今更聞けない!オウンドメディアとは?プロが初心者向けに徹底解説

2010年代中盤から注目されるようになってきた「オウンドメディア」
それに伴ってオウンドメディアに参入する企業がどんどん増えてきました。オウンドメディアで成功した企業の中には、売り上げが年600%増加するほど大きく成長しているところもあります。

あなたの社内でも「オウンドメディアを活用したマーケティング施策を考えるべきだ」という声を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

とはいえ、オウンドメディアとは何かを知らない人がまだまだ多いのが実際のところ。

  • どんな知識があれば運用できるのか
  • オウンドメディアは何をするのに有効なのか
  • そもそもオウンドメディアを活用すべきなのか

この記事では、オウンドメディアを多数運用している私が、「オウンドメディアとは何か?」から「オウンドメディアで期待できること」までをご紹介します。

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目次
  1. 1. 「オウンドメディア」とはどんな意味なのか
  2. 2. オウンドメディアとコンテンツマーケティングの違い
  3. 3. オウンドメディアが注目されている理由
  4. 4. オウンドメディア運営の目的
  5. 5. オウンドメディアのメリット
    1. 5-1. 企業価値やイメージの向上に繋がりやすい
    2. 5-2. オウンドメディアは企業の資産になる
    3. 5-3. 広告費の削減
  6. 6. オウンドメディアのデメリット
    1. 6-1. オウンドメディアを育てるのには時間がかかる
    2. 6-2. 専門性高く運用できる人が少ない
    3. 6-3. 継続すること自体が難しい
  7. 7. オウンドメディアマーケティングの種類
    1. 7-1. SEO
    2. 7-2. SNS
    3. 7-3. バランス型
  8. 8. オウンドメディアで期待できること
    1. 8-1. コンバージョン
    2. 8-2. 採用
    3. 8-3. 購買促進
  9. 9. まとめ
    1. 9-1. オウンドメディアの導入を検討されている方へ

「オウンドメディア」とはどんな意味なのか

最近「オウンドメディア」という言葉を耳にすることは増えてきたけれど、「実際のところオウンドメディアって何?」とと思っている方も多いのではないでしょうか。ここでは、まずオウンドメディアの意味や位置づけについてご紹介していきます。

オウンドメディアとは「自社で所有するメディア」のことで、自社で運営して情報発信を行うWEBサイトやブログのことを意味しています。
単なるコーポレートサイトだけではなく、自社のサービスに関する会員サイト、自社からさまざまな情報を発信する情報サイトなど、運営内容は様々です。
そして、最近ウェブマーケで重要とされているのがトリプルメディアを活用したマーケティング

トリプルメディアとは、以下のメディアを指しています。

  • オウンドメディア
  • アーンドメディア(ソーシャル)
  • ペイドメディア(WEB広告)

このトリプルメディアの1つがオウンドメディアで、その他のメディアを統合したり、補完するハブのような役割を担っています。

アーンドメディア(以下、本ページでは「ソーシャル」と記載)は、タイムリーな情報発信が適していることや、発信する文字数に限りがあることから、サービスの真意やブランド力といった企業価値の根幹部分を伝えきれない場合があります。
この伝えきれない部分を補い、より高い信用を得るのに重要なのがオウンドメディアです。
ペイドメディアに関しても、オウンドメディアによってWEB広告では伝えきれない内容を補うことで、広告との相乗効果に繋がります。

オウンドメディアとコンテンツマーケティングの違い

現在WEBマーケ業界では、コンテンツマーケティングもオウンドメディア同様注目されています。
ただ、オウンドメディアもコンテンツマーケティングも「ユーザーにとって有益な情報をいかに発信するか」という点を重視していることが共通しているので、混同されやすい用語です。

  • オウンドメディアは媒体(プラットフォーム)

オウンドメディアとは、WEBサイト(主にCMSやブログ)等の媒体のことを指し、サイトを通して有益な情報をコンテンツとして発信していきます。
自社で管理できるため、イメージした構成や世界観を取り入れて運用していくことが可能です。

  • コンテンツマーケティングは手法(戦略)

コンテンツマーケティングとは、有益な情報を発信していくマーケティング手法のこと
利用する媒体はオウンドメディアはもちろん、紙媒体やDM(ダイレクトメール)等も含まれます。

