- 更新日 2023.11.17
- カテゴリー ホームページのデザイン参考例
おしゃれなECサイトのデザイン事例30選|トレンドや費用も解説【2023年11月最新版】
制作会社にECサイトの制作やリニューアルを検討されている方は、事前に「こういうサイトにしたい」という参考サイトを探しておくのは非常に重要です。本記事では、デザインの際にオススメのECサイトを業界別にピックアップしました。加えて下記も解説します。
- ECサイトのトレンド
- 参考サイトを集めている「ギャラリーサイト」
- ECサイト制作にかかる費用
- ECサイトに強い制作会社
最後まで読めば、どんなECサイトを作るべきかが明確になります。
※現在、ECサイトの制作やリニューアルを検討中の方はWeb幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な制作会社を紹介します。相談料・紹介料は一切かかりません。自社で作りたいECサイトがどれくらいの費用や期間がかかるのかの相談だけでも大丈夫です。
ECサイトのデザインのトレンド
スマホのデザインを軸にする
画像引用:ミレー
現在のECサイトは、スマートフォンでのデザインを先に考え、それを軸にパソコンのデザインを考えるようになっています。以前はパソコンでデザインを考え、それをスマートフォンに適応させる方法が主流でしたが、現在のトレンドは逆。下がパソコンのECサイトのデザインです。
経産省発表「令和2年度 産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、ECサイト訪問者の半分以上がスマートフォン経由。スマホ経由の市場規模は年々拡大しているので、スマートフォンの画面を軸にデザインを考えることがトレンドになっています。
ID決済が使えることを示す
画像引用:ミレー
現在のECサイトでは決済方法において、ID決済が使えることを示すデザインもトレンドです。PayPayやAmazonペイなど、ID決済を利用する方が増えているためです。
お客様によっては、ID決済が使えるかは買い物で重要なポイント。上の写真のように、決済画面に行く前に、ID決済が使えることをアピールすると、カートに入れてもらえやすくなります。
業界別!おしゃれなデザインのECサイト30選まとめ
アパレル・ファッション業界の事例7選
UNIQLO(ユニクロ)
ファストファッションの代表格『UNIQLO(ユニクロ)』のECサイトです。
商品のカラーやサイズなどが詳しく表示されており、アイテム数が多いアパレル商材を分かりやすく見せる参考になります。
ユニクロのECサイトはデザインだけでなく、使いやすさ・機能も参考になります。身長や体重、体の部位の形、洋服サイズなどを入力することで、各商品の自分に合うサイズが提案される「MySize ASSIST」機能や、着こなしのヒントとなる「StyleHint投稿スタイリング」など、サイト訪問者に役立つ機能を実装しています。
NIKE、adidas
スポーツ用品の大手『NIKE』のECサイトの事例です。他のサイトとは一線を画しており、トップページに会員申し込みやアプリ登録を促すページのリンクを前面に押し出しています。
ECサイトにとってはリピート通販が重要な施策であり、リピーター獲得は理にかなっています。
カテゴリは性別や子供とシンプルに分類し、そこからシューズやシャツなど徐々に細かく分類するデザインになっています。
NIKEと同じくすでにブランド地位を築いている『adidas』のECサイトも会員獲得を狙ったページをトップに表示しています。
JOURNAL STANDARD
ターゲットに必要な情報のみ提供するデザイン!
オリジナル、国内外から集められた商品によるファッションセレクトショップ『JOURNAL STANDARD』のECサイト。トップページを始め、各ページ画面全体に表示されるフラッシュ画像が印象的です。
テキストを省いて、おしゃれな写真の力で訴求するページと、ブログページではしっかり商品の魅力などを文章で説明し、メリハリをつけています。
Noweee(ナウウィー)
神戸の縫製工場「富田加工」のオリジナルブランド『Noweee』のオンラインストアです。
ポイントは、ブランドのイメージに合わせたレトロでカジュアルなデザインの雰囲気を出していること。制作期間は3週間で、制作会社がHTML編集によって制作しています。
店頭販売を行わず、ネットショップも初めての挑戦。今後はSNSも展開し、Instagramからの販売を導入する予定です。
DUG store
ショルダーバッグ、トートバッグなどのレザーバッグを中心に販売するオンラインストア『DUG store』。アパレル用品なので見た目を重視し、洗練された見せ方の訴求のデザインです。アイテムを際立たせ、オリジナルブランドの世界観を表現したネットショップになっています。
アパレルと相性が良いInstagram販売を活用し、インスタグラムのユーザーが写真をタップすると商品ページに飛べるようにしています。
Happy Socks
スウェーデン発ブランドの靴下や下着を取り扱うお店「Happy Socks」のサイトです。インパクトある写真素材をタイル型で大胆に表示。ポップでカラフル、おしゃれな靴下を中心に取り扱っているためサイト全体にもその雰囲気が漂っています。
参考記事
アパレルのECサイト立ち上げを検討されている方は下記の記事も参考ください。
関連記事:アパレルのECサイトで成功する対策、成功事例まとめ
関連記事:【失敗しない】ファッション・アパレルのホームページ参考デザイン総まとめ!
