ECサイトの種類を徹底解説。ECサイト構築・開設に必要な知識ガイド

ECサイトには、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングのような「プラットフォームに出店するタイプのモール型」や、Shopify・MakeShop・カラーミーショップのような「ASP」などがあります。

ECサイトの構築方法は、ECサイトごとに異なり、初動を誤ると結果に繋がりにくくなります。
そのため、まずは自社の新規開設するECサイトがどの分類に属するか理解することが必要です。

  • 「ECサイトの構築方法には、どのような種類があるのか?」
  • 「種類によるメリット・デメリットを知った上で検討したい」
  • 「自社の業界であれば、どの構築方法が適切か知りたい」
  • 「構築パッケージの有料、無料の違いはどこにあるのか」

本記事では、上記のようなお悩みをかかえたWeb担当者の方に向けて、ECサイトの種類や構築方法、各メリット・デメリットといった基本的な部分から、有料・無料を含めたパッケージ・モールのECサイト構築の種類といった具体例までをご紹介します。

「ECサイトを新規開設したい」「自社に合った構築方法を知り、効率よく売上を伸ばしたい」という方は、ぜひご活用ください。

※ECサイトに強い制作会社をお探しの方は、こちらからご相談ください!

【プロが厳選】ECサイトに強い優良制作会社特集を見る

目次
  1. 1. ECサイトの分類とは?
    1. 1-1. BtoB:企業と企業をつなぐ企業間取引のECサイト
    2. 1-2. BtoC:企業と消費者をつなぐ企業対消費者のECサイト
    3. 1-3. CtoC:消費者と消費者をつなぐ消費者対消費者のECサイト
  2. 2. ECサイト構築方法の種類とメリット・デメリットとは?
    1. 2-1. モール型ECサイト:Amazonや楽天など独自に店舗を出店する構築方法
    2. 2-2. ASP型ECサイト:ECサイト構築サービスを活用した構築方法
    3. 2-3. オープンソース型ECサイト:無償で商用利用できるソフトをカスタマイズする構築方法
    4. 2-4. パッケージ型ECサイト:ソフトベンダーが開発したECソフトを活用した構築方法
    5. 2-5. フルスクラッチ型ECサイト:0からECサイトをシステム・デザインから開発する構築方法
  3. 3. 【コラム】ECサイト構築時の注意点とは?
    1. 3-1. 月商規模や目的にあわせて構築方法を選ぶこと
    2. 3-2. しっかりとした実績のある開発会社に依頼すること
  4. 4. 有料・無料利用可能なECサイト構築のパッケージ・モールの種類とは?
    1. 4-1. 有料でECサイトの構築をサポートしてくれるパッケージ・モール
    2. 4-2. 無料で商用利用可能なECサイトの構築をサポートしてくれるパッケージ・モール
  5. 5. ECサイトの種類まとめ

ECサイトの分類とは?

まずはECサイトの分類を確認しましょう。区分によりECサイト構築に求めるものが異なります。
これから皆さんが運営するサイトが、どの分類に属するのか考えながらご覧ください。

BtoB:企業と企業をつなぐ企業間取引のECサイト

BtoB(Business to Business)は、企業間のビジネスを意味します。

インターネットやパソコンの普及で、企業間の情報収集や決済もデジタル化が進みました。
企業向けのビジネスでも、消費者向け同様ECサイトの運営が成り立つ環境になってきています。

BtoC:企業と消費者をつなぐ企業対消費者のECサイト

BtoC(Business to Customer)は、企業から消費者に対するビジネス。
Amazonや楽天市場、ヤフーショッピングなどのECモール等各企業が独自に運営するECサイト。

国内におけるBtoC市場の成長は大変著しく、今後もますます発展する市場です。
また、ターゲットは国内ユーザーだけではありません。

海外ユーザーもターゲットになりうるため、市場規模はさらに大きくなります。

CtoC:消費者と消費者をつなぐ消費者対消費者のECサイト

CtoC(Customer to Customer)は、消費者同士のビジネスです。
フリマアプリの「メルカリ」や「ラクマ」、オークションサイトなどが代表的なサービス。

2019年のネットオークション市場規模1兆1,200億円のうち、CtoCが3,569億円を占めていることを踏まえると、市場の規模の大きさが伝わることでしょう。
同様にフリマアプリ市場の規模も、4,835億円にまで拡大しました。

フリマアプリの初登場が2012年だと考えると、市場拡大のスピードに驚かされます。

ECサイト構築方法の種類とメリット・デメリットとは?