マスマーケティングと異なる点は、ターゲットを「自社の商品もしくはサービスに興味があるユーザー」にしていること。「見込み客」もしくは「見込み客となり得るユーザー」に対して、コンテンツを届ける手法であることが特徴的です。

オウンドメディアを活用したマーケティングは、「オウンドメディアマーケティング」とも呼ばれています。インターネット社会となった現在、オウンドメディアを使ったコンテンツマーケティングがとても注目されています。

オウンドメディアが注目されている理由

なぜ今、オウンドメディアがこれほどまでに注目されてきているのでしょうか。

大きな理由としてインターネット広告の増大があります。
2010年以降、インターネット広告の広告費は増加の一途を辿り、2017年の広告費は1兆5000億円を超えました。

参照:2017年、日本のインターネット広告費は1.5兆円。総広告費の1/4に迫る【電通調べ】

2012年のインターネット広告費は8,680億円なので、6年で2倍近く成長していることに。
これだけインターネット広告の出稿が増えると、広告費が高騰し費用対効果よく広告を出すのが難しくなります。オウンドメディアは自社でサイト(ブログ)を運営するために、広告費の高騰に左右されずに運営することができます。

そのため、新たなマーケティング手段として注目を集めているのです。

※関連記事:プロが選んだオウンドメディアの成功事例。本当に参考になるものだけご紹介!

オウンドメディア運営の目的

オウンドメディアを運営する目的は何でしょうか。

まず、新規会員の獲得や販売促進などのマーケティングがあげられます。
また、マーケティング以外の採用などでもオウンドメディアを使うことができます。

オウンドメディア運営の目的は、主に4つに集約されます。

  1. 商品や企業の認知度・価値の向上
  2. 新規顧客の獲得、既存顧客のエンゲージメント向上
  3. 販売促進による売上向上
  4. 採用活動の活性化

オウンドメディアのメリット

オウンドメディアには大きく3つの長所があります。

  • 企業価値やイメージの向上に繋がりやすい
  • オウンドメディアは企業の資産になる
  • 広告費の削減

順に見て行きましょう。

企業価値やイメージの向上に繋がりやすい

オウンドメディアは自社で発信するコンテンツをコントロールすることができるので、企業のブランドイメージや世界観をしっかりと作り上げていくことができます。

例えば、株式会社クラシコムが運営している北欧、暮らしの道具店では、温かい雰囲気の中で商品を自然な形で記事にしていて、月間のPVが1,300万、Instagramのフォロワーが76万人もいます。

このケースは、オウンドメディアとInstagramを組み合わせて成功している例です。オウンドメディアをうまく運営できると企業のイメージ向上に繋がり、顧客に伝えたい世界観を創り出すことができます

オウンドメディアは企業の資産になる

WEB広告と異なる点としてよく挙げられているのが、オウンドメディアで発信したコンテンツ(記事など)は永続していくことです。

Web広告は費用をストップするとコンテンツが見られなくなってしまうのに対し、オウンドメディアに公開した記事などは永続的に閲覧可能。
コンテンツを増やせば増やすほど資産が貯まっていきます。
また、それを継続すればするほどオウンドメディア自体の価値が上がっていきます。

広告費の削減

一度オウンドメディアを立ち上げてしまえば、広告費をかけずに情報を発信することができます。

WEB広告などの従来型の広告は、広告を止めたら新規顧客はほとんど入ってこなくなります
一方で、オウンドメディアは、記事を公開してしまえば24時間365日働く営業マンとなって、自社の商品やサービスを紹介してくれます

もちろん、オウンドメディアを運営するためにはライティングや編集にかかる人件費が必要に。
しかし、一度記事を作成してしまえば継続的な費用は必要なくなります。

オウンドメディアのデメリット

では、オウンドメディアの短所はどのような点でしょうか。
オウンドメディアには育つまでに時間がかかる、継続が難しいといったデメリットがあります。

オウンドメディアを育てるのには時間がかかる

オウンドメディアを育てるのには時間がかかります。

オウンドメディアのメインの流入経路が「検索からの流入」になります。
そのために記事などのコンテンツを作成し集客を図るのですが、新規記事を作成してから順位がつき始めるまで平均3ヶ月から半年程度の時間がかかります。