関連記事:アパレル・ファッションに強い優良ホームページ制作会社をプロが厳選!
食品業界の事例9選
BAKE
北海道生まれのチーズタルトBAKEの公式サイト。サイトのランディングページには、動的なアニメーションが施されていますがそれ以上に特筆すべきは画像素材。自社の看板商品であるチーズタルトを美しいと言えるほどに綺麗に撮影した写真を掲載。シンプルに商品の魅力を訴求しています。
カテゴリページも写真付きでわかりやすく、最下部には送料が無料になるまでの値段が赤字で示され、単価アップの工夫がされています。
ネスレ
キットカットなどで有名なネスレのオンラインショップ。最上部には検索ボックスを設け、「コーヒー」や「サプリメント」などのキーワードから商品を探せるようになっています。
画面右下にはチャットを設け、商品探しに困ったらリアルタイムで相談できる工夫がされています。
BRANCHE CHOCOLAT
正方形のチョコレートで有名なBRANCHE CHOCOLATのECサイト。正方形のチョコレートやパッケージのデザイン同様、背景がないシンプルかつおしゃれなデザイン、商品名と価格だけ。
また、動画でも商品の高級感を演出しており、商品の世界観をうまく表現しています。
greenfarm Kuju
大分県のくじゅう高原にある養鶏場「greenfarm Kuju」の卵を販売するECサイト。
テキストを最小限にとどめ、美しい写真を大きく活用してインパクトを演出。全体的にシンプルで無駄な情報を省き、とても見やすいデザインです。
主役である「たまご」の説明や鶏のこだわり部分は、ゴシック体フォントを使用しており力強さを感じさせます。
mama-no
忙しいママのためにすぐ食べられる宅配型健康手料理を手掛けるmama-no(ままあの)のECサイト。あまり情報を詰め込まないシンプルなECサイトにしたい方に向いています。
「マタニティ」「ダイエット食品」「アレルギー食品」「離乳食」など分かりやすいカテゴリ分けと、ユーザーが買い物しやすい仕様、親しみのあるデザインに仕上がった安心感のあるネットショップです。
紡ぐキッチン
富山県富山市にあるテイクアウト専門のお弁当屋さん『紡ぐキッチン』。体に優しい健康ご飯を「はるみお母さん」が真心込めて作っています。
制作期間はわずか2週間で、地元・富山のWeb制作会社が作成。食料品販売サイトのため「誰が作っているのか」がわかるよう、作り手の顔が見えるサイトであることがポイント。
ちょっと懐かしい「母の味」が伝わるショップになっています。
Select Wine Hec
イタリア・フランス・チリなどのワインを扱う大阪府高槻市のオンラインショップ『Select Wine Hec』。ポップでインパクトを持たせた色使いのデザインに仕上げていることがポイントです。
ハードルが高いイメージのあるワインですが、気軽に楽しんで飲める印象を持たせています。
ブログの更新やメールマガジンの配信をすることがショップオーナーの希望で、商品や店舗などの情報を定期的に発信しています。
橘家ベイクショップ
熊本県熊本市にある焼菓子と珈琲の店『橘家ベイクショップ』。シンプルながらも実店舗の雰囲気を損なわないオシャレなデザインになっています。
ポイントは実店舗と連携して事業ができるよう、テイクアウトを導入していること。受取時間を指定して事前注文/決済ができます。店頭受け取り商品を販売したいが、電話やSNSなどでの注文受け付けが困難なお店におすすめです。
中華料理 香隆
鹿児島県串木野市にある中華料理 香隆。餃子や唐揚げなど冷凍食品を販売し、中華の本場・大連の味を、串木野の素材で再現しています。
ポイントは、料理の写真と購入カート、問い合わせフォームのみの必要最低限の機能にとどめ、お客様が使いやすいサイトになっていること。
ネット初心者のショップオーナーも、操作も機能もシンプルで安心です。
参考記事
食品業界のECサイト立ち上げを検討されている方は下記の記事も参考ください。
関連記事:食品ECサイトは立ち上げるべき?課題と対策・参考サイトの事例を紹介
関連記事:健康食品のECサイト構築に強い制作会社をプロが厳選!
