選ぶ際に重要視している「強み・特徴」「制作実績」「価格・料金」の情報を中心に調査。

その他、「発注者向けに有用なコンテンツを提供しているか」「Webサイトとして最低限の施策を施しているか」などを全18項目に分けて独自調査を行っています。

ご留意いただきたい点 本調査は可能な限り、定量的な定義を行い目視による調査を行っていますが、一部主観的判断が必要な項目・内容も含まれています。ほぼ全件同じ調査者が目視で確認しているため公平性は担保するようにしておりますが、一部結果が揺れている可能性があること、ご了承いただければ幸いです。

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調査結果について

Web制作会社のホームページは、発注者が求める情報・コンテンツが不足している。
特に「自社の強みや特徴」・「制作料金の目安」の情報が大きく不足している。

ということが分かりました。
調査結果において特に重要なものは下記の通りです。

  • Webサイト全体を通して、自社の強みを訴求できていない制作会社は約70%
  • 制作料金の目安を掲載している制作会社は約33%のみ
  • 料金体系・プランなど明瞭な形で価格情報を提供している制作会社は約11%のみ
  • 会社資料・社員情報・ブログなど、付随情報が充実している制作会社は一握り

全国に5,000社以上あり、競合の激しいWeb制作会社。
しかし、自社のホームページの情報充実に注力している事業者は少ないと言えます。
逆に、自社ホームページの情報が充実していれば、それだけで差別化を図ることができます。

各項目の詳細については、以降1つ1つご紹介していきます。
それでは、調査結果を見ていきましょう。

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Web制作会社の強み・特徴の情報について

ここでは下記の項目について、調査を行いました。

  • TOPページのファーストビューで会社の強みを訴求しているか
  • Webサイト全体を通して会社の強みを訴求しているか

また訴求している会社の強みに関しては、下記の通りに分類しました。

  • 実績の多さ
  • 業界特化・機能特化
  • デザイン
  • マーケティング
  • 価格
  • 対応力
  • ビジョン・理念
  • そもそも訴求がない

結果は下記の通りになりました。

TOPページのファーストビューを有効活用できていないWeb制作会社が約半数

Web制作会社のファーストビューの訴求内容

調査を行ったところ、約半数の制作会社がTOPページのファーストビューで明確なアピールを行っていないことが分かりました。

またアピールを行っている制作会社の中でも「より良い世界へ」「人々を幸せに」といった抽象的なビジョンを配置しているものや、「貴社のビジネスを徹底的にサポートします」といった抽象的な対応力を訴求しているものが、全体の約25%を占める結果となりました。

一方で「税理士業界なら」「医療専門の」などの業界特化、「マーケティングなら」「集客なら」などの機能面で訴求している会社は非常に少ないという結果でした。

良いファーストビューの例

アプライド株式会社のファーストビュー

出典:アプライド株式会社様

明確に「学術機関のWeb制作に特化した」という訴求があり、ユーザーにとっては分かりやすいファーストビューになっています。

約70%のWeb制作会社がサイト全体を通して、自社の強みや特徴を訴求できていない

Web制作会社の明確な強みの訴求

TOPページのファーストビュー以外で、自社の特徴や強みを明確に説明しているページやセクションが存在するかを調査したところ、約7割のWeb制作会社が明確な訴求を行っていないことが明らかになりました。

当サイト「Web幹事」では日々多くの制作相談を受けておりますが、発注者の方が「制作会社の違いがわからない」「どれも同じに見えてしまう」と不満を漏らす原因の一端がこちらにあるように感じます。

良い訴求の例

株式会社マキアの訴求ポイント

出典:株式会社マキア様

about usページに「女性クリエイターが中心」であることを訴求。
あわせてファッション・コスメなどの得意業界も説明されており、非常に分かりやすい好例です。

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実績情報の掲載について

制作会社が発注先として選ばれる大きな要因の1つである「制作実績」。
本調査では「そもそも実績は掲載されているのか?」「実績コンテンツは、どの程度充実しているのか?」「制作実績は何件掲載されているのか?」を調査しました。

大半のWeb制作会社は実績情報を掲載している

Web制作会社の実績情報の有無

制作実績の掲載の有無を調べたところ、約3分の2の制作会社が制作実績を掲載していました。
制作実績を気にする発注者が多い中で、一定程度求められているコンテンツを提供できていると言えます。

