採用サイトの作り方|流れとコツを知って人材を獲得できるサイト制作を【2024年最新版】

採用サイトの作り方|流れとコツを知って人材を獲得できるサイト制作を

人材の採用において競争の激しい現在、質の高い人材を獲得するためには、採用サイトの力が必要不可欠です。
しかし、採用サイトの制作を考えている方の中にも

  • どのような情報を掲載すれば良いのかがわからない
  • 会社が求める人材にエントリーしてもらうにはどうすれば良いのか
  • どのようなデザインにしよう

などといった悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

本記事ではそんな悩みを解消するために採用サイトの作り方をご紹介。
作成の流れとコツを知り、自社に合った人材を獲得できる魅力的なサイト制作を行いましょう。

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目次
  1. 1. 採用サイトを作る前に - なぜ採用サイトが重要なのか
  2. 2. 採用サイトの作り方1 目的と役割を考える
    1. 2-1. 目的と役割
  3. 3. 採用サイトの作り方2 掲載したい情報の精査
    1. 3-1. 学生・求職者が知りたい情報
    2. 3-2. 自社が掲載したい情報
    3. 3-3. 採用サイトに多いコンテンツ
  4. 4. 採用サイトの作り方3 サイトマップ
    1. 4-1. サイトマップとは
    2. 4-2. サイトマップの作り方
  5. 5. 採用サイトの作り方4 サイトデザイン
    1. 5-1. 競合他社のデザイン例
    2. 5-2. 自社が欲しい人材にアピールできるデザインを考える
  6. 6. 採用サイトの作り方のコツ
    1. 6-1. ターゲットに即したデザインを
    2. 6-2. エントリーを増やすことだけを考えない
  7. 7. まとめ
    1. 7-1. 採用サイトを制作会社に依頼したい方へ

採用サイトを作る前に - なぜ採用サイトが重要なのか

現在は売り手市場。

景気が回復していることから採用数が増加しており、なかなかめぼしい人材が獲得できず、採用単価が上がっているという声が多くの企業の人事担当者から聞かれます。

そのため、たくさんの企業が躍起になって人材獲得の方策を探しています。
その中の1つに「採用サイト」という選択肢があります。

採用サイトの目的はエントリー数を増やすことではなく、エントリーする人の質を上げること
エントリーする人の質を上げるために、会社への興味や理解、そして会社への期待を深めるのが採用サイトの役目です。

ただでさえ応募する人が減っているのに、自社にマッチする人材にアプローチできなければ、書類選考から面接を経て人を採用するまでにコストがかかるばかりで効果的ではありません。

エントリーする求職者の質が上がれば、会社が欲しいと思う人材を採用することができ、結果的に採用にかかるコストを最小限に抑えられるのです。
ですから、採用サイトは獲得したい人材に訴えかけるものとしてしっかりと作り込むべきです。

結果を出せる採用サイトはどのようにして作ればいいのでしょうか。

採用サイトのメリット・デメリットとは? 採用サイトのメリット・デメリットから効果がでる運用の仕方までご紹介しています。
効果の出る採用サイトはこれ!採用サイトのメリットとデメリットも

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採用サイトの作り方1 目的と役割を考える

目的と役割

企業の採用サイトを作るときは、まず目的と役割を考える必要があります。
もちろん採用サイトを作る目的は新たに人を雇用することですが、一体どのような人を採りたいのか、具体的なイメージが必要です。
サイトは誰に対して作るかによってまるで性質の違うものが出来上がるからです。

目的を達成するためには、採用サイトの役割が重要になってきます。
サイトを通じて求職者は応募します。
しかし、求職者自身が始めから応募することを決めていない限りは、サイトを訪問したからといって応募してくれるとは限りません。

採用サイトは、サイトを訪れた訪問者が応募したくなるような魅力を備えている必要があります。
その上、サイトを熟読すれば会社のことが理解できるような、パンフレットのような役割を果たしている必要もあります。