インテリア・雑貨業界の事例6選
MoMA STORE
ニューヨーク近代美術館(MoMA)の公式ショップ。ユニークな雑貨インテリアが並び、メディアが注目している商品も多数掲載しています。
カテゴリー検索が多様で、ジャンルや価格だけでなくデザイナー別に検索することも可能。カラフルな背景が目を引き、商品が映える形になっている為、ECサイトを構築する際に参考になります。
scope
北欧デザインの食器や家具などのアイテムを世界中、日本中からセレクトし販売するセレクトショップ『scope』です。
オリジナル商品だけでなく、サイトの下部の方にある商品の紹介記事がとてもユニーク。コラムのような形で商品を紹介し、「自分の部屋にこの商品があったら」「こんな使い方をするのか」などと想像力を膨らませるようになっています。
「ECサイトとして、オンラインで自社の商品を購入できるようにしておしまい。」ではなく、このような記事の存在により購入前のストーリーを訴求している、特徴的なECサイトです。
モンシファカ|mon cifaka
かわいい不思議なぷわぷわ効果
岡山のデザイン事務所が運営する雑貨・家具・食器・アクセサリー等のセレクトショップ『モンシファカ|mon cifaka』。ラグジュアリー感を出したいお店の参考になります。
どの商品もおしゃれな見せ方にこだわり、蚊取り線香などの日常品にも高級感を出しています。
重山陶器株式会社
伝統と現代風デザインのナイスマッチ
重山陶器株式会社のオンラインショップ。伝統ある工芸品からは連想しにくい、シンプルなデザインが印象的です。
大人っぽい藍色がテーマカラーで、色あざやかな陶器の数々が映えています。
生活空間に楽しさをもたらすユニークでオリジナルな陶器製品が並んでおり、思わず家に置いておきたくなるような商品がずらりと並んでいます。
ACTUS
安定感のあるスタイリッシュなサイト!
家具・雑貨を扱うインテリアショップ『ACTUS』のECサイト。「ブランドから探す」「特集から探す」「ノート(香調)から探す」など、カテゴリわけがユニークです。
おしゃれな商品写真の直下にはコンテンツを配置し、新作情報やキャンペーン情報、商品の使い方などの特集記事があり、ユーザーが情報を得やすいデザインになっています。
OCEAN`S CLUB(オーシャンズクラブ)
キッズ用のSUP(スタンドアップパドル)ボードなどを中心に、RACE BOARDの開発や販売を手がける『OCEAN`S CLUB オンラインストア』。
商品よりも、スタッフの想いなどを前面に出し、オフィシャルサイトの雰囲気を残しつつ、お客様が楽しめるスポットの雰囲気を大事にしたデザインです。
美容・化粧品業界の事例5選
BULK HOMME
メンズコスメブランドBULK HOMME(バルクオム)の公式サイト。白と黒の洗練されたデザインが特徴のサイトで、男性らしい格好良さとメンズコスメという清潔感が全体に漂っています。
商品をクリックすると開発者ストーリーや開発者のこだわりが表示され、ブランドの世界観をうまく訴求しています。
BOTANIST
ボタニカルライフスタイルブランドBOTANISTの公式サイトです。ドラッグストアなどでは女性向けのコーナーに置いてありますが、性別なく使えるユニセックス商品です。筆者も10年以上、愛用しています。
商品詳細をクリックするとトップは写真で訴求し、スクロールするとテキストと表など説明しているので、インスタグラムを見ている感覚になります。
baraio
薔薇水で作られたものを提供する薔薇水ブランドbaraio。
「静岡に咲いた薔薇を 富士の伏流水で蒸留した 日本の薔薇水」というテキストと凛としたバラの棘の写真と商品の写真があり1つ1つの情報にインパクトがあります。
製品を紹介する前に、「3つの香り」や「私たちの物語」など世界観をアピールしています。
HACCI
高品質な"はちみつ"を利用した女性向け美容品ブランドHACCIのECサイト。製品ページは背景を白一色に統一し清潔感が出ています。
カートへの誘導など、ワンポイントでゴールドを配色し、ラグジュアリー感を演出しています。
BOTCHAN
2018年に誕生したメンズコスメブランド「BOTCHAN」のECサイト。
手書き風のテキストやイラストを使った水滴の波紋、緩やかなカーブ、幾何学図形など組み合わせていくことで、Webデザインに抽象的かつ幻想的な雰囲気を醸し出しています。
参考記事
Web幹事では、ShopifyやBASEといったEC作成サービスのデザイン事例を特集した記事もあります。最新のトレンドや面白いECサイトを発見する参考にしてください。
関連記事:BASEのおすすめショップ事例11選!食品・アパレル ・雑貨を紹介
関連記事:Shopifyの導入事例を総まとめ!国内・海外合わせてご紹介!