また、SNSに関しても、フォロワーが増えなければ当然アクセスは増えません。
フォロワーを増やすまでには継続的な取り組みが必要になります。

インターネット広告は短期的な成果が望めますが、オウンドメディアは中長期的な施策になるため、時間がかかります。
そのため半年〜1年以上のスパンをかけて行う必要があり、成果が出るまでの粘り強さが重要です。

専門性高く運用できる人が少ない

オウンドメディアはまだ歴史が浅いので、詳しい人が社内にいないケースがほとんど。
これもオウンドメディアの短所と言えるでしょう。

オウンドメディアの運営には、マーケティング、デザイン、編集、ライティングなど様々なスキルが必要初心者の方がオウンドメディアを運営しようとしても、多くの場合失敗してしまいます。

もし、オウンドメディアを自社で運営しているのであれば、オウンドメディアに詳しい業者に依頼するか、優秀なWEB編集者を自社で雇うようにしたほうが良いでしょう。

継続すること自体が難しい

上記のように、オウンドメディアは育てるのに時間がかかるため、しっかりと戦略を立てて運用していくことが重要です。

しかし、社内のリソース不足でオウンドメディアマーケティング専任の担当者をつけることができず、継続すること自体が難しいというケースも多く存在します。

また、オウンドメディアでは記事執筆(ライティング)を行う必要がありますが、このライティングが思いのほか大変。書き続けるモチベーションが続かないケースが多々あります。

オウンドメディアを運営していくうえでは、このようなオウンドメディアの短所にどのように対応するかを考えることが大切です。

オウンドメディアマーケティングの種類

オウンドメディアマーケティングにはいくつかの種類があります。
ここでは、オウンドメディアを運営する際に、どこからのユーザーの流入をメインとして考えていけばよいかをご紹介します。

SEO

オウンドメディアマーケティングの手法として最もポピュラーなのがSEOです。
SEOは「検索エンジン最適化」の意味で、Googleなどの検索エンジンで上位表示を目指すこと

Googleの検索回数は年2兆回と言われています。
その検索市場でたくさんの流入を得られれば、オウンドメディアでかなりの成果が期待できます。

SEO対策によって成功しているオウンドメディアは多数あります。
例えば、webマーケティングの情報を発信しているferretでは、月間2,500件のリードを獲得し、多くの見込み客をオウンドメディアを通じて集めています。

オウンドメディアマーケティングの主流ですので、オウンドメディアを運営する際にはSEO対策を行うことを推奨します。

オウンドメディアの具体的なSEO対策方法はこちら これからオウンドメディアのSEO対策を行なっていく方は、こちらもご覧ください!
オウンドメディアのSEOで悩んでませんか?プロが実践する成功の秘訣、お伝えします。

SNS

オウンドメディアとは_SNS

FacebookやTwitterなどを利用して流入を増やすオウンドメディアもあります。
例えば、トレンドに合わせたキャンペーンの告知や季節に関連した情報発信
それらを企業のSNSアカウントで拡散し、オウンドメディアへの流入に誘導するパターンです。

SNSを活用することで、下記のような相乗効果を生み出すため、オウンドメディアと並行して運営する企業が増えています。

  • SNSでは伝えきれない情報をオウンドメディアでより詳しく伝える。
  • オウンドメディアでSNSの更新情報を発信し、SNSへ誘導することも。

うまく活用することで、ユーザー自身がSNSで拡散してくれることも。
一度コンテンツが「バズ」ると集客できるユーザー数が指数関数的に増えて行きます。

バランス型

様々なパターンがある中でおすすめするのが、さまざまなメディアをバランス良く利用する「バランス型」と呼ばれる方法です。

次の3つのパターンでそれぞれに最適なコンテンツを盛り込み、バランス良くユーザーの流入を得る方法です。いきなり全てを始めなくとも、自社に合うパターンだけを厳選して併用してみることがおすすめです。

  • 検索型

検索型は、SEOに強く自然検索からのユーザーの流入がメインとなります。
そのため、ユーザーの流入が安定して多く見込めることがメリットです。
ノウハウ系のコンテンツやお悩み解決系のコンテンツが豊富に作れるサービスに適しています。