制作実績の解説を行っているWeb制作会社は半数に減少

制作実績の解説の有無

制作実績を掲載している場合、その実績情報に解説などの詳細な情報はあるか?という調査も合わせて行いました。

解説付きで制作実績を掲載しているWeb制作会社は全体の約3分の1と、実績掲載を行っているWeb制作会社のうち、約半数程度にとどまることが分かりました。

良い制作実績の解説の例

テトラトーンの制作実績

出典:株式会社テトラトーン様

制作実績のスクリーンショットがTOPページだけでなく、下層ページやスマホで閲覧した際のものなど多様に掲載されており、イメージがつきやすいのが特徴です。
加えて、プロジェクトの要旨なども簡単に解説がされており、発注が非常にイメージしやすい実績ページになっています。

実績掲載数は平均値は30件・中央値は9件

Web制作会社の制作実績

Web制作会社のホームページに掲載されている件数をカウントしたところ、平均値は30.4件・中央値は9件という結果になりました。
※実績が掲載されてる場合、ホームページ以外の実績(パンフレット・動画など)もカウント。

平均値をとると30件と多くなりますが、一部のWeb制作会社が大きく平均値を引き上げており、中央値は9件という結果になりました。(200件以上掲載の会社が3社ありました!)

Web制作会社の制作実績と中央値

本調査とは別レポートになりますが、株式会社WACUL様による「SaaSを扱うB2Bサイトにおける事例紹介ページの改善策の提言」では実績が12件を超えると事例経由のCVRが事例非経由CVRより大きくなるとのこと。

SaaSの事例コンテンツのため一概には比較できませんが、もう少しだけ実績を追加したい。という結果になりました。

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価格・料金情報の掲載について

発注者なら誰しもが気にする「お金・費用」に関する情報。
Web制作会社は、どのように対応を行っているのでしょうか。
単純な価格情報だけでなく、その「分かりやすさ」にも注目して調査を行いました。

価格情報を掲載しているWeb制作会社は約33%にとどまる

Web制作会社の価格情報の有無

制作料金に関する情報を掲載しているWeb制作会社は、全体の3分の1しかありませんでした。発注者が非常に気にする要素なだけに残念な結果となりました。

ホームページ制作はオーダーメイドが多く、安易に価格情報を出せないと考えるWeb制作会社多いのが背景かと思います。

ただし後述する、料金プランを複数作るなどによって対応も可能。
少しでも発注者が求める情報を掲載するのが重要です。

10社に1社しか明瞭な価格体系・プランがない

Web制作会社の価格情報の分かりやすさ

掲載されている制作料金の情報には、2種類存在します。

1つは「50万円プラン」「100万円プラン」のように内容と金額が明瞭なもの。
もう1つは、下記のように結局制作料金の全体感がつかめないものです。

  • TOPページデザイン:50,000円
  • 下層ページデザイン:30,000円
  • CMS導入:100,000円

発注者にとっては当然、前者の方が親切。
追加調査を行ったところ、価格情報を掲載しているWeb制作会社のうち、明確な料金プランを提示しているのは約30%となりました。

つまり、全体の約10%程度しか明瞭な制作料金を掲載していないという結果になりました。

良い料金プランの例

有限会社パソヤの制作料金プラン

出典:有限会社パソヤ様

ページ数やスマホ対応の可否・打ち合わせの回数など、具体的な内容を記載したうえで料金プランが掲載されています。発注者がイメージしやすいのが魅力です。

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その他、発注者向け情報のコンテンツについて

ここでは、価格や実績以外に発注者の参考になりそうなコンテンツをどれだけ開示しているか?という観点で調査をおこないました。

具体的に確認した項目は下記の通りです。

  • 会社資料のダウンロードができるか
  • 情報発信を行う「ブログ」があるか
  • 代表者情報が掲載されているか
  • 社員情報が掲載されているか
  • 電話番号が掲載されているか

以下、順に見ていきましょう。

会社資料をダウンロードできるWeb制作会社はほとんどない

会社資料ダウンロードの有無

Web制作会社の選定を行う上で、社内の情報共有のために会社概要が欲しいというニーズは一定程度想定されます。しかし、本調査対象の150社のうち、会社資料をダウンロード可能なWeb制作会社は3社のみでした。(少なすぎて異常値かもしれません)

ちなみに、会社資料がダウンロードできるWeb制作会社のホームページは、通常のページもコンテンツが充実しており優良なホームページでした。

会社資料まで作り込んでいるWeb制作会社は、基本的にWebサイトも作り込んでいる可能性が高いことが分かります。

ブログを継続的に運営できているWeb制作会社は約11%

Web制作会社のブログ運営の有無

コンテンツマーケティングの土台とも言える「ブログ」を運営しているWeb制作会社は、全体の2割程度でした。そのうちの半分弱のWeb制作会社は更新が半年以上前に途絶えている状態。