関連記事:楽天ECサイトの作り方を解説!初心者でも簡単に出来るツールも紹介
おしゃれなECサイトの参考デザインを探せるサイト
自分でおしゃれなECサイトの参考デザインを探したい方へ向けて、参考になる5つのギャラリーサイトを紹介していきます。
EC幹事
<おすすめポイント>
- 業界・カラー・イメージなどあらゆる切り口で検索が可能。
- TOPページデザインだけでなく、商品ページなどのデザインも掲載
画像引用:EC幹事
あらゆる切り口からECサイトデザインが検索可能
本サイト「Web幹事」の姉妹サイト「EC幹事」です。参考になるECサイトデザインを、業界・色・イメージなど、あらゆる切り口から検索することが可能です。
またTOPページのデザインだけでなく、商品一覧・商品詳細などの下層ページのデザインも掲載。
ECサイト全体の雰囲気やデザインがチェックできる点が魅力です。
MUUUUU.ORG
<おすすめポイント>
- 縦に長くオーソドックスなレイアウトでかつ、非常にデザインが優れたサイトを厳選して掲載。
- 産業別、デザインの傾向別、サイトのタイプ別、色味によって検索可能。
- 合計3,000サイト以上が掲載。(ECサイトは300サイト)
画像引用:MUUUUU.ORG
たくさんのイケてるECサイトをカテゴリー別に検索可能
当サイトのカテゴリー検索で「ECサイト」をクリックすると約300種類のECサイトのトップページを見ることができます。
ECサイトを構築する時、「トップページをどういったものにしようか」とデザイン案などに悩んでいる際や、「制作会社にイメージを伝えたい」際などにオススメのサイトです。
ただし、例えばECサイトの中の「ファッション」カテゴリーだけを絞り込んで表示させるということができません。
(WEBサイトヘ:http://muuuuu.org/category/sitetype/ec )
SANKOU!
<おすすめポイント>
・100以上のECサイトのデザイン事例が閲覧できる
・トップページのデザインが見やすい
画像引用:SANKOU!
ECサイトのトップページのデザインが一覧しやすい
「SANKOU!」では、国内のECサイト・オンラインショップの事例を100種類以上集めています。サムネイルとサイト名のシンプルな設計で、一覧しやすい設計。参考にしたいデザインが見つかりやすくなっています。
(WEBサイトヘ:https://sankoudesign.com/category/ec-onlineshop/)
1guu
<おすすめポイント>
- クオリティの高いWebデザインを集めたWebデザイナーのためのギャラリー・サイトリンク集
- サイトにあるサムネイル上で動的なアニメーションがある各サイトの動きも確認可能。
- 国別からの検索、産業別からの検索も可能なため、目的のwebデザインがいち早く見つかる
画像引用:1guu
サムネ画像で、動きのあるおしゃれなECサイトも簡単確認!
