- 更新日 2023.11.17
- カテゴリー ホームページのデザイン参考例
和風のホームページ制作事例6選|デザイン活用のコツも紹介【2023年12月最新版】
かんざしや和菓子といった日本ならではの商品を提供している企業のホームページを運営しており、ブランドイメージを向上させたいWeb担当者には、以下の悩みがあるでしょう。
「和風デザインのホームページを制作したいが、どのようにデザインをすればいいかわからない」
「和風デザインを活用したホームページの事例を知りたい」
「和風のホームページ制作を行うコツを知って活用したい」
日本ならではの商品に関する情報を発信したり販売する際、和風デザインをホームページ制作に活用するのが効果的です。ブランドイメージの向上につながり、ユーザーからの認知を拡大でき集客につなげられます。和風デザインをホームページ制作に活用するなら、他社の事例を参考にするのがおすすめ。事例を参考にすることで、デザインの活用イメージが持てるようになります。
本記事では和風デザインのホームページ制作事例や活用のコツを解説します。本記事を読むことで、和風デザインの活用方法が理解できます。
※和風デザインのホームページ制作事例について詳しく知りたい方は、Web幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。
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おしゃれ・かっこいい和風デザインのホームページ制作事例6選
かんざしや椿のイラストで日本女性を表現したデザインの事例
画像引用:東京ルルルン
おすすめポイント
・日本女性を表現したデザイン
・国産素材で「和」をアピール
東京ルルルンはフェイスマスクや保湿クリームなどの美容商品を販売している企業です。同社のホームページは20~30代で美容に気を遣う女性がターゲットです。同社のホームページのファーストビュー動画の内容が、東京タワー・神社・東京駅・茶屋など、日本ならではのスポットを一人の若い日本人女性が巡り歩いていくシーンとなっています。加えて糀の製造過程をも映し、上品に糀の飲み物を飲んで癒されている女性を映すことで、和を表現しつつおしゃれな演出をしています。
サイト内でかんざしや椿などのイラストを使用しており、「やまとなでしこの凛」を表現。かんざしや椿のイラストは和をイメージできるものであり、同社が販売する商品を購入したい女性が、おしとやかで透明感のある和風美人に近づけるような印象を与えられます。
また、同社のコスメ商品はサトザクラ花エキス・コメ発酵液といった国産素材から抽出された成分が含まれているのが特徴です。成分紹介で桜や米などの画像を使うことで、日本らしさを演出しています。日本の食事や四季などで普段から馴染みがあるものが使われていることから、興味を持ちやすくなります。日本の素材を使った製品を販売して購入数を増やしたい企業におすすめの事例です。
明朝体の縦書きのテキストで和風を演出した事例
画像引用:佐嘉平川屋
おすすめポイント
・縦書きのテキストで和をデザイン
・家紋で伝統をイメージできる
佐嘉平川屋は佐賀県で豆腐の製造・販売を行っている企業です。良質な素材にこだわった豆腐を食べたい視聴者をターゲットにしたホームページです。ホームページのテキストを縦書きにし、同社が販売する豆腐のパッケージ写真を掲載することで、和をイメージさせつつかっこいい演出にしています。また、「佐賀のお豆腐文化を全国へ」という字幕が動画冒頭に、無地背景からゆっくり出現し、邦画の予告動画にあるような演出が印象的です。
同社のホームページのテキストは縦書きの明朝体・行書体を用いています。加えて、黒と和紙のような背景を使用することで重厚で高級感を演出。これにより、サイト全体から和風なデザインの印象を与えられ、日本文化を大切にしているイメージを感じられます。
企業名の箇所に家紋のようなロゴを使用しているのもポイントです。家紋のようなロゴを使用すると、伝統ある企業という印象を与えられます。国内の素材にこだわった食品を製造・販売しており、集客に悩んでいる企業におすすめの事例です。
黒と茶色で古民家のイメージを演出した事例
画像引用:山あいの宿 喜安屋
おすすめポイント
・黒と明るい茶色で古民家のイメージを演出
・日本ならではの画像で日本文化を演出
山あいの宿 喜安屋は大分県にある古民家を思わせる宿です。大分県への観光を検討しており、伝統ある古民家の宿を探している視聴者をターゲットにしたホームページです。ホームページでは草履や桶のイラストや大分県の食材を使用した山里料理、古民家・温泉の写真を掲載することで、和をイメージしつつかっこいい演出をしています。ページをスクロールすると、古民家のみならず、竹林や灯の画像が薄いながらもアップで映されていて、落ち着きを感じさせます。