実際にECサイトを構築する場合、さまざまな方法があります。

選ぶ方法によってコストや開始までの準備期間が異なるため、まずはその種類と、それぞれのメリット・デメリットについて確認しておきましょう。

モール型ECサイト:Amazonや楽天など独自に店舗を出店する構築方法

Amazonや楽天市場、ヤフーショッピングなどのECモールに出店する方法です。
モール内にサイト構築ツールが無料で提供されているケースが多く、初心者でもサイト構築が簡単。

メリット

構築費用が低く容易且つスピーディーに初期投資を抑えて出店できる

構築ツールが無料で提供されているため、構築の初期費用を抑えることができます。
ECモールに地名度・集客力があり、仮に無名の店舗でもある程度信頼され、集客が見込めます。

デメリット

独自ドメインでなく、また顧客に向けたキャンペーンなどカスタマイズ性が低い

ECモールに出店する際、独自ドメインは使用できません。
サイトデザインや顧客向けキャンペーンの自由度も低く、多数ショップの中個性を出す難しさも。
モール自体に集客力はありますが、同業他社も多く差別化するための工夫が求められます。

また、構築に関する初期費用は抑えられるものの、月額料金が発生したり、注文の決済のタイミングで手数料を支払う必要など、継続的に維持費用がかかる点にも注意が必要。

そしてECモールのルール変更やイベント開催によって影響を受ける点もデメリットと言えます。

ASP型ECサイト:ECサイト構築サービスを活用した構築方法

従来のECサイトは、業者に依頼し作成してもらう方法が一般的でした。
しかし、現在ではインターネット上のクラウドサービス型ECサイト構築サービスを活用することで、初期投資を抑えてECサイトをスタートすることが可能となっています。

メリット

インフラやパッケージの購入なしに初期投資を抑えて出店できる

ECサイト構築に伴う初期費用を大幅に抑えることが可能。
インフラ投資やパッケージ購入が不要である点は大きなメリットと言えるでしょう。

デメリット

モール型同様にシステム外の対応ができず、カスタマイズ性が低い

ECサイトを運営するにあたり、独自性を出したいと思ったとしても、ECサイト構築サービスが提供している範囲外のカスタマイズはできません。
同様の構築サービスを利用している他社との差別化が難しい点もデメリットのひとつです。

オープンソース型ECサイト:無償で商用利用できるソフトをカスタマイズする構築方法

無償かつ商用利用が可能なソフトを使用して、ECサイトを作成する方法です。
ソースコードも開示されているため、専門知識があればカスタマイズの幅も大きく広がります。

メリット

ライセンス費用がかからずカスタマイズも柔軟

無償ソフトのため、永久にライセンス費用がかからないこと、モール型ECサイトやクラウドサービス型ECサイトに比べ自由度が高いことは、大きなメリットといえます。

デメリット

都度のシステムの更新にコストがかかる・専門知識が必要

カスタマイズの自由度は高いものの、求めている内容を形にするには専門知識が必要。
社内に技術者がいない場合は、別途で費用が発生します。

セキュリティ面も自社内で対応が必要なため、システム更新の度にコストが発生。
公開されているプログラムにバグが存在しているケースもあり、注意が必要です。

パッケージ型ECサイト:ソフトベンダーが開発したECソフトを活用した構築方法

ソフトベンダーが開発したECソフトを活用して構築する方法です。
一定のライセンス費用が必要ですが、その分セキュリティに対する安心感があります。

メリット

デザインやカスタマイズ性が高くオリジナルのECサイトの出店ができる

オープンソース型ECサイトと同様デザインやカスタマイズが自由で独自性を出しやすいです。
他社との差別化が図りやすいため、ブランディングに注力したい企業などに向くでしょう。

