優秀な人材を採用することは、会社の成長に必要不可欠な要素。
昨今の就職市場は売り手市場であり、特に優秀な人材を採用することが企業において課題となっているのが現状です。
その課題を解決するために採用サイトを活用する方法があり、実際に多くの企業が採用サイトを上手く活用して、コンテンツの充実を目指しています。
しかし、中には以下のように悩んでいる方も多いはずです。
- 採用サイトのコンテンツはどのような内容がいいのか
- 採用サイトを上手く活用するコツを知りたい
こちらの記事では、そんな悩みを解消するために採用サイトのコンテンツを充実させるための案を9つ厳選して紹介。
更に、2020年卒の学生へ向けた採用サイトの事例も紹介していきますので、参考にして下さい。
採用サイトに強い会社を目的に合わせてご紹介
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採用サイトコンテンツの例
まずは、採用サイトに掲載するべきコンテンツを重要度別に整理しました。
各項目のコンテンツについて、具体的に説明していきます。
採用サイトに最低限必要なコンテンツ
これが無くては始まらない、最低限掲載すべきコンテンツです。
募集要項/職種詳細
募集要項/職種詳細は、学生が応募・エントリーするうえで必要不可欠な情報。
募集している職種が何なのか、どのような条件で募集しているのかを明確にすることで、来てほしい人材にアプローチすると共に、マッチしない人材をふるいにかけることが出来ます。
選考ステップ
学生が応募した際の採用の流れを理解してもらうためのコンテンツです。
選考ステップがどのようになっていて、どれくらいの時間がかかるのかを明記しておくことで、学生がスケジュールを組みやすくなり、応募者の増加に繋がります。
実際の選考ステップは人に合わせてカスタマイズしている状況であったとしても、標準となる選考ステップを載せておく方が良いでしょう。
会社紹介
会社紹介は、会社がどのような事業をおこなっているか、どのような組織体制を敷いているかを理解してもらうための情報です。
特に会社の事業内容についてのコンテンツを充実させることで、会社の雰囲気やビジョンを共有してもらいやすくなります。
採用サイトで求職者が求めているコンテンツ
株式会社リクルートキャリア「就職白書2018」によると、就活中の学生が知りたい情報の上位は、下図の通り。
参照:株式会社リクルートキャリア「就職白書2018」P.16
これらをベースに、求職者がサイトにどのようなコンテンツを求めているかをまとめました。
メッセージ
会社のビジョンや事業にかける熱い思いを伝えるために重要な要素です。
会社の経営方針や事業戦略、ビジョン、想いを伝えることで、どのような人材を求めていて、どのような雰囲気の会社であるのかが、学生の中で具体的なイメージとなります。
社員紹介
社員紹介は、会社にどんな人が働いているのかを知ってもらうための情報。
具体的な仕事内容や社風をイメージしてもらいやすいコンテンツです。
学生にとって、会社で働いている人がどのような人物かという情報は、非常に重要です。
5W1Hを意識して、今働いている社員が、「なぜこの会社を選んだのか」「どこで何をしているのか」「将来どうしたいのか」が伝わるように作成しましょう。
そうすることで、学生が入社後に自分がどのように働くかがイメージしやすくなります。
採用サイトで魅力的な社員紹介コンテンツを作るには?
採用サイトに使う社員紹介コンテンツの作り方を解説しています。
おすすめ事例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
採用サイトで魅力的な社員紹介コンテンツを作るには?