採用サイトが最大限に活用されている状態とは、採用サイトを通じて、会社が必要だと思う人材が望めばやってくるような状態
です。

ただ求職者が増えても選考するためのコストがかかるだけなので、魅力的な人材に来てもらえるようなサイトを作成する必要があります。

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採用サイトの作り方2 掲載したい情報の精査

学生・求職者が知りたい情報

採用サイトに掲載したい情報を精査し、何を掲載するか決めましょう。
まずは学生や求職者が何を求めているかを知ることです。

株式会社リクルートキャリアが公表している「就職白書2018」によると、就職活動中の学生が情報収集をする中で知りたいと思っていることは多岐に渡ります。

採用サイト‐学生の知りたい情報


上位から、経営方針・事業戦略が56.9%、勤務地が49.8%、具体的な仕事内容が48.0%、社風・企業文化と初任給が47.0%となっています。
知ることができたものは上位から、53.2%、41.8%、37.2%、36%、40.2%となっています。

調査結果を見る限りでは、学生は企業のありとあらゆることを知りたいと考えているようですが、企業は学生の希望に添える程、情報提供ができているとはいい難いようです。

今は自ら会社の情報を発信しなくても、退職者や応募者などの口コミ等から外部サイトに掲載されてしまいます。採用サイトは、求人サイトで興味を持った求職者が知りたい情報を、より深く掘り下げて掲載する必要があります。

採用サイトに載せる情報を精査し、学生や求職者が情報収集を行う際に知りたいと思っていることを網羅できていれば、求職者の満足度を満たすことにつながります
それは、良い人材の獲得につながるだけでなく、企業の信頼性を高めることにもなります。

自社が掲載したい情報

自社が掲載したい情報と、学生や求職者の知りたいことが一致しているとは限りません。

会社としてはどうしても掲載したいことでも、ニーズがまるでない場合もあるでしょう。
採用サイトを効果的に活用したいのであれば、自社が掲載したい情報ばかりを載せるのではなく、サイトにアクセスするユーザーが欲しいと思っている情報を掲載しましょう

どのようなコンテンツが学生や求職者にニーズがあるのかは、先程紹介したリクルートのデータなどから予測がつきます。
ただ、オープンなデータに関しては他社も間違いなく参考にしています。
データ上求められていることはある程度明らかなので、他社よりも情報量が多く質の高いサイトを作りたいなら、最低限ニーズの高い情報はサイトに盛り込むべきなのです。

就職活動に熱心な学生や求職者は、間違いなく競合他社の採用サイトも覗いています。
そのため、他の会社がサイトに載せていることが載っていないと魅力の乏しい会社だと判断されかねません。

採用サイトに掲載されていることが全てではもちろんありませんが、ほとんどのユーザーはオープンにされている情報で会社の価値を判断します。
すなわち、競合すると予想される他社の扱っているコンテンツに関してはじっくりと観察し、取り入れられるコンテンツは自社に取り込むべきです。

他社がやっていることは当然自社でも行うという姿勢を貫き、その上でプラスアルファとして自社が掲載したい情報を載せましょう。

すると本当に掲載したい情報が際立ち、個性的な会社として認識されるでしょう。

採用サイトに多いコンテンツ

自社の採用サイトに載せるコンテンツをどう絞ったらいいのか迷ってしまうときは、他の採用サイトを参考にしてみましょう。

採用サイトにまず間違いなくあるコンテンツは、企業の紹介です。
業務内容はどのようなものか、どのような歴史を辿ってきたか、資産はいくらくらいあるかなど。
動画やグラフを使って説明すると説得力が出ます。

また、最近は社員を紹介することで企業の雰囲気を伝える採用サイトが増えています
学生や求職者から、会社の雰囲気を知りたいという声が多いので、その要望に応えるためのコンテンツです。
社員を紹介し、最後に社長がまとめるような感じで動画を制作すると多くのビューが見込める可能性が上がります。