ライセンス費用を払うことで、セキュリティ面のカバーも期待できます。

デメリット

パッケージ導入費用やインフラへの投資とやや初期費用がかかる

パッケージの導入、サーバやネットワークへの投資など、必要となる初期費用はやや高額。
初期投資をできるだけ抑えたい場合には不向きです。

フルスクラッチ型ECサイト:0からECサイトをシステム・デザインから開発する構築方法

「フルスクラッチ」という言葉の通り、既存のものを流用せず、全くの新規で、すべてのシステムを開発するECサイトを意味します。

メリット

どのようなデザイン・システムも意図するままに構築してECサイトの出店ができる

ゼロから構築するため、不可能なデザイン・システムはありません。
ECサイトに求めたい内容を全て盛り込んで構築し、他の構築方法を超えた独自性を出せます。

デメリット

デザインの設計やシステム開発から始めるため初期投資費用が莫大にかかる

あらゆるのニーズに対応できる一方、多額の初期投資が必要。
小規模のECサイト構築の場合は、初期投資を回収することが困難となる可能性もあります。

そのため、大規模ECサイトを構築するケース以外には不向きといえます。


各ECサイト構築におけるメリット・デメリットをお伝え説明しましたが、具体的な金額を知りたいと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

下記ページでは、ECサイト構築費用と料金相場について解説しています。
自社予算と目的を照らし合わせながら、ぜひ参考にしてください。

ECサイト構築の費用と料金相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】

【コラム】ECサイト構築時の注意点とは?

ECサイトと言っても、その方法や費用は大きく異なるとお分かりいただけたかと思います。
ここからは実際にECサイトを構築するにあたって注意すべき点を解説していきます。

月商規模や目的にあわせて構築方法を選ぶこと

例えば月商見込みが少ないにも関わらず、多額の初期投資をするのは現実的ではありません。

越境ECを開始して細かな点をカスタマイズしたいにも関わらず、テンプレート化した構築方法を選ぶのも問題です。

「マーケティングのノウハウがない」「ECサイトの知識が乏しい」「手厚くサポートして欲しい」状況では、最初はECモールから始め、経験を積んだ後独自サイトに移行する方法もありえます。

一方、既に商品名が浸透しており、顧客がECサイトを待ち望んでいる状況であれば、ECモールの集客に頼る必要は無し。すでに強いブランディング力がある場合も同様。
そういった場合は、独自ドメインでの出店が良策でしょう。

このように月商規模や目的によって、ベストな構築方法は異なります。
自社のノウハウや経験に基づき、最適な方法を見極めてECサイト構築方法を選択しましょう。

ECサイトの構築方法についてはこちらの記事も参考にしてください!
ECサイト構築&通販システム比較45選|モール・ASP・ECパッケージ・開発会社の手法別料金

しっかりとした実績のある開発会社に依頼すること

ECサイトを制作するWeb制作会社は多数存在しており、良し悪しがわかりにくいもの。

実績や経験、知識はそれぞれの業者ごとに大きく異なるため、ECサイトにて結果を出したいのであれば、実績豊富、かつ自社が求める目的の実績豊富な業者に依頼することをおすすめします。

有料・無料利用可能なECサイト構築のパッケージ・モールの種類とは?

ここからは有料・無料別にECサイトを構築する上で役立つパッケージ・モールをご紹介します。

有料でECサイトの構築をサポートしてくれるパッケージ・モール

有料のパッケージ・モールは、サポート機能は当然、豊富なテーマ設定や決済機能などが充実。
以下に、代表的なパッケージ・モールの特徴を紹介していきましょう。

豊富なテンプレートでサイトの構築をフルサポート「Shopify」

Shopifyのページ

「Shopify」は国内向けショップから越境ECまで、国を越えて多くの企業で取り入れられているパッケージ・モール。2017年、カナダから日本に参入しました。

70種類を超えるテーマの設定に加え、デザインのカスタマイズも容易です。
100種類以上の決済サービスや国ごとの自動課税など、豊富なサポートは「Shopify」ならでは。

この細かなところにまで手が届くサービスは多くの支持を集めています。

関連記事日本、海外のShopifyの評判を徹底リサーチ!費用からデザインまで

どんな業界・ジャンルにも対応できる「MakeShop」

MakeShop

「MakeShop」は流通総額7年連続No.1を誇るパッケージ・モール。最大登録商品数は50,000点。
初期費用+月額費用のみのシンプルな料金設定で販売手数料は一切かかりません。