同宿のホームページに使われている色は黒と明るい茶色です。黒は同宿の外観、茶色は室内の土壁を演出しています。草履や桶のイラストも使用しており、古民家風の宿のイメージにピッタリのデザインです。サイトを閲覧したユーザーは「昔ながらの宿に泊まれる」といった印象を感じられます。
ホームページ内には土壁や瓦、竹といった画像を使用。日本文化を演出することで、歴史や昔ながらの雰囲気を大事にする宿というイメージを与えられます。外国人が一目みただけで、日本ならではの宿泊施設と理解することが可能です。古民家や民宿など、日本ならではの宿を経営している企業で、宿泊者数が伸びないことで悩んでいる企業におすすめです。
書道のようなデザインで伝統を演出した事例
画像引用:大信州酒造株式会社
おすすめポイント
・書道のようなデザインで伝統を演出
・テキストの縦書きで和をイメージ
大信州酒造株式会社は長野県で日本酒の製造・販売を行っている会社です。伝統ある日本酒を飲みたくて探してる視聴者をターゲットにしたホームページです。ホームページ全体で墨を使用した演出で和をイメージさせています。トップページのファーストビューで、書道のようなデザインを使用することで、かっこいい印象を与えています。あえてテキストではくわしくたくさんの文字数では表現せず、最低限の文字表現にとどめています。ページをスクロールするたびに、素早く筆で文字をダイナミックに書かれる演出は、躍動感をも感じさせます。
書道は古くから親しまれている日本文化の象徴です。ホームページ内に書道のデザインを使用することで、伝統ある商品を提供する会社という印象を与えられます。ホームページでは縦書きのテキスト、縦並びのアイコンを使用。日本酒にピッタリな和のデザインを表現することが可能です。古くから日本伝統のお酒や食品を製造・販売しており、認知度を高めて購入者数を増やしたい企業におすすめの事例です。
浮世絵で伝統ある職業をアピールした事例
画像引用:有限会社江戸川重工
おすすめポイント
・浮世絵で伝統ある職業をアピール
・紋章を使用して覚えてもらいやすくしている
有限会社江戸川重工は東京都江戸川区に本社を置き、全国各地・海外で主に重量物(大型機械など)の据付・設置・搬入・解体・撤去を行う企業です。足場工事や電気空調設備の工事を行いたい企業をターゲットにしたホームページです。
同社のホームページでは浮世絵のデザインが全面で使用されています。和のイメージをさせつつ、かっこいい演出を行っています。ホームページに浮世絵を使うことで、伝統ある仕事を継承して大切に行っている印象を与えることが可能です。加えてユーザーの印象に残りやすく、認知拡大を期待できます。ページをスクロールしても、浮世絵は背景として固定表示され、浮世絵の商人の画像が動きつつ、黒背景で白文字によって掲載される会社概要などの情報が見やすいです。
同社の会社名の箇所には、紋章が使われています。「〇〇の紋章がある会社」と企業のことを覚えてもらいやすくなり、ユーザーがサイトから離れても思い出しやすいでしょう。日本で古くから行われている足場工事や建築を行っている企業で認知度を高めたい企業におすすめの事例です。
和紙のデザインで和を演出した事例
画像引用:四季彩 美ゆ輝
おすすめポイント
・和紙のようなデザインで和を演出
・日本料理の画像で「美味しさ」をアピール
四季彩 美ゆ輝は兵庫県宝塚市で日本料理を提供しています。日本料理を食べたいと検討している視聴者をターゲットにしたホームページです。ホームページは和紙のようなデザインを使用しています。加えて、テキストが縦書きになっており「お品書き」のような印象が出て、ユーザーに高級感・和の印象を与えられ、おしゃれな演出を実現しています。
ホームページ内には実際の料理の画像を掲載。どの画像も日本料理であり、和のデザインが深まる効果が期待できます。画像をみたユーザーは「美味しそう」と感じ、問い合わせにつながりやすいです。国産の食材にこだわった料理を提供しており、来店者数を増やしたい企業におすすめの事例です。
※和風デザインのホームページ制作事例について詳しく知りたい方は、Web幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。
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和風デザインをホームページ制作に活用する際の6つのコツ