こちらのサイトでは、動的なアニメーションを伴うECサイトの動きもサムネイルで確認することができます。
多様なジャンルのECサイトをリサーチすることで、デザインだけでなく自社のサイトにも応用できる機能を思いつくなど、思わぬヒントを得ることができるかもしれません。
(WEBサイトへ:http://1guu.jp/category/industry/online-store/ )
WebDesign Bookmark S5-Style
画像引用:WebDesign Bookmark S5-Style
<おすすめポイント>
- 国内外の多数のホームページがまとめられている。
- サービス内容、デザインの特徴、色、テクニック、タイプで絞り込み検索可能。
- オンラインストアのカテゴリーには、女性向けの限定的なものもあり。
タグでECサイトの特徴を簡単確認!
「MUUUUU」と同じく業界や使用しているカラー、使用技術などからサイトを検索することができます。
こちらのサイトにはデザイン性の高いECサイトが200種類以上掲載されています。
(WEBサイトヘ:http://bm.s5-style.com/category/type/ecstore )
イケサイ
<おすすめポイント>
カテゴリごとにまとめられている
色で選べる
画像引用:イケサイ
110以上の事例と色別の検索
イケサイ(ikesai.com)は、「イケてるサイト」を集めたギャラリーサイトです。110以上のECサイトのリンクが載ってあり、色別に検索することもできます。
(WEBサイトヘ:https://www.ikesai.com/cat/ec/ )
Webデザインクリップ
<おすすめポイント>
シンプルで見やすい設計
300以上の事例
画像引用:Webデザインクリップ
300以上の事例
Webデザインクリップは、日本や海外のWebサイト、ランディングページ、スマートフォンサイトを集めたギャラリーサイトです。シンプルで見やすいデザインで、300以上のECサイトの事例を掲載しています。
(WEBサイトヘ:https://webdesignclip.com/tag/ec-shop/ )
ズロック
<おすすめポイント>
サイズを調整して閲覧できる
100以上の事例
画像引用:ズロック
サイズを調整して見られる
ズロックは世界中のWebサイトを集めたギャラリーサイトです。2,800以上のホームページが掲載されています。ECサイトも100以上の事例が掲載され、閲覧するサイズをS、M、Lと自分で調整できます。
(WEBサイトヘ:https://www.zzrock.net/archives/category/sort/ec )
※現在、ECサイトの制作やリニューアルを検討中の方はWeb幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な制作会社を紹介します。相談料・紹介料は一切かかりません。自社で作りたいECサイトがどれくらいの費用や期間がかかるのかの相談だけでも大丈夫です。
ECサイトのデザイン(写真)で意識するべきポイント
ECサイトを作る際に写真で意識すべきポイントを3つ紹介します。どのジャンルにも当てはまることなので、参考にしてください。
- 伝えたいことを明確にする
- イメージ写真とディテール写真を意識する
- 実際の商品との乖離がないようにする
- 操作性も意識する
伝えたいことを明確にする
画像引用:シファッション通販SHOPLIST|
ECサイトではそれぞれの写真で何を伝えたいのかを明確にしましょう。その写真でどのような商品の魅力を伝えたいかを考えます。
映える写真やデザイン性の高い写真が良い写真というわけではありません。商品の機能性や使い心地、商品により実現できることなど、おしゃれなデザインよりも伝えるべきことがあります。また、イメージ写真とディテール写真、ECサイトにおいて写真が配置される箇所などによって、伝えるべきことは異なります。
たとえば、上画像は、ストレッチ性を売りにしたレギンスパンツの写真です。ひとつの商品に対して複数の画像が用意されており、写真とテキストを組み合わせて、ストレッチ性がよく伝わる作りになっているのが分かります。
このように、商品の一番の魅力を伝えることを意識して、写真ごとに伝えたいことを明確化しましょう。そのなかで、当初の予定に対して、不要な写真や新たに必要な写真、変更が必要な写真などが出てくるかもしれません。
イメージ写真とディテール写真を意識する
ECサイトの商品に関係するデザインは、イメージ写真とディテール写真に大別できます。ディテール写真は、商品そのものを説明する写真で、基本的にすべての商品に必要です。イメージ写真は、商品を使用するシーンやイメージの写真で、顧客を購入に向けて後押しする効果があります。競合と差別化したい商品、独自の商品、使っているところをイメージしにくい商品などは、イメージ写真に力を入れることをおすすめします。