コーディング代行やデザイン代行サービスもあるため、専門知識な知識がなくとも運用が可能。

また、BtoBオプションを使うことで、会員制・卸サイトの構築も可能です。
既に500社以上が導入しており、使い勝手の良さには定評があります。

業界やジャンルを問わずECサイトが作れる点は、「Make Shop」の大きな強みでしょう。

販売手数料0円で低コストに運用できる「カラーミーショップ」

カラーミーショップ

「カラーミーショップ」は、国内最大級のネットショップ作成サービス。
2005年の開始から、今では全国40,000店にまで増加しました。

カラーミーショップの特徴は、販売手数料0円、決済手数料が割安である点です。
また、売上規模が拡大した後も低コストでの運営が可能です。

初期の構築サポートも「部分カスタマイズ」「デザインフルカスタマイズ」の2パターンから選べるため、予算や規模に応じて選択できます。

無料で商用利用可能なECサイトの構築をサポートしてくれるパッケージ・モール

次に、初期費用無料で商用利用可能なパッケージ・モールをご紹介します。

初期投資をできるだけ抑えたい、最初は小規模からスタートしたいとお考えの方向けのタイプから、大規模ECサイト運用の実績豊富なタイプまであります。

誰でも簡単にノンストップでサイト構築ができる「BASE(ベイス)」

BASE

難しい知識不要、直感的にECサイトを構築できることで人気の「BASE」。

初期費用、・月額費用は0円で、無制限に商品を登録できます。
無料テンプレートを元に、HTMLを使ってカスタマイズすることも可能。
また、クリエイターが作成したデザインを有料にて購入することもできます。

「BASE」は500万人が利用するショッピングアプリに自動表示され集客効果が期待できます。
クーポン発行やプッシュ通知の対応もスムーズで、フォロワーとの相互作用にも一役かっています。

特に若年層をターゲットとしている場合は高い効果が見込めるでしょう。

無料で使えるオープンソースのECサイト構築と言えば「EC-CUBE」

EC‐CUBE

「独自性の高いECサイトを構築したいが、フルスクラッチ型ECサイトの導入は規模的にも予算的にも難しい」と考えている方におすすめのECサイト構築が「EC-CUBE」。

独自構築の良さと、オープンソースによる安心感の両方を兼ね備えています。

サーバ設定やインストール不要のクラウド版「EC-CUBE」も用意されているため、最初はクラウド版から、規模が拡大したらオープンソース版へといった使い方も可能です。

大規模アクセスや外部連携機能に強い「EC-Orange」

EC-ORANGE

ECサイトの規模が拡大すると、大規模アクセスへの負荷に耐えうるシステムやセキュリティ強化など、求められる内容が増加。越境ECサイトを検討中の場合、現地の商習慣に順応する必要も。

「EC-Orange」は基幹システムとの連携やマルチテナントの実現など、多数の機能を実装。
高負荷の環境下でも安定したパフォーマンスを発揮するほか、外部連携機能も強化しています。

BtoB・BtoC・越境EC・グローバル対応・オムニチャネルなど、様々な分野に能力を発揮します。

ECサイトの種類まとめ

本記事ではECサイトの種類について詳しくご紹介しました。
理解が深まり、自社の目指すべき方向性も具体的にイメージが描けたのではないでしょうか。

ECサイトの新規構築・成功のためには、信頼できる実績豊富なWeb制作会社との出会いが重要。
自社の目的と関連したサイトの制作実績が豊富であれば、なお望ましいでしょう。

  • どうやって制作会社を探せば良いかわからない
  • 自分でWeb制作会社を探している時間がない

という方は、当サイト「Web幹事」にご相談ください。
Web幹事は、実際にWeb制作を経験した「プロ」が、あなたに最適な制作会社を見つけて紹介するサービスです。あなたの予算と目的にあったEC制作会社を紹介します。

コンサルタントのご紹介 Web幹事 コンサルタント 岩田真 岩田 Web制作会社を設立し、
3年間で上場企業を含む50社以上制作に携わらせていただきました。

様々なお客様のWeb制作を実際に行ってきましたので、
初心者の方でも安心してご相談ください!

「まずはEC制作の相場の情報を教えてほしい」などのご相談にも対応しております。
また、紹介された制作会社に必ず発注する必要もありません。お気軽にご相談ください。
相談料・紹介料は完全無料。1営業日以内に返信いたします。

ECサイトに強い制作会社を紹介してもらう