和風デザインを使用したホームページ事例を紹介しましたが、実際にどのようにデザインを活用すれば良いかイメージできない方もいるでしょう。自社のイメージに合致するような和風デザインを作れるように、活用のコツを把握することが重要です。
歴史・時代を感じるビジュアルにする
日本画や日本庭園など、日本の歴史・時代を感じる写真やイラストを使用することで、和風デザインを表現できます。富士山や鶴など日本を象徴するスポットや動物などを取り入れるだけでも、日本らしいデザイン性が増します。例えば日本庭園のイラストであれば、抹茶や緑茶など日本ならではの飲み物を紹介するページで使用するのが効果的です。代表的な日本らしさのアイコンは下記のとおりです。
- 富士山
- 鶴
- 日の丸
- 桜
- 着物
- 寿司
- 竹
- 神社
- 錦鯉 など
ただし、コンテンツ内容とビジュアルがマッチしていないと、ユーザーの興味を引き出せません。
画像引用:東京ルルルン
東京ルルルンの事例のように、美容商品を販売している場合、美容に良いイメージのある椿のイラストを使うといった検討ができるでしょう。自社の仕事内容や歴史などから使用するビジュアルを決めてみましょう。
明朝体・筆字を使用する
日本は古くから筆を使って文字を書く文化がありました。筆の動きを表現したフォントを使用することで、日本らしさを表現しやすいです。例えば明朝体・筆字には「はらい」「はね」「とめ」が含まれるため、和デザインに適しています。
ただし、筆字のフォントだと読みにくくなる可能性があります。文字が読みにくいとユーザーが離脱する原因になりかねないため、ロゴやキャッチコピーなど重要な部分は明朝体を使用するのがおすすめです。
画像引用:四季彩 美ゆ輝
例えば、四季彩 美ゆ輝の事例のように、店名を筆字にすることで、一目みただけで和をイメージするデザインとなっています。
日本の伝統色を取り入れる
日本の歴史の中で親しまれてきた伝統色をうまくホームページに活用できると、和の雰囲気が漂うデザインを制作できます。基本的には少しくすんだ色や落ち着いた色が日本らしいと言われています。
代表的な日本の伝統色は下記のとおりです。
※表に記載のカラーコードは、コピーしてそのままHTMLやCSSに使用可能です。
伝統・歴史 |
カラー |
---|---|
平安時代 |
萌黄色(#a7bd00) 紅梅(#F69096) 二藍(#915c8b) 一斤染(#ffd3e4) |
桃山時代 |
褐色(#4d4c61) 群青色(#465DAA) 茶褐色(#664032) |
江戸時代 |
利休色(#8f8667) 利休茶(#897845) 利休鼠(#888E7E) 蘭茶(#D19826) |
例えば、一斤染や紅梅といったピンク色は着物のイラストと同時に使用すると、日本らしさを演出できます。日本の伝統色は「日本の伝統色 和色大辞典」で公開されています。日本らしさを表現できるコードが一覧になっているので、自社にマッチする色を見つけて使用してみましょう。
日本伝統の和柄・文様を使用する
和風デザインには「麻の葉」「市松模様」といった日本伝統の和柄や文様が使用されることが多いです。和柄・紋様をホームページに使うことで、手軽に和風の雰囲気を表現できます。例えば以下のようなものがあります。
- 麻の葉
- 市松模様
- 亀甲
- 和紙
- 染物
- 七宝
- 唐草模様
- 矢絣
- 青海波 など
他にも季節の風物詩も取り入れると和風デザインになるので、自社にマッチするものを見つけてみましょう。
画像引用:佐嘉平川屋
例えば、佐嘉平川屋の事例のように、会社のロゴとして家紋デザインを使用すると、日本文化を演出できます。和柄や文様を使用する際は、ホームページの中でロゴやキャッチコピーなどの強調したい部分に使用するのが効果的です。ただし、和柄や文様はインパクトが強く、ホームページ全体に使ってしまうと圧迫感を与えてしまう恐れがあることに注意しましょう。
縦書きにする
日本語は元々中国から影響を受けて生まれたものであり、縦書きが基本でした。現在では洋書や雑誌などで横書きと併用されていますが、ホームページのテキストを全部または一部分を縦書きにすることで和の雰囲気を表現しやすいです。ホームページ内のテキストが横文字になっている場合、一部に縦書きを使用するとテキストを強調できます。
ただし、テキストを縦書きにするとホームページが縦長になります。横長のバナーを使う場合は、縦書きが適さないので注意しましょう。
余白を活用する
日本で古くから親しまれる襖絵(ふすまえ)や浮世絵などの日本画は、余白を多めに取る傾向にあります。日本では余白を重視する傾向にあるので、ホームページ内に取り入れると和風のデザインを表現可能です。上品で落ち着いたホームページという印象を与えられます。