  • SNS型

SNS型は拡散やシェアなどから集客を狙っていくパターンです。
話題性のあるコンテンツや、注目されそうなコンテンツがあるサービスに適しています。

  • ブランド力を活用したブランド型

ブランド型は、既に認知度が高い企業やブランドに適しています。
ブランドワードと呼ばれる自社の社名やブランド名で直接的な検索を狙うパターンです。

オウンドメディアで期待できること

オウンドメディアを活用すると、どのようなことが期待できるのでしょうか。
オウンドメディアによってコンバージョンを獲得できますし、採用に繋がることもあります。

コンバージョン

「コンバージョン」とはサイト上での目標を達成する指標のことです。
商品やサービスによってコンバージョンとするものは異なりますが、「購入」「問い合わせ」「資料請求」「会員登録」などを指標とする企業が多いです。

流入ユーザーの母数が増えれば増えるほど、コンバージョンの増加も望めることでしょう。
サイトを訪れ興味を持ったユーザーは、そのまま商品を「購入」するかもしれないですし、比較・検討するために「資料請求」や「問い合わせ」をするかもしれません。
継続的に情報を得たいために「会員登録」をする可能性もあります。

サイト内でしっかりとコンバージョン導線を描くことで、コンバージョンの達成率がアップする確率は高まっていきます。

※関連記事:オウンドメディアは収益化できる?CVが取れない理由とその解決策

採用

採用を強化したい企業であれば、人材確保のためにオウンドメディアを使うこともできます。

自社の社風や理念がイメージしやすいオウンドメディアを制作し、「一緒に働いてみたい」「こんな企業で働いてみたい」と思わせるような魅力的なコンテンツを打ち出すことで、人を集めやすくなります。

また、採用する側とされる側のギャップを防ぐことにも繋がります。
求人媒体を利用して採用活動を行うのも1つの手段ですが、オウンドメディアを通して応募してきた人は、通常の求人媒体から応募してきた人よりもその企業のファンである可能性が高いです。
そのような人材は、内定辞退や採用後の離職などのリスクも低く、企業側にとってもメリットが大きいことが窺えます。

オウンドメディアとは_採用

※関連記事:採用でオウンドメディアって活用できるの?具体的な活用方法や事例も一緒に解説します。

購買促進

オウンドメディアは、サイトへ訪れてもコンバージョンにすぐに繋がらない場合や、他社の商品と迷って検討しているユーザーなど、準顕在層への購買促進にも有効です。

購買を検討しているユーザーが求めていそうな有益な情報を発信することでコンバージョンに繋がるケースや、スリープ顧客へ向けてお得なキャンペーンを打ち出してでコンバージョンに繋がることもあります。

すぐにコンバージョンに至らなくとも、オウンドメディアで購入イメージを持たせることや企業への信頼度を向上させていくことが「後押し」となり、ユーザーの購買意欲を喚起する効果が期待できるのです。

まとめ

今回は初心者向けの方向けに、さまざまな面からオウンドメディアについて紹介させていただきました。

オウンドメディアとは

  • 自社が所有するサイトやブログのことを指す。
  • WEB広告やソーシャルメディアの補完に有効。(相乗効果を得やすい)

オウンドメディアでできること

  • SEO対策ができる。
  • 広告費の削減に繋がる。
  • 採用強化、認知度アップに繋がるブランディングができる。
  • コンバージョン数の増加に繋がる。
  • 購買促進に繋がる。

オウンドメディアでは、サイトを通じてユーザーへ何を発信したいのか、ユーザーにどのような価値を与えたいのか、そして最終的にはどんな行動をしてもらいたいのかをしっかりとイメージして運営していく必要があります

その点をしっかり考慮して運営すれば、価値あるオウンドメディアになっていくことでしょう。
良質なオウンドメディアで、マーケティングの幅を広げていってください!

※関連記事:プロが教えるオウンドメディアの始め方!成功へのコツと大事なポイント

オウンドメディアの導入を検討されている方へ

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コンサルタントのご紹介 Web幹事 コンサルタント 岩田真 岩田 Web制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

様々なお客様のWeb制作を実際に行ってきましたので、
初心者の方でも安心してご相談ください!

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など基本的な情報も丁寧にお伝えします。

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