結果として、ブログを継続的に運営し情報発信を行っている制作会社は、全体の約11%であることが分かりました。

継続的に行っているブログでも、コンテンツの大半が「年末年始の休暇のお知らせ」にとどまっている制作会社も散見され、充実したコンテンツマーケティングを実施できている制作会社はより少ないと推測されます。

ブログ運営の参考事例

浅草・上野の制作実績が豊富なホームページ制作会社 【株式会社LIG】

出典:株式会社LIG様

ブログ・オウンドメディアの参考例と言えば、やはり「LIGブログ」さん。社員の人となりを伝えるライトなコンテンツから、Web制作に関するノウハウ系のコンテンツまで幅広い記事が展開されています。

おもしろ系のイメージの強いブログですが、ノウハウ系のコンテンツに関しては、しっかりとSEO対策を加味されたコンテンツ作りがされています。

代表プロフィールは20%以上がしっかりと明記。約半数は名前のみの掲載

Web制作会社の代表者情報の有無

代表者の情報の充実度について、最も多かったのは「名前のみ」の56.7%。
ただし、次いで多かったのは「名前+写真+プロフィール」としっかり充実させたサイトで、全体の22.7%に登りました。

最低限の情報のみで済ませるか、しっかりと経歴や写真も合わせて掲載するか、明暗が分かれるポイントとなりました。

社員の情報まで掲載できているWeb制作会社は、全体の20%以下

Web制作会社の社員情報の有無

社員の情報を開示しているWeb制作会社は全体の17.3%と低水準でした。
社員の入社・退社により更新し続けなければならない手間がかかってしまうのが原因かと思われます。

社員紹介ページを用意しているWeb制作会社の中でも、社員の顔写真やプロフィールを掲載している会社はさらに少ない状態でした。

良い社員紹介の事例

株式会社プリズムゲートの社員紹介

出典:株式会社プリズムゲート様

社員の方、1人1人のプロフィールが丁寧に記載されており「こういう人たちが担当してくれるのか」と安心感を与えられるコンテンツになっています。

電話番号は80%以上のWeb制作会社が公開している

Web制作会社の電話番号の公開状況

予想に反し、電話番号を公開しているWeb制作会社は80%以上と高水準にのぼりました。
クライアントとの連絡のために、掲載しているかと思われます。

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Webサイトとしての機能について

ホームページを制作する以上、h1タグの設定やCTAの設置・スマホ対応など、最低限施さなければならない施策は複数あります。

ここでは下記の項目に絞って、Web制作会社のWebサイトはどれだけ「お作法」をおさえられているかを調査しました。

  • h1の設定の有無
  • グローバルメニュー の分かりやすさ
  • CTAの設定の有無
  • SSL対応の有無
  • お問い合わせフォームの設置の有無

h1タグを最適化できている会社は意外と少数(全体の30%)

Web制作会社のh1タグの設定状況

まずはh1タグの設置状況について調査を行いました。
単純な設置の有無だけでなく、各ページのコンテンツに則した最適なh1タグを設定しているかを見るために、下記に分類して調査。

  • h1タグにロゴを設定しているが、altタグ未設定
  • h1タグにロゴを設定しており、altタグも設定している
  • テキストで明確に訴求している

結果、テキストで明確に訴求できているWeb制作会社は全体の30%のみでした。
おそらく、h1タグをページごとのコンテンツに合わせて、調整できている制作会社はさらに少ないと思われます。

そもそもh1タグが存在しない制作会社も15%にのぼりました。

注意 TOPページにおいてはh1タグをロゴに設定するケースも多いかと思います。ただし、下層ページについてはそのページの内容に応じてh1は調整すべきです。全てのページでh1タグをロゴに設定するのは、最適とはいえません。(altタグを使っていても)

分かりやすいCTAを設置できているWeb制作会社は約半数にとどまる

Web制作会社のCTAの分かりやすさ

  • 問い合わせページへの導線がグローバルナビゲーションに設置されている
  • 電話番号がグローバルナビゲーションに掲載されている
  • 各ページのコンテンツの末尾にCTAが設置されている