ざっくばらんな雰囲気の中で社員から社長へ質問を投げかけ、社長が質問に対して熱意を持って答えるような作りにすると、オープンな社内の雰囲気を伝えることができます。
1人で喋るよりも、対話形式、又はグループトークのような形にした方が伝わりやすいでしょう。
今どきの求職者にはオープンな雰囲気の方が受け入れられやすいので、堅苦しいコンテンツを作るのはおすすめしません。

更に、入社することでどのようなことができるのかを伝えることができると効果的です。
研修制度など、ステップアップの道のりが明確な仕組みが会社にあると人気が出ます。

福利厚生や報酬、採用条件など、求職者が質問したいことを全て盛り込んでおけば支持を集めることができるでしょう。

採用サイトのコンテンツ 採用サイトに載せるべきコンテンツについて、こちらで詳細に解説しています!
応募が止まらない採用サイトのコンテンツとは?事例と合わせてご紹介!

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採用サイトの作り方3 サイトマップ

サイトマップとは

サイトマップとは、サイト全体のページがどのような仕組みであるのかをリスト形式で記述したもので、本の目次のような役割を果たします。

サイトマップを作成することで、サイト全体がどのように構成されているのかすぐに把握でき、サイトの制作がスムーズになります

サイトマップの作り方

サイトマップを作るときは、まず下書きを行います。
下書きをせずにいきなり作っていくと、途中で挫折することが多いからです。
作る上での道筋のようなものがあれば、サイトマップもそれだけ簡単に作れます。

サイトにどのようなページを載せるか決める

サイトにどのようなページを載せるか決めてからサイトマップを作りましょう。
どのような採用サイトにするかによって内容は変わりますが、よくある採用サイトのページは以下のようなものです。

  • TOPページ
  • 企業の紹介
  • 企業理念
  • 社長メッセージ
  • 社員の紹介
  • 福利厚生
  • 選考基準
  • 応募方法
  • 応募ページ

余りにページ数が多くなりすぎても情報が分散してしまってよくありません。
サイトマップそのものはシンプルにし、1ページの中の情報量をできるだけ多くすることが大切。
どのようなページが必要かわからない場合は、他社の採用サイトを参考にしてみましょう。

【関連】サイトマップの作り方についてはこちら サイトマップの作り方についてはこちらの記事に詳しく書いてあります。ご参照ください。
サイトマップ(構成図)をエクセルで簡単に作成する方法【テンプレート付き】

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採用サイトの作り方4 サイトデザイン

競合他社のデザイン例

採用サイトのデザインを知るには他の企業のホームページを訪れるのが一番ですが、ひとつひとつのホームページを巡っているととても時間がかかってしまいます。

採用サイト-muuuuu.org

muuuuu.orgのサイトを見る
muuuuu.orgのようなサイトでは、様々な企業の採用サイトを一目で確認できます。
ワンクリックで気になる採用サイトを訪れることもできるので、興味のある方はぜひ一度覗いてみてください。

オススメ採用サイトの事例はこちら! オススメしたい採用サイトのデザイン事例まとめ!

自社が欲しい人材にアピールできるデザインを考える

他社がどのようなデザインにしているのかを確認し、自社が何を伝えたいのかが明確になると、おのずとどのようなデザインを選ぶべきなのかが分かってくるはずです。
ただ前提として、シンプルで分かりやすく、かつ情報量の多いサイトを作成する、ということを忘れてはいけません。

いかに手がこんでいても、独りよがりで情報量の少ないサイトを訪問して満足するユーザーはいないからです。

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採用サイトの作り方のコツ

ここでは、採用サイトを実際に作る際のコツについて説明します。
コツをつかむことで、採用サイトを初めて作るときも比較的スムーズに作成することが可能です。
明確にできることは明確にし、採用サイトを訪問するユーザーが不信感を抱かないようなサイトを作りましょう