イメージ写真
▲イメージ写真の例
イメージ写真は、商品の使用シーンや使用イメージの写真です。たとえば、食品の場合、調理しているところや盛りつけの写真、食事をしている写真など。インテリアの場合、実際に部屋に配置した写真などです。
イメージ写真があることで、顧客がその商品を使っているところを想像しやすくなり、購入を後押しすることになります。また、イメージ写真は、ECサイトの独自性を出しやすい部分です。
ディテール写真
▲ディテール写真の例
商品そのものを説明する写真です。基本は白背景。実店舗において、商品を手に取り詳細を確かめる行為を、ディテール写真が担っているといえます。また、ECモールでは、ディテール写真の登録は必須です。
正面から撮った写真だけでなく、背面や側面、細部の拡大写真など、商品の形状や性質に応じてさまざまな角度の写真を用意できると、商品について伝わりやすくなります。仕入れ商品は、仕入れ元にディテール写真を提供してもらえることもあるので、確認してみましょう。
実際の商品との乖離がないようにする
魅力的な写真を撮ることは売れるために重要です。しかし、届いた商品と写真に大きく乖離があると、お客様はガッカリしてリピートにはつながらないでしょう。良い口コミも生まれないどころか、否定的な口コミにつながることもあります。
商品と写真に乖離が生まれる主な原因は、撮影の際の光の調整や、写真の加工編集です。明るさや色合いが実際の商品と大きく異ならないよう注意しましょう。
また、サイズ感も写真では伝わりにくい部分です。サイズをテキストで記載することはもちろん、サイズ感が伝わりやすい写真も掲載することをおすすめします。たとえば、インテリアであれば実際に部屋に配置した写真、アパレルであれば実際に人が着用した写真など。小さな商品では、コインやライターなど一般的にサイズ感がよく知られているものとの比較写真も、サイズ感が伝わりやすくなるでしょう。
特に、パッケージ写真のみの掲載だと、実際の商品と顧客がイメージしている商品に乖離が起きやすくなります。そのため、商品の細部の写真やイメージ写真なども掲載することが重要です。
関連記事:ECサイトの売上につながる写真の撮り方、注意点まとめ!
操作性も意識する
ECサイトのデザインでは見やすさや美しさに目が行きがちですが、訪問者に買い物をしてもらうことが目的なので、操作性も意識することが大切です。ボタンの位置や大きさなど、デザインだけでなく購入しやすいか、商品を探しやすいかを考えましょう。
家族や知人など第三者に実際に使ってもらい、フィードバックをもらうと良いです。
【参考】ECサイトのデザインに関する調査レポート
続いてはWeb幹事で調査したECサイトに関するデータを紹介します。ECサイトのデザインを考える際の参考にしてください。
6割以上のサイトが「ブランドに込めた想い」を明記
「なぜ、私たちなのか」
原体験から生まれる問題提起と解決法に魅了され、共感が生まれます。その想いこそがファンをつくり、差別化へと繋がります。
D2Cサービスの61.3%が、ブランドストーリーをサイト内で表現していました。
参考にしたいブランドストーリー例
出典:株式会社FABRIC TOKYO様
サービス提供の背景や、商品化にいたるまでの考え、取り組まれたことが書かれています。商品メリットや使用しているものがストーリーの中で語られていく様はまさにドキュメンタリー。気がつけば没入してしまうコンテンツに、共感が芽生えてしまうことでしょう。
商品画像は40%以上のサイトが「11枚以上」使用
6枚以上がボーダーライン
商品1アイテムを紹介するのに使われる画像点数は「11枚以上」が4割を占めて1位。
「手に取った時のような様々なアングル」を再現するために、最低でも6枚の画像が必要。出来る限り多くの画像を使用し、商品イメージをサポートしているサイトが多く見受けられました。
参考にしたい商品画像例
出典: classico様
一か所で複数写真を見せるレイアウト以外に、写真を一枚ずつ縦に並べ、ファッショナブルかつ大きく見せています。最も伝えたい商品画像を全面に押し出し購買意欲が高まったところで、ブランドコンセプトと購入に関する情報を明記。お客様とのコミュニケーションにおいて何が大切なのかを教えてくれる好例です。
8割近くが「利用イメージが伝わる画像」を活用
商品を直接見る感覚を再現
利用イメージが伝わる画像の採用率は77.5%。「購買意欲を高める」という観点から、全てのサイトで使用しているかと想定していたのですが、意外な結果となりました。
利用イメージ画像を使用していないサイトは、「商品そのものがどんな用途か想像できる」「ブランド認知が進んでいる」ものが多いように見受けられます。