など、「どのページからも、すぐに問い合わせができる」ユーザービリティを実現しているWeb制作会社は全体の約半数(53.3%)にとどまることが分かりました。

そもそも、問い合わせへの導線を設けていない制作会社も多く、効率的なコンバージョンが行えていない懸念があります。

良いCTA設置の例

株式会社オールシステムのCTA

出典:株式会社オールシステム様

グローナルナビゲーションに大きく表示された電話番号とお問い合わせボタン。
また下にスクロールすると、画面横部分に「問い合わせフォームへ」という導線がでるため「どのページの・どの部分にいても」お問い合わせが出来るように設計されています。

当然、各ページのコンテンツの末尾にもCTAが設置されており、ユーザーに優しい設計になっています。

ナビゲーションは日本語で分かりやすくしているWeb制作会社が80%超え

Web制作会社のグローバルナビゲーションの対応状況

ほとんどのWeb制作会社が、グローバルナビゲーションの項目名を日本語に設定し分かりやすいメニュー表示を行っていました。

一部、デザイン系のWeb制作会社は英語になっているものも散見されました。

スマホ対応・SSL対応はしっかり行っている

Web制作会社のスマホ対応とSSL対応

スマホ対応を行っているWeb制作会社は全体の87.3%と非常に高い水準でした。
またSSL対応についても、78%が対応済み。
そのほとんどは「常時SSL対応」されている好結果でした。

お問い合わせフォームは、ほぼ全てのWeb制作会社が準備

Web制作会社のお問い合わせフォーム

お問い合わせフォームについては、全体の98.7%のWeb制作会社が準備。
ほぼ全ての制作会社が準備していました。

SSL非対応の制作会社が22%であることから「お問い合わせフォームはあるが、SSL非対応」の会社も一部存在。同じ状況になっているWeb制作会社様は早期の対応をオススメします。

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まとめ:Web制作会社のWebサイトへの改善提案

全ての調査結果を受けて、効率的に他社をつけるための「改善案」をまとめました。
ぜひご活用ください。

発注者が求めているのは「分かりやすさ」「実績」「価格」

発注者の方より制作に関する相談を受けている中で、特に気にされるポイントは3つあります。

  • そのWeb制作会社を選ぶ際の「分かりやすさ」
  • Web制作会社に依頼する「価格」
  • Web制作会社のこれまでの制作実績

この3点をしっかりホームページ上でアピールできているWeb制作会社は稀です。
裏を返せば、上記の3点を分かりやすく掲載できていれば、発注者の納得感を得られる可能性は高いと言えます。

新規でWeb制作を初めてまだ実績がない。という会社でも「ウリ」や「料金プラン」は掲載できるはず。特に「ウリ」はTOPページのファーストビューや個別のページでアピールすべきでしょう。

価格情報も同様です。業界的になかなか価格の情報を出しにくい・既存のお客様と価格の齟齬が出てしまうといった問題もあるかもしれません。

そのような場合は「費用の目安」「料金プラン」といった形で、目安を出すだけても分かりやすさが全く異なります。(ページ数が多くなれば料金が上がる旨もしっかり明記しておきましょう!)

発注者の目線に沿って、自社のWebサイトを改善することが重要です。

ブログ運営が難しい場合は、会社資料・社員情報など発注者が安心できるコンテンツを

「分かりやすさ」「実績」「価格」がしっかり提示できているWeb制作会社はさらなるコンテンツの充実を図りましょう。

「分かりやすさ」「実績」「価格」は発注者の不安を消すコンテンツ。
次に必要なのは「発注者の安心感を得られるコンテンツ」です。
効果的なのは下記の通り。

  • 会社資料・ホワイトペーパー(ダウンロードコンテンツ)
  • Web制作会社の代表・社員の情報
  • Web制作に関する「お役立ちコンテンツ」(ブログなど)

リソースの関係でブログ運営が難しいWeb制作会社も多いかと思います。
その場合は、会社資料・社員情報を充実させ、競合他社との差別化を図りましょう。

また、ブログについても「社員みんなでランチに行ってきました!」などのコンテンツも重要ですが、発注者の安心を得られるコンテンツが重要です。

社内で実践している制作ポイントや、参考になりそうなWebサイトなど。自社が「当たり前」と思っているコンテンツも発注者からすれば「目から鱗!」なものがたくさんあります。

ぜひ実践していただければ幸いです。

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Q. Web幹事とは何ですか?

Web幹事は株式会社ユーティルが運営しているホームページ制作マッチングサービスです。5,000件以上の制作会社データベースを所有しており、精度の高いマッチングを得意としています。

Q. Web制作会社の特徴や見積を比較する方法は?

Web制作会社の各社へRFP(提案依頼書)を渡し、提案してもらいましょう。また「Web幹事」へ相談し、比較資料や見積をもらうのも手間がかからずおすすめです。