ターゲットに即したデザインを

企業によってどのような求職者をターゲットにしているのかはまちまちです。
望んでもいない求職者からの応募が増えても何のメリットもないどころか、対応しなければいけない分コストにしかなりません。

サイトのデザインには、サイト作成者の意志が現れていなければなりません。
つまり、デザインが採用したいターゲットの心をつかむようなものであることが望ましいのです。

企業の何を見せたいのかを徹底的に考えるべきです。

写真や動画でユーザーに訴えたいのか、文章メインで企業の説明をしたいのか。
社員全員がどのように働いているかを見せたいのか、社長のキャラクターを訴えたいのか。
サイトは温かみのある色合いにするか、クールな感じにするか、など考え出すとキリがありませんが、どの層に訴えるかをまず決定すれば、おのずとサイトをどのようにするのがベストなのか、答えが出るでしょう。

また、あらかじめどのような人がなぜ必要なのかが詳細に書かれていれば、自社が求めている人材が応募しやすくなります。

もちろん書かれていることから合わないと感じて求職者が応募を避ける場合もあります。
しかし、採用ページなのに具体的なことが何も書かれていなければ、ユーザー目線からすれば極めて不安で、応募しづらいのです。

エントリーを増やすことだけを考えない

採用サイトを作る目的は、エントリー数を増やすことではありません。エントリー者の質を上げることにあります。
そもそも採用サイトへのアクセスは求人媒体からの流入がメインです。

エントリー数を増やすにはSEO施策が有効なのですが、単純にSEO対策に重点を置き、特定のキーワードでGoogle検索の上位に表示されるようになったとしても、Google検索の場合必ずしも求めているユーザーに刺さるとは限りません。
不特定多数の支持を集めることには適していますが。

求めているユーザーにダイレクトに届きにくく、結果的に採用サイトを設置する効果が薄くなってしまうのです。

SEOよりも、求職者が訪れる代表的なサイトといえば求人サイト専門の検索エンジンであるIndeedなので、Indeedから採用サイトのリンクをクリックしたくなるような分かりやすい説明を加え、訪問しやすくすると会社が求めていることを把握している求職者が集まりやすいです。

Indeedを最適化することで、質の高い求職者に訴求しやすくなります。

エントリーを増やすのではなくエントリー者の質を増やすには何をすればいいのかを徹底的に考えましょう。

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まとめ

ここまで採用サイトの作り方について説明しました。
採用サイトを作る際に重要となるポイントをまとめてみます。

  • 目的と役割を考える
  • 掲載したい情報の精査
  • サイトマップを作る
  • ターゲットに即したデザインを考える

採用サイトは求職者に対して確かな訴求力を発揮しますが、デザインに力がなく、情報の精度が低いと、求職者に見限られてしまうこともあります。
採用サイトは、単なる求人への応募ページではなく、企業の理解度を高めるため、全てを紹介するページであるともいえます。

ほとんどの求職者がインターネットで企業情報を検索する昨今、魅力的な採用サイトが作れないならば、魅力のある人材を獲得するのは難しいかもしれません。
採用サイトは「企業の理解度」「企業への期待度」を熟成させることが役割なのです。
これらの情報が、効果の出る採用サイトを作る参考になれば幸いです。

採用サイトを制作会社に依頼したい方へ

採用サイトの制作を検討されている方は是非、Web幹事にご相談ください。
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業者の相場についてなど基本的な情報も丁寧にお伝えします。
相談料・紹介料は「完全無料」。お気軽にご相談ください。

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Q. 採用サイトの目的は?

採用サイトの目的はエントリー数を増やすことではなく、エントリーする人の質を上げることです。今後は人材の質を高めるために、会社への興味や理解、期待値を上げるための採用サイト制作が重要になります。

Q. 採用サイトにはどのような情報を掲載すれば良いですか?

企業の紹介や理念・社長メッセージ、福利厚生・選考基準・応募方法など、求職者が知りたい情報を掲載しましょう。求職者の満足する情報を提供すれば、良い人材の獲得につながります。