キャリアパス
学生がこの会社で働くとどのような未来が待っているのかをイメージしてもらうためのページ。
その会社に入社することで、どのようなキャリアを積めるのか、出世スピードや給与の上がり方がどれくらいなのかを具体的に示すことで、入社後の具体的なイメージを持つことが出来ます。
研修/福利厚生
この2つは、学生にとって会社で働くうえでの不安要素を解消するための重要な情報。
研修の情報は、会社が社員をどれだけ育成してくれるのかを判断する要素になります。
福利厚生の情報としては、社会保険や退職金などの基本的な情報を提供するのが重要です。
加えて、有休のような、日々働く中でどれだけQOLを確保できるかといった情報も積極的に提供しましょう。
特に昨今はQOLを意識している学生が多いため、より多くの情報を開示したほうが、学生が入社したあとのギャップを防ぐことが出来ます。
よくある質問
学生から受けることが多い質問をまとめたコンテンツです。
よくある質問を充実させることで、学生の疑問を解消すると共に、問い合わせへの返答にかかる負担を削減することも出来ます。
また、よくある質問を載せておくことで、学生が疑問を持ったときに、自分でよくある質問などの情報を調べて解決するタイプなのか、読まずにやみくもに質問するタイプなのかを判断することも出来ます。
SNS
会社が運用しているFacebookやTwitter、InstagramといったSNSアカウントの情報です。
SNSアカウントを掲載することで、より具体的に社内の様子や雰囲気をイメージしてもらうことができます。
入社後に自分がどのような環境で働くのかをイメージしてもらうことが出来れば、自社に合った人材に選考へ進んでもらいやすくなります。
特に学生はSNSでの評判やイメージに敏感なため、SNSアカウントを運用している会社は掲載してみるのをおすすめします。
採用サイトで差別化しやすいコンテンツ
求職者により視覚的に訴えかけるには、インフォグラフィックや動画などの差別化しやすいコンテンツが有効です。
インフォグラフィック
インフォグラフィックとは、情報、データ、知識を視覚的に表現したもの。
インフォグラフィックは情報を素早く簡単に表現したい場面で用いられ、標識、地図、報道、技術文書、教育などの形で使われています。
(引用元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
採用サイトでは、以下のようなデータを見せる時に役立ちます。
- 業績の推移
- 従業員数の推移
- 男女比
- 産休、育休取得率
……といった数値データを見やすく伝えるのに有効です。
動画
採用サイトでの動画の役割は「企業理解」の促進でしょう。
採用サイトに訪れる求職者は少なからず会社に興味を持ってくれており、「顕在層」に近い存在。
社員紹介や会社の中など、求職者が会社のことを身近に、リアルに感じられる手法が動画という強力なコンテンツなのです。
有名企業で無くても、会社の雰囲気や仕事をしている風景などを動画で伝えることにより、企業への理解を促すことができます。
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2020年の印象に残る採用サイトのコンテンツ事例
2020年卒の学生に向けた採用サイトの中から、印象に残るコンテンツ事例を紹介します。
各社のブランドイメージやターゲットに合わせたサイト構成となっているため、ぜひ参考にしてみて下さい。
2020年のオススメ採用サイト事例を知りたい方はこちら
2020年度の採用サイトでおすすめのものを厳選しました!ぜひ参考にしてください。
オススメしたい採用サイトのデザイン事例まとめ20選!
動画を活用した採用コンテンツ
アベマTV
このサイトを見る
アベマTVは動画配信がメインの事業であることもあり、様々な動画を上手く活用したサイト構成になっています。
会社紹介やメッセージをムービーにすることで、学生へ強く会社イメージを伝えています。
これによって、テキストでの説明が減り、スマートでわかりやすいサイト構成になっています。アクセスした求職者が迷わないような作りになっていることが特徴です。
フランクな会話形式の社員クロストーク
ハカルプラス株式会社
このサイトを見る
ハカルプラス株式会社の特徴は、フランクな会話形式の社員クロストークです。
学生が入社した後、この会社で働くイメージが具体的に浮かびやすいようにしています。
会社の雰囲気やイメージとマッチした学生に応募してもらいやすくなる作りだと言えます。
また、このように入社後のイメージを事前に具体的に伝えておくことで、入社後のトラブル削減にも繋がります。
10クリックで会社紹介
フジクラ
このサイトを見る
フジクラの特徴は、スクロールではなく、クリックだけで情報が出てくる構成になっていること。
全ての情報リンクをトップページに集めていることで、学生が求める情報に迷うことなくたどり着けるようなデザインとなっています。
特に、スマートフォンからアクセスした際にスクロールしなくて良いのは、求職者にとって優しい作りです。
社員をキーワードでフォーカス
アマナ
このサイトを見る
アマナの採用サイトの特徴は、テキストや会社のキービジュアルで訴求するのではなく、社員にフォーカスした作りとなっている点です。
アマナは「センス」が良い人を採用しますというキャッチフレーズ通り、デザインの感性を重視しています。
採用サイトも感性重視を前面に押し出すことで、選考にすすむ学生と会社が求める人物像のかい離が生じにくくなります。
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採用サイトのコンテンツを考える際のポイント
採用サイトのコンテンツを考える際のポイントは、以下の3点です。
参考:採用サイトの作り方
採用サイト全体の作り方についてはこちらが参考になります。ぜひご覧ください!