動画活用は1割程度。使用用途はサービスによりさまざま
一方、動画の活用は1割程度にとどまる結果となりました。
動画の活用例
出典: ラズホールディングス株式会社様
概要を画像で伝え、その使用感を動画で見せています。実際の使用感がよりリアルに想像できる好例です。スマホで動画を観ることが当たり前になってきたいま、一度に多くの情報量が発信でき、五感を刺激し購買意欲を高める動画の活用に注目してみるのはいかがでしょうか。
※現在、ECサイトの制作やリニューアルを検討中の方はWeb幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な制作会社を紹介します。相談料・紹介料は一切かかりません。自社で作りたいECサイトがどれくらいの費用や期間がかかるのかの相談だけでも大丈夫です。
ECサイト構築の費用と相場
ECサイトの費用は機能や構築方法に応じて変わる
目的 | 相場 | 構築方法 | 発注先 | 制作期間 |
---|---|---|---|---|
低コストのECサイト | 無料〜10万円以下 | モール型 ASP型 |
EC構築サービス を利用(自分で作る) |
1週間〜1ヶ月 |
費用を抑えた |
10万円~100万円 | ASP型 オープンソース型 |
中小規模の制作会社 | 1ヶ月〜2ヶ月 |
オリジナルデザインの ECサイト |
100万円〜500万円 | オープンソース型 パッケージ型 |
中小規模の制作会社 | 2ヶ月〜5ヶ月 |
自社の事業に合わせた |
500万円以上 | オープンソース型 パッケージ型 フルスクラッチ |
中小規模の制作会社 大手制作会社 |
4ヶ月〜8ヶ月 |
ECサイトの相場は、機能や構築方法に応じて費用が変わります。相場の目安として、Amazonや楽天などのECモール、またはBASEなどの無料ツールを使ったECサイトの立ち上げなら10万円程度。オリジナルの開発なら100万円以上の制作費用がかかることも珍しくありません。
ECサイトの費用について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
関連記事:ECサイト構築の費用と料金相場、開設手順をかんたん解説!【相場早見表・事例あり】
売れるECサイトの構築が得意な東京の制作会社
こちらでは、ECサイトの構築が得意な東京の制作会社を5社、ピックアップしました。
制作会社に発注して、ECサイトを構築されようとされている方は是非参考にしてみてください。
関連記事:東京でオススメのECサイト開発会社
Web制作の経験者が、ECサイト制作に強い開発会社をピックアップしました!
依頼を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
東京でECサイト開発が得意なオススメ制作会社!プロが1社ずつ厳選しました。
株式会社アライバルクオリティー
株式会社アライバルクオリティーのここがポイント
- ECサイトの構築に圧倒的な実績
- ASPを利用したECサイト制作やモール型のECなど、あらゆるECサイトの構築が可能
- 制作だけでなく、ECの運営代行・広告運用・SEO対策まで対応可能
売れるためのデザインに強みを持つEC制作会社
株式会社アライバルクオリティーの特徴はデザイン性の高さと、その圧倒的な実績。
創業よりECサイトの構築・運用に強みを持って展開し、国内の有名メーカーからアパレル・ファッションまで実績多数です。
また、EC-CUBEなどのASP型・楽天やAmazonなどのモール型など多種多様なニーズに対応できるカバー範囲も魅力です。
広告運用やSEO対策も提供しているため、「まるっと」EC業務を発注したい方におすすめです。
株式会社AROUND
株式会社AROUNDのここがポイント!
- 美容コスメ・ファッション領域に強み
- LINE@・Instagram・ライブECなど最新のマーケティング施策にも対応
- 楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーの受賞経験者が在籍・ECサイト構築も行う
美容コスメ・ファッション領域に強みあり!
美容コスメ・ファッション領域のECサイト制作に強みを持つ株式会社AROUND。
それらの制作実績もサイトに掲載されており、発注の際の参考になります。
また、2016年から自社で大人かわいいプチプラファッションECサイト「HANILOOK 」を運営しており、ECサイトの独自ノウハウも持っています。
ECサイトの制作・構築だけでなくサービス名やロゴ、ムービー制作なども請け負っています。
ボクブロック株式会社
ボクブロック株式会社のここがポイント!