余白を活用する際は、テキストや画像などのコンテンツを中央に配置しましょう。ユーザーの目線が中央に集中して、コンテンツを閲覧しやすくなります。
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【参考】ホームページ制作に活用できる和風デザインのフリー素材サイト
ホームページ制作をする際は、必ずしも自社で和風デザインを作る必要はありません。フリー素材サイトには数多くの和風デザインが配布されているため、自社で作成せず手軽に使用できます。
イラストAC
画像引用:イラストAC
イラストACはさまざまなイラストを無料でダウンロードできるサイトです。サイト内で「和風」と検索すると、関連するイラストが表示されます。2022年9月14日時点で全148,064点の和風デザインのイラストが公開されており、無料もしくは有料(月額プラン1,427円)でダウンロードして使えます。サイト内には和紙や梅の花模様といった壁紙があり、ホームページの背景に設置すると全体を一気に和を感じることが可能です。
和風素材 kigen
画像引用:和風素材 kigen
和風素材 kigenは和風の壁紙・クリップアート、和菓子の素材を提供しているサイト。和風素材では鳳凰・鶴紋といった紋様や、和紙・竹とんぼといった器物のイラストが多数あり、ホームページの背景やバナーなどに活用可能で、ホームページ全体を和のデザインにできます。クリップアートも用意されており、商品の紹介ページに掲載するとユーザーが商品をイメージしやすくなるでしょう。
ダ鳥獣ギ画
画像引用:ダ鳥獣ギ画
ダ鳥獣ギ画は鳥獣戯画風のイラスト素材サイト。イラストは鳥獣戯画をモチーフにした現代風のキャラクターが使われており、使いやすいデザインとなっています。鳥獣戯画は日本で古くから親しまれており、和のデザインを深められます。思わず笑ってしまうような素材が多く、コンテンツの途中やフッタ付近などさりげない箇所で使うと親しみやすいホームページを制作することが可能です。
家紋のCrest Japan
画像引用:家紋のCrest Japan
家紋のCrest Japanは家紋に特化したサイトです。花紋・植物紋・調度紋など、さまざまな家紋が提供されています。素材サイズが小さいので、箇条書きのリストに使うとメインデザインを邪魔することなく、さりげない和風デザインを演出できます。
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和風デザインのホームページ制作まとめ
日本らしい商品・サービスを提供している企業のホームページには、和風デザインが使用されることが多いです。自社のホームページに和風デザインを活用したいなら、事例を参考にすると効果的な活用方法を見つけやすいです。
しかし、事例をみただけでは、どのような和風デザインがあり活用すれば良いのかイメージできない方もいるでしょう。その際は、日本の伝統色や和柄・文様などを活用すると、自社のホームページを和風デザインにできます。これから、自社のホームページを和風デザインにしたい方は、本記事を参考にして実践してみてください。
なお、自社だけでは和風デザインを活用することに不安がある方もいるでしょう。そのような際は、制作会社に依頼するのがおすすめなので、Web幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。
コンサルタントのご紹介
岩田
Web制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。
様々なお客様のWeb制作を実際に行ってきましたので、
初心者の方でも安心してご相談ください!
Q. 和風のホームページ制作で参考になる事例にはどのようなものがある?
参考になる事例として「東京ルルルン」「佐嘉平川屋」等のホームページが挙げられます。その他参考になる事例は記事をご参照ください。
Q. 和風テイストのホームページ制作を成功させるコツは?
和風テイストのホームページ制作の成功ポイントとして「歴史・時代を感じるビジュアルにする」「明朝体・筆字を使用する」等が挙げられます。詳しくは記事をご覧ください。
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この記事を書いた人
坂田憲亮
専門分野: Webマーケティング
フリーランスのSEOマーケター/Webライター。業界大手の採用メディア制作部を経て30歳を機に独立。各種オウンドメディアのSEO構築、ディレクション、ライティング、取材撮影、デザインまで一環して担当する自称・マルチクリエイターとして多岐にわたり活躍中。