効果の出る採用サイトの作り方を解説!流れとコツを知って人材を獲得できるサイト制作を
ターゲットを明確にする
採用サイトのコンテンツを作成するうえでは、どのような人材を採用したいのかというターゲットを明確にすることが重要です。
ターゲットを明確にすることで、来てもらいたい応募者に発信する情報の精度が上がります。
例えば、会社の雰囲気に合った人を採用することが目的なのであれば、会社の雰囲気が最大限に伝わるようなサイトを作らなければなりません。
能力を重視して採用を行うのであれば、どのような能力を求めているのかを明確に伝える必要があるでしょう。
どのようなターゲットで採用サイトを作成するのかを明確にしておくことで、サイトの方向性も決まり、マッチングの精度も上がって採用コストの削減にも繋がります。
サイトの方向性を明確にする
採用コンテンツの内容が良質なものであっても、サイトの方向性が誤っていると、採用したい求職者に見つけてもらえなかったり、伝えたかった印象と異なった印象を与えてしまったりすることがあります。
採用サイトでは、会社の事業の本質を知ってもらわなくてはなりません。
例えば会社が飛行機の一部の部品を作る製造業だったとします。
「私たちは飛行機の○○の部分を作っています」この説明はやっていることの説明であって、事業の本質を説明している訳ではありません。
飛行機の一部を作ることを通じて、社会に何を提供したいのか、それこそが事業の本質です。
会社の事業の本質を伝えるにはどうしたら良いかと考えてると、方向性が明確になってきます。
学生・求職者が知りたい情報を載せる
学生・求職者が知りたい情報を発信することは、自社への信頼感につながります。
また、求職者が会社について知りたいことや不安に思うことをあらかじめフォローできるので、応募に繋がりやすくなります。
株式会社リクルートキャリアの「就職白書2018」によると、学生・求職者が知りたい情報は以下のようになっています。
- 経営方針・事業戦略
- 勤務地
- 具体的な仕事内容
- 社風・企業文化
- 初任給
これらの内容についてを採用サイトに掲載しておくことで、学生・求職者の疑問点を解消し、応募を促すことが可能に。
また、上記の項目は、学生や求職者が働き先がブラック企業なのかどうかの判断基準にすることが多い項目でもあります。
これらの内容を充実させて、内部の雰囲気や社風を伝えることで、学生や求職者からの信用を得やすくなります。
参照:株式会社リクルートキャリアによる「就職白書2018」
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まとめ
ここまで採用サイトのコンテンツに必要なものや事例、ポイントをお伝えしてきました。
まとめてみます。
必ず載せよう、基本的なコンテンツ
次に大切な、学生などの求職者が欲しいコンテンツ
- メッセージ
- 社員紹介
- キャリアパス
- 研修/福利厚生
- よくある質問
- SNS
最後に、独自性あるコンテンツ
インフォグラフィクスや動画など、より伝わるような表現手法などで独自性あるコンテンツを作りましょう。
こちらの記事で挙げた採用サイトのコンテンツ事例も参考にしてみてください。
コンテンツ作りから、制作会社にお願いしたいという方へ
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コンサルタントのご紹介
岩田
Web制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。
様々なお客様のWeb制作を実際に行ってきましたので、
初心者の方でも安心してご相談ください!
あなたの目的や予算にに合わせて最適な制作会社をご紹介させていただきます。
ご相談はもちろん無料。また紹介された制作会社に必ず発注する必要はありません。
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Q.
採用コンテンツとは何ですか?
採用コンテンツとは「採用活動において、求職者に自社の魅力を伝えるコンテンツ全般」のことです。 ここでいう「コンテンツ」とは、オンラインで展開されるWEBサイト・記事・動画・画像・SNS投稿などを指します。
Q.
採用サイトのコンテンツを考える際のポイントは?
採用サイトのコンテンツを考える際のポイントとして「ターゲットを明確にする」「サイトの方向性を明確にする」等が挙げられます。詳しくは記事をご覧ください。
Q.
採用サイトのコンテンツを充実させる方法を教えてください。
企業のビジョンや事業戦略のプレゼンテーション、社員の紹介、キャリアパスの情報などを採用サイトに掲載しましょう。また、研修や福利厚生の説明などを掲載するのも効果的です。