- EC-CUBEを利用したECサイトの構築実績が500社以上
- EC-CUBEのパートナー制度で最高位のプラチナパートナーに認定
- EC-CUBEのプラグイン制作実績多数
EC-CUBEにに強みをもつ制作会社!
ボクブロック株式会社はEC-CUBEに強みを持つ制作会社。
EC-CUBEという全国30,000サイト以上で使われているオープンソースのEC構築システムをベースにし、ECサイトの構築・カスタマイズをしてくれます。
EC-CUBE専門のため、サイトを構築するだけでなく保守や集客支援、企画、コンサルティングまで請け負っています。
EC-CUBEでECサイトを構築したいと検討されている方は是非、ボクブロック株式会社に相談して見るのはいかがでしょうか。
アートトレーディング株式会社
アートトレーディング株式会社のここがポイント!
- ECサイトの運用に強み
- ECに関連する業務は全て代行可能
- 自社で「受注+物流」の管理サービスを開発・提供
ネットショップの完全運営代行
アートトレーディング株式会社は、ECサイト・ Yahoo&楽天ショッピング・ネットショップの運営代行に強みを持つ制作会社。
商品の撮影・登録や在庫管理・販促施策の立案までECサイトの運用をトータルでサポートすることが可能です。
ECサイトの丸ごと一括サポートの他にも、一部業務からの請負も可能。ECサイトの運営もセットで任せたい方はアートトレーディングがおすすめです。
コマースメディア株式会社
コマースメディア株式会社のここがポイント!
- 自社(Shopify)での運用経験多数
- カスタマーサポート、物流代行も可能
- 公式パートナー「Shopify Experts」に認定
Shopifyを用いたECサイト構築のプロフェッショナル
コマースメディア株式会社は、ShopifyをプラットフォームとしたECサイトに強みを持つ会社。
新規のサイト制作から在庫管理・日々の運営業務まで幅広くサポートしています。
Shopifyとはカナダ生まれの自社ECサイトをつくるためのサービス。世界でNo1のシェアを持っており越境ECにも最適です。
【まとめ】おしゃれなECサイトのデザイン
ECサイトのおしゃれなおすすめデザインについてご紹介してきました。
ある程度デザインの方向性が決まったら、次はECサイトを開発会社に発注する必要があります。
しかし
- ECサイトを作るのにどれくらいの値段がかかるの?
- そもそも業者に依頼する必要あるの?
とお悩みの方も多いかと思います。
そのような時は、下記の記事を参考にしてください。
ECサイトの相場や、構築方法についてまとめております。
関連記事:ECサイトの相場をまとめました。
ECサイトの相場について、徹底調査しまとめました。
開発会社へ依頼を検討されている方はぜひ、ご覧ください。
ECサイト構築の費用と相場を徹底解説【相場早見表・事例あり】
ECサイトの制作依頼をお考えの方へ
Web幹事は、ECサイト開発会社の業者選定や見積り取得を無料で代行するサービス。
Web制作を経験したプロのコンサルタントが、あなたの要件をヒアリングし最適なEC制作会社をご紹介します。
- ECサイトを制作するとどれくらいかかるのか聞いてみたい。
- まずは気軽にECサイトについて相談してみたい。
インターネットで調べても分からない、細かなポイントも丁寧に説明します。
お気軽にご相談ください!
Q. おしゃれなECサイトの事例にはどのようなものがある?
おしゃれなECサイトの事例として「UNIQLO(ユニクロ)」「NIKE、adidas」等が挙げられます。その他の事例は記事をご参照ください。
Q. ECサイトの参考となるおしゃれなデザインが探せるサイトは?
おすすめのサイトとして「EC幹事」「MUUUUU.ORG」などが挙げられます。詳細は記事内をご覧ください。
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さらに相場を理解するためのポイントや
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この記事を書いた人

松田 光正
専門分野: SEO,ライティング
スポーツ新聞社での校正・校閲を2年経験し、髪の毛の情報サイト「ヘアラボ(旧ハゲラボ)」にて2年半のライター経験を積む。自身がアナログ人間のため、Webの知識を学びつつ、圧倒的な初心者目線のコンテンツをお届けします!
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